イナイレGO1〜フィフスセクターぶちのめします!〜 作:松兄
~ 3回戦当日 ~
― 大江戸国際空港 ―
?「イタリアと日本はやっぱり遠いな。錦はちゃんとやれてるのか、弟子の活躍を師匠として見届けなくちゃな」
その頃、雷門は今回のロシアンルーレットスタジアムに向かう為、ホーリーライナーステーションにやって来ていた。
ここから対戦校の木戸川清修と対面で乗り込みスタジアムに向かう。しかし、木戸川の監督は……
円堂「ア、アフロディ!?」
天馬「監督たちの知ってる人なんですか?」
と言うより、監督たち意外は虎次朗も含めて知らないようだ。
円堂「FFIアジア予選決勝で闘った、韓国代表[ファイアードラゴン]のFWだった奴だよ」
神童「と言うことは、選手としても世界レベル!?」
鬼道「ああ。間違いなくな」
皆が驚いているとアフロディさんはクスッと笑い、俺たちに驚きの話を告げる。
アフロディ「雷門の皆は今までの試合でスタジアムの仕掛けを知らなかったんだよね?」
鬼道「ああ。そうだが……」
アフロディ「実は今回は僕たちも知らないんだ。と言うか教えてくれるって言うのを断った」
雷門『!?』
皆だけでなく、円堂監督や鬼道コーチたちも驚いている。断った? 一体何で……
円堂「な、何で……」
アフロディ「まだ僕たちが中学生だったとき、僕は言った筈だよ?「これからは正々堂々闘う」と。君たちが知らないのに僕たちが知ってたらフェアじゃないからね。僕が世宇子中だったとき、円堂君たちが僕たちを負かして教えてくれた事だよ」
円堂「!! アフロディ……!!」
監督、嬉しそうだな。―――まぁ、そんな間に、ホーリーライナーは「水の道駅」に到着した。
花帆「〜~♪」
桜「花帆、機嫌いいわね?」
花帆「えー? だってこの試合に雷門が勝てばいよいよ戦えるんだよ? もう楽しみで楽しみで」
林野「ったく、シードなのにその執着はなんなわけ………?」
小春「でも、今の雷門じゃあアタシたちとやったらボロボロになるよ?」
花帆「そうなんだよね………」
花帆(いっそのことゴッドエデンの自然を使って雷門を鍛えてから本番試合でもするかな)
実況「お待たせしました!! ホーリーロード3回戦、[雷門 vs 木戸川清修]はここ、<ウォーターワールドスタジアム>からお届けします!!」
車田「なんだこれ? イカダのフィールドか?」
速水「でも、それ以外は普通ってかんじがしますよ?」
虎次朗「ああ。けど、それはあり得ないだろうな」
審判「それでは、選手整列してください!」
フォーメーション
木戸川清修
GK 硬山
DF 湖沼 石川 大磯川 山裂
DMF 清水
OMF 跳沢 和泉
FW 河宮 貴志部 滝(総)
雷門
FW 剣城 虎次朗 倉間
OMF 天馬 錦
DMF 神童
DF 西園 霧野 狩屋 車田
GK 三国
そして、選手全員が位置に着く。
審判『試合開始!』
ピィイイイーーーッ!!!
―
審判の笛とともに、雷門ボールで試合開始。ボールは虎次朗に渡り、ドリブルで攻め上がる。
貴志部「行かせるか!!」
木戸川のキャプテン、貴志部がディフェンスに入る。
虎次朗は虎のオーラと共に、パワードリブルを仕掛ける
虎次朗「[極・猛虎アクセル]!!」
ガアアアアンッ!!
貴志部「ぐああああっ!!?」
トラックに轢かれた様に盛大に吹き飛ぶ貴志部。虎次朗が更に中へと侵入。
すると跳沢、和泉、清水の三人がトリプルチームで止めにかかる。
虎次朗「倉間先輩!」パス!
倉間「よし、決める!!」
敵を引き付けて間を通して倉間先輩にパスをだす虎次朗。パスは繋がり倉間先輩がシュート体勢に入ろうとする。
―――すると!
ウゥゥウウゥゥウウウウウッッ!!
謎のサイレンが鳴り「何だ?」と皆が動きを止める。すると、倉間先輩の足元を含む横一列のフィールドが一斉に水没する。
円堂&アフロディ「「何っ!?」」
実況「おおーーーっと!! これがこの<ウォーターワールドスタジアム>のギミック、[ピッチダウン]だーーー!!」
円堂「安心したよ。どうやら木戸川も知らないって言うのは本当みたいだな……」
みると、木戸川のDFである石川と湖沼も、ピッチダウンに巻き込まれていた。
美咲「え、木戸川清修も巻き込まれてる……」
牙山「ああ。何やらギミックを事前に教えるのを断ったと聞いた」
朱里「へえ? あの監督、女みたいな顔してるのに漢じゃない!」
恵梨香「元韓国代表の立派な男性ですよ」
ランダムで特定の箇所が沈み、水没するギミック[ピッチダウン]に阻まれシュートを撃てなかった倉間先輩。
このスタジアムではボールがピッチダウンに巻き込まれた場合、相手チームのキックから試合再開らしい。
そして、選手が巻き込まれてもボールは巻き込まれなかった場合はそのままスルーして続行。
―――よって、木戸川のキックから試合再開。
山裂「和泉!!」
ボールはMFの和泉に飛ぶ。しかし、
滝「どけッ!」
なんとFWの滝総介が見方のボールを無理矢理奪い取りそのままドリブルで上がる。
貴志部「総介! チームで連携しろ!!」
滝(以下:総介)「うるさい! こんな奴ら、俺一人で十分だ! 俺に全部寄越せ!!」
そのまま滝は強行突破を謀る。しかし霧野先輩と車田先輩の二人が立ち塞がる。
霧野「[ザ・ミスト・V2]!!」
深い霧が立ち込め、総介は一瞬足をとめる。そこへ―――、
車田「[ダッシュトレイン・改]!! シュポオオオーーッ!!」
総介「っ!」
ドゴォオオオオオッ!!
総介「ぐあっ!?」
ふっ飛ばされて尻もちをつく総介。ボールを奪い返した雷門だが、しかしここでまたしても先程のサイレンが鳴る。
車田「っ、剣城!!」
自分の所が沈むのではないかと直感的に感じたのか、車田先輩は急いで剣城にパスを出し、ボールを避難させる。
すると案の定車田先輩と霧野先輩の足元含む横の列が一気に水没。
車田先輩と霧野先輩、そして木戸川の清水と河宮が巻き込まれた。
しかしボールは無事なのでそのまま続行。ボールを受け取った剣城はドリブルで攻め上がる。
するとDFの石川と大磯川が二人がかりで止めに来る。
石川&大磯川「「[ビッグシザース]!!」」
二人が左右からハサミの様に鋭いスライディングを仕掛けて来る。しかし剣城はジャンプで躱して着地。
そのままシュート体勢に入る。
ボールを浮かせて下部に鋭い蹴りで回転をかけ、返す刀のヒールで上空へ。
剣城も跳ぶと、オーバーヘッドキックを叩き込む。
剣城「[デスドロップ・G2]!!」
シュートは死のオーラを纏いゴールまで一直線。しかし木戸川GK硬山は化身を発動する。
硬山「【重機兵バロン】!!」
硬山が地区予選で戦った万能坂のGK篠山の化身と色違いの金色の機械の化身を発動―――。技を放つ。
硬山「[― ガーディアンシールド ―]!!」
バチィイインッ!!
シュートは【バロン】の盾に激突。しかしシュートは弾かれてそのままボールは跳沢に飛ぶ。
ボールを受け取った跳沢は河宮にパスを出す。しかし、
錦「させんぜよ!!」
錦先輩がパスをインターセプト。そのままドリブルでかけ上がると湖沼がディフェンスに入る。
湖沼「[クイックドロウ・V2]!!」
湖沼が一瞬で錦先輩に肉薄。ボールに足を伸ばす。
錦「こっちぜよ!」クルッ タンッ!!
錦先輩はステップワークで必殺技を躱す。シュートを放つ。
硬山「そんなもの!! [カウンタードライブ]!!」
硬山がシュートに強烈なアッパーカットを加えてボールに凄まじいバックスピンをかける。
そしてボールは地面に落ちる。
しかしシュートの勢いでゴールに向かうが、加えられたスピンのせいで勢いはどんどん弱まっていく。
そしてボールはゴールに入る直前で止まった。
錦「か〜っ、止められた」
その様子を……、
?『…………………』
1人の男性が応援席から見ていた。
硬山「そんなシュートで破れると思ったか? 総介!!」
ゴールキックからボールは滝に渡る。すると滝は化身を発動する。
総介「来い! 【鉄騎兵ナイト(w)】!!」
まるでチェスの「ナイト」の駒の様な馬の頭を持った騎兵の化身が姿を表す。
そして化身は発動者である滝のドリブルと共に猛進。そこに車田先輩がディフェンスに入る。
車田「止める!! [ダッシュトレイン・改]! シュポオオオーーッ!!」
車田先輩が必殺技で突っ込むが―――、
総介「邪魔だ!!」
車田「うわっ!?」
しかし滝は車田先輩のディフェンスを強行突破。車田先輩は勢いに圧されて吹き飛ばされる。
天馬「車田先輩!!」
車田「俺のことは良い! 止めろ!!」
そして、車田先輩を突破した滝はシュート体勢に入る。
【ナイト】の右腕の砲身から滝とシュートと共に光線と化したシュートが撃ち出される。狩屋がシュートブロックに入るが、
狩屋「[ハンターズネット・V2]!!」
狩屋の張った網がシュートを絡め取ろうと阻む。少し堪えるがやはり吹き飛ばされる。しかし威力は確かに弱まった。
三国「止める!! [フェンス・オブ・ガイア・G3]!!」
ドガァアァアアッ!!
三国先輩が跳躍し、地面に手を叩きつけて岩の壁を発生さる。
しかし威力を完全に殺しきるには程遠く、シュートはゴールに突き刺さった。
牙山「よしっ!」
火北「このまま行け!」
飛鳥「花帆ちゃん?」
花帆「……………」
花帆(うん。教官共が雷門を拉致して白竜くんたちと戦ったあとに私たちのエリアで鍛えよう。そうしないとツマラナイ)
GOOOOOAL!!
雷門 0 ー 1 木戸川清修
― つづく ―
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