転生したらTSメイドさんだった件   作:砂入ばけつ

12 / 14
想像以上に伸びてて怖い


なんでみんな喧嘩っ早いの??

ミリムが来て1日がたった、俺は以前から開発を続けていたアレの完成を目指し厨房にたっていた、そう、アイス作りだ

 

以前森で手に入れた謎の卵、牛みたいな魔物から採った乳、それをぶん回して作った生クリーム、バニラの匂いがするよくわからん根っこ、俺はこいつらを使ってアイスクリームを作る!

 

「まずは謎乳を温めてます、温まるのを待つ間に、砂糖と謎卵の黄卵をボウルに入れて白っぽくなるまで混ぜます」

 

「ほうほう」

 

「このボウルに温まった謎乳を入れてよく混ぜます」

 

「なるほど」

 

「鍋に移してとろみが出るまで弱火で温めながら混ぜます」

 

「ふむふむ」

 

「こし器でボウルに戻し、バニラっぽい謎根を絞ったエキスを加え氷でよく冷やします」

 

「氷はどうするのだ?」

 

「アイシクルランスを砕いた物を使うよ…なんでミリム様が?」

 

「何やら作っているみたいだったからな!見に来たのだ!」

 

「そんな笑顔で言われても…何も触らせませんからね?」

 

「そんな!ずるいのだ〜!私もに何かさせるのだ!」

 

「嫌です、そんな泣きそうな顔をしてもだめ!完成したら最初に差し上げますから!」

 

そう言うと嬉しそうな顔をして、興味深そうにすぐ横から見てくる

 

「…えっと、生クリームを角が泡立つまでかき混ぜます」

 

「お〜美味しそうなのだ!」

 

「ふふん、あとは最初に作ったものに生クリームを入れて、泡を潰さないように均等にかき混ぜて、冷やし固めると完成!」

 

「あとは待つだけなのだな!」

 

「ええ、冷えるまで一緒に街を回りませんか?何か美味しいものがあるかもしれませんよ」

 

「おお!ナイスアイデアなのだ!行くぞメルナ!」

 

二人で街に出ると街の中心部に人だかりができていた

 

「リグルド〜?何かあったの?」

 

「メルナ様!実はこの方が」

 

リグルドの指した方をむくと獣人の男が偉そうに立っていた

 

「俺は魔王カリオン様の三獣士が1人、黒豹牙フォビオだ、獣王獣士団の中でも最強の戦士よ」

 

「魔王…なぜこんなところに?」

 

「ここはいい街だ獣王様が支配するにふさわしい、そうは思わんか?」

 

「ご冗談を…」

 

リグルドが言い終わる前にフォビオの燃える拳がリグルドを襲う

 

「何を!?大丈夫ですかリグルドさん…!?」

 

突然、後ろから強い怒りを感じる、まずいミリム様がお怒りに!

 

「お待ちを!」

 

「マブダチの子分に何するのだ!!」

 

応戦しようとしたフォビオの腹を殴り気絶させてしまう、やっべ…どうしよう、魔王に喧嘩売っちゃったよ…

 

「はっ!リグルドさん!大丈夫ですか!?」

 

「ええ、この程度どうってことは…」

 

そう言ってリグルドが顔をあげると、顔の半分の皮膚が焼け爛れ歯茎が覗いていた

 

「うわー!!リグルドさーん!!大丈夫じゃないでしょ!!」

 

「酷いことになってるな、ほれ」

 

後ろからリムルがやってきてリグルドに回復薬をかける

 

「何があった?」

 

「新しい客がやって参りまして、その客に対してミリム様が激怒し…」

 

「一応止めたんだけど…」

 

ふとミリムの方を見る獣人が泡を吐いて倒れていた

 

「あいつにやられたと?」

 

「左様で」

 

「おお〜リムルよ!こいつが舐めたマネををしおったから、私がお仕置しといたのだ!」

 

(褒めて欲しそうだな、これは褒めていい状況なのか?)

 

もう一度フォビオの方を見る

 

(カリオンとかいう魔王の部下に手を出した以上、タダじゃ済まないだろうし…)

 

「俺の許可なく暴れないと約束していなかったか?」

「え!?え〜とそれは…そ、そう!これは違うのだ!この街のものではないからセーフ!セーフなのだ!な!メルナ!」

 

「アウトです」

 

「え〜!?」

 

「だが今回はリグルドを庇ってくれたということで、昼飯抜きで勘弁してやるか」

 

「ひどい…酷いのだ〜!クソ!」

 

フォビオの方に戻ると腹を蹴り上げ、胸ぐらをつかみ顔を殴ろうとする

 

「これも全てこいつが悪いのだ!この不届き者!1発だけでは飽き足らぬ、せめてもう1発…」

 

「待て待て待て!」

 

 

 

 

目を覚ましたフォビオを会議室に案内し、ここに来た理由を説明させていた、ミリム様にはサンドイッチを渡し大人しくしてもらっている

 

「で、何をしに来たんだ?」

 

「フンッ、下等なスライム風情にこの俺が答えるとでも?」

 

「「あ?」」

 

ベニマルとシオンが殺気を放つ

 

「下等と言うが、お前より俺の方が強いぞ」

 

フォビオが睨みつけてくる

 

「俺はカリオンとやらを知らないし、お前の態度次第で、カリオンは俺たちと敵対することになるんだぞ?お前の一存でこのジュラの大森林全てを敵に回すつもりなのか?」

 

「はっ!偉そうに、この街はこんな下等な魔物に従うのか?雑魚ばかりだと大変だな、ミリム様に気に入られているからと、調子に乗るなよ」

 

「おい前、私の友達にナメた口を聞くじゃないか」

 

「ミリム待て、お前今度なにかしたらマジで晩飯抜くからな?」

 

マジトーンでミリムに忠告する

 

「う…分かった、大人しくするのだ」

 

再びサンドイッチを頬張り始める

 

「さて、俺は確かにスライムだ、だが俺がこの森の3割を支配してるのは本当にだし、そちらがその気なら戦争するのもやむを得ないと思っている、なのでよく考えて返事をすることだ」

 

「チッ、謎の魔人たちを配下へとスカウトするように、カリオン様より命じられてやってきたんだ」

 

「ほう?俺たちのことだな」

 

(どうやらミリムと同じく、他の魔王達も俺たちの戦いを見ていたらしいな)

 

(カリオンのやつ約束をやぶりおって…)

 

何かを小さくつぶやくとミリムが殺気を放つ、それに気圧されてると、リムルがこっちを見てミリムの殺気を止める

 

「まっ、話はわかった、じゃあ帰っていいぞ」

 

「よろしいのですか?」

 

「だって殺すわにはいかないだろ」

 

シオンとリムルが物騒な会話をする、殺すって発想が出てくる時点でこえーよ…

 

「魔王カリオンに伝えろ、俺たちと交渉したいなら日時を改めて連絡を寄越すようにと」

 

部屋を出る瞬間フォビオがミリムを恨めしそうに見る、また一波乱ありそうな感じだ

 

「きっと後悔させてやる」

 

そんな捨て台詞を吐いて部屋を出る

 

「あの様子じゃ伝言は無理そうだな…さて、魔王カリオンについて話が聞きたい」

 

「それはリムルにも教えられないぞ、お互い邪魔をしないという約束なのだ」

 

(はい、秘密があると自白を頂きました!)

 

「それはカリオンだけとの約束か?それとも他の魔王も関係しているのか?」

 

「あっ…いや、それは…」

 

「大丈夫ですよ〜カリオンだってミリム様との約束を破っているではないですかぁ〜?」

 

「俺たちはマブダチなんだから、お互いに助け合うじゃん?だったら俺もミリム以外の魔王のことを、知っておいた方がいいと思うんだよね〜」

 

ミリム様の瞳が揺らぐ、よしあと一歩だ

 

「ミリム様がどのような約束をされているか、知っておかないと俺たちが知らずに邪魔をしちゃうかもですしぃ〜?」

 

「確かに…でも、マブダチ…」

 

「そうだ!今度俺が武器を作ってやるよ!ほら、メルナのロングソードを作った人にさ!やっぱマブダチとしてはミリムが心配だしさ!」

 

「新しい武器!?メルナと同じ…」

 

意外と意志が強いな…しよ!

 

「ミリム様〜?先程作っていたアイスがあるのですが、もしミリム様が喋っていただけるなら!1番最初にミリム様に差し上げるのですが〜…」

 

「む!アイス…わかったのだ!」

 

(チョロい、あまりにもチョロすぎる)

 

こうしてミリムから秘密を聞き出すことに成功したのだ

 

 

 

 

「魔王クレイマン、カリオン、フレイ、そしてミリムがゲルミュッドを使って、傀儡となる魔王の誕生を目論んだと」

 

「単なる退屈しのぎだったのだ、それにしてもこのアイスとかいうの、甘くて口で溶けて美味しいのだ!」

 

「まだ試作品ですから、もっと美味しくなるはずですよ」

 

アイスを頬張りながら悪気もなく言う、やっぱり魔王だこの人

 

「リムルにとってはそうかもしれないが…それを邪魔した以上、俺たちが狙われるのは当然か」

 

「これは他の魔王たちも絡んで来るでしょうね」

 

「なんということ…トレイニー様にも相談せねば」

 

「大丈夫です!リムル様ならばほかの魔王など恐るるに足りません」

 

シオンが自信満々に言う、その自信はどこから湧いてくるんだ、絶対に大丈夫じゃないだろ…

 

「ということで、秘密は話したのだ、約束どうり新しい武器をよこすのだぞ、マブダチ!」

 

魔王ミリムが引き起こした暴風はより勢いを増しつつ、リムルたちの国を呑み込んで行くのだった

 

 

 

何やらゴブタがカニみたいな魔物を取ってきたので、皆で鍋パをしていた

 

「すごいなゴブタくん!こんなにでかい魔物を狩れるなんて!」

 

「そんな〜照れるすよ!カバルさんが襲われてたのを助けたついでスっ!」

 

「カバルさん?街に来てるの?」

 

「はい、ヨウムって人もファルムス王国から調査に来ているみたいですよ?リムル様が話を聞いている見たいですけど…メルナ様は行かなくていいんですか?」

 

「リムルに任せればいいよ、それより鍋だ!」

 

 

 

 

 




アイス作りは昔私がやって失敗したやり方です、本当は冷やしながらかき混ぜないと舌触りが悪くなるので、作る際はもうひと工夫してくださいね
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。