イナイレGO1〜フィフスセクターぶちのめします!〜   作:松兄

67 / 70
いよいよ重要人物との邂逅です!


準決勝に向けて 〜 オフ日③ 〜

 

 

 浜野先輩と速水先輩が釣り堀で優里から女の子たちの詳細が暴露され、虎次朗と花帆が虎次朗の実家に行っている頃―――

 

天馬「剣城、今日って優一さんの所行く予定ある? 久し振りに会いたいんだけど」

 

剣城「ああ、良いぞ? 兄さんも久し振りにお前たちに会いたいって言ってたからな」

 

信介「ありがと剣城!」

 

葵「ありがとうね。剣城くん」

 

 そして天馬たち4人で病院に向かった。

 

 そして優一さんの病室に着き、剣城を先頭に天馬、信介、葵と続いて入る。

 

剣城「兄さん」

 

優一「京介か? ……あっ、天馬くん、信介くん久し振り。それと君は……?」

 

葵「雷門中サッカー部のマネージャーをしています。空野葵と言います」

 

優一「そうか。そう言えば京介から名前を聞いたことがあるな。天馬くん、信介くん、葵ちゃん、改めて言わせてくれ。京介を受け入れてくれてありがとう」

 

信介「いえ、そんな……でも、前から気になってたんだけど、剣城は何でシードになったの?」

 

剣城「ああ、そう言えばお前らは知らなかったか······」

 

 そして剣城は信介と葵に全部を話した。そして何故シードをやってたのか?その理由も。

 

葵「お兄さんの足の手術費のためだったんだ……」

 

剣城「兄さんの足のケガは、俺のせいなんだ。11年前、二人で公園でサッカーしているときに俺が誤ってボールを木の上に上げてしまってな。取ろうとして木に登って落ちた俺を助ける為に兄さんが下敷きになって足を……」

 

優一「京介、何度も言ってるがそれは京介のせいじゃない。偶々運が悪かっただけだ」

 

天馬「いいお兄さんだね。剣城」

 

葵「本当ね」

 

信介「うん!」

 

剣城「ああ俺の大切な家族だからな」

 

 

 

葵「あ、天馬」

 

天馬「そうだね。俺たちは席を外しますよ。二人で話したい事もあるでしょうし。行くよ信介」

 

信介「うん。後で戻ります」

 

剣城「悪いな、気を使わせて。ありがとう」

 

 そして天馬と信介が病院の中を歩いて中庭に出るとこっちにサッカーボールが転がってきた。

 

?「すみませーん! こっちです!!」

 

 天馬が病服を着たオレンジ髪の俺たちと同い年くらいの少年にボールを蹴り返してやると子どもたちが「お兄ちゃんたちもいっしょにやろ~」と誘ってきたので一緒にやることにした。

 

天馬「俺は松風天馬。よろしく」

 

信介「ぼくは西園信助!」

 

?「僕は雨宮太陽(あめみやたいよう)。よろしく」

 

天馬「ルールはどうする?」

 

太陽「じゃあ僕と天馬のペアから"信介くんと子どもたちでボールを奪う"でどう?」

 

天馬「分かった。皆も良い?」

 

子どもたち『『は~い!!』』

 

信介「負けないよ天馬!」

 

 そして出会った太陽と一緒に子どもたちとボール遊びをしていると太陽が少し疲れたと言うので休憩をとる。

 

天馬「太陽すごく上手いよ! でも、何処が悪くて入院してるの?」

 

太陽「肺の病気なんだ。普通にしてる分には問題無いんだけど、走ったり心拍数が高くなる運動をすると、酸素を上手く身体に送れなくて体力が長く続かないらしい」

 

天馬「そっか……」

 

太陽「でも、手術して成功すれば術後3週間くらいで完治するらしいんだけど……成功率がね」

 

信介「低いんだ……」

 

太陽「うん。珍しい病気らしくて」

 

天馬「そっか……あっ、信介、そろそろ剣城の所戻ろう?」

 

信介「うん、じゃあね太陽。また来るからその時はまた一緒にやろう?」

 

太陽「うん! 待ってるよ」

 

 そして天馬と信介は優一さんの病室に戻り、剣城兄弟と話をしてから、それぞれ分かれて家に帰る。のだが、

 

 

 ――天馬の帰り道……

 

天馬「いよいよ準決勝だ。もう少しで、サッカーを取り戻せるんだ!」

 

 天馬が意気込んで歩いていると、足元にボールが転がってきた。

 

天馬「? 「お~い!! そこの少年!」はい?」

 

 見るとすぐ脇の公園から子供たちと一緒にサッカーをしていたらしいおじさんが手を振っている。

 

?「悪いがそこのボールを取ってくれないかな?」

 

 俺はその人の手元に優しくボールを蹴り返すと、その人は「良かったら君もどうだい?」と言い、子供たちも「お兄ちゃんも一緒にやろ~?」と言うのでせっかくだしお言葉に甘える事にした。天馬とおじさんはお互いに自己紹介をする。このおじさんは「千宮路(せんぐうじ)」さんと言うらしい。

 

子供「天馬お兄ちゃん!」

 

天馬「ナイス! 千宮路さん!」パス!

 

千宮路「おぉ、ナイスパス!「取れーーーーー!!」!?」

 

 子供たちが千宮路さんの持つボールを取ろうと群がる。

 

千宮路「おぉっ!? おっと!!」

 

子供「おじさんこっち!」

 

千宮路「おお、ほっ!」

 

 千宮路さんからのパスが子供に渡る。

 

子供「天馬兄ちゃん!」パス

 

 そして飛んできたボールを天馬は胸でトラップし、足で数回リフティングした後頭に上げてそのままキープ。

 そして後ろに落としたボールをヒールで前に送り膝でトラップと自在にボールを操る。

 

 すると子供たちが「スゲー……」とポカンとしていた。

 

千宮路「おぉ!? 上手いね。よし、ちょっと休憩しようか」

 

子供「僕たちはまだやってるね!」

 

 そして子供たちはまだ生き生きとボールを相手に走り回っていた。

 

天馬「元気ですね。やっぱり子供は笑顔が一番だな〜」

 

千宮路「その通り。子供たちの笑顔は国の宝だからね」

 

 この人凄く優しい人だな。子供たちがなつくのも頷ける。

 

千宮路「やはりサッカーは楽しい。しかし、様々な理由で、ボールを持つ事すら叶わない者も居る」

 

天馬「それは……そうかもしれませんね。俺もサッカーやってるからある程度は分かりますけど、ブラジルとかアフリカなんかは」

 

千宮路「よく勉強しているね。その通り。だから私は、そう言う「サッカーをしたくても出来ない(・・・・・・・・・)子供たち」を支援する活動をしているんだ」

 

天馬「へぇ! いいですね!」

 

千宮路「しかしその一方で、10年前のFFIを皮切りに、サッカーは世界をも動かす大きな力を持った。誰かがその強大な力を適切にコントロールしなければ、楽しく、皆が笑顔になれる筈のサッカーで、不幸な思いをしてしまう者も出てくるかもしれない」

 

天馬「それは……」

 

千宮路「話を聞いてくれてありがとう。……おっと、そろそろ時間だ。私はこれで失礼するよ」

 

天馬「はい! 機会があったら、またやりましょう!!」

 

千宮路「えっ? 良いのかい?」

 

天馬「えぇ。サッカー好きな人は大歓迎です!」

 

千宮路「ははっ、ありがとう。それではね」

 

 そして千宮路さんは去って行った。

 

天馬「って、遅くなっちゃったな。帰ろう」

 

 そして天馬は帰路についた

 

 

― つづく ―

【アルテミス】の少女たちにて、画像あります。女の子たちの中で誰が気になりますか?

  • 相澤花帆
  • 加山美咲
  • 古谷飛鳥
  • 平沢小春
  • 葉山朱里
  • 剣崎優里
  • 司馬麗奈
  • 八神恵梨香
  • 葛城美月
  • 木島歩美
  • 城戸桜
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。