自殺した底辺ガノタ、女神にチート能力もらえたけど世界を救わないといけないらしいです。 作:妄想癖大先生(自称)
作者はUCの袖付きが大好きです
文弱にしてAIと二人三脚でやります
ある夏の蒸し暑い夜、21歳の無職・佐藤一郎は自分の部屋の天井にロープをかけていた。
「もう、いいだあろ……」
バイトも続かず、親に金をもらいながらゲームとアニメに逃げ続ける日々。人間関係は崩壊し、将来の希望はゼロ。SNSで流れる他人の輝かしい人生を見るだけで吐き気がした。一郎は椅子を蹴った。
意識が暗転した瞬間、眩い光が彼を包んだ。
「ようこそ、死んだニートさん」
柔らかな声が響く。そこは純白の神殿のような空間だった。目の前に現れたのは、金髪碧眼の美しい女神。露出度の高い神々しい衣装を纏い、優しく微笑んでいる。
「え……自殺、成功したんすか?」
「ええ。あなたは死にました。でも、私はあなたに機会をあげましょう。この世界『アルテリア』を救ってほしいの。魔王軍が大陸を蹂躙し、勇者たちは次々と倒されているわ」
女神は指を鳴らした。
「報酬として、特別な力を授けます。『モビルスーツ無限召喚能力』。あなたが望む限り、ガンダムシリーズのあらゆるモビルスーツを召喚・運用できるわ。燃料も弾薬も無限。メンテナンスも不要。そして……」
空間が歪み、巨大な影が浮かび上がった。
「あなたの『移動拠点』として、宇宙世紀の戦艦『レウルーラ』を一隻、丸ごとプレゼント。格納庫も満載よ」
一郎は呆然とした。
「マジすか……ガンダム世界の技術が、異世界で無双できるってこと?」
「その通り。でも、最初から全部は出さないでね。物語を楽しまないと」
女神はくすくす笑った。
「名前も新しくしましょう。あなたが決めていいけど時間をかけすぎないでね?」
「新しい名前かぁ(おれはガノタ兼ミリオタ、よし軍艦の名前とパイロットから取ろう)んー、、、葛城レイ!これに決めた!」
「では、行ってらっしゃい。世界を救いなさい、レイ」
光が爆発し、レイの意識は再び飛んだ。
気がつくと、彼は冷たい金属の床の上に倒れていた。周囲は薄暗く、機械の低い唸りが響いている。空気は無機質で、微かに油と金属の匂いがした。
「ここ……船の中?」
立ち上がると、目の前に巨大な窓——ブリッジのメインスクリーンがあった。外は異世界の空。青い空に浮かぶ雲海、そして遠くに広がる緑の大地。
「レウルーラ……本当に貰ったんだ」
レイは興奮を抑えきれず、艦内を歩き始めた。能力を行使すると、頭の中に艦の構造図が浮かび上がる。まるで最初から自分の体の一部だったかのように。
格納庫へと向かうエレベーターに乗り、下降する。重厚な扉が開くと、そこは広大な空間だった。天井が高く、複数のモビルスーツが整然と並んでいる。袖付きギラドーガ、ギラ・ズール、そして——
「うおっ……!」
中央に、赤い輝きを放つ機体があった。金と赤の装甲。禍々しくも美しいシルエット。片膝をついた姿勢で、レイを見下ろしているかのようだ。
「シナンジュ……!」
格納庫の照明を浴びて、まるで生きているように存在感を放っていた。レイはゆっくりと近づき、その巨大な手に触れた。冷たい金属の感触。けれど、心臓が熱くなるのを感じた。
「……待てよ。なんか静かすぎないか?てか誰が操縦してるんだ?」
格納庫内をぐるりと見回す。確かにモビルスーツはいる。しかし、人影が一切ない。整備兵も、オペレーターも、誰もいない。レイはブリッジに戻り、艦内システムを呼び出した。
「艦内AIなんてあるんだ、おーいいるか?」
【はい、マスター。艦内管理AI『marisa』、起動しています】
AIにありそうな声が響いた。ホログラムで現れたのは、マネキンのような顔だった。
「マリサ……いい名前だな。状況報告。食料と水の備蓄は? 乗組員は?」
【食料・飲料備蓄はゼロです。乗組員もゼロです。レウルーラは艦体とモビルスーツ群のみの受け渡しだったようです。空腹で戦うのは厳しいかと】
「マジかよ……女神、細かいとこ抜けてんな」
レイは頭を抱えた。無限召喚できるのはモビルスーツだけで、食料までは出せないらしい。最初から異世界の物資を確保する必要があった。
【提案します。現在位置から南東へ約180km、空中飛行艇都市『セレスティア』へ向かうことを推奨します。交易と情報収集に適した中立都市です】
「了解。そっちへ向かえ」
レウルーラは静かに浮上し、異世界の空を切り裂いて飛行を始めた。二時間後、雲海の上に姿を現した白い浮遊都市。これが、葛城レイの新たな戦いの序章となる。
艦内AIの「marisa」はガンダムセンチネルのAIが「ALICE」だったので東方と掛けました小ネタ大好きマン