イナイレGO1〜フィフスセクターぶちのめします!〜 作:松兄
聖帝の正体
みんながオフ日を終え、翌日から練習を始める雷門。新雲学園戦まで後5日。今日の部活練習は終わったが、まだやりたかったので虎次朗、天馬、信介、花帆、美咲の5人で河川敷で軽~くボールを蹴っていた。
虎次朗「ほら! 美咲先輩行きましたよ!」
美咲「ちょっと大きいって! あっ、すみません!!」
ボールはピンク色の髪を三つ編みにした女性の足元に転がって行き、その女性はボールを拾い美咲先輩に渡してくれた。
天馬「ありがとうございます!!」
みんなでその人にお礼を言うと、女性は――
?「伊月虎次朗くん、松風天馬くん、西園信介くん、相澤花帆ちゃん、加山美咲ちゃんね?」
えっ? 何で俺たちの名前を……?
?「ああ、TVでインターハイでの雷門の闘いを観てたから。それに雷門の学校がこの近くでしょう?」
成る程。それでか……。
?「いきなりで悪いんだけど5人に今から会って欲しい人が居るの。今ここに呼んでも良いかしら?」
会って欲しい人? 初対面でそんなこと言うなんてまさかこの人不し……
?「不審者じゃないからポケットからスマホを取り出すのを止めて貰えるかな? 少し話をしてくれるだけで良いの」
花帆「どうする?」
天馬「少し話をするだけなら良いんじゃない?」
信介「少し話すだけで良いんですよね?」
?「ええ。そうよ」
天馬「なら……OKと言う事で」
?「ありがとう。ちょっと待っててね?」
謎の女性はスマホから番号を入力し通話をする。そして通話終了し、
?「今来るって……ほら、彼処」
俺たちが女性の指差した方を振り向くと……!?
虎次朗「イシド…シュウジ!?」
花帆&美咲「「ッッ!!」」
元シード組である2人は身体をこわばらせる。後悔はしてないが遂に罰を与えに来たのか……と、恐怖で震える。
すると、
虎次朗「花帆、美咲先輩!」
ガシッ
花帆&美咲「「!」」
2人を庇うように優しく抱きしめる虎次朗。
虎次朗「大丈夫です。絶対に2人を売り渡したりしませんから!」
花帆「っ……うん」
美咲「………っ」
俺たちが女性の方を向き直ると、女性は「何も変な事はしないし何も無いから落ち着いて?」と、宥められる。
って言ってもなぁ……
イシド「ありがとう。夕香」
どうやらこの女性は夕香さんと言うらしい。
夕香「全く……お兄ちゃんは人使いが荒いんだから」
信介「お兄ちゃん!?」
この人、イシド・シュウジの妹だったのか………。
イシド「さて、君たち5人に聞きたいことがあるんだ」
信介「……何ですか?」
信介が警戒心剥き出しで返答する。イシドさんは「そう警戒するな……」と言うがそれは無理と言うものだろう。
イシド「私は君たちに1つだけ聞いて確認したいだけなんだ。君たちの個人的な考えと意見で構わない。君たちは、「今の管理サッカー」をどう思う?」
今のサッカーを? そんなもの決まってるだろ……
天馬「勝ち負けを決められたサッカーなんて、何も楽しくないです」
信介「僕もです」
花帆「私たちはゴッドエデンで、フィフスセクターの指示だけを聞く道具になれと言われてきました。けど、あんなサッカーしてても、何も熱くならないし、虚しいだけです!!」
美咲「アタシたちかどれだけ心を隠して必死に耐えてきたか!」
虎次朗「俺は小さい頃から、ひたすらにボールを蹴ってました。そうしてると、ボールが全部受け止めてくれてる気がして、嫌なことも忘れられた。恐らくほとんどの選手は、皆サッカーに救われて来てるハズだ。けど、管理サッカーでは、誰も救うことはできねぇ!」
俺達が毅然とした態度で総断言すると、
イシド「やはりそうだよな……サッカーと言う物は」ボソッ
? 今、何て……
虎次朗「アンタは…「キャーーーッ!! ひったくりよーーーーー!!」っ!?」
俺たちが一斉に土手の方を振り向くと、男が女性の鞄を奪って逃げる所だった。
虎次朗「っ! 待ちやがれ!!」ダッ
花帆「虎次朗くん!?」
天馬「あっ! 虎次朗!?」
虎次朗は急いで土手の階段を駆け登り泥棒を追いかけて後ろからタックルをかます。
男はバランスを崩し、前のめりになって転倒。鞄をを離した。
男「クソッ、このクソガキが! ぶっ殺してやる!」
男が懐からナイフを取り出す。
虎次朗「やれるもんならやってみやがれ!!」
男はナイフを手に虎次朗に迫って来る。
天馬「虎次朗!」
美咲「虎次朗くん!」
イシド「ボールを貸せ!「えっ?」」
ドガァアアアアアッ!!
天馬「!?(今のフォームは……)」
イシド・シュウジの蹴ったボールは、一直線に男の横よこっ面つらに吸い込まれ男は気絶。
そして俺のもとに天馬たちとイシドさんの兄妹が駆け寄ってきた。
イシド「夕香、警察に連絡を」
夕香「うん!」
花帆「バカ! なんであんな無茶したの!!」
美咲「あなたを失ったら、私たちはどうすればいいのよ!!」
天馬「虎次朗何やってんのさ!? 幾らなんでも無茶だよ!」
虎次朗「悪い……」
イシド「ケガは無いか?」
虎次朗「……はい。ありがとうございます」
イシド「聞きたいことは聞けたから、私は此で失礼するよ。「待って下さい!!」?」
虎次朗(天馬?)
天馬「イシドさん、貴方何ですね……? 10年前の沖縄で、サッカーボールで俺の命を助けてくれたのは……!」
10年前って言うと………
虎次朗「ウチのアパートでお前が世話してる犬、サスケを助けようとしたお前に倒れてきた木材を、ボールで吹き飛ばして助けてくれたっていうあの話か?」
天馬は頷く。
イシド「………………」
天馬「教えてくださいイシドさん! 貴方は一体!!」
イシド「今はまだ話すべき時ではない。ただ、この先も君たちが勝ち続け、革命を成し遂げた先で、明らかになるはずだ」
え? 今の言い方……この人は革命が成功して欲しいのか?
イシド「ではな……「待って下さい!」」
しかしそこに、俺たち以外の、第三者の声が響く。
イシド「……誰、剣城か」
そこには、いつの間にか剣城が立っていた。
剣城「さっきの伊月を助けたあのシュートを見てましたが、俺は別の意味で衝撃を受けました。俺はかつて、あのフォームからシュートを放つストライカーを観たことがあります。あれは、俺と兄さんが憧れたもの。俺が見間違える筈がありません!!」
イシド「……………」
剣城「イシド・シュウジ。いや、貴方の本名は、「豪炎寺修也」ですね!!」
虎次朗&天馬&信介&花帆&美咲「「「「「!?!?」」」」」
俺たちはイシド・シュウジの顔を見る。言われて見れば!!
イシド「………少し予定が早まったが、まぁ許容範囲か。剣城、松風、新雲戦に勝利したらここへ来い。2人に教えておきたい技がある。あと、アルテミス……」
花帆「なんですか……?」
美咲「………」
イシド「今の雷門の仲間を、絶対に手放すなよ?」
花帆&美咲「「!?」」
2人は驚く。フィフスセクターのトップから出る言葉とは到底思えなかったからだ。
そして、イシド・シュウジは帰って行った。
― つづく ―
アンケート、あの娘が人気ですな
【アルテミス】の少女たちにて、画像あります。女の子たちの中で誰が気になりますか?
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相澤花帆
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加山美咲
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古谷飛鳥
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平沢小春
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葉山朱里
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剣崎優里
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司馬麗奈
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八神恵梨香
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葛城美月
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木島歩美
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城戸桜