Re:ゼロから半端に関わる異世界生活 作:ハツカデバコンタクト
運がない
裕福な家庭に生まれて、わがままを言っても叶えてくれてとても甘やかしてもらった。
親ガチャからSSRだった
何もわからなかった。倒れるまで。
急に電源が切れたようにぷつりと止まった
―――何が、
熱い
風のときの熱さとは比較にもならない規格外の熱
思考と意思をすべて燃やして燃焼させて焼却させて
でもそれも薄れてきている。
中間がなく急に熱がつめたさに変わる
震える、でも、感覚じゃわからない、自分を離れてみているように、でも震えている
めがぼやける。
暗く、ぼやけて、ねむい。
――ねちゃ、ダメ
こんなことになるならちゃんと謝っておけばよかった家を出なければよかった、
会社を継ぐ話が出て急に責任を負うということが近づいてくるようで、
自分が大きな何者かになるような自信がなくて、
親から守れなくなるのが怖くて、
そのツケが回ってきた
―――ごめんなさい
何に謝ったのか。もう二度と会えないであろう両親にだろうか、それともこんな運命にした世界にだろうか。どちらにせよ死ぬのは私が失敗したから、それだけだ
顔に地面がある、ついてる、倒れてる、
動かない、動けない
冷静なのかそれとも逆か
そんなことばかり頭の中に出てくる
傷はどれくらいなのか、どこなのか わからない
体に力が入らない、自分が溶けてすべて傷口から漏れていくような恐ろしい感覚。
自分が消えていく、自己が、薄れていく
恐ろしい
いかないでわたし
もどって
いやだ
気づかなかった
声も出なかった。出るのは赤。赤い赤い赤。
血。
自分が広がっていく、
地面へ
染み込んで
汚れて
ああ、何もできなかった。
なにもしなきゃよかった
こんな
中途半端に
関わったから
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくないいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだいやだ
まって
まだ
あ。
「ふぅ、アッツー」
家に帰ってきた女性。一直線に風呂場へ向かう。別に広い家でもないので玄関から洗面所までは短い。肌にべたりと張り付いた服をノールックでそこらに脱ぎ捨て、バックを浴室ドアの横に、中から中身が少し漏れ出たが気にすることはない。
バーンと思い切りドアを開ける。
シャワーを浴びるため、赤色と青色のマークのついたカランを捻り、微温湯に調整、逆を捻って水を出す。
「ぁあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ぁーー、生き返るぅぅ 」
くしゃくしゃと乱雑に髪を解かして水を染み込ませる。
目を瞑ってこの快感を味わう。
やはり、家の前に着きそうなら汗は拭かずに流し落とす方が気持ちがいい。
今日はキャンパス行ったあとにサークルでカードを触ってきた
長ったくすでに知ってる知識の隣をなぞるような講義を乗り越えて
唯一の楽しみと言ってもまあ過言。また別に趣味もある
でもやりたいことをする時間は何モノにも代えがたい
人と会話しながらすることが特別好きだ、相手とのやり取り、その相手としか無い唯一無二のコミュニケーション。
打ち解けたら会話は苦ではなくなる
水が心地良い、だがこれだけでは足りない、全身洗ってしまおう。
夕方前からさっぱりさせたあとの冷房の気持ちよさも、今のシャワーに匹敵するだろう。
両手で前髪を上に思い切りあげて、これも気持ちいい、というか楽しい。
水滴のついた鏡をみ
?
緑だ
謎である。私の家の鏡ははいつから青々とした緑色を映すようになったのだ。
は?
手を伸ばすが、何も掴めず空を切る、鏡は?
横に手を伸ばす。壁に当たらない、先ほどまでの湯気は?
熱を感じない、換気扇はつけずに入った、湯気で周りは白く見えなければならない、
それどころか風を感じる、水を感じない、肌に日差しも感じる。
周りを見渡す
(へ?)
私の、、、家は???
浴室ではなく、外
床ではなく
私は芝生に立っていた、
「え? は?」
まずいまずいぞ、遂に熱に参って幻覚が見え始めたのか?視界に限らず風も日差しも感じてて触覚もおかしいのだが、夢か?本当は浴室でぶっ倒れてたり。
日本の夏は私を殺すまで来たか?頭にハテナしか出てこない
「と、とりあえず、叫んどくか」
いやなんで叫ぶんよ、
頭の中は真っ白でそんなことも思わなかった。
息を重っいっきり吸う、吸う、吸う
そして
「キャーーーーーーッッ!!」
吸ったが、私が叫ぶ前に背後からたっけぇ声が飛んできた
(なんでよ私に叫ばせなさいよ)
吸った息は全てため息へと変換された。
ええ、私。城野真倉、今年で19。大学行きながらカードシャカシャカしたりゲームしたりで、親から逃げてたんだが、
ここでリタイアァ!!
なんと!お屋敷にびしょ濡れ全裸で不法侵入してしまいした!!
コレは警察行きですねぇ、、、強制送還カナァ?
とは行かずに、
「大丈夫ですかな?」
「ええ、まぁ」
優しい方々で、即通報とはいかずに、お屋敷の中に入れてくれました。こんな不審者に良くしてくれるなんて。タオルもらって応接室みたいなところに通された。事情聴取かな。
まぁ急にここにきた、なんて言われたら頭飛んでると思われて同情もするな、優しい人ね
「それで、あそこにいた理由はわからないのでありましたかな?」
「あぁ、はい、そうです。」
わさわさと貸してもらったタオルで髪を拭きながら答える。
白髪で黒服で、いかにも執事とかそんな感じの人だ、めっちゃいい家なんだろうなココ
うちにもこんなひと、、、いないって言おうと思ったけどいたわ。
中世風な建物だから金持ちの家なんだろうな。こういうの広い土地にダーンとあるかんじだし
「もとはどこに居らしたのですか?」
「あぁ、自宅でシャワー浴びてて目を開けたらあそこでぼったちで、、、」
「な、なるほど、、、?それはえー大変でしたな」
あーマズイですよ、コレは完全に信じてない目ですよ、そりゃ言ってる私も信じれないからなぁ!!
あ、服とバックは有ったぜ!側にな!ラッキー!なぜよ。
なんでだろう、普通こういうのって裸一貫で飛ばされて事件になったりするもんじゃない?律儀に服とバックとが周りにあったんだ、、、わからない、、、考えることが多い、、、
「・・・・えー・・と」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
そして気まずい空気早くも会話のネタ切れか?
というか聞くべきことがたくさんあるけどツッコミどころが多すぎて悩んでるのかも
私会話のデッキ少ないから現状の話しかできないんだけど。
私から話せないって!!そちらからもムズいけど!!そんな感じで俯くしかない
「まもなく、ラインハルト様が参りますので、もうお少しお待ちください」
ああよかった家主待ちだったのね、
そりゃそうだ。事態を知っとくべきは家主じゃんね。
「あっは、、、、、、え?」
待て
今なんて言って―――
背後から扉が開く音がして
「やぁ、キミが話であった女性か」
声
振り向いて、そこにいたのは
燃えるような濃い赤髪に蒼い澄んだ目をしたイケメンもといチーターの――、
「ラインハルトだぁ、、、!」
ああ??
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
えーと、つまりぃ?
こんなリアルなラインハルトのコスプレイヤーがいるか?いやない(反語)
現実から逃げるな、、いやこれが現実逃避なこともヤバいけど、
わかった、ぺきかんで完全把握、私は日本のどこかの豪邸に飛ばされたんじゃなくて、リゼロの世界まで飛ばされたんだ、、、
ラインハルトの家に、全裸で
いや、は?
何が起こったのかはわかったけど何故が分からん。
「大丈夫かい?」
「あ、、は、い」
頭を抱える私の視界に顔面暴力男がフェードイン
やっばいモノホンじゃぞ!!
これはもう確信かも
一旦納得、、、、、する、、、、一旦。
「私はここで失礼致します。」
「ああ、」
そそくさと使用人たちが部屋の外へ行った。
ラインハルト分のお茶を淹れにでも行ったのか
「さて、まずは自己紹介を。」
「僕は 当代の剣聖 ラインハルト・ヴァン・アストレア 」
「それでキミは何故ここの庭に居たのかな?流石に疑っているよ、ただ入り込んだだけじゃないだろう。何が目的なんだい」
やばい、早速突っ込まれたが、
「と、言われましても、私も気づいたらあそこに居て、なにをしようとかも」
あぁ最悪、こんな所に連れてこられたなんて、、、
剣聖様がこっちを見ております。全部見透かされそうで怖い。
「ふむ、嘘は付いてないように見えるね。わかったよ」
自分じゃわかんないけどどんな焦燥顔してんだろ
「信じてくれるんですか?」
「ああ、僕は良い人を見分けるのは得意だからね、疑って済まない。それで、えーっと」
「あ、
「そうか。マクラ、キミが分かる範囲で構わない。キミがココに来るまでのことを教えてくれないか」
えーーどこまで伝えたらいいのか、どこまで伝えていいのか、、、、
ここで教えるものによっては、、、どう扱われるかわかったもんじゃない
あーやばいこっち見てる目をつぶって思い出してる感をば演出せす
「私は城野真倉、19歳、猛暑の中の用事終わりで水を浴びていた所裸のままでここの庭にいた」
「そうか、水浴び中に裸で、、、裸で?裸で庭にいたのかい?」
イケメンの驚き顔。見たことない気もする
「ああ、うん私もおかしいと思うからその反応に対しては何も言わない方向で行きます」
「それは、、、大変だったね」
なんか、、、小説のキャラから同情されるとなんか心に来るものがある
「何故飛ばされたとかは、、、」
「いやぁ、全くもってちんぷんかんぷんで」
手ブンブン顔ブンブン
「そうか、ちんぷん、、、とりあえず今日はココに泊まって行くといいよ。何かするにしても今日はもう遅いしね」
「え、いいの?」
「あぁ、女の子を夜遅くに外に一人にするなんて騎士のすることではないからね」
「ぃ、イケメン、、、」
「いけめん?ってのは褒められてるのかな?」
「褒めてる褒めてる!めっちゃくちゃ褒めて、、、!」
あれ、マズイ?このやりとりスバル君もやってた気がするなぁ、、、
なんか後から変な繋がり疑われそうだなぁ、、、
「マクラ?」
ウワッ! イケメンが顔をのぞいてくる!
「いや、OK OKなんでもないわ」
「おーけー?というのは?」
「あーもう私疲れちゃったなぁ!!」
これ以上喋ったら何でもかんでも言っちゃいそう。スタンスを決めていない今余計な情報を落としてはいけない。
「.....そうかい?まあ急に人の庭に飛ばされて戸惑っているだろう。では、部屋を案内させよう」
「ありがとう」
とりあえずここで全部決めるのは無理だ
コレから先のことはぜーんぶ明日の私へ丸投げしとこう
「........マクラ、詳しい話は明日話そう」
「うん、分かったわ。あ、分かりました」
「思い出したように敬語だね、タメ口でいいよ。僕もマクラって呼んでいるし」
笑顔で手を振って見送るイケメン
ズルい
ひとまず1話はここまでで