FSS─翡翠の雷光─ 作:アマテラス、アンタちょっとガメツイよ!
アドラーの荒野に幾つもの遠雷が轟く。野生動物たちは足を止め、周囲を伺い空を見るが一遍の曇りのない青空が広がるのみ。
晴れた空だというとに雷鳴が空気を震わし、野生動物達は瞬時に異変を感じ取ればその場から一目散となって逃げ出した。
数瞬後、一際大きな雷鳴が轟き地面に巨大なクレーターとナニカ翠の巨大な物体が通過する。
常人どころか騎士ですら目に追うことすら叶わない速度で駆けるはリガリエッテ公国が王騎
通常のモーターヘッドの音速突撃を遥かに超える速度を出しているというのにフルゴールは自壊する素振りを見せない。
両の足が踏み込む度にフルゴールの腰から後方へと伸びる後脚のようなユニット両側面からは稲妻めいたエネルギーが放出され、雷鳴とともにフルゴールは加速する。
そして、フルゴールを操縦する
「レイラ! ソープ様たちは!?」
『現在衛星情報をパッキング中、ハッキング完了! 前方約50kmを走行中ですぅ〜! そのすぐ後ろエアドーリーが追跡中! あっ、エンジンが撃ち抜かれましたァ〜!
あぁ!! エアドーリーからモーターヘッドの降下を確認!』
「っべーですわ!! 『アレゴリカ・ユニット』の負荷は!?」
『許容範囲内です! 出力最大にするんですね?』
「その通り! 最高速度でぶち抜きますわ!!」
『あいあいさ〜!』
一際強くフルゴールが踏み込み、電磁斥力推進ユニット『アレゴリカ・ユニット』から強力な電磁場が発生し、ユニット後脚部分と地面が磁力によって反発することでフルゴールへ途轍もない加速力を与えました。
モニターに表示されていた速度は既に普通のモーターヘッドを出せる速度を大幅に超えており、建造したワタクシが言うのもなんですがバカみてぇな速さですの!!
「おほほほほ! こんな場面で言うのもなんですがワタクシ、風になってますわ〜〜〜!!」
『それだと死んでますぅ〜!』
じゃあ、サラマンダーより、ずっとはやい!! ですわ〜〜!
ディグを走らせるソープ。その背にはラキシスがしがみつき荒野の中を追いつかれまいと懸命にアクセルを回し、狙いをつけさせないように何度も方向をずらしながら走り続けた。
しかし、多勢に無勢。追っ手の兵が放ったビームによりエンジン部が被弾しディグの速度が目に見えて落ちてしまう。
加えて後方のエアドーリーの砲撃がついにソープの運転するディグに着弾。咄嗟にソープはラキシスを引き寄せ、運転席から飛び降りた。
爆風に煽られ荒い地面に叩きつけられながらもソープはラキシスを離すまいと抱きしめ、ラキシスも同様にソープから手を離さない。
「うっ、ぐぅ……! ラキシス、無事かい?」
「ッ、はい。ソープ様は?」
「この通りピンピン……ごめん、ちょっときつ〜い!」
全身を滅多打ちにされたような鈍痛に堪らず顔を顰めながらも立ち上がり、ソープはラキシスの手を取り道なき道を駆けた。
目指すのは視界の先にある小高い丘だ。しかし、そんな2人を取り囲むように兵たちが散開する。
それに加えて。
「マスター、うしろ!!」
「うっ?」
ラキシスが声を上げ、ソープが振り返ると即座に顔を引き攣らせた。
エアドーリーの下部ハッチが解放し、内部から3つの巨大質量が落下し地響きを伴って現れる。
舞い上がる土煙を引き裂いて現れたるは────
「モーターヘッド!?」
威圧するように横並びに立つ3騎の
「たかだか2人を追うためだけにそんなの持ち出すなんて大袈裟すぎないかなぁ!!?」
『浅はか、実に浅はかよ! 逃げられると思うたかレディオス・ソープ、ラキシス!!
しかし、ワシとて鬼畜ではない。命までは取らんとも! だが、もしそこから動くのならば…………』
ゴゥン!!
ユーバーの駆るヘルマイネが手に持つ
『その美しい顔を二目と見れなくしてやろう!!』
追い詰められた2人に向け、尊大に告げるユーバー。
「あーあ、こんな弱いものイジメにもならねぇことさっさと終わらせてぇな。なぁ、デコース?」
「うるせーぞトローラ、気が乗らなくても雇い主の命令だ。とっとと捕まえて終わらせるぞ」
「へーい」
それを冷ややかにそれぞれの愛騎の中から見るデコースとトローラの2人。そして、件の騒ぎの原因たるソープは観念したのかそこから動こうとしない。
『ぐっふっふ、さぁ大人しくワシの元に─────
ドォン……
「ん?」
ふと、ユーバーの言葉に紛れるようにして微かな異音をバルンシャの集音センサーが拾ったことでデコースは顔を上げた。
「なんだ? 雷か?」
ドォォンッ……
「雨雲なんて近くにはねぇ。朝のニュースの予報にもここ数日から先の間に雷雨の可能性なんて無かったはずだ」
ドォオオオンッ……!
「なら、この音はなんだ? 少なくとも通常の兵器で出すようなものじゃないはずだ。
それに、少しずつ近づいてきやがる……」
『おい、どーしたデコース? ブツブツと……』
「あー、そうだ。忘れてたぜ……お前がいたよなぁ。なんで今の今まで気が付かなかった?」
デコースに過ぎる少女の姿。そういえば彼女は何故かエアドーリーに居なかったではないか。お披露目会場にはデコースは興味がなく自室で惰眠を貪っていたし、ユーバーに言われるままソープの追跡に駆り出されたのだから無理もない。
自分たち以外にもう一騎、あの少女が一人であくせく組み上げてたあのモーターヘッドが!!!!
『おーまーたー!!!』
ドォォオオオオオオオンッ!!!!
「やっぱりかぁ!!!」
瞬間、落雷が落ちたと錯覚する轟音が響くと同時にソープたちとの間にナニかが着弾し、凄まじい爆煙が巻き起こる。
『な、何事だァ!!?』
『うぉおお!!?』
「ハハハハ、ド派手だなぁ! イリスぅう!!」
『おほほほほほ! 真打登場ですわ〜〜!!!』
煙を切り裂き、突風が吹き荒れソレは姿を表した。
陽の光を反射し、輝く翡翠のごとき鮮やかな翠の騎兵は全長に迫るほど大きさを誇る
『そ、その声はまさか……イリス! 貴様かぁ!? なぜ、お主がそこにおる!!』
「おほほほ! 鈍い頭ですわねぇ! ワタクシが貴方々の前に立ってるのが答えでなくって?」
コクピットの中でモニターに表示される脂汗を流して怒鳴るユーバーの滑稽な顔を見るだけでもこうした手間がありますわ〜!
「ソープ様、ラキシス様! ご無事で?」
『うん、なんとかね……それにしても随分派手な登場だね。城からここまで走ってきたのかい?』
「そりゃ勿論! ワタクシのフルゴールは星団最速でしてよ〜!!」
フルゴールの速さにかかればここまでちょちょいのちょいですわ!
「さーて、デコース・ワイズメル!! あの時の決闘の落とし前つけてやりますわ!」
『ひゃひゃひゃ!! また負けに来たのかおデコちゃあん!!』
あの日負けて以来リベンジを固く誓い、再戦の日を心待ちにしておりましたの。そして訪れた今日! 見逃す理由がありませんわ!!
ソードスピアーを構え、デコースのバルンシャも光剣を抜き放ち互いにその切っ先を突き付け合う。
『トローラ! 後任せた!』
『はぁ〜……へーへー、りょーかいしましたよーっと。おい、ユーバー! さっさとあの二人とっ捕まえるぞ!』
『ぐぬぬぬぬ!! えぇい、あの二人を確保せよ!!』
歯軋りをしながやユーバーが怒鳴り、兵たちがソープ様を確保せんと駆け出します。
「やらせるわねねーでしょ!」
『テメェの相手は俺だろぉーがよぉー!!』
「チッ!! レイラ、フルゴール! 相手は強敵よ!! 気張りなさい!」
『はいお母様! 敵モーターヘッド、デコース・ワイズメルの行動予測演算開始!!
勝利をお母様にあげるよフルゴール!』
迫るバルンシャを前にレイラの演算能力が遺憾無く発揮し、幾つもの行動予測線が表示されました。
レイラとフルゴールの初陣、何度もシミュレーションで練習してきましたが実際に戦うのはこれが初めて。ワタクシも実際にモーターヘッド同士の戦いをするのはカラミティに留学中の時に一度と今回ので二度目かしらね。
「さぁ、気張っていきますわよ〜!!」
アレゴリカ・ユニットを近接戦闘形態へ変形させ、フルゴールは膝を沈み込ませ前進。
最小限の動作で最大の運動エネルギーを乗せ、デコースのバルンシャへと最速最短の突きを放つ。
『甘ェ!』
しかし、デコースは僅かにバルンシャの姿勢を屈め頭部を横へ少し傾けることでフルゴールの刺突を回避。ほんのすぐ真横をソードスピアーの切っ先が通過し、装甲へ掠ったことで火花が微かに散った。
フルゴールと懐へと飛び込んだバルンシャ、両手に握られた光剣を胴体目掛けて横薙ぎの斬撃を振るう。
「ッ!」
『クイック・ブースト始動!』
ファティマ・ルームにてレイラはイーリスの意図を即座に読み取り、手元のコンソールを操作しアレゴリカ・ユニットを稼働。
電磁力が発生し、地面との反発でフルゴールは踏み込みすらせず瞬間移動と見間違うほどのスピードでバルンシャの真横へ回り込む。
『はっ……やっ!?』
「はぁっ!」
『おぉ!!?』
『嘘ォ! これを躱すの!?』
完全にとったと思ったイーリスによる神速のソードスピアーによる斬撃。しかし、デコースは反射的にバルンシャの力を脱力させる。そうすればバルンシャの膝が崩れたことで頭部のあった箇所をソードスピアーが通過し空ぶった。
レイラインは目の前の光景に目を見開き驚愕を露にする。
彼女の予測結果ではこの一撃で終わっていたはずだ。レイラインの演算能力は『A』と高い。しかし、フルゴール搭乗時にはそのパワーゲージが『A3』という数値をたたき出す彼女にとって予測は予知と呼べる精度を誇るというのに、目の前の騎士はこれを経験と勘でねじ伏せたのだ。
しかし、攻撃を行ったイーリスからしたらこの結果は想定の範囲内でありすぐにレイラを叱咤する。
「相手は強敵と言ったでしょう! 性能が圧倒的に上でも経験値は相手が上よ!!
くよくよしてないで次に移る!」
『ッ、はい!』
普段の様子から気弱な印象を受けるレイラだが、切り替えの速さと土壇場の精神の強さは親譲り。イーリスの声にすぐに気持ちを切り替えたレイラは姿勢を正して見据える。
『確かに強いです。だけど、勝つのは私たちです!』
『ぬかせや人形風情がよ〜〜〜!!』
口汚く罵りながらもその剣を振るう手に淀みはなく、ソードスピアーという長物のリーチを殺すためにフルゴールの懐へと飛び込んだ。
アレゴリカ・ユニットを用いて距離を取ろうにも、電磁場を形成するのに一瞬のチャージが必要だ。しかし、デコースはタネは分からないまでも一呼吸という間を与えればイーリスたちにターンを渡すと理解しているために、フルゴールの主兵装のソードスピアーの柄の内側という超近接戦で肉薄し続ける。
「チッ! レイラ!」
『はいっ! ソードスピアーパージします!! それによる重量比バランスのズレを確認。調整開始……調整完了!!』
ここまで接近されてしまえばソードスピアーは重りにしかならない。即座にイーリスは主兵装を投げ捨て前腕部に格納されている光剣を装備、剣戟へと移行した。
投げ捨てられたソードスピアーは宙を舞い、刃の半ばまで荒野の地面へ墓標のように突き刺さる。
「はぁっ!」
『おらおらぁ!!』
袈裟斬り、横薙ぎ、カウンターからのフェイントを織り交ぜた七音剣を
音速を超えた速度で行われる無数の剣戟は傍目から見れば演舞にも見えるだろう。
しかし、互いに剣を交わす者たちは目の前の存在の命を奪わんと殺意を剣に乗せているだけでそのような意図など欠片もない。
『アレゴリカ・ユニット、チャージ完了!』
腰部アレゴリカ・ユニットの装甲表面にエネルギーのチャージ完了を知らせるプラズマのラインが走り、四足獣の後脚でいう飛節部分から伸びた3本の突起から火花が散った。
瞬間、フルゴールが雷光となって駆ける。
『くそっが! やりズレぇ!!』
予備動作もなく、一瞬で姿が消えるフルゴールの超スピードにデコースは堪らず悪態をつきながらも真後ろからの斬撃を捌くのは流石といえる。
『やっぱり、読まれてますわねぇ!』
「どんだけテメェの稽古に付き合ってやったと思ってやがる!!」
コクピットに響く衝撃と剣をぶつけ合う重い手応えにデコースは顔を歪めた。
(クソが! デコチビのこの騎体、一撃一撃がとんでもなく重ェ! もうデヴォンシャの関節がもうへたりかけてやがる!!
どんなエンジン積みゃ、こんなイカれた膂力を出すってんだよ!)
現在戦っているモーターヘッド、フルゴールの振るう剣は過去に戦ったサイレンとは比べ物にならないほどの威力と重さを秘めていた。
一合斬りあった時点でデコースはマトモに切り会うのは不利と判断し、切り結ぶ時は手首のスナップを効かし衝撃を受け流すことで負荷を最小限に留めてはいたが、それでもカバーしきれないほどの負荷をフルゴールは与えてくる。
「面白ぇ!!」
しかし、冷や汗を浮かべながらもデコースの顔にあるのは歪んだ笑み。
デコースは強い。巧く、鋭く、疾い。中古の凡庸なポンコツモーターヘッドにエトラムルであっても三大モーターヘッドの一角、サイレンとバランシェ・ファティマを駆る騎士を含めた複数人を相手にしても楽々に勝てるほどに強い。
そんなデコースと今戦っているのはこの場の誰よりも幼い少女だ。経験不足のところが目立つし、騎体のスペックによって助けられている場面も多々ある。
けれど、けれどもだ。この高揚はきっと己が望んでいたものだ。
「ハハハハハ!! もっとだァ!」
イーリスの戦い方はデコースとの鍛錬という名のじゃれあいによって鍛えられ、動きの端々にデコース自身の面影が見え隠れしていた。
ある意味でイーリスはデコースの弟子であり、師匠なのだ。騎士にとって己の業や技術の継承は悲願といってもいい。
鮮やかな翠、艶消しの灰。
交差、火花、轟音。
一拍遅れ、空気が弾け飛び地面が割れた。
「楽しくなってきたァ!」
デコースの狂笑が響く。
『まだ、まだぁ!!』
イーリスの裂帛の雄叫びが轟く。
かつてないほどデヴァンシャのエンジンが甲高い悲鳴のような駆動音を上げ、それ以上の澄んだ高音を轟かすイーリスのフルゴール。
デヴォンシャが宙を跳ぶ。
瞬間、フルゴールが半身となった。
デコースが置いていた斬撃が空を切り、大地へ深い傷跡を残す。
お返しとばかりにフルゴールの両腕が閃けば離れた丘が両断された。
踏み込み、捻り、切り下ろす。
交わし、逸らし、突く。
身を沈ませ、膝と足裏の屈伸で間合いを一呼吸以下の刹那の瞬きの中で盗む。
相手の動きを予測し、斬撃を置き、一重二重と互いに互いの手の内を知ってるからこそ次にどう動くかを理解できた。
少しづつ、少しづつフルゴールの動きに無駄がなくなり起こりも小さくなる。
レイラインの予測の精度が上がり、イーリスは理解が深まり、フルゴールは更に唄う。
ああ、楽しい。愉しい。娯しい!!
『お母様、セカンドピーク突入します!!』
フルゴールのエンジンから生み出される膨大な余剰エネルギーが稲妻となって放出され、奏でられる歌声は更に細く、鋭く、高く変化する。
既にデヴォンシャの関節は限界を迎え、融解を始めていた。先程から騎体コンディションが危険域へ入ったことを知らせるアラートが鳴り響いているがデコースはそれを敢えて無視した。
最早彼の頭の中にソープとラキシスを捕らえることなど記憶の彼方に飛んでいる。今はただ、目の前の雷光の化身と戦うことしかない。
過負荷により震えるデヴォンシャを無理やり動かし剣を構えたデコースだったが、ふいに視界の端に映る黄金の輝きを捉える。捉えてしまった。
「……ハ?」
そして、意識が一瞬だけそちらへ逸れた瞬間に目を疑う光景を見ることとなる。
いつの間にか現れた
「って、やべぇ!!」
自分が失態を犯したことを察し、即座に意識を戻したところで目に映るのは光剣の構え突撃してくるフルゴールの姿。
そして途轍もない衝撃と轟音がデコースの三半規管を滅多打ちにし額を強く打ち付けたことで視界が眩む。
(ああ、クソッ……自分で水を差しちまった……)
そんな後悔と共にデコースの意識は闇に落ちるのだった。
用語解説
・アレゴリカ・ユニット
フルゴールの腰部に接続されている移動歩脚推進オプション・ユニット。
フルゴールの有り余るエネルギーを電力に変換し、後脚部分へ強力な電磁場を形成。地面との反発を利用して通常では出せない超加速を生み出すことで騎士の動体視力すら振り切るフルゴールのデタラメな機動力を実現させた。
だが、その余りの速さにイー様の動体視力が追いつかないため使用時にはレイラインの設定したコースをなぞる用にしないとあらぬ方向へと突き進んでしまう欠点もある。
本ユニットには目的に応じて形態を変化させる変形機構が実装され、ユニット展開時にフルゴールは半人半馬、神話上のケンタウルスのような特異な外観となる。
加えて非展開時、若しくは近接戦闘時にはコンパクトに折り畳まれる為フルゴールの動きに阻害することはない。
このユニット自体フルゴールの稼働時における排熱と余剰エネルギーを排出する放熱板の役割も兼ねており、損傷若しくは機能不全を起こしてしまえばフルゴール自身の稼働効率を著しく下げてしまうという欠点もあるが、開発者のイー様曰く『背後取れるもんなら取ってみろ』とのこと。実際、騎士ですら見失う速度で移動できるフルゴールの背後をとるのは現実的では無い。
加えて、本ユニットの高速移動時のエネルギー効率がかなり劣悪で、フルゴールのように有り余るエンジン出力があるからこそ実装できたともいえる。もし他の騎体に装備し使用させようものなら即座にエネルギー切れを起こし、移動時の負荷でバラバラになるのは確実だ。
余談だが、理論上は最高速度が光速の3分の1の速度……稲妻とほぼ同じ速度まで出せる。しかし、前述したようにイー様の動体視力が追いつかないので進行方向に障害物があれば激突し、愉快な形の穴ができてしまうだろう。
正に速さ×重さ=威力を表し、最高速度でぶち抜いたる。まさに星団最速。