ヒーロー科の職業体験が終わったという噂を先週聞きまして、現在僕は職員室にて説教を食らっています。なぜなら突如、雄英高校の屋上にどでかい装置が出現していたのだとか。なぜそれが僕だと分かったのか、
『サポート科の人へ』と書かれていたそうなので。凄いですねプロヒーローって探偵もできるんですよ。
まぁこれで工房に半導体を作れる装置ができたというわけでまずは解剖します。
さっすが最新技術ですね、AIループに設計図は読み込ませているので修復は簡単です。
目標は兆単位の半導体を搭載した軽量のグラフィックボード。これがなきゃ個性因子のデータ化は不可能…
実は先日作った「マンホールがぺろぺろキャンディーになると見せかけて拘束する装置」の後に僕の個性がアップグレードしまして半導体を作れる装置の改造用設計図がプリントできるようになりました!やったね
これでこの装置を魔改造していきたいと思います。
というわけでまずはヒーロー科の八百万さんに貴重な鉱物の生成を…あれ?ご不在でした。
仕方がない、ならば召喚魔法。普通科からマチカ先輩を召喚!
…厨二病は中学校においてきたはずなんですけどね
「マチカ先輩のいる普通科ってどこだっけな」
「よんだ?」
「へ?」
後ろを振り向くとあら不思議マチカ先輩が。
どこのホラゲーですかね。
まぁちょうどよかった、先輩の個性「数え間違い」の力をお借りしたかった。
「マチカ先輩、このコードとあの針の数数えて」
「わかった」
そこから先輩は「いーち、にぃーい」と数を数え始めました。
ちなみに設計図には二百本のコードと三十五本の針があります。と書かれている。
「わかった!二百五十二本のコードと五十四本の針があるね」
「コードはともかく針のほうそんなに数え間違えます?」
「見えにくいからね」
ふと装置に視線を戻すともとから二百五十ニ本のコードと五十四本の針でしたよぉーといっているような感じに変わっていました。
「マチカ先輩の個性って、かなりチートじゃ…」
「それだといいねぇー」
先輩のご協力のおかげで手順が大幅に削減しました。
新たに設計図をプリントしては製作再開です。
「・・・マチカ先輩?」
「暇だから見てるだけ」
僕が雄英に入って初めて作った椅子の座り心地が少し良くなる装置を取り付けてある椅子に座るマチカ先輩。まぁそんなことは気にせずに作ります。
というかサポート科が使用する教室にいても大丈夫なのでしょうか?日々爆発事故が多発していますし、もっとも言えば今は天才である発目さんがものすごい勢いで何かしらを作っていますし。爆発率高いですよ?
「いやダメじゃん」
爆発率高いところでこんな作業してたらどうするんですか爆発してあーれーなんて
さぁさてどうしましょう…まぁいいか僕の運は強いはずだ。
配線コードと使用している針の変更のみなので…
◇◇◇
「よしできた!」
ものの数十分で完成しました!いやぁ…あれ?マチカ先輩いないな。
まぁいっか、えっと現在の時刻はぁ…
その時チャイムが鳴った。
「あぁ昼食か」
「いえ、もう放課後ですよ?」
偶然横を通りすがった発目さんに時刻を教えてもらいました…
外を見てはきれいな夕焼けなので…
はい、朝っぱらから昼食もスキップし制作をしていたそうです、怖いですね集中力って。
まぁしかしこれにて完成。
世界トップを争えるだろう素晴らしい装置が出来上がりました。
掲示板で機械を譲ってくれた人に感謝の言葉を伝えておきましょう。
それでは早速この機械を使いたかったのですがもう放課後なので撤収。
荷物をまとめてまた明日雄英高校。
そういえばそろそろ夏休み…雄英に夏休みあったっけ…
作りたいもの作れてるし毎日休日だな。授業とかは軽い運動みたいな感じで。
最近はマチカ先輩をどのように扱えばいいかわからなくなってきました。
なんせ「数え間違いって個性面白そう」と思ってそのまま追加したからです。