イナイレGO1〜フィフスセクターぶちのめします!〜   作:松兄

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準決勝に向けて 〜 オフ日② 〜

 

 

 浜野と速水が優里と釣り堀で釣りをしながら話している頃、花帆と虎次朗は、JR武蔵野線の電車に乗り、虎次朗の実家の最寄り駅である埼玉県・三郷市の『三郷駅』にやって来た。

 

花帆「ここが虎次朗くんの故郷か〜!」

 

虎次朗「ここからバスに乗るんだ。行くぞ」

 

花帆「うん!」

 

 そしてバスに乗って最寄りのバス停まで。バスの中では、

 

虎次朗「しっかし、せっかくのオフ日に俺の家族に会いたいって……そんなんでよかったのか?」

 

花帆「いいの! 虎次朗くんにすごくお世話になったってお礼も言いたいし! それに……未来のお義母(かあ)さまと、義弟(おとうと)と、義妹(いもうと)だし……」

 

虎次朗「ん? なんかとんでもない事が聞こえた気がするけど………」

 

花帆「ま、まあそれはね……」(汗)

 

 そしてバスに揺られること15分。虎次朗の家の最寄りのバス停に到着した。

 

虎次朗「降りるぞ。ここの商店街を抜ければすぐだ」

 

花帆「わ、分かった!」

 

 そしてバスを降りて商店街を歩く2人。すると――!

 

八百屋の店主「おっ! 虎次朗帰ってきたのか!!」

 

虎次朗「大将久し振り! おう。久し振りに休み貰えたから帰ってきた。と言っても日帰りだけどな」

 

八百屋の店主「そっか、よく帰ってきたな! そっちの可愛い子は彼女かい?」

 

花帆「ッッ!!」ボッ////

 

 "彼女"。その言葉に嬉しいやら恥ずかしいやら、顔が真っ赤になる花帆。

 

虎次朗「だったら良いんどけどな。彼女ではないなww」

 

 否定はしたものの、『だったら良い』。それは完全に脈アリということだ。

 

花帆(あれ? もしかして一押すればイケる?)

 

八百屋の店主「これ、家族に持ってってやりな! お代は良いから!」

 

虎次朗「いや、そういう訳には……じゃあ、半額で売ってくれ。金はちゃんと払う」

 

八百屋「まったく律儀な奴だな。交渉成立で行くか?」

 

虎次朗「おう」

 

 そしてお代を払って野菜を段ボールで受け取る虎次朗。

 

花帆(重くないのかな?)

 

 そして、商店街を抜けるために歩いていると、

 

魚屋「後で魚持ってってやるよ! 新鮮だぞ!」

 

豆腐屋「ウチの豆腐もな!」

 

虎次朗「おやっさん、ありがとう!」

 

花帆(…………)

 

 みんな、虎次朗が小さい頃から苦労して働いて家計を助けてきたのを知っている人達。

 

 虎次朗は『真の漢(おとこ)』として認められており、みんなが支えてくれていた。

 

虎次朗「? どうした?」

 

花帆「……すごいね。虎次朗くんって!」

 

虎次朗「なにが? っと、着いたぞ。ここが俺の家だ」

 

 そして虎次朗は荷物を地面に置き、財布から鍵を取り出して家の扉を開ける。

 

虎次朗「ただいま〜」

 

花帆「お、おじゃましま〜す……」

 

 中に入る2人。すると―――、

 

ドタ ドタ ドタ!!

 

 中からけたたましい足音が。すると、

 

弟「兄ちゃん!」

 

妹「お兄ちゃん!」

 

 虎次朗の弟と妹が、虎次朗に突っ込み、足元に抱き着いてきた。

 

虎次朗「おう、健(たける)、直美(なおみ)。良い子にしてたか?」

 

直美「うん!」

 

直美「? お兄ちゃん、その女の人誰?」

 

虎次朗「ああ、俺のサッカー部の仲間だ」

 

花帆「あ、相澤花帆です。よろしくね」

 

健「………兄ちゃんの彼女!?」

 

直美「ホントに!?」

 

虎次朗「違うって! 彼女ではないな。仲間っていうか、友達」

 

直美「なんだつまんないの〜」

 

虎次朗「こら、母さんいるか?」

 

健「いるよ〜?」

 

虎次朗「じゃあ上がるわ。花帆」

 

花帆「う、うん。おじゃまします……」

 

 そして虎次朗の弟と妹に手を引かれながら家の中を進む花帆と、虎次朗。

 リビングで待つ母親の元へ。

 

虎次朗「母さん、ただいま」

 

虎次朗の母「虎次朗! おかえりなさい。そちらの方は?」

 

虎次朗「ああ、俺の友達」

 

花帆「は、はじめましてお母さま。相澤花帆と申します。チームでは、虎次朗くんに、大変お世話になっておりまして、ホントは他のメンバーも来たいと言ってた子が居たのですが、代表して私が来ました。本当に、虎次朗くんには幾らお礼を言っても足りないくらいで……」

 

 深々とお辞儀する花帆。その様子を見て、

 

虎次朗「……ふふ。虎次朗、良い子みたいじゃない。こういう娘ならあなたを任せられそうだわ」

 

花帆「ッッ!!??」カァァアッ/////

 

 顔を真っ赤にする花帆。

 

直美「花帆さん、顔赤〜い!」

 

虎次朗「こら、兄ちゃんとお姉さんをからかうな!」

 

虎次朗の母「今日は泊まるの?」

 

虎次朗「いや、久し振りに1日休日を貰えたから顔を出しただけ。明日は普通にあるから、夕方に帰るよ?」

 

虎次朗の母「そう。分かったわ」

 

 ―――すると、

 

直美「ねえ、遊んで〜!」

 

健「あ、ずるいぞ直美!」

 

花帆「う、うん! 私で良ければ。何やる?家の中走るのは危ないと思うけど……」

 

健「かくれんぼやろ!」

 

花帆「オッケー! けど、アタシ体2人と比べると大きいからなぁ……鬼をやるよ」

 

健&直美「「分かった!」」

 

 そして言ってしまう花帆と健と直美。その3人を見て、

 

虎次朗の母「……優しい娘ね」

 

虎次朗「……うん」

 

虎次朗の母「? 虎次朗、あの娘を見る目がなんか……見たことない目をしてるわね?」

 

虎次朗「え、そ、そう?」

 

虎次朗の母「うん。……虎次朗にも春が来たかしらね?」

 

虎次朗「ちょっ!?」

 

虎次朗の母「良いのよ? あの娘なら応援するわ」

 

虎次朗「母さん……」

 

花帆「虎次朗くんー! どうしよー! 2人が見つからないよーーー!!」

 

 花帆の降参というような情けない声。

 

虎次朗「……プッ。はあ、今行く!」

 

 そして、席を立つ虎次朗。

 

虎次朗の母(心配いらなそうね……)

 

 そして、花帆はその日、虎次朗の家族と対面を果たした後、弟と妹に揉みくちゃにされ、試合より疲れていたという。

 

虎次朗(花帆…………)

 

 帰りの電車の中、虎次朗は花帆の肩を抱き寄せ、優しい顔で寝顔を見ていた。

 

 

― つづく ―




評価だけでなく、感想欄でのコメントで、イナイレ原作キャラやオリ主、オリキャラなどの、推しキャラについてのコメントもお待ちしています。
因みに余談ですが、AIでキャラメイクして作者が可愛いと思ったのは、前に言いましたが美咲と飛鳥ですね(笑)

【アルテミス】の少女たちにて、画像あります。女の子たちの中で誰が気になりますか?

  • 相澤花帆
  • 加山美咲
  • 古谷飛鳥
  • 平沢小春
  • 葉山朱里
  • 剣崎優里
  • 司馬麗奈
  • 八神恵梨香
  • 葛城美月
  • 木島歩美
  • 城戸桜
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