偽園さやかはオカズになりたい   作:苗木推しのサヤカー

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※偽園さやかは原作通り(?)に退場したい

舞園さやかです。

今、お腹に包丁が刺さってます。

 

前回、苗木君に狙い通りにパンツを見せられて大満足した私は、原作通りに動機ビデオの視聴と部屋の交換イベントを行い、桑田君を部屋に呼び出して返り討ちにされました。

桑田君は私の死亡確認もせずシャワールームを飛び出していったので、今頃私の(元々は苗木君の)部屋で粘着テープクリーナーを使って必死で髪の毛を掃除していることでしょう。

 

さて、私が死ぬまで時間がありませんが、それまでにやらなければならないことがあります。

一つはダイイングメッセージ。苗木君達に裁判で勝利してもらうためには、原作通りの証拠品は絶対に残さないといけません。

 

そしてもう一つ、私にとってはこれがとても重要なことなんですが…

 

 

 

 

パンツが見えるエッチな遺体になる必要があります。

 

『またこいつ変なこと言い出したよ』って思いましたよね?分かりますよ、エスパーですから。

少し説明が難しいんですが、まずは私の話を聞いてください。

 

他作品からの例えで申し訳ないですが、○田一少年シリーズの最初の被害者、日高○絵さんみたいな感じですね。

パンツ丸見えの状態で遺体が発見され、主人公の回想シーンの度にパンツまで思い出されてしまう、そんな被害者として苗木君の記憶に残りたいんです。

ただ一つ、気をつけなければならないことがあります。

 

遺体の状態でパンチラする以上、モノクマファイルによって全員に私の遺体の写真が見られてしまいます。まあ、苗木君にパンツを見せるための必要経費として割り切るのでそれは良いんですが…

問題は、あまりにあからさまな脚の広げ方をすると、他の人達に言及される可能性があることです。憧れの舞園さやかが他の人たちによって辱められるのを見るのは、苗木君には辛すぎると思います。

なので、『舞園本人にはそのつもりが無かったけれど、仕方なく見えてしまっているんだな。』という感じのパンチラをする必要があります。見えてるのは間違いないけど自分からその話題に触れるのはちょっと、という感じを出せるかが今回の肝です。

 

残った力を振り絞って、体温が下がっていく体を何とか動かします。原作では舞園さんの太腿が内向きにぴったり閉じていましたが、その両脚をほんの少しだけ開きます。シャワールームの壁の出っ張りにうまく脚を引っ掛け、片膝が立つように体勢を整えれば…

後はスカートを少し捲っておきましょう。右手は骨折しているので、左手を使って自然な感じに整えます。

よし、これで理想のパンチラ事件現場の完成です。苗木君の網膜にもピンク色の布地がくっきりと焼きつくことでしょう。

 

ちなみに、桑田君の鬼気迫る表情が思ったより怖かったので、少しおしっこを漏らしてしまっています。パンツや太ももをおしっこがつたってびしょ濡れです。せっかくなのでもう少しだけお漏らしして、エッチな水たまりを作っておきましょう。

あまり大きすぎると、捜査の邪魔になっちゃいますけどね。

 

それにしても、桑田君には悪いことをしました。ですが、これも原作通りにストーリーを進めるため。後でモノクマファイルとして舞園さやかのパンチラ写真が手に入ると思うので、どうかそれで許してください。

 

しまった、ダイイングメッセージを書くのをすっかり忘れていました!

急いで左手の人差し指に血を付けて、後ろの壁にLEONと書き残します。

あーどうしよう、意識が持たない。Nがちょっとかすれちゃった気がするけど、もう書き直す余裕は無さそうです。

後は苗木君が気づいてくれることを祈りましょう。

 

そうしているうちにそろそろ限界です。今ここで目を閉じたら、私は二度と目を覚まさないでしょう。

でも大丈夫。苗木君たちは必ず、原作どおりに絶望を打ち倒してくれるから。

コロシアイで犠牲になった私達のことを、ずっと覚えていてくれるから。

私はあなたを信じています。大好きだよ、苗木君。だから、

 

 

 

 

これからもずっと私のパンツで、いっぱいシコシコしてくださいね♪

 

 

 

 

 

<side:ナレーション>

 

読者の皆様、本小説をお読みいただきありがとうございます。

ダンガンロンパシリーズのチュートリアル担当、天の声こと“ナレーション”でございます。

まさかこの私が語り手としての出番をいただけるとは、ありがたい限りでございます。

 

さて、現在の状況といたしましては、苗木様達が舞園様のご遺体を発見し、モノクマ様から学級裁判の説明を受けたところでございますね。

自分の部屋で被害者が殺されていたことから、苗木様は皆さんに疑いの目を向けられながら、捜査を開始することになります。

今は傷だらけになったご自分の部屋をあらかた調べ終え、これからシャワールームの捜査をするようです。

 

動かなくなった舞園様を前に、彼はいったい何をお思いになるのでしょう。

視線がスカートから覗く彼女の下着に吸い寄せられるたび、そんな自分に嫌気が差しているような、そんな表情をしております。

舞園様もお人が悪いですね。

そんなことがありながらも、苗木様は十分に捜査を完了したようです。

 

苗木様はご自身が疑われている状況でも、積極的にご学友の皆様に聞き込みを行いました。

全員と話を終えたあたりで捜査時間が終了、学級裁判へ挑むこととなります。

その結末は…“原作”をご存知の皆様には、もはや説明は不要でございますね。

 

私の説明は以上となります。

この物語の行く末をご確認のほど、よろしくお願い致します。

 

 

<side:苗木誠>

 

舞園さんを殺害したクロ、桑田君が処刑された。

桑田君が殺人を犯したのは、舞園さんが桑田君を殺して卒業しようとしたから。

それでもボクは、舞園さんのことも、桑田君のことも、悪く言う気にはなれなかった。

 

学級裁判の終了後にモノクマが言ったとおり、舞園さんの痕跡は、キレイさっぱり消えてしまっていた。

それを食堂のみんなに報告して少し話した後、夜時間の校内放送が鳴ったため解散となった。

3人の仲間を失った喪失感を抱えながら寝る準備をするボクの元に、今一番会いたくない来訪者が現れた。

 

モノクマ「やっほー、苗木クン!」

 

「……何の用だよ、モノクマ」

 

モノクマ「ひどいなぁもう、せっかくいい物を持ってきてあげたのに」

 

「……」

憎悪を込めてにらみつけるボクの無言の抗議を無視して、モノクマは喋り続ける。

 

モノクマ「学級裁判で優秀な成績を修めた苗木クンの為に、スペシャルなご褒美を用意しました!」

 

そうしてモノクマが投げて寄越したのは、モノクマファイルに載っていた舞園さんの死体写真だった。

 

モノクマ「モノクマファイルと同じものを、苗木クンのためにブロマイドにしてあげたよ!」

 

「ふざけるな!」

 

怒りのあまりモノクマに掴みかかろうとしたボクの顔面に、湿り気を帯びた何かが投げつけられる。

 

モノクマ「学園長への暴力は校則違反だよって何度言わせるんだ!全く最近の子は気性が荒いなぁ…」

 

そんな声を聞きながらボクは顔にぶつけられた何かを確認すると、

 

 

それは、捜査中何度も視線を吸い寄せられた、

見覚えのあるピンク色の、舞園さんのパンツだった。

 

モノクマ「捜査中もずっとムラムラしてた苗木クンへの、2つ目のご褒美がそれだよ。

     苦労して死体から脱がせてあげたんだから、感謝してよね!

     あ、洗濯はご自分でお願いします。じゃ、ばいなら」

 

好き勝手に一人で喋り終えると居なくなったモノクマに、ボクは怒りを通り越して呆然としていた。

いったいどこまでボク達を馬鹿にすれば気が済むんだ。

ボクはしばらく放心した後、舞園さんのパンツとブロマイドを持ってシャワールームに入った。

 

 

閉めたシャワールームのドアに背を預け、ボクは左手に持っていたブロマイドの中の舞園さんを眺めた。

部屋中を満たす血の色。二度と開くことの無い瞼。ぐったりとした身体。お腹に刺さった包丁。

そしてスカートと太腿の間から僅かに覗く、ピンク色のパンツ。

 

捜査時間にシャワールームに入ったとき、彼女の下着から染み出た水たまりからは僅かなアンモニア臭が漂っていた。

舞園さん、きっとすごく怖い思いをしたんだろうな。

右手に持っていたパンツを握る手に力がこもる。

ボクは、彼女を助けることが出来なかった。

どんなことをしても絶対に、ボクがキミをここから出してみせる。そう、約束したのに。

キミは、ボクのことを信じてくれたのに。

ボクは、キミの信頼を裏切った。

 

今だってそうだ。

キミが殺された真相を解き明かさなければいけないのに、捜査中にキミのパンツにばっかり目が言ってしまう自分を何度も嫌悪した。

それなのに、今もこうしてキミのまなざしを思い出しては、汚らわしい欲望がわき上がってくる。

 

「ごめん、舞園さん。ボクは、最低な人間だ。」

 

ボクはシャワールームの床に座り込んでブロマイドを床に置き、左手にピンク色のパンツを持ち替えて自分の鼻に押し付けた。

いつも彼女から香っていた異性の香りと、僅かに主張するアンモニア臭。この世に残された彼女の痕跡を感じながら、ボクは空いた右手でズボンのファスナーから飛び出させた欲望の化身をしごき始めた。

 

「舞園さん……舞園、さん……」

 

いくら名前を呼んでも、彼女のぬくもりを感じても、もうあの人は戻ってこない。

 

「舞園さん、ごめんなさい……」

 

ボクが、彼女を守れなかったから。

 

「キミとの約束、守りたかった」

 

そんなボクが生き残って、あまつさえ彼女を辱めている。

 

「ボクは、キミのことが」

 

そんなことを口に出す資格なんて、ある筈ないのに。

 

 

ボクが本当に許せないのは、彼女との約束を破っておきながら、

 

「好き、だったんだ……」

 

未だに彼女のパンツに心を奪われている、このボク自身だ。

 

 

 

 

 

自分勝手な白い欲望を吐き出したボクの意識は、そのまま闇の中へ沈んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

『舞園さやかのパンツを手に入れた。』

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