カリュブディス討伐後俺たちは戦利品(メガロドン)を肴に宴を開いていた
「お刺身だ〜!この世界で食べられるなんて!」
久しぶりの刺身に舌鼓を打ってるとカイジンがお酒を持ってくる
「メルナ嬢!一緒にどうだ?」
「いいね〜!飲もう!」
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夢を見ていた、シズさんの夢
子供たちと学校のこと、シズさんの遺言、約束
朦朧とする夢の中ではっきりと浮か上がる
『スライムさんのそばにいてね』
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「むぇ?リムルの部屋?なんで?」
「やっと起きたか」
リムルが呆れた顔でこっちを見てくる、まずいなお酒を飲んだあとの記憶が無い…冷静になって考えるんだ、俺は多分酔っ払ってたそしてここはリムルの部屋、ここから考え出される答えは…
「まさか一夜の過ちを!?」
「チゲーよ!!バカ!」
「ああ…良かった」
「お前が酔っ払って俺の部屋で寝だしたんだよ、はぁ…ちょっと迷って来たぞ」
「迷うって…何が?」
リムルが夢の話をしてくれた、シズさんの生徒たちのことを会いに行って約束を果たしたいことを、そして
「しばらくこの街をお前に任せたい」
「え〜!なんで!なんで!なんで!!俺も行きたい!」
「さすがに俺たち二人が離れる訳にもいないだろ?」
「俺の魔素はどうするのさ!!」
「ミリムが言ってただろ、仮契約で魔素供給は俺以外ともできるって、てなわけで俺がいない間はシュナから魔素を貰ってくれ」
「でも…」
「大丈夫だって!定期的に戻ってくるからさ!」
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みなを会議室に集めリムルがしばらく街を出ることを伝える
「というわけで俺はしばらくイングラシア王国に行ってくる」
「お話は理解しました…しかし」
「メルナ嬢も連れていかないのでしょう?もしリムル様に何かあればせっかくまとまりを見せたジュラの大同盟も根底から崩壊するかもしれぬ」
リグルドとハクロウが不安げに言う
「この我が一緒に行くのだ、貴様たちは安心して良い」
ランガが尻尾を振りながら言う、結構心配だぞ?
「ランガの言う通りだ、力を合わせてこの街の治安を守ってくれ、それぞれの役目を全うして欲しい、メルナ!みんなを任せた!」
「はぁ……わかった!任せてくれ!」
こうしてリムルが旅立った、この世界に来て2年、俺は初めてリルムと離れることになる、リムルとの距離が離れると体から少し力が抜ける、リムルのスキルもいくつかが使えなくなる
「大丈夫ですかメルナ様?」
「ああ、シュナさん…うん大丈夫街で仕事をするだけなら問題ないよ」
まぁ仕事と言ってもやることはほとんどないんだけどね、街を見回って書類に目を通す、ほんとにそれだけ
一日の仕事量は少ないので空いた時間はハクロウさんに稽古をつけてもらっている
「メルナ嬢は力が弱く斬撃に威力が出せてませんな、ロングソードではなく短剣を使ってみてはいかがですかな?」
「このロングソードはカイジンに初めて貰った武器だから変えたくないんですよね〜使っていけば形が変わるらしいしこの子を使っていきたいんですよ」
「では相手の動きを利用することですじゃ、迫ってくる敵の速度を利用しそこに自身の剣を乗せれば強力なカウンターになりましょう」
「どうやってやるんですか?」
「わしがメルナ嬢に攻撃を仕掛けますから体で覚えてくだされ、行きますぞ!」
「ちょっ!まって!」
「待ったなし!」
ハクロウさんが向かってくる、手加減してくれているのかギリギリ見切れる速度で剣を振るう、一撃一撃を辛うじて弾くが反撃を与えられそうにない
「防いでばかりでは追い詰められて死ぬだけですぞ!」
「剣1本じゃ防ぐのがやっとですよ!」
「1本で2本分の動きをしなされ!」
「無茶を言う!」
木刀で打ってくる斬撃を下からの大振りで振り払うと足で土を蹴り上げ目潰しをする
「もらったぁ!!」
土煙に包まれたハクロウに一撃与えようと、唐竹割りに切りつけるが剣風で霧散した煙の中にハクロウの姿がない
「いない!?」
「うしろじゃ!」
声を頼りに後ろに振りかぶると手応えがない、一瞬体の動きが止まってしまうと頭を強く叩かれる
「ぶへぇ!」
「戦場で敵の言葉を信用しては行けませんぞメルナ嬢、全てが欺瞞だと思うことですじゃ」
「は〜い…」
結局あの後3時間ぐらいぼこぼこにされた、動きに慣れると新しい剣筋が出てくるのでやってられないのだ、強さの底が見えない
「前も見えねぇ…」
「メルナ様!?どうしたんですかその顔!?」
「おお、ベニマルさんか、ハクロウさんに全力で稽古をつけてくれって言ったらこうなった」
「命知らずがすぎますよ!」
「アハハ、それで回復薬を取りに洞窟に向かってる訳ですよ」
「洞窟は反対方向ですよ?」
「えっ?」
「しょうがないですね…」
やれやれとベニマルが俺の体を持ち上げると洞窟に向かってる歩き出す、お姫様抱っこだ
「ベニマルさ〜ん?ちょっと、てかかなり恥ずかしいですけど?」
「動かないでくださいね」
そう言って一気に加速する、下から見てもイケメンだな此奴…なんて考えていると一瞬で洞窟に着いてしまった鬼すげ〜!
「ありがとうベニマルさん、ここから先は一人で行けるよ」
「わかりました、お気をつけください」
ベニマルと別れて洞窟に入るとガビル達が棚田湖を利用してヒポクテ草の栽培を行っていた、そういえばここを研究に利用してから初めてきたな
「メルナ様〜!どうされたのですかそのお顔!?」
「これはねかくかくしかじかでね」
「なるほど〜随分手酷くやられましたな」
「そ〜回復薬ちょーだい」
「ではちょうどここに私特製の回復薬が!ささ!ご賞味ください!」
「お〜エグすぎる草の苦味で余計に体が悪くなりそうだねって!雑草の煮汁じゃねぇか!」
「そんな!私の畑からとれたものなのですぞ!?」
「畑ぇ?雑草しか生えてないぞ!この環境で逆にどうやってんだよ!」
「私としたことが!!」
なんでバカやってたらいつの間にか夜だよ、回復薬はベスターからを貰うことになった、あとワープポータルがトレイニーさんのところにあるらしい、リムルにも教えたみたいだからそろそろ帰ってきているかもしれない、そう思い来てみたらトレイニーさんとリムルが何やら話をしていた
「リムル〜久しぶりだねもう帰ってきたの?」
「メルナか、いや実はな」
イングラシア王国での出来事を教えてくれた、ヒナタサカグチという人物やシズさんが学校に残してきた生徒たち、その子たちを助けるために上位精霊の居場所を探していることを
「トレイニーさんも知らないんじゃ手がかりゼロだね」
「申し訳ございません、お役に立てず」
「いやいや!お気になさらず、俺も街に来る商人たちから話を聞いてみるよ」
「任せるよ、街の方は問題ないか?」
「平和過ぎてあくびが出るよ」
「なら良かった!そうだメルナ、子供たちにあってくれないか?」
「えっ!いいの!?」
「もちろんだ!街は大丈夫そうなんだろ?2、3日街を開けても大丈夫だろ!」
「まってて!荷物を取ってくるから!」
「みんなにもちゃんと言うんだぞ〜」
「はーい!!」
久しぶりな気がします