転生ニトロは幸せを手放したくない   作:元洋菓子職人II

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先ずは次郎を優先します。


次郎の婚約

 俺とカカさんが、ドレスとタキシードという思い出になる包みを胸に夫婦の幸せを深く噛み締めていた、まさにその時。

 

 奥から並んで歩いてくる次郎と節乃ちゃんの二人の姿が視界に飛び込んできた。その次郎の顔は、これまでの不器用な照れ隠しやパニックが一瞬で嘘のように消え失せ、白い歯をニカッと見せて、一人の漢としてとても誇らしげな最高の笑顔を浮かべていた。

 

 その隣を歩く節乃ちゃんは、顔を耳の裏まで真っ赤に染め上げ、恥ずかしそうに俯きながらも、その瞳には心の底からの、本物の嬉しそうな笑顔が満ち溢れていた。

 

 次郎の逞しい手の中に、ぎゅっと大切に握られていたもの。 それはドレスでも普段着でもなく――一着の、丁寧にしつらえられた『エプロン』だった。

 

 全体は優しい薄い桃色の生地で仕立てられており、その真ん中には、職人の手で細かく縫い上げられた、これ以上ないほどかわいらしい真っピンクのハートマークがドカンと大きく刺繍されている、まさに彼女のためのエプロン。 そして俺の脳内にある原作知識が、この瞬間に完璧に、無敵の強度でバチリと噛み合った。 

 

 (――っ、あ、あのエプロン……!!! 節乃ちゃんが『セツ婆』と呼ばれるようになってもずっと、それこそトリコたちの前でも愛用し続けた、あの世界一有名なハートのエプロンじゃないか……っ!!!)

 

 次郎なりに、大好きな女の子が一番喜びそうな色と形を必死に計算した結果が、その「ピンクとハート」だったのだろう。天才ゆえに不器用だったあいつが、言葉のバグを乗り越えて、節乃ちゃんのためだけに選び抜いた最高の答え。

 

 俺は、そのエプロンの持つ未来の圧倒的な重みと次郎の漢のプライドに胸の奥が熱い涙で破裂しそうになるほど、次郎のことが誇らしくて、愛おしくて、ただただ堪らなくなっていた。

 

 高級ドレスエリアから出てきたアカシア様とフローゼ様も、その見事な一着と次郎の覚悟に、本当に深く深く感心した眼差しを次郎へと向けていた。

 

 全員が見守る中、次郎は節乃ちゃんの手を引いて俺たちの元へとゆっくりと近づいてきた。 そして、俺たちの前に立つと、あいつはそれまでの誇らしげな笑顔から一転、これ以上ないほどキリッとした最高に格好いい【漢の顔】へと表情を切り替えた。

 

 花の指輪がきらきらと光るその手のひら。次郎は隣に立つ節乃ちゃんと真っ直ぐに、寸分の狂いもなく熱い目を合わせると、覚悟を決めた声音で、その大きな口をゆっくりと開いた。

 

 「――節っちゃん。これから……俺の隣で、このエプロンを着て……」

 

 大好きな家族たちのすべての沈黙を背に受けて、次郎は人生最大の『プロポーズ』の言葉を、空まで響き渡るように、まっすぐに叫びきった。

 

 「――毎日……俺のために、味噌汁を作ってくれないか……?」

 「――っ、次郎……っ!! はいっ、喜んでぇ……ッ!!」

 

 節乃ちゃんは涙をボロボロと溢れさせながら、次郎のその広くて頼もしい胸元へと、思いきり大喜びで飛び込んでいった。 次郎もその小さな身体を大きな両腕でガシッと力強く抱きしめ、花の指輪が二人の始まりを祝福するように輝きを放った。

 

 「最高に格好よかったぞ、次郎!! 節乃ちゃん、本当におめでとう!!」

 「ああ…本当に…素晴らしい顔をしている…。」

 「ふふ、若い頃のアカシアとは違う格好良さがあるわね。おめでとう、次郎、節乃さん」

 「…ふふふ…楽しいですね。二鳥さん…!」

 

 俺達はこれまでにない豪快な笑い声を街の雑踏へと響かせ、留守番をしてくれている一龍兄さんと三虎の待つ、世界で一番温かいアカシア様の家で最高の大宴会へと向けて、これ以上ない幸福な足取りで、力強く歩み進んでいくのだった。

 

 ◆

 

 トリプルデートの興奮と甘い空気をそのままに、俺たちはお土産の包みを両腕に抱えて、全員で仲良くアカシア様の家へと帰ってきた。木造の頑強な引き戸をガラガラと開けると、居間のテーブルの前では、留守番を任されていた一龍兄さんと三虎の二人が肉をつまみながら、のんびりと寛いでいるところだった。

 

 「おう、お帰りなさい、アカシア様、フローゼ様……って、ん?」

 

 一龍兄さんがお肉をモグモグと咀嚼しながら振り返った、まさにその瞬間だった。瞳に飛び込んできたのは、見たこともないほど幸せそうで、どこまでも穏やかな『漢の顔』をした次郎と、その隣で桃色のハートのエプロンを大切に胸に抱きしめ、限界突破の大赤面をしながらも世界一幸せそうに微笑んでいる節乃ちゃんの姿だった。

 

 「お、おい……。一体、街で何があったんだ……? なんだ、そのただ事じゃねえホクホク顔と幸せな空気は……っ」

 

 一龍兄さんと三虎の二人が、完全に度肝を抜かれたようにその場に唖然として硬直してしまう。そのあまりの困惑っぷりに、俺はニヤニヤとした笑みを浮かべて見守った。

 

 すると、次郎が一歩前に踏み出し、拳をグッと握り締め、自分の口から真っ直ぐに告げた。

 

 「――一龍兄ちゃん、三虎。俺、街の服屋でさ……節っちゃんに、俺の隣で毎日味噌汁を作ってくれって、将来を完璧に誓い合ってきたんだ……!」

 「――な、何だってぇぇぇえええッッ!?」

 

 その言葉を聴いた瞬間、一龍兄さんの瞳から大粒の涙がドバドバとボロボロ零れ落ちた。兄さんは、椅子から文字通り跳び上がると、凄まじい勢いで次郎の元へと駆け寄り、感動のあまり豪快に男泣きをしながら、次郎の身体を壊れんばかりの力でギュッと力強く抱きしめた。

 

 「うおおおおおっ、次郎ぉおおおっ!!! お前、本当によくやったなぁああっ!! あの不器用だったお前が、節乃ちゃんみたいな最高のコンビと一生を誓い合うなんて、お兄ちゃん、もう嬉しくて涙が止まらねえよぉおおおっ!!!」

 「わわっ! 一龍兄ちゃん、泣きすぎだってば! 痛い、痛いから!」

 

 次郎は顔を真っ赤にしながらも、兄からの熱烈すぎる祝福に本当に嬉しそうに白い歯を見せて笑った。すると、俺のコートの裾にそっと寄り添っていた三虎も、少し照れくさそうに頬を赤くしながら次郎と節乃ちゃんの元へと歩み寄ってきた。

 

 「……おめでとう次郎、節乃。二人がずっと一緒にいるの、俺……すっごく、嬉しい。毎日、美味しい味噌汁を作ってもらえよな……っ」

 

 「――っ、おう! 三虎、祝福してくれて本当にありがとうな! 節乃ちゃんに世界一美味い飯にしてもらうからさ!」

 

 「…節乃、味噌汁を作るのなら…これを使ってほしい」

 「…!三虎くん、これ…!」

 「俺の畑で採れたじゃがいもだ。今日が初めての収穫で、採れたてだ。…節乃に、こいつを調理してほしい。お前なら…美味しい料理にしてくれると俺は信じている」

 「三虎くん…!」

 「三虎…お前…!」

 

 三虎のその健気で誠実な祝福の言葉に、次郎は胸の奥を熱くしながら、弟の頭をぐしゃぐしゃに撫で回して感謝を伝えた。

 

 あの三虎が…今、兄の幸せを心から祝福し、自らの手で差し伸べようとしてくれている。そのあまりにも美しい兄弟の絆の結実に、俺はこれ以上ないほどの極上の幸福感で完全に満たされていた。

 

 「ふふふ。さあみんな! 立ち話はそこまでにして、今夜はとびきり盛大に、お祝いの準備をはじめましょうねぇ!」

 

 フローゼ様が笑顔を弾けさせながら高らかに宣言した。

 

 「ええ、フローゼ様! 私の味仙人としての全調理、および先ほど充填した夫婦の祝いのエネルギーをフル解放して、今夜は世界一の大宴会を開設せねばなりませんね!」

 

 顔を真っ赤に染め上げながら、強気にカカさんも台所へと袖を捲り上げて飛び込んでいく。アカシア様もまた、男たちの真の成長と、これ以上ないほど強固に噛み合った四兄弟の完璧な絆を、本当に穏やかな父親の眼差しで見守りながら、嬉しそうにワインの準備を始めていた。

 

 「よし一龍兄さん、次郎、三虎! 泣くのはそこまでにしてさ! 節乃ちゃんの新しいハートのエプロン姿を特等席で拝みながら、今夜は心ゆくまで、世界一美味い次郎の婚約お祝い大宴会をはじめよう!」

 

 ◆

 

――カラン、とワインの入ったグラスが小気味良い音を立てて響き合い、カカさんたちが腕を振るった大宴会が始まった。大皿に盛られた極上の肉料理や、三虎の育てた瑞々しいじゃがいもを使った煮込みが次々と運ばれていく。そんな中、主役である節乃ちゃんが、桃色のハートのエプロンを少し照れくさそうに揺らしながら、みんなの前へと大きなお椀をそっと並べてくれた。

 

 「みんな、お待たせ! あたしが次郎のために、心を込めて作った特製のお味噌汁だよぉ!」

 

 出汁の芳醇な香りと、三虎の菜園で採れたお野菜の優しい甘みが湯気となって居間いっぱいに広がる。一口啜った瞬間、誰もがその五臓六腑に染み渡るような深い味わいに、思わず「ほぅ……」と幸せな溜息を漏らした。

 

 「……あぁ、美味いなぁ。こんなに愛がたっぷりと詰まった美味い味噌汁を、これから毎日飲めるなんて……次郎、お前は本当に幸せ者だな」

 

 一龍兄さんがお椀を両手で愛おしそうに包み込みながら、穏やかな、本当に優しい笑顔を浮かべて語りかけた。

 

 「へへ……っ。まぁな! 俺、世界で一番の果報者だよ、一龍兄ちゃん!」

 

 次郎は顔をほんのりと赤らめながらも、今回は一切誤魔化さずに自信満々に胸を張って力強く頷いてみせた。その姿に俺は本当に誇らしい気持ちで胸を熱くしていた。

 

 すると、お味噌汁を嬉しそうに味わっていたフローゼ様が、節乃ちゃんに向けて優しい笑みを浮かべながら、お茶目に首を傾げた。

 

 「ふふふ、本当に素敵なコンビね、二人とも。……ねぇ節乃ちゃん、それならそのうち、このアカシアの家で次郎と『同居』とかしちゃう?」

 「ええっ!? ひ、ひゃあぁっ! フローゼ様、それは流石に今すぐには出来ませんので……っ!」

 

 節乃ちゃんは顔を耳の裏まで真っ赤に染め上げ、ピンクの髪を激しく揺らしながら大慌てで手を振った。だけど、すぐにその手を胸元できゅっと握り締め、健気で愛らしい未来の計画をはにかみながら白状してくれた。

 

 「でもね、あたし……毎日の修行の時にさ、水筒にお味噌汁をたっぷり入れて、次郎の修行中の塩分補給として、毎日お仕事の合間に渡しに行こうって……考えてます…!」

 「うおおおっ、ま、毎日水筒でお味噌汁を……っ!? 節っちゃん、俺、明日の実技特訓、今の言葉だけで100倍頑張れる気がしてきたよ!!」

 

 次郎が茹でタコ状態になりながら大はしゃぎするその横から、俺は頭を軽く傾けて、ニヤニヤとした笑みを浮かべながらさりげなく会話に入り込んだ。

 

 「あはは、ご馳走様だね次郎。……ああ、そうだ次郎。もしも将来、お前たちが修行を終えて正式に二人で暮らすための『家』を建てることになったらさ、何があっても真っ先に 俺に言いなよ? 最高の構造のマイホーム、完璧な家族割引を適用して格安で建ててやるから」

 「――えっ!? そこはタダじゃないのかよ、二鳥兄ちゃん!! 身内なんだからタダで建ててくれよぉ!」

 

 次郎が食卓をバンバンと叩きながら満面の笑顔で抗議のツッコミを入れてくる。

 

 「何言ってるんだよ次郎。建材をグルメ界から仕入れるにはそれなりの初期投資がかかるんだぞ。稼ぎだって必要だし、何よりタダにしたら我が家で待ってるカカさんの今夜の『検証実験』のメニューが倍にされちまうよ!」

 「ギャハハハハハ!!! 違えねえ、二鳥の言う通りだ次郎! お前はちゃんと働いて、二鳥に格好よく建築費を全額キャッシュで支払ってみせろ!!」

 

 一龍兄さんがお腹を抱えてゲラゲラと大爆笑し、居間全体がこれ以上ないほど温かい、最高の笑い声で満ち溢れていく。

 

 三虎は口の周りに味噌汁をいっぱいつけながら、大好きな兄者たちや姉者たちの賑やかなやり取りを、本当に安心したような、世界一幸せな最高の笑顔で見つめていた。

 

 「さあみんな! 次郎の未来の建築費の計画も建ったことだしさ! 節乃さんの最高のお味噌汁とおつまみを胃袋に詰め込んで、今夜は本当に朝まで、世界一美味いお祝いの大宴会をトコトン楽しみ尽くそう」

 

 ◆

 

 ワイワイガヤガヤ!!

 

 アカシア様が宣言した通り、どれだけ時間が経とうとも、アカシア様の家で繰り広げられる大宴会の熱気は未だにただの一ミリも冷める気配を見せていなかった。 一龍兄さんは大皿の肉を平らげ、次郎と節乃ちゃんはお互いにお味噌汁を勧め合いながら顔を真っ赤にして笑い合っている。

 

 そんな最高に賑やかな空間の中、俺とカカさんは、ふと食事を運ぶ手を同時に止めた。お互いに静かに目を合わせ、言葉を交わさずとも心が完璧に一致したのを確認すると、俺たちはテーブルの前からスッと立ち上がった。

 

 「んあ? 二鳥、カカ、どうしたんだ? 大宴会はまだまだこれからが本番だぞ!」

 「そうだぞ二鳥の兄者、カカ。もっと一緒に、俺の話の続きをしよう!」

 

 一龍兄さんと三虎の二人が、不思議そうに器を傾けながら俺たちを引き留めようと声をかけてくる。俺は傍らに置いていと帽子を被り直し、コートの裾を軽く整えながら、確かな情熱を込めて優しく首を横に振った。

 

 「ごめんね、一龍兄さん、三虎。本当は俺だって、大好きなみんなと最後までここで笑っていたいんだけどさ……でも、俺たち夫婦にとってもね、今日のこの日は……生涯絶対に忘れられない、特別な夜になるんだよ」

 「そうなのです、三虎さん、一龍さん。私としても、皆様の幸福の宴を最後までお供できないのは非常に惜しいのですが……今夜は、二鳥さんとの極めて重要かつ濃厚な『検証実験』が控えておりますから……」

 

 カカさんも綺麗な顔をほんのりと赤らめなが髪を揺らし、お揃いの指輪を嵌めた両手をきゅっと握り締めて惚気を白状した。

 

 「――なんだよ。そういうことなら、俺たちのことは何も気にしないで早く帰りなよ、二鳥兄ちゃん」

 

 すると、テーブルの向こう側で桃色のハートのエプロンを付けた節乃ちゃんと並んでいた次郎が、ふっといつもの悪ガキのような顔を引っ込め、驚くほど成熟した、最高に格好いい【優しい男の笑顔】を俺たちに向けてくれた。

 

 「最後までここに居なくたってさ……二鳥兄ちゃんやカカねえちゃんが、俺と節っちゃんのコンビ結成を腹の底から本気で祝福してくれてるのなんて、俺たちにはちゃんと全部分かってるからさ。……だから、今夜は兄ちゃんたちの特別な時間を、トコトン大切にしてきなよ」

 「――っ、次郎……お前……っ」

 

 昨日まで恋愛のお説教でパニックを起こして白目を剥いていたあの不器用な次郎が…これほどまでに他人の幸せを思いやり、大人の気遣いを完璧に組める言葉を紡げるようになったのだ。

 

 俺は見守ってきた兄として予測を遥かに超越したその弟の精神の『急成長』に、本気で驚愕して目を丸くした。だけど、すぐにこれ以上ないほど温かい、最高の兄としての笑顔を浮かべて、深く、深く感謝の頷きを返した。

 

 「……ありがと、次郎。お前、本当に最高の弟だよ。節乃ちゃんを、世界一幸せにしてあげなよ」

 「へへ、おうよ! 任せとけって!」

 

 次郎が照れくさそうにリーゼントを掻く姿を見届け、俺は隣に立つ最愛の妻へと向き直り、自身の左手をそっと差し出した。

 

 「それじゃあカカさん……俺たちの最高の『思い出の夜』へ向けて、いこうか」

 「はい……っ! 喜んで、二鳥さん……っ!」

 

 カカさんは愛おしそうに目を細めると、俺の大きな青い手を、その細い指先でぎゅっと、解けないほどの強さで力強く握り返してくれた。

 

 俺たちは「バイバイ、みんな! また明日な!」と手を振りながら、笑顔と美味い匂いの満ち溢れるアカシア様の家を後にした。

 

 パタン、と静かに扉が閉まり、冷たい夜風が俺たちの衣服を優しく揺らす。いつもならカカさんをお姫様抱っこして、弾丸のような超スピードで爆走して帰る俺たちだったが、今夜ばかりは違った。

 

 袋の中に大切に収められた、あの最高級のドレスと、黒のタキシードの重みを分かち合うようにして、俺たちは繋いだ手を何度もきゅっと握り直し、美しい月明かりに照らされる夜の荒野を、世界で一番温かい我が家へと向かって、一歩一歩、どこまでも愛おしそうにゆっくりと歩いていく。

 

 「カカさん。家に帰ったらさ……すぐに着替えようね。……今夜は朝まで、俺が完璧に主導権を握って、カカさんのすべてを愛し尽くしてあげるからさ」

 「はい……っ、二鳥さん……主導権を握られた二鳥さんのその重すぎる愛のデータ……味仙人の私のすべてを賭けて、生涯の思い出として、完璧に、何度も、何度も受け止めてみせますからね……っ!」

 

 静かな夜の闇の中で、カチリ、カチリと重なり合うお揃いの指輪の音。 二人だけの最高の秘密の結婚式、そしてどこまでも深く甘い夜の特等席へ向けて、俺たちは夫婦の足取りで、どこまでも温かい我が家への道を共に、ゆっくりと進んでいくのだった。




さてと…いよいよか…

皆さんはどっちだと思います?二鳥は…

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