イナイレGO1〜フィフスセクターぶちのめします!〜   作:松兄

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開幕! 海王学園戦!

 

 

 いよいよ今日はホーリーロード地区予選決勝戦の海王学園戦。

 

 会場となるスタジアムには、大勢の観客が詰めかけていた。

 

 

 

 ―――そして、ゴッドエデンでは、究極シード達が皆で試合の中継を見ていた。

 

 当然彼らはフィフスセクターチームである海王贔屓で見ていた。

 

 ……彼女を除いて。

 

花帆「…………………」

 

花帆(………声出して応援できないってどんな拷問だよ!)

 

 イライラが募る花帆。チームのみんなが宥めるのに必死だった。

 

 

 

 そして、間もなく試合開始だ。

 

 

STARTING MEMBER!!

海王

GK       深淵

 

DF 猿賀    井出    船旗

 

DMF   凪沢    党賀

 

OMF  村上  湾田  海図

 

FW     喜峰  浪川

 

雷門

 

FW   剣城  虎次朗  倉間

 

OMF 天馬        速水

 

DMF      神童

 

DF 信助  霧野  天城  車田

 

GK       三国

 

 

 

 

花帆(伊月くん、頑張って……!)

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

― KICK OFF(試合開始)!!! ―

 

 海王ボールから試合開始。ボールは湾田に渡る。

 

剣城「止める!」

 

 

 

MATCH UP!!

剣城 vs 湾田

 

 

 両者のマッチアップ。だが、相手は気迫がすごかった。

 

湾田「裏切り者が!! お前などに渡すか!」

 

 湾田の洗練されたドリブルテクニック。DF技を持たない剣城を簡単に抜き去った。

 

神童「っ! 剣城が!?」

 

湾田「喜峰!」パス

 

 ここで湾田は喜峰にパス。ボールがつながる。

 

喜峰「決める!」

 

 ここで喜峰が加速してサマーソルトジャンプ。そこからボールにトビウオと共にニーキックを叩き込む。

 

喜峰「[フライングフィッシュ]!!」ドガァアァアアッ!!

 

 

 凄まじい勢いで突き進むシュート。三国先輩が迎え撃つ。

 

三国「止めて見せる!!」

 

 三国先輩が右手に炎を宿して回転跳躍。そしてその反動から、ボールに掴みかかる。

 

三国「[真・バーニングキャッチ]!!」ガシィイイイッ!!

 

 

 三国先輩の[バーニングキャッチ]は"真"に進化していた。

 

 

 ――だが、

 

三国「っ!」

 

 ドゴォオオオオオッ!

 

三国「ぐああああっ!!」

 

 バシュウウンッ!!

 

 三国先輩を吹き飛ばし、ボールはゴールに迫る突き刺さった。

 

 

 

GOOOOOAL!!

雷門 0 ー 1 海王

 

 

 

 

朱里「マジ? あんなシュートも止められないの? 点とるの楽そうだわ」

 

 他のシードも同じ反応。教官は満足そう。――だが、

 

花帆「…………」ギロッ!

 

 

 花帆の一睨みでみんな黙ってしまう。教官なんかビックリしてる。

 

 

 再び試合に目をやるアタシ。雷門のキックから再開だ。

 

 

ピィイイイーーーッ!!!

RESTART!!!

 

 

 ボールは虎次朗に渡り、ドリブルで攻め上がる。そこに湾田と凪沢が止めに入る。

 

凪沢&湾田「「[ビッグシザース]!!」」

 

 2人の強烈な左右からのスライディングタックル。

 

伊月「っ!」

 

ドシィッ!!

 

凪沢「っ!?」

 

湾田「吹っ飛ばせない……っ!」

 

 

 

 

花帆(っ!!)

 

 なんと、2人の必殺スライディングを、ボール越しにパワーで押し留める伊月くん。パワーを解放する。

 

虎次朗「邪魔だあっ!! [真・猛虎アクセル]!!」ドゴォオオオオオッ!!

 

 

凪沢&湾田「「ぐわあぁあぁああああっ??!!!」」

 

 二人がかりにも関わらすフィジカル負けして吹っ飛ぶ2人。

 

 

 他のシードたちの眉がピクリと動く。

 

白竜「ほう?」

 

シュウ「少しはできる人も居るみたいだね」

 

 

 すると、なんと虎次朗はペナルティエリアの手前からロングシュート体勢に入る。

 

虎次朗「決める!! [爆・タイガーショット]だぁああっ!!!」

 

 

 ドゴォオオオッ!! まるで空気が爆裂したような激しいインパクト音。猛虎のオーラと共に、ボールがゴールへと向かう。

 

深淵「止める! [ハイドロアンカー]!!」

 

 すると、深淵が地面から鎖を引き抜く動作。すると、地面から錨が上がり、[タイガーショット]を引っ掛ける。

 

バチィンッ!!

 

深淵「なにっ!?」

 

 シュートは少しコースを変え、ゴールへ……と、思ったらクロスバーに直撃。

 ボールを井出が抑えてロングフィード。

 

 

 

花帆(まさか!? 伊月くんのシュートを完全ではないとは言え止めた!?)

 

 

井出「行けっ!!」ドッ!!

 

 ボールは一気に前線の海図へ。

 

海図「ナイス!」

 

速水「わわっ!」

 

 慌てる速水先輩。

 

海図「退けっ!」ダッ!

 

 速水先輩を抜き去る海図。浪川にパスを出す。

 

 

車田「させるかっ!」バシイッ!

 

浪川「ちっ!」

 

 ここで車田先輩がナイスカット。ボールをキャプテンへ。

 

神童「よし……、天馬!」パス

 

天馬「はい!」トンッ

 

 ボールを天馬に渡す。天馬がドリブルで攻め上がる。

 

猿賀「行かせるかっ!」ズザアッ!

 

天馬「うわあっ!?」

 

 猿賀の鋭いスライディングにボールを奪われる天馬。

 

 

 両チームボールの奪い合いが始まり、一歩も譲らない。

 

 

倉間「こっちだ!」

 

 倉間先輩がパスを要求する。

 

神童「倉間…!」パス!

 

 キャプテンがパスするが、

 

党賀「させるかっ!」バシィイイッ!

 

 党賀のパスカット。前線へのロングフィードだ。

 

党賀「浪川!」ドッ!

 

浪川「良いぞ党賀!」バシッ!

 

 トラップする浪川。

 

浪川「決めてやる! うぉおおおっ!!」

 

 浪川の背後から化身オーラがあふれ出し、青い海皇が姿を現す。

 

浪川「【海皇ポセイドン】!!」

 

 そして浪川はボールを浮かせると、思い切りボレーシュートを叩き込む。ポセイドンは持っていた三叉の槍をぶん投げ、シュートとともに向かう。

 

 

天城「通さないド! [ビバ!万里の長城]!!」

 

 天城先輩のシュートブロック。シュートが激突する。

 

ドゴォオオオオオンッ!

 

天城「だドぉおおっ!!」

 

 吹っ飛ぶ天城先輩。残るは三国先輩だ。

 

三国「必ずとめる! [爆・バーニングキャッチ]!!」

 

 進化した三国先輩の必殺技。ボールを押さえつける。

 

三国「っ! うわぁあああっ!!」

 

 しかし、シュートの勢いに押されて、ボールはネットに突き刺さった。

 

GOOOOOAL!!!

雷門 0 ー 2 海王

 

 

浪川「フィフスセクターの管理サッカーは俺達が守る。シードの名と、誇りにかけて!」

 

 

 

 そして、

 

 

ピッ、ピィイイイーーーッ!!!

― 前半終了!! ―

 

 

 ここで前半終了の笛が鳴った。

 

 

 

恵梨香「決まったね……」

 

朱里「所詮この程度か……」

 

 みんな試合はもう決まったと思っている。けど――、

 

 

 

花帆「ここで終わるあなたじゃないよね……」ボソッ

 

 

 

小春「? キャプテンなにか言いました?」

 

花帆「なにも……」

 

桜(キャプテン……)

 

美咲(まさか花帆、雷門がここから逆転するっていうの?)

 

 

― つづく ―

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