作りたいものを作る。ただそれだけ。   作:作猫

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資料が散らかる装置/捕縛し天国の世界へご案内する機械

 

入学してから二日目。

登校中は、ヒーロー科の噂が後を絶たない。

前にあったドロドロのやつに捕らわれたけど頑張って耐えた子が入学しているーだのプロヒーローエンデヴァーの息子がーとか。僕にとってそんなのは関係ない。と思っていれたのは昨日まで。

 

「入学初日だーれともしゃべんなかったの~!?アッハハハ」

 

いつもよりハイテンションな母に煽られたのでどうにかしたい。

こんな時は装置に頼らず自分から声をかける必要がある、でもどうすればいいか。

そう、友達を作る装置を作ればいいのである。

 

「・・・装置に頼らずっていいながら友達作る装置を作るってどういうことだ?」

 

楓は電車の中でただ一人矛盾に押し負けていた。

 

◇◇◇

 

「さてと、今日も張り切っていきますか」

 

ドアを開けた時、爆発した。

 

「へ?」

 

制作の失敗だろうか。とりあえず爆風で倒れてしまったので起きあがろう

しかし、体が動かないというか息がうまくできない。なんだ?顔の上になにか柔らかいものが

 

「おや、確か同じクラスの楓さんではありませんか!」

 

発目 明。同じクラスの天才生徒。

つまり僕の顔面には発目さんの胸が当たっている。

 

「よし、おわった」

 

心の中で学校生活終了のお知らせが鳴り響いた気がする。

しかし数分後あたりは何事もなかったかのような状態になっていた。

 

これを機に発目さんと友達に…

なんて考えは甘かった。きっと彼女はそんなのに全く興味がないから。

 

せっかくならヒーロー科の友達がほしい。

ということでいざ発明開始。

 

頭の中に浮かび上がったものをさささっと紙に写す。

出来上がった設計図を見ては「ナンダコレ」と思ってしまった。

さっきのラッキースケベのせいで思考が歪んでいるのか…

 

「と、とりあえず作ろう」

 

作って必死にさっきのことは忘れよう。

 

◇◇◇

 

「できた」

 

この機械の仕組みを説明しよう。まずこれは資料などに挟んで使用する。

そして人とすれ違うとき、機械が作動して肩がぶつかりそうな位置まで自然と誘導させられては相手とぶつかり資料ぶちまけて強引に会話をさせるというもの。

しかし、ここで一つ問題があったのである。

まず、雄英高校の廊下は広い。つまり、不自然すぎるということだ

次に、たとえぶつかったとしても優しい人とは限らない。

 

「僕ながらいい作品だと思ったんだけどな」

 

 

うーんと悩みに悩んでいたところパワーローダー先生がやってきたので質問してみた。

もちろん何を作っているんだとは言われた。

まじめに作ることにした。

 

 

 

僕の個性は最初からブラックホールとか作れるのではなく、色々設計図を作ってそれを具現化した時の達成感のようなものがエネルギーとなってどんどんすごいものを作れる。たくさんの装置を作らなきゃ僕が夢見る「個性を再現する装置」など到底作れない。

 

なにかネタはないかと探っていたら天才クラスメイト発目さんが捕縛ネットを作っているではありませんか

これを見習って僕も何か作るとしよう。

 

「捕まえて、ミッドナイト先生のような眠ってしまうやつを…」

 

設計図ができた。いやまて、

 

「酸素濃度を低下させる機械…?」

 

確かに低酸素濃度で人は意識喪失することがあると聞いたことがあるが

まぁ無力化できれば結果オーライなのでとりあえず作ってみましょう

破けない特殊素材のネットも必要です。

 

◇◇◇

後日。

 

さて製作開始から三日目、ようやくできました。

こちら、使い捨て用敵捕獲装置でございます。

使い方は簡単、まずは安全ピンを抜き取り敵へ狙いを定める。エイムアシスト機能付きです。

そして放たれ、敵に着弾すると全身を捕縛します。ごみ袋の中に人が入っている状態です。そこから袋の中の空気の酸素濃度を低くし、意識喪失させます。喪失を確認したらなるべく死なないようにする装置が作動します。

 

ちなみに最悪の場合死に至る装置なため無事封印されました。

恐るべし低酸素濃度。

 

「はぁ友達がほしい」

 

 




モブキャラの人生を描くって相当難しいですね。
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