好き勝手楽しく過ごすだけ。そのはずだった   作:すつぬ

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初投稿(大嘘)
ちなみに本当に適当にやっていくだけです。面白みは、なすです。


出会いとは、いつも唐突に現れるもの

「よっこらせっ。…かぁぁ!重すぎる。重すぎるぞぉ!」

 

クソ!こうなるぐらいだったら畑の近くで作るべきだった!なんでガレージなんかにおいたんだ俺は!完全に砂をなめてる。いや事実なめてたんですけど…腰が砕けそうだ。

 

肥料づくりとは奥深いものでその土に適したものを使わないと、上手く作用しない。いや別に今に始まったことじゃないんだけど、あれよあれよと、これか?こっちのほうがいい?これもいいなぁ!とか、アホみたいにやってなきゃそこまで時間がかかるものではない。それこそ、適当に効率度返しで肥料とか言われてる市販で売られてるものを適当に散りばめればある程度カタチにはなるものだ。

 

ただ、めんどくさい。肥料の為に、わざわざ本国まで船を出さなきゃならないのは、ひじょーにめんどくさい。

 

 

 

俺の住んでるこの無人島はそれこそ人っ子一人いない。なぜ俺みたいな若造が購入出来たのかも怪しいレベルだ。

海の方には堤防やらテトラポットなんかもあり、島の中心にはこれまたバカでかい『鎮守府』という看板が当時のまま被さった両施設みたいなのお家が丸々一軒。元々何かの施設だったのか分からないが、鎮守府の上には大きな風化して所々読めない。ただ鎮守府という文字は読める状況。

電気や水の心配も無く、電気は屋上に置かれたソーラーパネルが、水は…水は、どうなってるんだろう。少なくとも使えてるから特に困ったことはない。

 

そんな無人島がまさかの1億円で買えた。いやまぁ、宝くじの力とはいえ、何で買えたんだろう。まぁそもそも聞いてた話とはだいぶ違うし。

 

元々の話じゃ電気やガス、水道はもとより使えない話だった。そりゃそうだ。無人島なんだから。そもそも鎮守府って言う施設がある事自体知らなかった。というか、教えられなかったのだ。

色々謎は多いいが、気にしたら負けなのだ。それにここに住み始めてすでに5年。住めば都というもの。ちなみに、その電気、ガス、水道の謎問題はほとんど解決してる。

 

「はぁぁぁ!!はぁ…はぁ…。なんとか巻き終わったぜ!…さぁてと、後は水まきして…適当に数ヶ月経過を見て…それからぁ…」

 

《おーい人間、こっちの罠作り完了したぞー。今度は何処に設置する?》

 

「んあ?…あ〜…どうすっかなぁ。いつもの所でいいんじゃないか?タコとか取れるし。アジが取れたらいつも通りアジフライでも作ってやるよ」

 

《本当か?!人間の作るアジフライなるものは最高に美味しんだ!ジャーちょっくら仕掛けてくるー》

 

「ういー。気おつけろよー。…うん、なんかもう慣れた。自分の環境適応能力には感謝しかしてない」

 

成人男性の手のひらにすっぽりと収まるほどのサイズ間の人型のふよふよした生物。彼女ら…?彼ら…?は、自分自身の事を『妖精さん』と自称しており、手先の器用さを自慢してくる謎の生物だ。

 

姿を現すようになったのは、つい数週間前ほどの出来事。俺がそろそろ頃合いと見た柿の干物の様子を見に行った時だった。もぐもぐとほっぺを大きく膨らませながらおいしく召し上がってた彼女を見かけてからだ。

 

それからだ。事あるごとに俺の前に現れるようになった。主にメシ中に。

 

《人間さんの作るご飯はどれも美味しい!》

《人間さん人間さん!これはどういうふうに料理するの?》

《ぽてと…ちっ、ぷす…?油で、お芋を揚げたもの…?ん!?なにこれぇ!?うんめぇぇぇぇ!!??》

 

そして、気づいたらメシに関する事にだけ関わるようになった。さっきの肥料問題もそうだ。肥料は妖精さんが作ってくれたものだ。…俺の伝達ミスでガレージにどっさり積まれてたのを、俺がリレー方式で畑に撒いてた。

 

そして最近じゃ、《美味しいご飯をもっと食べたい!》という食欲の下、自作の罠を作っては海のほうで新鮮な魚を罠に引っ掛けては持ってきてくれる。

 

どういう原理か、この無人島にはあるはずも無い糸や針金などを錬金術の様に生み出しては、ソレを罠に改良してる。手先が器用とはいえ、無いものを生み出すのはどういう原理なのだろうか…。

 

そして、どうやらこの妖精さん達は、元々ここに住み着いていたらしい。いわば部外者はほぼ俺である。彼らの住処を急に住み着いたのが俺とのこと。

何より、あの妖精さん達こそがこの設備のインフラを整えた生物張本人だったのだ。ソーラーパネルは自作で、海からの漂流物でそれっぽい物を作ったと言っていたし、水道は地下に水質ろ過装置なる物をポンプでくみ上げ、ガスに至っては…うん。何言ってるか分からなかった。

なんか、ろ過装置からあぶれた不純物をあーだこーだしてガスに変換してとか、意味のわからないことを言ってた。

 

んでもって、それもどれも俺が困ってそうだったから作った物らしい。ハテナである。

 

《人間さんが困ってるから作る》

《人間さんが美味しい物を作ってくれるから、作る。》

《人間さんが喜んでくれるから作る!》

 

何かと俺を気にして作る。そんでもって、彼女らが求める者は、『俺の手料理』と来た。

 

《この為に私達は生きていてる》

《うんめぇうんめぇ…!疲れが取れる…取れるぅ…!》

 

もうね。1人でひっそりくたばりたくてここに来たのに、気づいたら妖精さんって摩訶不思議生物にメシを作る料理人とかしていた。

 

まぁ、これはこれで新鮮だし、何よりご飯のレパートリーが増える増える。現実離れしていて感覚が麻痺してるが…まぁこんな生活も悪くないなと思い始めてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《人間さん人間さーーん!!大変!大変だぁぁ!》

 

今日も今日とて日課の畑作業をしてる時だった。慌てたように森の方からちっちゃな手をブンブン振りながら跳んできた。

 

普段ふわふわしてるからか、ふわふわした喋り方してる為、こんなに慌ててる姿は初めて見る為少し不安な気持ちが溢れてくる。

 

「んおー、どうしたどうした。なにがあった?」

 

《人間さん!早く早く!こっち!こっち来て!艦娘が!吹雪ちゃんが!!》

 

艦娘…?吹雪ちゃん…?また妖精さんの不思議用語かな…?

普段は触れられないように接してた妖精さんに、手首のワイシャツを引っ張られる。相当焦ってるのか…てか、意外と力強いのね妖精さん…

 

 

 

 

 

《ん〜…僕達じゃ流石に運べないなぁ…》

《この子、前進ボロボロだよ!早く入浴させないと!》

《でも、僕達じゃ万が一さらに怪我させちゃうよ!とにかく今は入浴の準備してる子達が戻ってくるまでは》

 

《おーーいみんなぁぁぁ!人間さん連れてきたよぉぉ!!》

 

「ちょっとまってちょっとまって!妖精さん早い!早いから!!俺地上だから!森の中デコボコしてるから!はうわ!!」

 

ずざぁぁ!!っと森から急にコンクリートにきり替わったから足躓いた。久々にこんな綺麗にコケたかも。

 

「ってなにぃぃ!?セーラー服の…お…女の…子…?」

 

横たわってる女の子の周りには、3名の妖精さんが。俺を見た途端アワアワしていた。盛大にコケたからな!

 

《あ!あわわ!人間さん大丈夫!?》

 

「そんな事よりその子は!?生きてるのか…!?」

 

この際、この子の手になんか物騒な物取り付けられてるのは度返しだ。へ、変に触ったらご発泡してあの世行きだなぁとかそんなこと思ってないよ。ほ、本当だよ。

 

《生きてる。生きてるけど…もう長くない早く入浴させないと》

 

「お、お風呂に入れるだけでどうにかなるとは思えないけど…」

 

低体温症とか、そんな状態なのか…?しかし少女の状態はすこぶる悪そうだ。頭から血が出てるし、両足には、ものすごい切傷。何かか掠ったように、服が所々千切れている。…そこから、鮮血がたらぁと垂れていた。

 

《彼女たちの入浴は、回復する為の大事な工程なんだ!人間さん!お願いだけど、彼女を入浴室まで連れて行ってもらえないかな?!》

 

「そ、それはいいけど、い、いったい何処まで…」

 

 

《おぉぉーい!こっちは準備できっって人間さん!?》

《ナイスタイミング!人間さんを入浴室まで案内して!僕達は彼女の武装を…!》

 

今一瞬物騒な言葉が聞こえたんですけど。え?武装?

そう言うと、4名の妖精さんが彼女に着けられていた装飾みたいなものを取り外していった。なんか『ガコンっ!』って重々しい音が聞こえるんだけど気のせいかな。

 

《よし!これで完了!人間さん!!》

 

「あーもう…何が何だか…よっこいしょ!」

 

とりあえずお姫様抱っこでヒョイッと持ち上げる。んー!軽!ご飯食べてる?!

 

《に、人間さん!?お、重くないの!?》

 

「へっ…?むしろ軽すぎるんだけど…。て、てか!思ってても女の子に重いとか言わないから!」

《!…と、とりあえずこっち!ついてきて!》

 

ビューンってとんで行く妖精さんについていく。あれよあれよと鎮守府内にある俺が普段使ってる風呂場とは違う、銭湯のようなお風呂に連れてこられる。

若干、ポカポカと暖かい熱気がお風呂場内に充満しており、浴槽には、温泉のような緑色のお湯がはっていた。

 

「え、これって服とかって…」

 

え?まさかここにきて最大のミッション来た…?俺無理よ?

 

《そのまま入れちゃって!彼女達にとってその服も立派な武装だから!》

 

え?こ、このまま?え、ええぃ!

 

「それじゃぁ…ええとぉ…ご、ごゆっくり…?」

 

なるべくゆっくり彼女を湯船に入れる。うーん。なんか危ないよなぁ…。よし!頭にタオル乗っけて、首元を巻ける枕もセットして…よし!気持ちよさそうだ。

 

「これでオッケイ?」

 

《う、うん。大丈夫だと…思う》

 

「了解。…多分、俺いると邪魔…だよね?後のことは任していいかな…?」

 

そう言うと、小さくコクリと頷くので、俺はその場を後にした。

 

艦娘に、妖精さん。俺が知らないうちに異世界転生してましたぁ♪…ってわけじゃ、ないよな……?




妖精さん
ありとあらゆる物をそれとなく、なんとなくで複製、作成可能。艦娘という戦艦の擬人化である彼女達をサポートする為に生まれた存在。今は人間さんである彼の力になる為に己の技術をフル活用する

人間さん(名前未定)
この物語の主人公。生きるのに疲れた男は、気まぐれで買った宝くじで10億円を引き当て、前々から思っていた『誰にも知られず、ひっそりと死にたい』という願望を叶える為にこの無人島に引っ越してきた。持ってる技能、船舶免許。年に1度、本国へ島では作れない物だったりを買い出していたが、ある日からそのものが自然湧きするようになり、3年前からは本国に行っていない。

艦娘
3年前から各地域で存在を確認され始めた艦娘と言われる不思議な生物。同時期に海に深海棲艦といわれる人類の敵に対抗するために、艦娘達はその力を人類の為にと力を振るう。人間離れした身体能力と力は、助けるはずの人類から恐れられている。それでも彼女達は人類の為にと力を貸す。それが、例え、余計なお世話だとしても

吹雪
吹雪型1番艦駆逐艦。ある鎮守府で作成された少女。彼女は生まれてからすぐに戦場へと駆り出された。こんにちに至るまで。今回はいつも行く海域とは遠くの方に飛ばされ、燃料が切れ水没する寸前の所を妖精さんに助けられる。所々にある弾丸の後は、人類のためにと戦い続けた傷跡である。



こんな感じで、駄文が繰り広げられております。よしなに。あ、駄文タグつけときますねか(ニッコリ)
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