イナイレGO1〜フィフスセクターぶちのめします!〜 作:松兄
雷門の1点リードで前半を折り返し。それぞれベンチに戻った両チーム。
円堂「さてと、前半は良い出来だったぞ。飛鳥、恵梨香も上手くハマったしな」
飛鳥「ありがとうございます!」
恵梨香「でも、問題はマボロシショットですよね……私の化身でも止めれないだろうし……」
霧野「そうだな……」
雷門のメンバーが頭を悩ませる。
こればかりは天城先輩が新技を完成させるのが頼りだ。
天城「…………」
鬼道「よし、後半の話をしよう。このスタジアムは、単純な力押しとはかなり相性の悪いスタジアムだ、それに対抗するには、頭の良いメンバーで対抗するのが良いと考える」
円堂「よって、メンツをもう一度変える。花帆をベンチに下げて、代わりに美咲! お前が左のウイングに入れ!」
美咲「っ、はい!!」
花帆「お願いします! 美咲さん!」
美咲「任せて!」
MEMBER CHANGE!!
花帆 out → in 美咲
美咲さんが雷門のベンチコートを脱ぎ、アップを始める。美咲さんの綺麗なスカイブルーの、流すように結ばれた長髪が風に揺れる。
虎次朗「小春、前半よく真帆路をここまで抑えてくれた。後半も頼むぞ」
小春「う、うん……!!」
褒められて嬉しかったのか、小さくガッツポーズした小春。
オドオドした臆病な性格とは言ったが、彼女の実力は本物なのだ。
審判『後半始めます!』
円堂「よし、行ってこい!!」
雷門『はい!!』
そしてフィールドに散らばる雷門メンバー、幻影学園もベンチから出てくる。
審判『後半開始!』
ピィイイイーーーッ!!!
― 後半開始!! ―
幻影学園のボールから後半開始。すると、幻影学園はパスを回し、ボールは銅原へ。
銅原「………」トンッ
トラップする銅原。そこに虎次朗と剣城が詰める。
虎次朗「奪る!!」
すると、
銅原「真帆路!」パス!
銅原は虎次朗と剣城の真ん中を通すスルーパス。すると、
ビュンッッ!!
スタジアムの加速床の上を通ったボールが加速。すごい速さで真帆路へと繋がった。
小春「さ、させないっ!!」
しかし、すぐに小春が止めに入る!
真帆路「邪魔だ!! はああああっ!!」
真帆路の背から化身オーラが溢れると、黒い杖にローブを纏った、魔女の化身が現れる。
真帆路「【幻影のダラマンガラス】!!」
小春「化身!?」
真帆路「退けえええっ!!」
ドガアアアアッ!!
小春「きゃうっ!?」
真帆路の化身突進にふっとばされる小春。地面に叩きつけられた。
グキッ!
小春(痛ッッ!!)
円堂「……………」
真帆路はそのまま攻め上がる。すると、恵梨香が霧野と天城に声をかけて止めに行く。
恵梨香「私が行きます!」
霧野「頼む!!」
恵梨香「はあああっ!!」
恵梨香の背からも化身オーラが溢れ、チェスのルークのような化身が現れる。
恵梨香「【番人の塔ルーク(B)】!!」
真帆路「化身だと!?」
恵梨香「止める!!」
恵梨香は化身技を発動。【ルーク】が腕を地面に叩きつけると、真帆路の足元からエネルギーの本流が溢れて天に登り、真帆路を吹き飛ばす。
真帆路「ぐあっ!?」
恵梨香「[― ストロングタワー ―]!!」
溢れた球は美咲へと渡った。だが、
鬼道「美咲! 一度外に出せ!」
美咲「? はい!」トン
美咲はここでボールを外に出して試合を止める。
円堂監督と鬼道コーチは小春の元へ行く。
円堂「大丈夫か?」
小春「バレてましたか……」
鬼道「さっき真帆路に吹き飛ばされた時だな?」
小春「はい……」
円堂監督は小春の足を触って状態を確かめていく。
小春「痛っ!」
円堂「……小春、交代だ」
小春「……はい」
鬼道「信介! 準備しろ!」
信介「はい!」
ここでフィールドから小春が出て、信介がピッチにはいる。
実況『ここで平沢小春選手は負傷交代です!』
――ベンチでは
小春「…………」ポロポロ
小春は、悔しいのか涙を流していた、
優里「小春ちゃん、試合は終わってないよ! 雷門はこの試合に勝つ! まだ次の試合があるから、そこで挽回しよう!」
美月「そうだよ! 美咲さんや恵梨香たち、虎次朗くんたちが、こんな奴らに負けるわけないんだから!」
小春「……うんっ!」
雷門フォーメーションチェンジ
FW 剣城 虎次朗
OMF 美咲 天馬 飛鳥
DMF 神童
DF 信介 天城 霧野 恵梨香
GK 三国
実況『さあ、幻影学園のスローインから試合再開です!』
ピィイイイーーーッ!!!
RESTART!!!
小鳩のスローインから、ボールは真帆路へと飛ぶ。そこに美咲が向かっていく。
美咲「止めてやる!!」
昔からの仲間である小春を負傷させられ、彼女のまとめ役として母性に火が付いていた。
真帆路「その程度で止められるか! [トリックボール]!!」
真帆路の、巨大なボールに押し潰されるような幻影ドリブル技。
――だが、
美咲「そんな技! [バニシングカット・G2]!!」
美咲が、瞬間移動を小刻みに繰り返しながら、隙をついてボールを奪う必殺技。
必殺技は進化し、ボールを奪い取る。
真帆路「なにィっ!?」
新木「っ! 止める!!」
新木が急いでプレッシングに行く。だが、
美咲「遅いっ!! [スプリントワープ・G2]!!」ビュン ビュン ビュンッ!!
美咲の、陸上のスプリンターも真っ青な超スピードドリブル。アッサリと抜き去った。
しかもこちらも進化している。
箱野「っ! 来い!」
美咲「そこ空いた!」ドッ!!
美咲はここでパスを選択。ボールを中へと折り返すと、ボールは天馬へ。
天馬「来た! 決める!!」
天馬の超スピードのダッシュから、ボールに対して風を纏った渾身のボレーシュート一閃!
天馬「[爆・マッハウィンド]!!」
爆風を纏った天馬の弾丸シュート。ボールはゴールに襲いかかる。
箱野「止める! [影掴み]!!」
箱野の影から手が伸び、ボールを掴む。
シュートは止められ、停止した。
雷門 3 ー 2 幻影学園
― つづく ―