リムル達の会議が終わり、話し合いの結果を聞いていた
「てなわけでヨウムには英雄になってもらうことにした」
「ふ〜ん、ほんとにいいの?功績全部その人に渡して?」
「人に信用されることが最優先だからね、それに英雄ヨウムを手助けしたっていう功績はのるだろ?」
「でもオークロードを倒したって、説得力のある実力はないとじゃん?そんなに強いのその人?」
「それは大丈夫!ハクロウが修行をつけてるから!」
「え…可哀想に」
しばらくして
ヨウムの修行が終わり旅立ってから数日がたった、ミルム様と再び調査に来てたエレンと一緒に狩りに出ていた
「大量なのだ!」
「いや〜流石ですミリム様!すぐに魔物を見つけるので狩りが捗りますよ」
「メルナちゃんもすごいですよ〜魔物の死体を綺麗に治してくれるんですから!いつもより食べれる分が多くなります」
「そうだぞメルナ!私の従者にしたいぐらいなのだ!」
「いや〜リムルと契約を結んでいるから無理ですよ」
「む?知らないのか?仮契約を結べば魔力の供給は誰とでもできるぞ?スキルは無理だがな」
「そうなのか?」
いつの間にかシオンに抱えられたリムルが、狩の成果を見にやってきていた、また胸に包まれてる…チクショー!俺もスライムが良かった…
解、魔素の供給効率が著しく低下しますが、可能です
「ほほぉ〜、いい事知っちゃった」
「なぁリルム〜いいだろ〜?メルナを私に貸すのだ!」
「随分気にいられたな、でもダメだぞ、メルナは俺従者なんだから」
「え〜!メルナだって魔王の私の方がいいよな?な?」
「お戯れを…ミリム様に使える方もおられるのでしょう?」
「いやぁ、あいつらは…む?」
ミリムが何かに気づいたのか何も無い場所を見つめる、シオンも何かに気づきリムルを俺に渡してくる、
「何者です!」
「この気配は…」
ベニマル、ハクロウ、ソウエイが集まってくる、トレイニーさん?いや、別のドライアドさんか…それにしても不気味なオーラ?を纏っている、何かあったのかな?
「私は、ドライアドのトライア、トレイニーの妹です」
「妹がいたのか!?いや…それよりその殺気と姿はどういうわけだ?」
「緊急事態でございます、厄災が近づいています、カラミティモンスターであるカリュブディスが復活いたしました」
「カリュブディスとは?」
「魔王に匹敵する暴威であります、我が姉トレイニー達が足止めを行っておりますが、まるで歯がたちませんそして、カリュブディスの目的はこの地であるもよう」
「魔王級がここに!?なぜ!?」
「天空の支配者たるカリュブディスに対し地上戦力では無力、至急防衛体制を固め飛行戦力を用意すべく、進言に参りました」
とりあえず皆を会議室に集めてトライアさんから詳しい事情を聞くことにした
「カリュブディスは遥かなる昔に生まれ、死と再生を繰り返しております、凶暴なる天空の支配者、さすがは森の支配者にして守護者たる暴風竜ヴェルドラ様の申し子と言えるでしょう」
「ヴェルドラの申し子?子供がいたのか」
「カリュブディスはヴェルドラ様漏れ出た魔素溜りから発生した魔物なのです」
(じゃあ俺たちとカリュブディスは兄弟みたいなもの?)
(え〜?お兄さんってこと?なんかやだな…てかリムルを狙って来てるんじゃない?ほら、リムルの中のヴェルドラに反応して来てるとか)
フューズが席を立ち緊張した面持ちで話す
「カリュブディスが復活したとなれば魔王以上の脅威になりますよ、何しろ魔王と違い話が通じる相手ではないのです」
ベスターが続けて話す
「言ってみれば知恵なき魔物、固有能力のサモン・モンスターでメガロドンというサメ型の魔獣を異界から召喚して暴れる…と伝えれています」
「なんだそれ?オークロードより厄介なんじゃ…」
「状況は最悪です、召喚されたメガロドンは何故か近くにあったレッサードラゴンの死骸を依代にしたもよう、その数は13」
「魔王級の化け物と空飛ぶサメが13…なんの冗談だ?」
「どうなされます?」
「フッフッフっ、なにか重要なことを忘れてはいないか?カリュブディスごとき…この私の敵では無い!軽く捻ってやるのだ!」
「お〜その手があったか!」
「そのような訳にはまいりません」
突然シオンが止めに入る、なーぁんでぇ?
「私たちの街の問題ですので」
(おい秘書!勝手に断るな!)
「えっ…でも…私はマブダチ…」
「そうですよ、友達だからと何でも頼ろうとするのは間違いです、リムル様がどうしても困った時は是非ともお力添えをお願い申し上げます」
(それが今では!?)
「あ、アハハ…そうだぞミリム、俺を信じろ!」
「せっかく、せっかく私の見せ場がやって来たと思ったのに…」
(どーするの?ヤバくない?)
(まぁ、狙いは俺みたいだし、ミリムに頼りすぎるのもな…)
「よし!カリュブディスを倒す!準備しろ!」
「「「はっ!」」」
「倒すって…あの、分かってるんですか?相手はあのドライアドですら足止めできない化け物ですよ?」
「盟約を結んだガゼル王の応援も期待できるし、やるだけやってみるさ」
「逃げないのですか?」
「逃げてどうする?俺がこの国で1番強い、絶対に勝てそうにないならすぐに逃げて、次の策を考えるけど、そうじゃないなら正面から自分の目で強さを確かめるべきだろ?」
「なるほど…魔物の主、そうでしたね」
「王を失ったら終わりの人間とはその辺が違うんだよな」
「しかしあれですな、リムル殿は我々人間のような考え方をされるのですね、とても魔物とは思えませんよ」
「う〜んそうかもな、信じられないかもしれないけど実は俺元人間なんだよ、そこにいるメルナも」
「元人間の男で〜す」
「え!!?はっ!?」
「シズさんのことは知ってるだろ?俺たちは多分、あの人と同じ異世界人だったんだよ向こうで死んで、こっちでスライムに生まれ変わったんだけどね」
「え…あ、男…?この美少女が…??ん??」
(話が入っていないみたいだね?)
(お前のせいだろ!!)
「シズさんは俺と同郷であとのことを俺に託して逝ったよ」
寂しそうに取り出した仮面を見つめる
「シズさんと意志を受け継ぐ代償としてこの姿を得た」
人型となったリムルを見たエレン寂しそうにシズさんを思い出す
「シズさんの姿で、俺がかっこ悪いマネできないだろ?」
「そっかぁ…やっぱりリムルさんは信じられる人だよ」
「うむ…いやでも…男…」
「…それに約束したからな、シズさんの心を縛る思い出を俺が晴らすってな…俺の獲物は魔王レオンだ」
「そ…そうだったの?」
「そんな大物を獲物とか言っちゃマズいでやんす」
「そりゃあ魔王レオンに比べたらカリュブディスの方がなんぼか楽…か?」
「そう、魔王レオンは後だ、まずはカリュブディス…」
決戦の地は中央都市リムルと武装国家ドワルゴンの中間地点、相手は、厄災カリュブディスである
Tsっ娘は惑わせてなんぼよね