タイトルが適当なのはいつも通り。
てか今気づいたんですけど、この作品のバーに色がついてるんですけど。いろんな人に評価されるような作品を書いてるつもりは全く無かったので、開いた口が塞がらない状態。本当…ありがとうございます。
まだ一月も経ってない作品ですが、自由気ままに書いていくので、ほんと、気が向いた時に『しゃーなしで読んでやるかぁ!』程度に読んでやってください。評価値を頂けるだけでも嬉しすぎで失禁するので、過度に期待を持たずのんびり読んでください。重ねて、評価してくださりありがとうございます!
『…フム。タマ二寄リ道スルノモ、悪クハナイナ。』
目の前に轟沈して沈んでいく2体の『仲間』を見つめる。魚型の造物は言葉を交わさないから心が痛まなくていい。
『サテト…。貴様モ、コンナ辺境ノ地二飛バサレテ災難ダナ』
意識が朦朧としてるベレー帽を深く被った少女を見つめる。魂の在り方は…うん。まだこの子は『堕ちてない』
『シカシ安心シロ。オマエノ夢ヲ叶エテクレル、ソンナ場所二連レテ行ッテヤロウ。』
そして私は、来た道を戻る。裏口からこっそり。確かここらへんには…
《あっ……》
ビンゴ。
『チョウドイイ所二。コノ子ヲ頼ム』
なるべく刺激しないよう、近くの砂浜に横たわせる。
不思議そうに私を見つめてくる。まぁ、深海棲艦である私が艦娘を抱えてきたら、そんな反応にもなるか。
『タダノキマグレダ。ソレト…フム…ソウダナ……フッ』
ある男の顔を思い浮かべる。あいつは最近やる事が無くて暇だと投げていた。奴にとって面倒事は最高な暇つぶしだろう。
『提督二イヤガラセダ』ニコッ
昼寝から起き廊下に出たら、何やら妖精さん達が慌ただしく動いていた。
《こっちこっち!なるべく慎重に!》
《あいやー!》
《武装はこっちに回してー。ちゃちゃっと直しちゃう》
《そいやっさー!》
「んーー?何事?」
「あっ!司令官さん!ちょうどいい時に!!」
少し汗の書いた吹雪ちゃんが息を整えながら俺の前で止まる。
「この騒ぎは何事?」
「実はついさっき、響さんを入浴させてまして…。今は響さんの武装やらを妖精さんが運んでる最中でして…」
はて?響さん…?また新種の艦娘とやらですか…?
「質問」
「えっ?!あっ、はいっ!どうぞ!」
「響さんとは」
「…?……。!そ、そうでしたね!ご、ごめんなさい…。私の説明不足でした。」
俺の質問にポカンっと口をあけていた。吹雪ちゃんの背景に宇宙が現れた後、思考がコチラに戻って来たのかハッとしたように声を上げると綺麗な頭下げ。
「響さんは、私と同じ駆逐艦の娘なんです!妖精さん達が浜辺で彼女が倒れてる所を目撃して、急いで入浴の準備を。わ、私は…特に何もできなかったんですけど……」
バツの悪そうに頬をかきながらそんな事を言う。
「そんなことないよ。とりあえず状況報告ありがとね。吹雪ちゃんは気にせず夕飯の準備を。とびきり美味しいの頼むぜ」ナデナデ
「っっ!♪♪はいっ!♪お任せくださいっ♪♪」
そう言うと吹雪ちゃんはクネクネしながらもキッチンのあるほうへと姿を消していく。
《人間さん…今起きたの…?》
「あう。今起きた。」
《もっと早く起きて来て欲しかった……》
《僕達で数十人でやっと…》
《でも吹雪ちゃんの時は人間さんが軽々一人で…。やっぱり人間さん化け物だぁ…》
恐らく、その艦娘である響さんを運んだであろう妖精さん達が、ぐったりした様子でふよふよ横切っていった。
《とりあえず、入浴は問題なく終わったよ…。後は、お部屋なんだけど…前回吹雪ちゃんを運んだお部屋で良いかな?》
「全然問題ないよ。ちなみにいつごろ完全回復する見込み?」
未だに入浴で回復って意味わかってないけど、まぁお風呂にも疲労回復効果あるし、多分そう言う感じの原理なんだろう。難しい事は俺には分からないし、現に何事もなく回復してるから考えないどく。
《んーとねぇ〜…恐らくぅ…8時間…11時間……ぐらいかな?轟沈寸前だったっぽいし、回復まで凄く時間かかるかも》
轟沈寸前って、要は死ぬ寸前だったって事か。
ん?でも待てよ?死ぬ間際の娘が浜辺で倒れてる?近くで何かあったら警報がなるように改良したって妖精さんが言ってたが、その警報は…?
「近くで戦闘でもあったのか…?それなら警報は」
《あー…その事何だけど…。うーん…なんて言ったものか……にわかには信じられないんだけどぉ〜…》
《深海棲艦の娘!あのクラゲ頭の娘が連れてきてくれたんです!》
「なるほど。たまたま帰ってる途中に見つけたって訳か。」
妖精さんが困惑するのも無理はない。本来艦娘と深海棲艦はヌッコロし合う関係。ましてや深海棲艦なんて、一応『人類の敵』という肩書までついてる。『人類の味方』である艦娘を拾ってくるなんて本来ありえない状況だからな。
しかし、ヲ級ちゃんをそんじゃそこらの深海棲艦と一緒にされちゃー困るぜ!アイツはボケもツッコミも出来るオールラウンダーだからな!…俺ヲ級ちゃん以外の深海棲艦しらんけど!!
「ヲ級なら何も問題ないな。今度お礼に牛丼でも作ってやるか…。」
ただでさえお魚しか知らない子だからな。お肉なんて食ったら吹っ飛んで行くんじゃないだろうか
《…人間さんはあの深海棲艦の事…》
妖精さんのこの不安げな顔。迷っているんだろうな。それでも俺にも俺の意思がある。敵だからといって、たかが焼いた魚一匹で顔を輝かせる娘が悪い子なはずない。そもそも俺には深海棲艦が敵なのか艦娘が味方なのかも未だ分かってない。
ただお互い、話したら見た目相応の可愛い反応をする娘達としか思ってない。なら俺のやることは変わらないし、考えも変わらない。
「ヲ級は俺の友達だよ。良かったら妖精さん達も話してみてほしい。見た目はちょっと怖いかもだけど悪い子じゃないからさ」ニコ
《……人間さんは、そうなったら…嬉しい…?》
「そりゃ、俺の友達同士が仲良くしてるんだ。嬉しいに決まってる!」
妖精さん達も言っちゃえば友達みたいな所あるからな。友達同士が仲良くなったら、俺も嬉しい。
《………………。♪…分かった♪人間さんの言う事は叶えたい。》
《うーん…それって…良いのかなぁ…。》
《良いも何も、人間さんの頼みだよ?叶えたいと思うのは間違った事?》
《人間さんが決めたなら♪》
《僕もー♪人間さんは良い人何だから、人間が良い人って決めた人はきっと良い人だよー♪》
なんか、ワチャワチャし始めた。皆思う節はあるだろうけど、如何せん俺がこうだからな。悪いが慣れてくれ。
夕食が出来た吹雪ちゃんが俺の部屋に尋ねてくれた。
基本的にお昼ご飯が各々で、朝飯と夕食は集まって食べるようになっていた。
そして、今、目の前で一口サイズに切り取ったハンバーグをこちらに向ける吹雪
「はい司令官さん♪あーん♪」
「ふ、吹雪ちゃん…?流石にあーんは恥ずかしいといいますか…絵面的に苦しいといいますか…」
必死に言い訳を…
「あーん♪」キラキラ
うぐっ……!そ、そんなキラキラした目で俺を…俺を!!
「っ……あ…あーん……んっ、美味っ」
完璧な火入れで焼かれたハンバーグはホロリと口のなかでほどけ、なかからジュワッと肉汁が広がる。
玉ねぎの優しい甘みと、ゴロッとした人参の食感が食を飽きさせない。そして、鼻から抜けるほのかな酸味…
「赤ワインか…?」
「っっ♪はいっ!ソースはさっとアルコールを飛ばした赤ワインをベースに作りました♪実はその赤ワインも、妖精さん達が作ったものらしいですよ?」
それ、酒造法に引っかからない…?大丈夫…?確か個人でアルコールを発生させるのって罪に問われなかったっけ…?
ま、まぁ?こんな島に人が来るわけないだろうし…?き、きっと大丈夫だよね?そ、そうだよね?
「しかし…吹雪ちゃんのご飯はいつ食べても美味しいな…。こりゃ旦那さんができたらうらやましい限りだな」
っと、コレセクハラになるな。最近は何とかハラスメントにうるさいからな。
「っ…♡…式は、何時にします…?♡」
「はは!気が早いな♪例え話だっつぅーの。それに吹雪ちゃんみたいな美人さんだったら、こんなおじさんよりも他に」
「私は…何時でも構いませんよ…?♡」
近い近い近い。ずいっとこちらにひっついてきた。
太ももに手が添えられる。スリスリと…。
「……吹雪ちゃん、お食事中。食べづらい」
「………。…はーい。全く…釣れないんですから…。」
こんなおじさんからかわないでクレメンス。マジで危なかった。
「吹雪ちゃんは、本当に俺をヒヤヒヤさせるのが上手いな…。」
「そんな事ないですよ〜?…でも、私は何時でも構いませんからね♪」ニコ
ここに不用意に「何を…?」とは聞いてはいけない。なぜだがそんな気がする。
「ははっ…」
「ふふっ♪」ニッ
乾いた笑いが出た。
妖精さん
深海棲艦と人間さんが仲良くしてる事に少しの不安があった。思いっきて人間さんに質問し、思いのほかシンプルな回答に不安がバカらしくなる。結局の所、妖精さん的には人間さんの意向で動く。そこに艦娘とか深海棲艦とかは、特別関係ないというのが妖精さん全体の総意と言うことになった。
ヲ級
後日、牛丼なる物を食べ吹き飛んでいった。
吹雪
最近、色々遠慮を無くしギリギリを攻めるようになった。
事故を装ってお風呂に突撃したり、お布団にこっそり潜り込んだり
人間さん
吹雪のは、ちょっとしたイタズラ程度しか思っておらず、毎回少し笑った後にポンポンと頭を撫でる。もともと自由に生活していいよと言って、本当に自由に生活するようになって若干嬉しい。ただ今回のようなガチっぽいイタズラは心臓に悪いらしい。自身のことをおじさんと自称しているが、30前半とおじさんと言うに少し早い年齢である。
響
暁型駆逐艦の二番艦。倉庫のような暗い部屋に帰っては、次の出撃まで目を瞑ってただ横になるだけの人生だった。太陽の日差しが好きで、出撃は嫌いだが、唯一日差しのある所に行ける機会が出撃しかないため、彼女の生きがいは日差しのある部分に出ることだけ。