ある日の朝
USJ事件の噂が収まりかけたころである。
楓はいつも通り満員電車で押しつぶされながらヒーロー科の生徒をじっと眺めている
何かヒントはないか…
「あの…さっきからじっと見つめて…どうしましたか?」
しまった、声をかけられた
「なにかヒントはないかなと」
「ヒント?」
「はい、サポートアイテムで」
とりあえず何事もなく下車完了。
さっきの緑のもさもさ君は…誰だかわからない
「よぉよぉー!我が愛しの楓ちゃん」
「…母さんヒーロー活動中?」
秤屋
「そろそろアラフォーなのによくやっていられるね」
「いやだーなぁ楓ちゃん」
母は段差の上に飛び乗っては
「私は永遠のー!二十歳なのだー!」
迷惑になるほどの声、
「そんなデタラメだれも信じないよ…」
「あー、楓ちゃん遅刻―」
「Ohno」
母に絡まれ遅刻寸前
全力疾走で坂を駆け上がる
「はぁ、はぁ、あーもう、光の速さで動ける機械でも作ってやろうか」
ギリギリ間に合ったが、もう放課後気分です…
テキトーに作ってはやく帰ろうと
いや、別に雄英が嫌いっていうわけではないし、帰りたい気分では…疲れた
「誰でも個性を使わずに敵を捕縛する方法…捕縛ネット…弾道読まれる……」
弾を見えなくしては不規則な道を走る捕縛ネットを作ろうなどと書かれた設計図が頭の中に浮かんだ
やっぱり僕の個性が自我を持ち始めたのか…はやすぎないか?成長が
とりあえず作ってみることにします、改造系だからすぐ終わるし。
◇◇◇
数時間後
というわけでできました。「弾道が読めない捕縛ネット装置」です。
内容は簡単、過去数百件の敵の行動パターンを学習させ絶対に読まれない弾道を通るようになっています。
まるでそれは物理法則を無視しているかのように。
耐久性と速度を特化しており、マグマにつけない限り壊れることはありません
ネットは「捕縛し天国へご案内する装置」のネットを再利用しております。
銃のほうの形もグレネードランチャーを参考にしており男の心をくすぐります。
捕縛し天国へご案内する装置よりも弾は重たいのでちょうどいいでしょう
これならたくさんの命を救えるだろうね。
というわけで先生に見せましょう。
「グレネードランチャーの構造がダメだって!?」
弾はよかったのだが撃つほうがダメだった。
この発射方法なら敵側が本物のグレネードランチャーとして悪用してしまうというのだとか。
それならなんですか?改造したら爆発するようにしていいんですか?
◇1時間後◇
やってやりましたよ、改造したら自爆する機能をつけましたよ
見た目が変わってない?まぁ改造できないようにしたんでそこのとことは問題ないでしょう
その時、爆発が起きた。
中身をみようと解体したところ自爆機能が作動したのだとか。
「・・・考え直しだ」
弾自体はこれでよい。
ならばこれをどう発射するのか。
どうしても銃の形状にしたい。
「エアガンだ…!」
空気の圧力で上手いこと飛ばすことができれば。
けれどここで問題が、普通のエアガンの威力ではこの捕縛弾を飛ばすことなどできない。
狩猟用エアライフルというものがあると聞くが…ここは日本だ、銃刀法に引っかかる
ならば弾にエンジンを搭載すればいい。
トリガーを引くと信号が弾へ流れ対象へ予測不能な弾道を描き着弾。
これなら大丈夫だろう。
「いざ!実践!」
とここでパワーローダー先生に止められてしまった。
理由は簡単、防犯ブザー事件だ。
パワーローダー先生が動作テストを行うことになった。
的になるのは偶然サポート科の教室を通り過ぎていたオールマイト先生です。
いや無理でしょう…
「ということでお願いします」
「わかった」
パンッとしょーもない音がなっては弾はぷかぷかーと無重力を遊泳しているような勢いでオールマイトへ向かっていきました。
「様子見かな」
と思ったら、その弾はピタッと止まり、僕のほうへ飛んできたじゃーありませんか
「え、ちょ」
AI搭載しているせいで相手がオールマイトだと判断したAIは負けを確信して裏切ってきました…
そして僕は見事に捕まりました。
オールマイトをサポートアイテムの実験台にするのはやめようと思いました。