前回が長めだったので短く抑えるよう努力します
【ブルムンド王国】
自由組合 ブルムンド支部で、ギルドマスターのフューズが封印の洞窟を調査していた3人の冒険者、リーダの重戦士ガバル、法術師エレン、盗賊ギドの3人から報告を受けていた
「洞窟でははヴェルドラの消失を確認、その後内部を調査したが何も確認出来なかった」
「何も?」
「何も…です」
「ふぅむ…洞窟についてはわかった、3日間の休暇をやろう」
「「「えっ?」」」
「今度は洞窟ではなく森の周辺の調査だ、ヴェルドラが消えたあと魔物が活性化しているかもしれん、なんでもいい、変化を見逃すな、くまなく丁寧にな、行っていいぞ」
【市街地】
「行っていいぞじゃぁねえぞ!」
ガバルが悪態を着く
「なんですか3日って!!!もっとお休みくださいよ!!帰ってきたばかりなんですよぉ!」
エレンが不満を喚く
「その文句、ギルマスに直接言って欲しかったでやんすよ」
ギドが2人に恨み言を言う
「休みぐらいよこせ〜!」
「あのクソジジイがー!!」
「はぁ、またあの森かぁ」
「おいおい文句ばっかり言うなよ、虚しくなるぜ」
「失礼、」
仮面をつけた黒髪の女性が話しかけてくる
「ジュラの大森林へ向かうのではないだろうか?」
「そうだと言ったら?」
「森を抜けるまで同行させてもらえないだろうか?」
「いいわよ〜」
エレンが軽く了承すると、カバルが反論する
「ちょ!お前、リーダの俺が許可出す前になんなのほんとに?」
「いいじゃない、旅は道連れ世は情けってね」
エレンがみなの紹介をする
「シズ」
「よろしくね、シズさん!」
エレンが人懐っこい笑みを浮かべて歓迎する
「感謝する」
【ジュラの大森林】
メルナはドワルゴンから自力で帰ってきたゴブタに、テンペストウルフの召喚を教わっていた、牢獄の中で1人で必死に助けを求めるなか、テンペストウルフの召喚に成功したらしい、
「だ!か!ら!しゅん!じゃなくてビュン!すっ!その辺ポァすっ!」
「わ!か!る!か!!!感覚的な話をされても基礎を知らないんだから理解しようがないんです!!」
「へっ、才能ないっすね」
「あぁん!?なんか言ったか!?」
「いえ!何も!」
「メイナ〜覚えれそうか?」
リムルがランガの背に乗りこちらに向かってくる
「いやそれがさ、何言ってるのか全然分かんねーの…俺才能ないのかなぁ…」
「いやゴブタの教え方が悪いと思うぞ」
「おいらっすか!?でもおいらも気づいたら使えただけで…よくやってないんすよ!」
「リムル様〜!」
開拓が進む街の方からリグルドが走ってくる、リムル達がドワルゴンに出かけている間に集まってきた500のゴブリン達とその村長のまとめ役、ゴブリンキングの役職をリムルによって丸投げされたリグルドは以前に増してより体格がよくなっていた
「どうかしたのか?」
「はっ!リグルら警備班から連絡がありました!森で不審なものを発見したそうです」
「魔物ですか?」
「いえ!人間です、領土拡大を狙ったどこかの国の調査隊やもしれません」
ガバル達は赤く巨大なアリ型の魔獣ジャイアントアントに追われていた
「カバルの旦那が悪んいでやんすよ!ジャイアントアントの巣に剣なんてぶっ刺すから!!」
「う…うるせぇな!リーダに文句言うな!!」
「死んだら枕元に化けて出てやるんだから〜!」
「ムハハハ!そいつは無理だな!なぜなら…俺も一緒に死ぬからな〜!」
シズが急に振り返り剣を抜くとその刀身に炎を宿す、シズを食い破らんと飛びかかるアリどもに炎を放ち三体を同時に焼き殺す、焼け死ぬ仲間たちを見ても怯まずかかってくるアリを切り伏せるとカバル達の方を向く
「す…すごい」
エレンが感嘆の声をあげると瀕死のアリが飛び上がりシズに襲いかかる
「シズさん危ない!」
シズは再び剣を向けるが突然脱力し地面に伏せる、ジャイアントアントが自らの牙を突き立てんとしたその時、黒い稲妻がアリを消し炭に変える、
「シズさん!」
エレンがシズの元に駆け寄ると心配そうに声をかける、カバルとギドは黒い稲妻を警戒して辺りを見渡す
「黒稲妻、やっぱり強力すぎるこれも封印だな」
土煙の中からシズが先程落とした仮面を拾い上げるリムルが姿を表す
「「「スライム?」」」
「む…スライムで悪いか?」
「あ…いや、スライムが喋るとは」
「信じられない」
「ほら、そこのお姉さんのだろ」
仮面をシズに手渡す
「すまんな、怪我はなかったか?」
「ええ、大丈夫」
素顔をさらしたシズの顔が夜の蝶の占いに写った顔と一致する
(その人リムルの運命の人じゃん、めっちゃくちゃ美人さんだね)
思念でメルナ話しかけてくる
(ああ、思ったより早く出会ったな…)
「助かったよ、ありがとう」
運命の人
【リムルの村】
「4人はどうしてる?」
4人組がいるテントまでリグルと共にきたリムルは何やら騒がしい声を聞き歩みを止める
「ああ〜!それ私が育てていたお肉!」
「いや!俺が目をつけてたんだ!」
「皆さん落ち着いて、まだまだ沢山ありますから…あぁ、そんなに散らかして…」
「…」
「すみません、腹ぺこだよ言うものでして、食事を」
「おお!いいじゃないか!困っているものに親切にしてやるのはいいとだぞ!」
リムルがテントに入ると口いっぱいに肉を頬張るエレン達とそれを見て少し引いてるメルナ、そして仮面を付けたまま上品に食べるシズが焼肉を食べていた
(よく見るとどこかで見たような)
解、洞窟で遭遇した3人組です
(ああ、あの時の)
シズの方を見ると仮面のまま肉を食べている
(仮面かぶったまま…器用だなぁ運命の人)
(器用とかの問題じゃないでしょあれ、どうやってんの?)
「お客人、大したおもてなしはできんがくつろいでいてくれておりますかな?」
リグルドが声をかける
「改めて紹介しよう!こちらが我らが主!リムル様であ〜る!」
「「「主?」」」
「主で悪いか?」
「いっ…いや…」
「ただのスライムではないと思っていたけど、まさか…」
(困惑しているな、ここはひとつ無害アピールでもしておくか)
「初めまして、俺はスライムのリムル!悪いスライムじゃないよ」
シズが吹き出すように笑う
(ん?今のネタが伝わったのか?)
(もしかして同郷の人?)
カバルが姿勢を直し頭を下げる
「これは失礼しました、まさか魔物に助けていただけるとは思ってもいませんでしたが、助かりました」
「あっ、お肉ありがとございます、とっても美味しいです」
「こんな所ででゴブリンが村を建設中とは思いやせんでした」
シズは3人の会話を意に介さず静かに肉を食べていた
(マイペースな人…)
「んで、ここには何をしに来られたのです」
メルナが声をかける
「ああ、自己紹介が遅れましたね、リムルの側仕えのメルナと申します」
「俺はガバル、一応このパーティのリーダをしている、こいつが…」
「エレンです!可愛いメイドさんですね!」
「どうも、ギドと言いやす、お見知り置きを」
「で、この人が行く方向が同じと言うことで臨時メンバーになった…」
「シズ」
(シズさんっていうのか我が運命の人やっぱり日本人だよな…正座してるし)
カバルは疑うことを知らないのか、ペラペラ目的を話してくれたジュラの大森林の周辺国のひとつ、ブルムンド王国のギルドマスターの依頼を受けて、調査に来たことを話す
(ヴェルドラが居なくなった影響は大きそうだな)
(洞窟だけじゃなくて周辺の調査、しかもこの村までやってきたからねぇ、結構大事なんだね)
「俺たち、ご覧の通り街を作っている訳だが、その…ギルド的に何が問題があったりするか?」
「いや、大丈夫だろ?」
「そうね…ギルドが口出す問題じゃないしね、国はどうなんだろ?」
「う〜ん、あっしには分かりやせん」
「そうか、まぁ話はわかった、今日はここに泊まるがいい、ゆっくり疲れを癒してくれ、困ったことがあったらそこのメルナに声をかけてくれ」
「「「ありがとうございます!」」」
「丁重にな」
「任せてくれ!」
(初めてリムルに任せられた仕事なんじゃない?頑張らなくちゃね)
夕暮れ、シズが小高い丘の上で森林を一望していた
「ちょっといいかな」
メルナに抱えられたリムルがシズに話しかける
「シズさんは日本人…」
「スライムさん」
被せるようにシズが話す
「さっきのはゲームのセリフでしょ?」
「え?」
「悪いスライムじゃないよって、私はやったことないけど同郷だった子から聞いたことがあってね」
メルナのてからリムルを抱き上げると軽く胸に押し当てる
(おお…この姿になってからよく女の子に抱かれる…役得だぁ)
(いいなー!俺も女の子に抱かれたいよ…てか何赤くなってんだよ!…なんか悔しい…)
「スライムさんは日本からきたの?」
「ああ、そこのメルナもな」
「そっか、会えて嬉しいよ」
シズが仮面を外すと夕暮れに照らされたシズの儚げな笑顔が輝く
「スライムさんとメイドさんはどうしてるこっちに?」
「いや…それがさぁ刺されて死んじゃってさ」
「俺もそれに巻き込まれて死んだってわけですよ」
「気がついたらこんな素敵な姿に」
「俺は性別まで変わったけどね」
「そっかスライムさん達は転生者なんだ、大変だったね」
リムルとメルナの頭を優しく撫でる
「シズさんは違うの?」
「私は…召喚者だから…」
(確かヴェルドラが言っていたな…兵器として呼び出されるとか何とか)
(兵器?このシズさんが?)
「シズさんはいつ頃召喚されたんだい?」
「ずっと昔、間違え燃えて…炎に包まれて…」
「戦争?」
「空から爆弾が降ってきて…」
(空襲か…)
「お母さんと一緒に逃げていて、その時に…」
「お母さんは?」
「おい、リムル…」
「あっ…すまない」
「ありがとう、大丈夫メルナちゃんは優しいね」
「そうだ!面白いもの見せてやるよ!」
暗なった雰囲気を照らすようにリムルが話す
「面白いもの?」
大賢者に頼み信念伝達でリムルの記憶の一部を見せる
リムル前世の部屋の中、パソコンのモニターにエルフが移し出される
「エルフさん?」
「ああ、これがハードディスクの中身ね、そりゃ焦るわな」
「おわー!違う!そうじゃ…そうじゃない!」
「綺麗だったよ?」
「なしなしなしなし!!こっち!こっち!」
「アハハ、焦りすぎだよ」
3人の頭に焼け野原となった東京がこそから復興を遂げ、発展していく様子が浮かび上がる
「わぁ…すごい、絵葉書で見た、ニューヨークの摩天楼のよう」
「戦争が終わって平和になったよ、街も経済も発展した」
「そっか、良かった…お母さんにも見せてあげたかったな」
「俺はこっちの世界でも、みんなが平和に暮らせる町を作りたいと思っている」
「素敵…そうなるといいね」
「なるさ!きっと!」
「うふふ…ウッ」
突然シズが苦しみ出す
メルナが近ずき体を支えると、リムルと一緒に心配そうにシズの顔を見つめる
「シズさん!?」
少し苦しんど後ふぅ、と息を吐く
「大丈夫ですか?」
「ええ、多分」
「リルムの旦那〜ちょっといいかな?」
カイジン遠くから話しかけてくる
「新しく立てる家の場所を相談したいんだが」
「うん、メルナ!シズさん頼む、」
「OK〜行きましょうか、シズさん」
「邪魔だったか?」
揶揄うようにカイジン話す
「うるさいよ!」
「照れんなよぉ〜」
「そんなんじゃねぇし」
「赤くなってるぞ?」
小さくなっていく2人を見送るとシスが森林の方を見渡す
「シズさん…?」
「メルナちゃんは…スライムさんのそばにいてあげてね」
「…?もちろん!」
「絶対だよ」
メルナの身長はだいたい150cmで貧乳です
貧乳ts娘いいよね