イナイレGO1〜フィフスセクターぶちのめします!〜   作:松兄

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練習だ!

 

 

 先輩たちも遂に目覚め、雷門が今の高校サッカーに革命を起こすと、チーム全員が心に決めた次の準決勝までの練習中、

 

虎次郎「倉間先輩!」

 

 デイフェンスの合間を縫い先輩に綺麗なノールックパスが通る。

 

倉間「おし、[サイドワインダー]!!」ドゴォオオッ!!

 

 

 倉間先輩の必殺シュート。大蛇とともに、ボールがうねりながらゴールへと向かう。

 

三国「止める! [バーニングキャッチ・改]!!」

 

 

ガガガアッ!!

 

 三国先輩の技はこの2日間で進化し、強まった威力で押し押されを繰り返す。そして、

 

 

バシィイイッ

 

 

 対決は三国先輩に軍配が上がり倉間先輩のシュートを止めた。

 

三国「いいシュートだ! 倉間!」

 

倉間「三国先輩こそ! ナイスキーパーです!」

 

 

 

円堂「次!!」

 

 天馬がドリブルで上がりそこに天城先輩がディフェンスにはいる。

 

天馬「[そよ風ステップ]!!」

 

 天馬の必殺技は進化までは行かないが最近キレを増して来ている。もうすぐ進化しそうだな。

 

天馬「浜野先輩!!」

 

 パスを受け取った浜野先輩は直撃蹴弾(ダイレクトシュート)。右足を思い切り振り抜いた。

 

浜野「でりゃあっ!!」

 

ドガアァァアアアアッ!!!

 

三国「[バーニングキャッチ・改]!!」ガガアアアアアッ!!!

 

 三国先輩が火力を増した炎を纏った燃える右手で、シュートを押さえる。

 

バシィイイッ!!

 

 

 三国先輩は浜野先輩のシュートを軽く防いで見せた。

 

円堂「よし! 今日の練習はコレまでだ!」

 

浜野「は〜疲れた〜……」

 

車田「でも、こんな真剣にやったのいつ以来だ?」

 

神童「やっぱり楽しいですよね」

 

天城「だド!」

 

虎次郎「天馬、明日どうする? 休みだけど」

 

天馬「スパイクの紐切れそうでさ、スポーツショップ行くつもり」

 

虎次郎「じゃあ俺も行っていいか?」

 

信助「あ、じゃあ僕も行きたい! 新作のスパイクとかどんなのがあるか見てみたい!」

 

虎次郎「俺も買えないけどそう言うのは見てみるか……」

 

 

 

 

 その日の夜、ゴッドエデン島で、例の女シード。花帆はソワソワしていた。

 

花帆(ん〜……伊月くんに会いに行きたいけど、島から出る手段ないからなぁ……)

 

 明日もまた訓練がある。その時にいなければどうなるか分からない。

 

花帆「アタシのこと、どっかの学校に配属してくれないかなぁ……」

 

 そんな事を思うが、フィフスセクターがサッカー界を支配している以上、花帆の所属する学校に「負けろ」と指示が来たら最悪だ。

 

 ―――それに、この島の訓練を生き抜いた花帆は実力が高すぎるのだ。

 

花帆(やっぱり、伊月くんにここまでたどり着いてもらうしかないかぁ……。何か作って願掛けみたいなことしようかな。手頃なのはミサンガかな?)

 

花帆「本当なら、世間は明日休みだから一緒に遊びに行きたいんだけどなぁ……」

 

 ハァ……。 と言うように、年頃の女の子の感覚の溜息が漏れていた。

 

 

 

 

 ―――そして翌日、稲妻町。

 

 虎次郎、天馬、信助、葵の4人は、雷門の正面玄関を通り過ぎて商店街方面へ。

 そして、商店街アーケードを抜けてスポーツショップに向かう。すると、

 

虎次郎「あれ? 剣城?」

 

天馬「えっ? あっ、本当だ……」

 

 剣城は稲妻総合病院へ入って行った

 

信助「ちょっと後をつけてみない?」

 

葵「ダメよそういうのは! って、言いたいけど気になるわよね」

 

虎次郎「行ってみるか」

 

 そして4人で剣城の後をつけると、とある病室に入ったのを確認した。

 

虎次郎「お見舞いか?」

 

 すると剣城が部屋から出て来たのでその隙に病室を確認した

 

天馬「剣城優一?」

 

?「誰か居るのか?」

 

 部屋の中から声が聞こえたのでおずおずと扉を開けた。

 

虎次郎「スミマセン。病室の前で」

 

?「君たちは?」

 

虎次郎「俺は雷門サッカー部1年の伊月虎次郎です」

 

天馬「同じく1年の松風天馬です」

 

信助「西園信助です!」

 

葵「空野葵です」

 

?「ああ、京介のチームメイトか。俺は京介の兄の剣城優一だ。宜しく」

 

虎次郎「どうも。……足ですか?」

 

優一「ああ。昔事故に遭って動かなくなってしまってね。「お前ら! 何やってる!!」」

 

信助「っ!?」

 

 やべっ! 気付かなかった!

 

優一「京介。なに、ちょっと話し相手になってもらっただけだよ。1人で病室にいても暇だからね」

 

剣城「兄さん……お前ら、今すぐ帰れ! 「京介!! チームメイトにその言い方は何だ!!」っ!」

 

虎次郎「大丈夫です。じゃあ俺たちは帰ります。「君たち……すまない」良いですよ。じゃあ俺たちはこれで」

 

 そして虎次郎たち4人は病院を後にした。

 

優一「京介……」

 

剣城「ゴメン、兄さん」

 

優一「明日謝っておけよ?」

 

剣城「ああ。分かったよ」

 

 

 そして授業が終わり、ミーティングルームに集まった俺たち。

 

 土曜日は準決勝なのでおそらくその話だろう。

 

 

 

円堂「皆も知ってる通り、雷門の準決勝の相手は《帝国学園》に決まった」

 

音無「帝国は、厳しい訓練により培つちかわれた攻守共に高いレベルで統率のとれた組織的なサッカーを得意としています」

 

天馬「帝国って、かつて40年間無敗で全国優勝し続けた全国屈指の超強豪ですよね!?」

 

円堂「ああ。表向きはな」

 

神童「表向き?」

 

音無「かつての帝国の総帥が、勝つためには手段を選ばない卑怯な人でね。サッカー部とは無関係の自校の生徒をけしかけて対戦相手の学校のサッカー部員ともめ事を起こさせて不戦勝を得たりして、そんなやり方を40年も続けてたの。もしあの人が今もいたら、絶対にフィフスセクターには従わないと思うわ「どんな形でも勝ちは勝ち」、「勝利こそ正義」って言う人だったから」

 

車田「帝国ってそんな闇があったのか……」

 

円堂:「まあ、その総帥は10年前のFFIの最中に海外で交通事故にあって亡くなった。今の帝国の監督は"鬼道"だ」

 

 そを聞いた瞬間、皆がザワついた。

 

三国「鬼道!? まさか、初代イナズマジャパンの天才ゲームメーカー「鬼道有人」さんですか!?」

 

音無「その通りです。そしてコーチは"佐久間次郎"。私たちの、イナズマジャパン時代の仲間です。単純な実力のサッカーにおいても、全国で何度も苦しめられました」

 

天城「てことは、イナズマジャパンの2人が監督とコーチって事だド?」

 

倉間「まぁ、まずは練習だな……」

 

 以前とは部内の空気が良い方向に大きく変わっていた。

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