「できたー!!」
「おおー!!」
ついにカヅキがレールガンを完成させた!こいつはジェットパックにもなるバックパックに背負える二丁のレールガン、名付けてAegis Wing!とんでもない威力を持つこの銃はアビドス砂漠に風穴を開けることができるぞ!
「やべえよ....人間に打つ威力じゃねえだろこれ」
「確かにな.......オートマタとかに使うにしても過剰火力だよなこいつ」
普通に考えて人間に打つ代物ではない。完全なロマン武器だ。
「まあいいや!ホシノたちに自慢しに行こうぜ!」
「いいねえ!結構久しぶりじゃないか?アビドス行くの」
「まだ一週間とかそこらだろ」
「まじ?毎日行ってたからひさそぶりに感じるわ。」
「まぁいいだろそんなこと!行こうぜ!アビドス!」
────────────
ブロロロロロロロロロロ......
「やっぱ車あると便利だねえ」
「だなー」
俺たちは車でアビドスに向かっている。やっぱ車あると便利だね!
「ん?あれホシノじゃないか?」
「あれ?ほんとだ、なんでこんなところに?」
「おーい!ホシノー!」
「ぁ........」
なぜか砂漠のど真ん中にいるホシノに声をかける
「ごめん.....なさい」
「えっ、どうしたいきなり?」
「ごめんなさい、ごめんなさい......」
「どうしたんだよ!?なにがあった!?」
「ごめんなさい....!私のせいでユメ先輩が....!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさ「ホシノ!」!」
涙を流しながら謝るホシノをカヅキが止める。
「どうした!?ユメ先輩になにがあった!?」
「喧嘩....しちゃって...........学校......こな、くて、家........いったら、いなくて........」
「!?まじかよ!?」
ユメ先輩が行方不明らしい。まさかアビドスをさったということはあるまい。あの人はホシノを見捨てたりしない。じゃあ砂漠で遭難!?数日経ってるのはまずい!
「ホシノは一旦アビドスに帰って寝ろ!お前何日も寝てないだろ!」
「で、でも」
「でもじゃない!そんなんじゃ見つかるもんも見つからないだろ!」
「俺たちでユメ先輩はなんとか探しておく!今は寝てきてくれ!行くぞカヅキ!」
俺たちは車に乗り込み急いでユメ先輩を探しに行く。手遅れじゃないことを祈りながら........
───────────
[グガアァァァァァァァァァァァァァ!!!!]
「あはは、こんなことになるなんてなあ.....」
ホシノちゃんに怒られ、砂嵐を起こしてる機械があると聞いて探しに行ったら大きい蛇に襲われてボロボロ......
「結局、何もできなかったなあ......」
ただただ後悔しか出てこない、もっと自分が役に立ってたら違ったのだろうか、そんなたらればの話しか出てこない。
そんなことを考えていると蛇が口に光を溜めていく。
「嫌だなあ.....」
死にたくない。まだまだホシノちゃん、カヅキくん、レイトくんと楽しく笑い合っていたい!
「みんな、
「させるかああああああああああああ!!!!」
ドゴォォォォッ!!!!!!
「大丈夫ですか!?ユメ先輩!!!!」
「レイ、トくん?」
「はい!レイトです!助けに来ましたよ!」
「レイトくん.......う、うわ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ん゛!!!」
私は子供のように泣きながらレイト君に抱きつく。私を助けてくれたレイト君はとても、綺麗に見えた。
「大丈夫.......大丈夫です。あなたは生きてます。」
「レイト、あいつ、全く聞いてねえみてえだぞ」
[ギャオオオオオオオオン!!!!!]
「まじかよ」
「ユメ先輩!」
「な゛、な゛に゛ぃ゛?」ベソベソ
「とりあえず涙拭いてください」
「いいですか?車に自動運転で病院に行くよう設定しました。乗ってください。」
「それじゃあ2人が!」
「大丈夫ですよ」
「俺たち」
「「最強ですから」」
そういい2人は武器を構える。
「さっ!行ってください!」
「新武器のテストしたかったんで好都合です!」
「.....うん!2人とも!生きて帰ってきてね!」
───────────
「さて.....」
「どうする?」
「んー、あの硬さだしなあ、そのレールガン、最大チャージってどれくらいかかる?」
「大体10分くらいかな」
「OK、10分囮になる。そいつをあいつにぶち込んでやれ。」
「わかった.......死ぬなよ」
そういい、カヅキはジェットパックで空に上がっていく。
[グガァッ!]
「おっと!」バギャン!!
[グガッ!?]
「お前の相手は俺だぜ?」
[グガアァァァァァァァァァァァァァ!!]
おお、キレとるキレとる。悪いがこっちもユメ先輩傷つけられてキレてんだわ。覚悟しろ。
「いくぜぇぇぇぇぇぇぇ!!」
─────────────
「チィッ!」
デカブツがミサイルを撃ち込んできた。それをなんとか回避し、銃を何発か喰らわせる。
[ギャオッ!!]
「まじか!?効いてねえ!?」
銃が効かなかったうえ、近づきすぎて尻尾をぶつけられる。
「グゥッ!?」
[ギャオッ!」
「まじか容赦ねえ!?」
尻尾で吹っ飛ばされたところに、さらにミサイルが撃ち込まれる。
「ええい!」
なんとかミサイルを避ける。これじゃあ十分も持たない!
『苦戦しているようですねえ』
「その声....!黒服さん!?」
ドローンが現れたと思ったらドローンから黒服さんが話しかけてくる。
「まさかあんたが!?」
『そうです。あなたの今の状態の戦闘データを撮りたかったのでね』
「クソ豆があ......!」
「あいつはなんなんですか!?」
『あれはデカグラマトンの三番目、違いを痛感する静観の理解者、ビナーです。』
「ビナー!?」
『できればあの状態の戦闘データを取りたいのですが.....まああれはあなたが死にかけないと無理でしょうしね、今回はその状態のデータを取らせていただきます。』
「勝手にしといてください.....!」
どうやら黒服さんがこの状況を作ったらしい。マジでふざけんな....!クソ黒豆!今度ぶん殴ってやる!
「デカグラマトンってなんですか!?」
『デカグラマトンとは、キヴォトスの旧都心廃墟で行われていた「神の存在を証明、分析し、新たな神を創り出す方法」を研究していた組織と、それを支援していた私たちゲマトリアによって作り出された対・絶対者自律型分析システムです。
やがて都市は破壊され、研究の実在すら忘れられるほどの年月がたった時、誰もいない廃墟でそのAIは宣言しました。
「Q.E.D」と。
証明、分析、再現の過程を経て新たなる神は到来しました。
己の神命を預言する10人の預言者とパスを拓き、新たな「天路歴程」を開始、彼の者の神性を証明する過程は間違いなく、セフィラと呼んで遜色ありません。
自らを「音にならない聖なる十の言葉」と呼称する者。それこそがあの、DECAGRAMMATONです。』
「なるほど!要は神の紛い物ってことですね!」
ならば話は早い、機械ならば壊れるはず、あれのフルチャージで壊せないなんてことはないだろう。
「んじゃこいやぁ!!!」
キュイーーーン.......
なんだ?ビナーの口に光が集まって.....まずい!
アツィルトの光
─────────────
──────────
───────
「ガハッ!」ボタボタ
避けられなかった。しかも結構もろにくらっちまった。
「左腕はもうダメだな.......」
左腕はさっきの光でダメになった。やばいな、このままじゃ死ぬ
「って!砂の津波!?」
ビナーが砂の津波を放ってきた。俺はそれをなんとかジャンプして避ける。
「なっ!?グハッ!」
ジャンプして避けたところに、ミサイルが降り注ぐ。
「ゴフッ、ヒュー、ヒュー......」ボタボタ
血が身体中から流れ、意識が飛びかける。
「トドメを刺そうってか?」
ビナーがだんだんと近づいてくる。トドメを刺そうとしているのだろう
「なあ?忘れてねえか?カヅキのこと」
瞬間、曇っていた空の一部の雲が吹き飛ぶ。
「フルチャージ!照準、システムオールグリーン!発射する!」
[!?]
ビナーがミサイルで撃ち落とそうとする。
「させねえよ」
[グガッ!!]
俺はそれを蹴りで止める
「やれ!カヅキ!」
「いっけええええええええええええ!!!!!!」
カォッ!!!
そんな変な音が鳴り雷が放たれた。
─────────────
「大丈夫か!?レイト!!」
「あー、大丈夫、正直やばいけど」
「無茶しすぎだっての......」
そんなことを言われながらも、カヅキは肩を貸してくれる。
「ありがと.....ゴホッ」ボタボタ
「さ、帰ろうぜ!」
「あぁ......」
ビナーを倒した俺たちは、2人で帰ろうとする。
ドガアアン!!!
「「!?」」
[グルル......]
「まじで言ってんのか......?」
「どんだけしぶといんだよ.....!」
──────────────
「グアァッ!!」ドガっ!!
「ゴフッ!!」ボタボタ
ビナーが生きてやがった。クソッタレが!ゴキブリの要素も入ってるのか!?しぶとすぎだろ!!
「ガァッ!!!」ドガアアアアン!!
「カヅキ!」
カヅキがやられ、あとは俺1人になった。ビナーはミサイルを準備してくる。
「まじかぁ......」
どうやらここで終わりらしい。ビナーがミサイルを撃ってくる。
「ああ、まじかあ─────────
頼んだぞ」
瞬間、7つの雷がおちた
レイト豆知識
レイトの夢は鳥のように自由に飛ぶことです