東方牙焔録   作:こなぎゆめ

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茶番回です。
ごめんなさい。
あと、注意とタグを増やしました。
今回もよろしくお願いします。


紅白巫女と魔法使い

「…はあ…はあ……はあっ。」

 

ポワンは逃げていた。

まさか、諏訪子が襲ってくるとは…。

しかも、

 

「待ちやがれ!!」

 

「この亡霊め!!」

 

あの守矢神社が里の人間に囲まれていたなんて…。

今は、諏訪子ではなく里の人間から逃げている。

 

(ぐ…やばいです。このままだと追いつかれるです。)

 

雪が降ってきた。

 

(もっと降るです!!雪の景色に溶け込んでやるです!!)

 

そう願った瞬間だった。

ヒョオオオオ・・・。

 

「わお……です。」

 

急に雪がポワンの近くにだけ激しく降り始めた。

ちょっと寒いが…。

それに里の人間は、

 

「くっそ、見えねえ!!」

 

「寒い…帰ろうぜ…。」

 

「あいつ何処行きやがった!!」

 

神様…見直したです。でもなんかデジャヴです。

などとポワンが思っていると。

急に巨大な雪玉が空から降ってきて、

 

「あっ…です。」

 

ポワンの真上に落ちてきてポワンは雪に埋もれてしまった。

ポワンは今、外からまったく見えないだろう。

寒いです。

里の人間の声が聞こえてきた。

 

「くっそ………あいつ何処行きやがった!?」

 

「さがせ!!まだ近くに居るはずだ!!」

 

足音が段々小さくなっていく。

なんかラッキーです。

さて寒いし外に出ようとポワンは体を動かす。

すると、

 

「あれ?誰も居ないぜ?」

 

…まだ人が居た、です……。

やばいどうするです、ポワンは必死に考えた。

仕方ない、飛び出た瞬間に右ストレート。

いざ!!です!!

 

「ん?うわあっ!?」

 

ポワンは雪から上半身を出して…右ストレートは放たれなかった。

ポワンの右腕は寒さに負け、震えていてとても動かせない。

右腕どころかついには体まで震えてしまい、寒さのあまり涙目になるのは本人でも分かった。

 

(ああ、終わったです。殺されてしまうです。能力を使っておけばよかったです…。能力のこと忘れてたです。)

 

「…寒い、です。」

 

その一言でポワンは気を失ってしまった。

 

 

  ***

 

 

ポワン…彼女は一体何者なのだろう…。

それを知るため、早苗は一人で里に来ていた。

周りの人の早苗を見る目が冷たい。

信仰力が失われていく感じがした。

そんなこんなで、目的地に着いた。

鈴奈庵。

勇気を振り絞って入る。

 

「いらっしゃいませー…あ、あなたは…。」

 

小鈴は驚いていた。

そんな小鈴に早苗は言う。

 

「あなたあの時いらっしゃいましたよね?妖力の弾もあなたですよね?」

 

それを聞いて小鈴は早苗を事務机の方に手招きした。

小鈴は椅子を用意して早苗を事務机を挟んで座らせた。

小鈴は小声で言った。

 

「妖魔本を少々いじって出したんです。できたら人に聞かれたくないんでよろしくお願いします。」

 

そのようなので、もう本題に入らせていただく事にする。

 

「ポワンちゃんを狙う理由を教えて。」

 

「ご存知ないのですか?…分かりました。長い話になるかもしれませんが。」

 

 

 

 

 

  ***

 

 

 

 

 

あれ…まだ生きてるです?ポワンは目を覚ました。

やわらかい…布団で寝ている感覚がある。

守矢神社の時と似ている。

声が聞こえてきた。

誰だろうか。

 

「で、こいつはなんなの?魔理沙?」

 

「あー、なんか倒れてたぜ。」

 

声の主の一人は魔法使いのようだ。少し魔力を感じる。

あと一人は…人間?何も感じない。

もしくは信仰力がほとんど無い、神様か(早苗みたいな)。

まあ襲ってこないところからして人間ではない、と願いながらゆっくり目を開ける。

 

「あ、起きた。」

 

目の前に居るのは巫女だった。

赤と白の服を着た巫女。紅白巫女。

一応人間なのだが、

 

(巫女というのは神の一種なのです。よかったです。)

 

とポワンは早苗の一件でなにか重要なことを勘違いしていた。

 

「あ、起きたんだぜ。」

 

魔法使いの方も同じ反応。

白黒のローブを着て、魔女帽子。

いかにも魔法少女です、的な。

 

「おーいお前大丈夫かー?」

 

魔法使いはポワンに話しかけてきた。

 

「だいじょうぶです。」

 

「名前は?」

 

「ポワン、です。」

 

「魔理沙だぜ。よろしくだぜ。」

 

次は紅白巫女が名乗ってきた。

 

「私は霊夢。よろ…し…あーっ!?」

 

何故か霊夢は驚いた声を上げた。

魔理沙とポワンは疑問符を浮かべる。

それに霊夢は、

 

「ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちよっと待って。」

 

霊夢は部屋の奥に行って、何かを持ってきた。

新聞のようだ。そしてその新聞の記事は、

 

<奇跡の神の下着を激写>

 

ですよねー。

 

「で、この写真に写ってるの…あなたよね?」

 

魔理沙は「あ、ホントだ。」と呟いていた。

この記事の写真にはバッチリ、ポワンと早苗とその***が写ってしまっていた。

ポワンはこくりと頷く。

 

「早苗とはどんな関係なの…ポワン?」

 

「え?神社に泊めてもらったです。」

 

「大丈夫?布団の中でいやらしいことされてない?」

 

「な、なんなのですっ!?も、もしかして何かされていたのです!?」

 

ポワンは不安になった。

顔が蒼ざめていくポワンを見て、二人は「ふふっ。」と笑った。

 

「家はどうした?里にあるんじゃないのか?なんで泊めてもらったんだ?」

 

「夜が遅かったです、あと私の家は三年前に燃えた…です。」

 

ポワンが涙目になってきたので、

 

「あ、ごめん。嫌な事思い出させちゃった?(ほら、魔理沙も謝って。)」

 

「え?あ…すまなかった。」

 

突然霊夢が魔理沙を肘で突いた。

霊夢と魔理沙は小声で話し合う。

 

「何だ?何が不満なんだ?」

 

「心がこもってないのよ!!あんたが原因なんだから土下座の一つぐらいやりなさい!!」

 

「お前やってねえだろ!!…ったく仕方ねえな。」

 

魔理沙は正座をした。

ちらっと見えた霊夢の顔が腹たったので、頭を床につけてこう言ってやる。

 

「本当にすまないポワン!!今晩は霊夢が泊めてもらえるそうだから!!飯も出してくれるそうだから!!」

 

「え…ちょ、魔理沙!?」

 

「霊夢はお前に惚れたそうだから!!」

 

「変な事実捏造するな!!」

 

ポワンは涙を拭いて、しっかりと霊夢を見て言った。

 

「ごめんなさいです。」

 

「うざいっ!!謎の敗北感にも程がある!!」

 

「でも泊めてはもらいますです。これからずっと…無償です。」

 

「下衆い!!この子思ったより下衆かった!?」

 

そんなこんなで、ポワンは博麗神社に泊まることになった。

ポワンが涙目で訴えたら霊夢は断れなかった。

 

「ねえ、ポワンちゃん。」

 

「なにです?さっき断ったです。」

 

「信じないで!!お願いだから!!」

 

「で、なにです?」

 

霊夢はため息をついてからポワンに言った。

 

「なんで里に居ないの?魔理沙があなたを見つけたのは守矢の山の頂上付近の森らしいし、妖怪が居て危ないわよ?」

 

ポワンは暗い表情をしたあと、

 

「人間は大嫌いです。」

 

そういった。

それに霊夢は首を傾げて、

 

「ポワン、あなたどう見てもにん…。」

 

そこで、霊夢が魔理沙に肘で突かれたので、また二人の小声トークが始まる。

 

「何よ。」

 

「お前な~、いいかポワンは人間が大嫌いだ。」

 

「え?あ、うん。知ってた。」

 

「だったら自分が人間だって認めたくないんだよ。たぶん。」

 

「…そんなもんなの?」

 

「ああ、例えばな。博麗神社に一人の少年カ○タ君が御参りに来ました。」

 

「うん。今日も私の神社は大繁盛ね。」

 

「寝言は寝て言え。…で、そのカ○タ君は賽銭箱に野口を入れました。」

 

「おお、カ○タ様マジ神。」

 

「こども銀行の。」

 

「カ○タ許さない!!絶対許さない!!」

 

「カ○タ君は言葉を残して去っていきました。」

 

「捨て台詞!?人間の分際で!?」

 

「『やーいお前ん家(博麗神社)妖怪やーしき。』…これ、お前なら認めるか?」

 

「やっと本題!?もう読者の三割見るのやめたわよ!?たぶん!!」

 

「で、認めるか?」

 

「拒否!!否定!!…ってか私の神社が妖怪屋敷であること前提よね!!この例え!!」

 

(え…そうなんじゃないのか?)

 

小声トークタイム終了。

ポワンは首を傾げていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜。

 

(むう…かなか寝れないです。)

 

その原因はおそらく、

 

ぐおおおおおおおおおおおおおおおおお…。

 

巫女のいびきだろう。すごくうるさい。

 

「…外でも歩いてくるです。」

 

 

 

 

 

てな訳でポワンは河童の谷を歩いていた。

夜の谷は静かで綺麗に月の光が当たって気持ちがいい。

 

「…ん、です?」

 

洞窟を見つけた。

なんだこの洞窟は。

興味が出たので入ってみることにした。

案外明るい。

するとちょいと進んだ所に広い場所があった。

その広い場所の中央には、錆びた古い剣が刺さっていた。

その剣の近くには看板が在った。

その看板には、こう書かれていた。

 

<せいけん>

 

聖剣!!胡散臭い!!

いや…政権?そんな訳無いか。

しかしポワンは興味が湧いて、その『せいけん』を引っこ抜いた。

刹那、『せいけん』は神々しい魔力を放ち始めた。

 

「おおっ、です。…これで人間を滅殺DEATH.」

 

『せいけん』の放つ魔力は段々強くなっていった。

次の瞬間、

 

パキッ…。

 

『せいけん』は自身の放出した魔力の波動で自身の刀身を折った。

儚い音が洞窟に響く。

ポワンは少々涙目で、

 

「まあ…最初っから期待なんてしてなかったです…。信じるのは自分の力だけです。」

 

そう呟いた。




どうも健治です。
茶番でした。ごめんなさい。
今回は霊夢と魔理沙が出ました、以上。
実は前回投稿の数時間後、感想を書いて下さった人がいて、嬉し涙を流しながら、いつの間にか、三話の三分の一を打ち込んでいました。ありがとうございました。
批評、評価などなんでもいいので感想受付中です。
これからもよろしくお願いします。
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