防衛力強化のためメルナは、ゴブリンたちと柵を作成していた
「メルナ様!こんな感じでどうでしょうか?」
「うーん…頼りない柵だなあ、確か鋼糸のスキルがあったよな、それを使えば…よし、出来た!」
ゴブリンの作った柵を補強し防備を堅める
「リムル〜柵はできたよ、ゴブリンさん達は回復した?」
「おう!バッチリだ!」
リムルの貯めた回復薬で重傷だったゴブリンはすっかり元気になっていた
「じゃあ戦闘はリムルに任せるね、俺戦闘力低いから」
「わかった、村人達の近くに居てくれ」
日が暮れ森林を夜の闇が包む、月明かりが優しく照らす中、牙狼族の長がゴブリンの村に攻撃を仕掛ける
「いい夜だ、この森からヴェルドラの加護は失われ、恐るるものはもう居ない!今夜、あのゴブリンの村を滅ぼし、このジュラの森への足がかりを作ろうぞ!」
狼たちの遠吠えと共に攻撃の号令を叫ぶ
「我らそこかこの森の支配者となるのだ!!!」
牙狼族の長の目にゴブリン村の柵が映る、食い破られ!長の指示に従い狼は突撃する、
しかし牙は届かない、リムルの鋼糸に切り裂かれ歩みが止まったところをゴブリンの弓で射抜く
「小癪な!!」
突撃する長を息子は諌めようとするが意に返さず糸を打ち破りながら突撃する、長の牙がリムル食い破らんと近ずく
が、ダメ、牙は届くことなく粘糸で絡め取られる、必死にもがく長の首目掛けてリムルは水刃を放つ、いとも容易く首が落ち、牙狼族驚愕の目で見る
「聞け、牙狼族よ!お前たちの長は死んだ!お前たちに選択をやろう!服従か、死か!」
(まずいな、服従より死を選べば面倒だ、逃げてくれないかなぁ…あっ、そうだ)
リムルは牙狼族の長を捕食し姿を変える、スキルで威圧しながら大きな声で吠える、牙狼族は少しずつ近ずき平伏する
「我ら一同、貴方様に従います!」
(逃げても良かったのに…)
「えっと…勝ったのですが?」
困惑するゴブリン達の中から控えていたメルナが現れリムルを持ち上げる
「我々の勝利だ!」
声高らかに宣言するとゴブリンたちは完成の声をあげる
翌日
村の中央にゴブリンと牙狼族が集められ集会が開かれた
(どうすんだよ、この数のゴブリンと狼の面倒を見るのは大変だぞどっちも同じぐらいの数だし…)
「はーい、聞いてください、え〜っと、これから君たちにはペアになって一緒に過ごしてもらいまーす!」
「リムル様、ぺあ?とは一体なんですか?」
「2人1組になってくれ」
「よし!昨日の敵は今日の友!これからは互いに力を合わせてかな良くするんだぞ、いいな!」
「「「「「はい!!」」」」」
「互いに助け合って上手くやるように!」
(なんか疲れたな…メルナ!あとよろしく!)
(丸投げですか!?はぁ、)
「え〜と、これから必要なのは、衣、食、住の3つです、皆さんには、食料班、建築班、衣装作り班、それと村の守りを堅める防衛班に別れてもらいます、まずはえ〜と…」
(そういえば名前を聞いてなかったな…まて、そもそも名前あるのか?)
「皆さんそういえばお名前は?」
「普通魔物は名を持ちません、名前がなくとも意思の疎通はできますからな」
「そうですか、よし!皆さんに名前をつけましょう、リムルが!」
みなが歓声をあげる
「俺かよ!?」
「だってリムルの方がネーミングセンスあるし、よーし!皆さん!1列に並んでくださーい!まずはゴブリンから」
「勝手に進めるなよまぁいいけど、」
(すごい喜びようだな…)
リムルはゴブリンに名前を付けていく、最後に残った牙狼族の長の息子にテンペスト=ウルフの名前を名付けた瞬間、リムルの意識が途切れる
「リムルさん!?」
メルナが慌てて近ずく
告、あなたのマスターは体内の魔素残量の低下によりスリープモードに移行しました、3日程で目覚めます
「なんでぇ??」
「名付けには大量の魔素を消費ます、おそらくリムルさほどの強大な魔素も耐えられなかったのでしょう…」
「あ〜悪いことしなぁ、はーい!皆さん注目!リムル様が3日ほどお眠りになるそうなので、私が音頭を取ります!」
「「「はい!」」」
次の日
「ん〜よく寝た」
「おはようございますメルナ様!」
「うん、おはよ…だれ!?誰なの!?こわいよぉ!?」
昨日まではいなかったはずの筋肉モリモリマッチョマンの上裸ゴブリンが小屋に入ってくる
「申し訳ございません!私です!リグルドです!リムル様に名を与えられたおかげで、このように!ホブゴブリンに進化いたしました!」
「まじか、名前だけでこんなに成長するんだ…はっ!もしかして女の子たちも!?」
急いで小屋を出ると目の前には楽園が広がっていた
「ここが…天国か、」
小屋から出てきたメルナに気づいたゴブリン、いやゴブリナが手を振りながら近ずいて来る
「あっ!メルナ様!おはようございます、私です!ハルナです!」
「でっっ…いやなんでもない、リムルはどんな感じ?」
「まだお眠りになられています…」
「そっか、じゃあ俺がリムルの世話をするから皆は昨日指示した班に別れて各々作業を初めてください」
「ご安心を!皆既に作業を開始ししております!」
「おお、リグルか、君もでかくなってるね、てか皆でかくね?見上げなきゃ顔が見えないよ…これじゃあ牙狼族もでかくなってそうだな、ん?」
遠くから土煙を巻き上げながら巨大な獣が突っ込んでくる
「メルナ様〜!おはようございます!」
「あまり土煙を上げないでください、目が痛くなる」
「はっ、申し訳ございません!」
「え〜とランガだよね?リムルが目覚めるまで村をよく守ってくださいね、リムルの魔素がない今、俺はあまり動けないから」
そう、俺は魔素の供給をリムルに頼っているので戦闘どころかリムルから100m離れただけで疲れてくるのだ、まあ、みんな強くなってるし大丈夫だろう
2日後
リムルが目を覚ます、あぐらをかいて座っているメルナ膝上に収まっていた
「おっ!起きたか!ハルナ〜!村長を呼んでください!」
「はい!」
「おはようメルナ、あんな美人村に居たかな?」
「ああ、村長が説明してくれるよ」
いきよいよく小屋に入ってくる村長、リグルドと壁を破壊して入ってくるランガから話を聞いたリムルはみなを村の中央に集める
「はい、今皆がは静かになるまで5分かかりました!」
困惑している皆の中、メルナだけがくすくすと可愛らしく笑う
(俺の持ちネタが通じないだと!?
(ある意味お笑いだね)
「リムル様、なんですか今のは?」
「ふん、気にするな、見ての通り俺たちは大所帯になったそこで、トラブルを避けるために、ルールを決めようと思う、ルールは3つ、最低この3つは守ってほしい」
「ひとつ!人間を襲わない、2つ!仲間内で争わない、3つ!他種族を見下さない、以上!」
リグルが元気よく手を挙げる
「はい!リグル君!」
「なぜ人間を襲ってはならいないのでしょうかか?」
「簡単な理由だ、俺達2人が人間を好きだから、以上!」
「理解しました!」
他にもいくつかの質問に答えて全員にルールを覚えさせる
「さて、村長リグルド!君を“ゴブリンロード”に任命する!ゴブリンの長だ!」
「はは!このリグルドこの身命を賭してその任、引き受けさせていただきます!」
「うむ、任せた」
(丸投げたのにすごい喜びようだね)
(ちょっと申し訳なさがある…)
リムルは事前にメルナが分けていた班の動きを視察する、防衛と食料班は問題ないが建築班と衣装班は問題がある
「素人目でもわかる、家とは呼べないな、」
「衣服は俺のスキルで直せるけど、完全に壊れたものは直せないし…俺に頼りきるのもまずいだろ、でもユニークスキルは教えれないしなぁ」
(まぁこぼれでる果実を眺めるのも悪くない…か♡)
(このままだと可哀想だろ!目の保養だけどさ!)
「技術を持ったものがいないのです、今まで何度か取引をしたことのあるものたちがいます、器用なもの達なので家の作り方も存じておるやも」
「よし!会いに行こう!どこの誰だ?」
「ドワルゴンに住むドワーフ族です」
「ドワーフ!鍛治の達人で有名な!?」
「リグルド!その人たちに会ってくるから留守を任せる!」
「お任せあれ!!」
準備を整えると、リムル達はドワルゴンに出発した
メルナはリムルから離れすぎると弱くなります、だいたい1km離れると魔素の供給が減って戦闘できなくなります、2km離れると動けなくなります、筋力もホブゴブリンに比べると弱いので、リムルからスキルを借りないと何もできません