転生したらTSメイドさんだった件   作:砂入ばけつ

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シュナさん可愛い〜!


鬼の姫様とメイドさん

【リムル達の町】

 

開発が進む街中でリムルはゴブイチの焼いた串肉を頬張っていたこの世界にして初めてそ味覚を楽しみむなさメルナはオーガと食事を共にしながら話を聞く

 

「オークがオーガに仕掛けてきただって!?」

 

「珍しいんですか、カイジンさん?」

 

「珍しいなんて話じゃねぇぜメルナ嬢!有り得るのかそんなこと」

 

「オークとオーガじゃ強さの桁が違う、格下のオークが仕掛けるとこ自体有り得ん」

 

「だが、奴らは来た、いきなり俺たちの里を襲撃してきた、武装し鎧を身につけ、森を埋め尽くす程の圧倒的な戦力…あの忌まわしい豚どもに里は蹂躙されたのだ」

 

「オークが鎧を?」

 

「ああ、人間が着用するような、フルプレートメイルだ」

 

「ならば、オークだけで動いているとは思えませんな」

 

「オークがそんな高価なものを用意出来るわけがない」

 

「その通りだ軍勢の中に…」

 

「仮面の魔人がいたと、そいつとリムルを間違え戦いを挑んだというわけだ…いつ腕を直してくれるんだあいつ…」

 

「まだ直してもらってないのかい?」

 

「多分飯のことで頭がいっぱいになってるな…」

 

「ああ、えっとつまり…魔王がオークに協力ている可能性があるというわけですね、でもなんで魔王が?」

 

「分からぬ、はっきりしているのは、300人いた同胞は…もうたった6人しかいないということだけだ」

 

「なるほどな、そりゃ悔しいわけだ」

 

リムルが肉を頬張りながら歩いてくる

 

「リムル〜早く腕治してよ〜不便だよ〜」

 

「あっ、ごめん忘れた、ほいよ」

 

リムルが回復薬を投げるとそれを受け取り腕にかける、くっついた腕を確認しながらリムルの方を見る

 

「もう肉はいいの?」

 

「ちょっと食休み、しかしお前の妹すごいな」

 

木にもたれかけて赤オーガに話しかける

 

「香草や薬草に詳しくて、あっという間にゴブリンたちと仲良くなった」

 

「箱入りだったからな、頼られるのが嬉しいんだろう」

 

「で、お前らこれからどうすんの」

 

「どう…とは?」

 

「今後の方針だよ、再起を図るにせよ、ほか地に移り住むにせよ、仲間の命運はお前の采配にかかってるんだろう?」

 

「しれたこと、力を蓄え再度挑むまで」

 

「そうか、提案なんだけどさ、お前たち全員、俺の部下になる気はあるか?」

 

「は?部下?」

 

「まっ、俺が支払うのは…衣食住の保証のみだけどな、拠点はあった方がいいだろう?」

 

「しかし…それではこの町を俺たちの復讐に巻き込むことに…」

 

「まぁ、別にお前たちのためだけって訳じゃない、武装したオークの大軍が攻めてしたんだろう?誰か魔王が糸を引いているかもしれない」

 

「オーク共はこのジュラの大森林の支配権を狙っているのやもしれませんな」

 

「ああ、この町だって決して安全とは言えないだろうな、そんなわけで戦力は多い方がこちらとしては都合もいい、そうだろ、メルナ?」

 

「そうだね、特にそこのおじいちゃん、簡単に俺の腕を切りやがったしね、強いひとは大歓迎だ!」

 

からかうように老オーガを睨む

 

「ホッホッホッ、そういじめんでくだされ、剣を掴まれた時、儂も焦りましたからのぉ」

 

「ハハハ、じゃあ俺はもうちょっと肉を貰ってくるよ、よく考えて見てくれ」

 

リムルがみなの方に去っていく

 

翌日、リムルのテントにオーガのリーダーが覚悟を決めたように入ってくる

 

「決めたのか?」

 

「オーガの一族は戦闘種族だ、人に使え、戦場を駆けることに抵抗は無い、主が強者ならなおのこと喜んで仕えよう」

 

リムルが頷く

 

「契約は、オークの首魁を討ち滅ぼすまででいいか?」

 

「そのあとは自由にしてもらって構わない、俺たちに協力してもらって国を作るのもよし、旅立つもよしだ」

 

「昨夜の申し出、承りました、貴方様の配下に加わらせていただきます 」

 

「うむ、顔を上げろ、お前たちを受け入れる、」

 

若き頭領が顔を上げると人間の姿に変身したリムルがたっていた

 

「みなをここに呼べ」

 

「はっ!」

 

集められた6人のオーガの顔を見渡すと頷きなんて事ないように言う

 

「お前たち6人に名をやろう!」

 

「っ!我ら6人のに!?」

 

「名前、ないと不便だろ」

 

「お待ちください、なずけとは本来、大変な危険が伴うもの、それこそ高位の…」

 

「そうだぞ!また倒れたら誰がお前の面倒見るのさ!」

 

「いいから、いいから、大丈夫だって今回は6人だけなんだし!」

 

「まぁ、それなら…」

 

「では、ありがたく頂戴する」

 

「うん、じゃあ初めよう、お前は…」

 

オーガ全員に名をつけるとリムルが突然倒れる、それ同時にメルナへの魔素の供給が絶たれ、メルナがふらつきだす

 

「おい…なんで俺まで…」

 

「大丈夫ですか!メルナ様!」

 

「ああ、えっと…シュナさんだよね?すげーな、もう姿が変わってる…」

 

「ええ、鬼人に進化致しました、一体これは…」

 

「えっとね、リルムは魔素を消費してスリープモードになったみたいたけど…魔力を消費しすぎたのかな?俺への魔力供給まで絶たれたみたい、ほら俺って奉仕種族でしょ?だから…」

 

「ああ、分かりました!ではメルナ様のお世話は私が致しましょう!シオン、リムル様をお任せします」

 

「はい!」

 

元気よくシオンが返事をする、ふと胸を見たメルナが羨ましいなと思った

 

(あっ、美少女の膝枕…最高です)

 

シュナがメルナを抱えると何か違和感を感じたらしい、突然胸を触ってくる

 

「ちょっと!シュナさん?」

 

「メルナ様…もしかし下着を…」

 

「えっ?履いてないよ?だってロングスカートだし、胸ないし…」

 

「いけませんよ!そんなはしたない!」

 

「そう〜?でもぉ…」

 

「でも、じゃありませんよ!」

 

「はい…」

 

しばらく後、リルムが目を覚ます

 

「んん…んあ?」

 

「おお、リムル、おはよぉ」

 

「えっと…この人達は?」

 

「あんたが名ずけたオーガ、もとい鬼人だよ、ほら、若のベニマルそれと…」

 

「シュナです!」

 

「シオンです!」

 

(おお〜このおっぱい美人がシオン野性消えて清楚感が増してるな)

 

メルナが軽くリムルを殴る

 

「ちょ!何してんの!」

 

「殴らなければならないと確信した、ただそれだけの事」

 

「…痛くないからいいんだけどさ、それでそこの爺さんが俺たちの腕を切り落としたハクロウだな」

 

「ホッホッホッ、一瞬で再生され焦ったのはこちらですぞ」

 

(少し若返ったな…そしてそこのイケメンが)

 

「お前は確か」

 

「ソウエイの名を承りました、御回復、心よりお慶び申し上げます、リムル様」

「あと一人、クロベエはカイジンさんの工房に居るみたいだよ〜」

 

「リムル様が目覚めただべか!分かったな?おらはクロベエだよ」

 

(普通のおっさんになってる!なんかほっとする)

 

「仲良くしようなクロベエ!」

 

「おう!」

 

 

 

その頃、リザードンの支配するシス湖に20万の軍勢が迫る中…

 

ハクロウがゴブタ達に稽古をつけていた、ゴブタが剣術を習いたいとお気楽に行ったらこの有様だ、それを眺めているとハクロウが声をかけてくる

 

「メルナ嬢、あなたもいかがですかな?あの時見せた剣筋、粗野じゃがなかなか筋が通っていましたからな、誰からお習いに?」

 

「ん?ああ、カイジンに少しだけね、ロングソードを貰った時にさ、ドワルゴンで騎士団長やってたらしいからね」

 

「ドワルゴン…そうか、あの小僧…」

 

「ん?」

 

「いやいや!メルナ嬢には関係の無いお話、さ!かかってまいられよ!」

 

「よっしゃ!リベンジだ!」

 

メルナが剣を抜きハクロウを攻める、大振りの攻撃の隙を次木刀を四肢をや胴、頭に当てる

 

「隙だらけですぞ、戦い方がなってない、儂は小柄ですからなぁ振り方を変えねばなりませんぞ」

 

「あの時より早くなってる…」

 

「ホッホッホッ、伊達に若返っておりませぬよ、隙あり!!」

 

「アベっ!」

 

後頭部を打ち付けられ気を失ってしまう

 

「勝てねぇ…」

 

 

 

 

ベニマル達が仲間になって数日がすぎた、みなが町に馴染んで行く中、メルナはシュナの作った反物をドワーフ達と見学していた

 

「器用ですね〜頑丈で触り心地ちもいい」

 

「ええ、魔素をたっぷり含んでいるので防具とてしも利用できますよ!」

 

「なるほどね〜ならこれで…」

 

「すごいな」

 

シオンに抱えられたリムルが入ってくる

 

「もう絹織物なんでできたのか!」

 

「いらしてくださったんですね!」

 

シオンからリムルを奪い取ると強く抱きしめる

 

(ちっ、羨ましい…)

 

「う、うむ、どんな具合だ?」

 

「はい、カイジン達が作ってくれた織り機はとっても使いやすです」

「そうか、良かった、みんなの衣類の制作頼んだぞ」

 

「はい!」

 

「ではリムル様、参りましょう、お昼が冷めてしまいます」

 

リムルの秘書を名乗り出たシオンが食堂へ向かおうとするとシュナが呼び止める

 

「シオン、秘書のお仕事はちゃんとできているのですか?」

 

「もちろんです、シュナ様」

 

「私がリムル様のお世話をしてもいいのですよ?」

 

「いいえ、姫それには及びません、私がチキンとお世話をいたします」

 

2人がリムルの取り合いをする中、ドワーフ三兄弟がにやけずらで眺めるが、見兼ねたメルナが仲裁に入る

 

「はいそこまで、仲良くできないならリムルは没収です」

 

伸びきったリムルを器用にまとめると、メルナの胸に頭を預けるリムルが残念そうな顔をする

 

「おいこら、不満ならあのまま引き切れさせても良かったんだぞ?」

 

「いえ!十分です!満足です!」

 

【食堂】

 

食堂に入るとベニマル、ハクロウ、ソウエイがいた

 

「おや、これはリムル様、それにメルナ様も」

 

「お食事ですかな?」

 

「ああ、シオンが手料理を作ってくれたって言うのでな」

 

突然3人の顔が曇る

 

「ん?どうしました?」

 

リムルを椅子に置き3人の表情の変化に気づいたメルナが問う

 

「「「いえ、なんでも」」」

 

「私は見回りに行ってきます」

 

ソウエイが分身を作り出すと姿を消す

 

「ではお持ちしますね、もちろんメルナ様の分もありますから!」

 

「ありがとう、シオンさん」

にこやかに返すと嬉しそうに厨房へ向かっていった

 

「なぁ、リムル…ものすごーく嫌な予感がするんだけど…」

 

「いやまさか、そんなテンプレ的なことかま起きるわけ…」

 

「でもベニマルが…」

 

「お待たせしました〜さっ、召し上がれ♪」

 

2人の前に置かれたそれはとても説明できる形をしていなかった、木製のボウルいっぱいに入れられたそれは、不気味な七色に変色する、共に並べられたスプーンのおかげで恐らくはスープとして出された事が辛うじて理解できる

 

(いや、まだわからん!オーガの郷土料理だったり…)

ベニマルの方をむくが目を合わせてくれない、ハクロウに至っては気配を消しまるで透明になっている

 

「お二人ともさっ、どうぞ」

 

食堂な何も知らないゴブタとゴブゾウが腹を空かせて入ってくるが助けになりそうもない、覚悟を決めてメルナが口に入れようとした瞬間、リムルが後ろにスプーンを差し出す、たまたますぐ後ろにいたゴブタの口に入り、まありの勢いについ飲み込んでしまう、あまりの苦さ故がそれとも毒が入っていたのか、ゴブタ苦しみ出す

 

「ゴブタぁぁ!?そんな!ゴブタが!おいゾブゾウくん!早く水を持ってくるんだ!」

 

「えっ、あ…はい!!」

 

ゴブタがひとしきり苦しんだあとピタリと動きが止まる

 

「シオン…」

 

「はっ、はい!!」

 

「今後人に食事を出す時は、ベニマルの許可を得てからするように」

 

「えっ!?」

 

(あんまりですリムル様!)

 

(しらん、監督はお前に任せる)

 

「ゴブタ〜!はっ!この子…毒耐性を獲得している…!?」

 

 

翌日

 

 

リムル達が街の外れに集まっているのを見かけたメルナが様子を見に来る

「何かあったの?」

 

「ああ、メルナ様、実は…」

 

リルムのそばにいたベニマルが答えてくれる

 

「ほほ〜ん、あのガビルとかいう奴が部下になれと迫ってきたから、ゴブタと決闘させると?」

 

「その通りです」

 

2人が会話を続けているとガビルが喋り出す

 

「なるほどぉ、部下にやらせれば恥はかきませんからなぁ、フ…なぁ?スライム殿」

 

 

「む…ゴブタ〜!遠慮はいらん!やったれ!」

 

「ええ、なんなんすかもう」

 

「勝ったらクロベエに頼んでお前専用の武器を作ってやる!」

 

「ほんとっすか!?ちょっとやる気出たっす!」

 

「負けたらシオンの手料理の刑な!」

 

「何やら非常に不愉快な会話です」

 

「こらシオンさん、スライムボディがスリムボディになっちゃいますよ」

 

そう言ってシオンからリムルを奪う

 

「さて、準備はよろしいかな?」

 

「負ける訳には行かないっす!」

 

「では始めろ!」

 

ランガの一声で戦闘が始まる

 

 

勝負は一瞬だった、影移動をいつの間にか使えこなせるようになっていたゴブタが、ガビルの後頭部を殴りつけゴブタの勝利に終わった

 

「さすがはゴブタ!我が見込んだだけのことはある!」

 

「ようやった!ホブゴブリンの力をよくぞ見せつけた!」

 

「偉いぞゴブタくん!君こそが英雄だ!」

 

「見直したぞ、私に対する先程の失礼は発言は無かったことにしてやろう」

「俺たちと戦った時より強くなっているようだな」

 

「鍛えがいのありそうな才能を持っているようですじゃ」

 

「お前ら!俺たちの勝ちだ!オークに対しての共闘は検討してやるが、配下になるのはごめんだ!今日のところはそいつを連れて帰れ!」

 

「「「「お、覚えてやがれー!」」」」

 

いかにも三下な捨て台詞を吐いて去っていく

 

リルム達が町の幹部たちを集めて作戦会議を始める

 

「20万のオークがリザードンの支配領域に向けて進行中…20万か…実感が湧かない程の馬鹿げた数だな…」

 

「そもそもオークの目的ってなんでしょうね?」

 

「オークは元々知能の高い種族じゃねえ、この進行に本能以外の目的があるんなら、何かしらバックの存在を疑うべきだろうな」

 

「例えば魔王とかか?」

 

リムルの発言でその場に重い空気が流れる

 

「お前たちの村に来たというゲルミュッドとかいう魔族が絡んでいるとしたら…まっ、今のところなんの根拠もないが」

 

(魔王だとしてもそいつがシズさんを苦しめたレオンだとはかぎらないしな)

 

「魔王が絡んでいるかどうかはわからん、だが、オークロードが出現可能性は強まったと思う」

 

 

「数百年に一度生まれるユニークモンスターだっけ?」

 

「はい、20万もの軍勢を、普通のオークが統率できるとは思えませんから」

 

「いないと楽観視するよりかは警戒するべきと思います」

 

「そうだな」

 

「はっ、偵察中の分身体に接触してきたものがいます」

 

ソウエイが口を開く

 

「リムル様に取り次いで貰いたいとの事、いかがいたしましょう?」

 

「誰だ?ガビルでお腹いっぱいだし、変なやつと会いたくないんだけど」

 

「変…ではありませんが、大変珍しい相手でして、その…ドライアドなのです」

 

リムルとメルナ以外の全員が驚く

 

「ドライアド?」

 

(あれか?ゲームによく出る木の精的なお姉ちゃんか?)

 

「ドライアド様が最後に姿を見せたのは、数十年以上前ではなかったか?」

 

「か…構わん、お呼びして」

 

そう言った瞬間机の上が美しく光る、光の中に蕾が芽生え成長するとその中から美しい女性、ドライアドが出現する

 

(お〜きれいなお姉さん)

 

「魔物を統べるもの、及びその従者たる皆様、突然の訪問相すいません、私は、ドライアドのトレイニーと申します、どうかお見知り置きください」

 

「俺はリルム=テンペストです」

 

「自己紹介恐縮の至、俺はメルナ=テンペストと申します、え〜…トレイニーさん、一体なんの御用件でしょうか」

 

リムルを守るように1歩前に出たメルナが警戒した様子で返事を返す

 

「本日はお願いがあってまかりこしました」

 

「と、言いますと?」

 

トレイニーはリムルの方を見て言う

 

「リムル=テンペスト、魔物を統べる者よ、あなたにトークロードの討伐を依頼したいのです」

 

トレイニーは机からふわりと降り、リムルと顔を合わせる

 

「オークロードの討伐…俺がですか?」

 

「ええ、そうです」

 

トレイニーが優しく微笑むと、ベニマルがリムルの前に出る

 

「いきなり現れて、随分勝手な物言いじゃないか、ドライアドのトレイニーとやら、なぜこの町へ来た?ゴブリンよりも強い種族はいるだろうに」

 

「そうですわね、オーガの里が現在ならそちらに出向いていたでしょう、まぁそうであったとしても、この方達の存在を無視する事などできませんけれど」

リムルとメルナの顔を見比べる

 

「俺も?」

 

「ええ、あなたも」

 

メルナの問に微笑んでで返事をする、メルナはその美しい笑顔に顔を赤らめ目をそらす

 

「我々の集落がオークロードに狙われれば、ドライアドだけでは抵抗できませんの、ですからこうして、強き者に助力を願いに来たのです」

 

「オークロードがいるってこと自体、俺たちの中では仮説だったんだけど…」

 

「ドライアドはこの森で起きたことならば、大抵把握しておりますの、いますよ、、オークロード」

 

机に置いてあった菓子を1口食べて皆を見る 、その場にいる全員がざわめく中、リムルが少し考えたのち答える

 

「返事は少し待ってくれ、鬼人達の援護はするが、率先して薮を突くつもりはないんだ、情報を整理してから答えさせてくれ、こう見えても、ここの主なんでな」

 

トレイニーが会議のメンバーにトレイニーが増加わる

 

「会議を続けるぞ、オーク達の目的について、何か意見のあるものはいるか?」

 

「思い当たる節がひとつあります」

 

シュナが口を開く

 

「ソウエイ、私たちと里、調査して来ましたか?」

 

「はい」

 

「その様子では、やはりなかったのですね」

 

「はい、同胞のものも、オークのものも、ただのひとつも」

 

「何が?」

 

「死体です」

 

「…っ!まさか…オークは敵と仲間の死体を食ってるのか!?」

 

メルナの顔が恐怖で歪む

 

「ユニークスキル“ウエルモノ”」

 

トレイニーが語り出す

 

「世に混乱をもたらす最悪の獣、オークロードが生まれながらにして保有しているスキルで、オークロードの支配下にある全ての者に影響を及ぼし、イナゴのように周囲のものを食べ尽くす食らった相手の力や能力までも取り込み、自分の糧とするのですわ」

 

「まるでリムルの捕食者だな…」

 

「ええ、ウエルノモの代償は満たされることのない飢餓感、オークたちは果てしない飢えを満たし、力を得る為だけに進むのですわただそれだけが、彼らの王の望みゆえに…」

 

重苦しい空気が流れるなか、呑気に紅茶を飲む

 

「さて…となるとだな、うちも安全とは言い難いな、テンペストウルフに鬼人、ホブゴブリン、味はともかくオーク達が欲しがりそうな力を持った餌だらけだ」

 

「もっと美味しそうなのが俺の目の前にいるけどな」

 

「?誰のことだ?」

 

「ハハ…」

 

「それと、オークロードの誕生に魔人の関わりが確認されています、いずれかの魔王の手の者です」

 

「えっと…ドライアドは森のことは大抵の事は知っているのですよね?どの魔王の仕業なんです?」

 

「そこまではまだ…」

 

「リザードンマンの戦力は?」

 

「おおよそ2万程」

 

「ふむ…なぁリムル、この依頼、受けた方がいいと思う」

 

「どうして?」

 

「嘘は言って無さそうだし、放っておくと取り返しのつかない強さになるだろうからさ、リザードンマンと戦争を始めた今なら後ろを刺せるしね、数の少ない俺たちでも十分に勝機はあると思うんだけど…どうかな?」

 

(ふむ…大賢者、どう思う?)

 

ドライアドはジュラの大森林の管理者、不届きなもの、森に対し害を持つ者に対し天罰を下さず存在とも言われています

 

(でもなぁ20万だぞ…)

 

「リルム=テンペスト様、改めてオークロード討伐の依頼をお願いします、暴風竜ヴェルドラの加護を受け、テンペストウルフを手なずけ、鬼人を擁する貴方ならオークロードに遅れは取らないでしょう」

 

「とうぜんです!」

 

シオンがリムルに抱きつく

 

「リムル様ならば、オークロードなど敵ではありません!」

 

「まぁ、やはりそうですよね!」

 

(おお〜仕事を取ってくるのは秘書の鏡やね)

 

「ええ…わかったよこの件は俺が引き受ける、みんなもそのつもりでいてくれ」

 

みなが覚悟を決める

 

「オーク20万を相手取るとなると、リザードンマンとの同盟を前向きに検討したいところだが…使者があれなんだよなぁ〜話が通じるやつと交渉したいところだが…」

 

「リムル様、リザードンマンの首領に直接話をつけてもよろしいですか?」

 

「ソウエイ…できるのか」

 

「はい」

 

(何この自信!やだイケメン♪)

 

「よし!では、リザードンマンと合流してオークを叩く!決戦はリザードンマンの支配地の湿地帯、これはリザードンマンとの共同戦線が前提条件だ、頼んだぞソウエイ」

 

「おまかせを、リムル様」

 

ソウエイの姿が消える、決戦の日は近い

 

 

 

 

 

 




シュナさんがわいいんですよ!(_・ω・)_バァン…
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