僕が将来作りたい装置は「個性を再現できる装置」である。
しかしそれを簡単に実現させてはくれない。
なぜなら僕の個性は最初っから何でも設計図にできるというわけではなくて、開発を重ねるごとに性能が増していくものだから。
まぁ大したデメリットではない。
だからといって個性を成長させるために日々防犯ブザーを作って成長させるなどめんどくさい。
時には個性に頼らず自分の力で何かを作る必要もある。
というわけで今回は個性因子というものを再現する装置を作ろうかと思います。
もちろんまだこの領域では設計図は反応してくれません。
そのためAIのループを主に使用して試作機を作りましょう。
まずはDNAです。
個性因子はDNAのようなものとたしか聞いたので自身の血を使用しましょう。
しかしこれではいろいろ記録が足りませんね。
しかしながら僕には友達がいないので…
◇◇◇
「母さん血をちょうだい」
「貴方、本当に楓ちゃん?」
「・・・母さんって意外と胸ないの気にしてるよね、最近のヒーロー達が美貌なのを見てさ」
「本物だね、一体何の研究に使うんだい?」
「個性因子の再現」
「あらまぁ楓ちゃんすごいことやってねぇけど残念、私道化師だから」
左肩の関節と左肘の関節を外しては右手でジャクリングを始める
「グロイ」
「酷いなぁこれでも赤ちゃんは喜ぶんだよ?」
そこへ仕事終わりの父が帰ってくる
めっちゃ疲れた顔をしながら麦茶を取り出す
「おっかえりーマイハニー」
「それは男がいうことだろ…なんの話してたんだ?」
「あぁ、個性因子の再現をしたくてデータがほしいから血を」
「わかった」
「私が許さない」
「……いつから僕の血がエムのものに…」
「ずっと前から」
目の前でギャグマンガの母と今すぐ転生しそうな父…
これでデータ一つ目は入手完了。と思ったものの
「というか血の分け合いは法律で禁止されてるから…髪の毛ならどうだ?」
そんなこと禁止されているなんて初めて知りましたよ。
というわけで髪の毛での検証になります。
となれば話は早い
◇◇◇
「すまないねぇ」
「ですよねぇ」
オールマイトに頼んでみたがやっぱり駄目でした。
プロヒーローは全員同じ返事をするでしょうねぇ…
廊下も綺麗だしそんな簡単に髪の毛など落ちて…
「あった」
いやまて、こんな簡単に道端で拾った髪の毛にDNAなどあるわけがない…
諦めて別の協力者を探しましょう。
ヒーロー科とか女子には頼めない。
「何してるんだい?」
びっくりしては後ろを振り向くと見知らぬ女子生徒がいた。
「え!?あ、えっとってか…誰ですか?」
「私は二年普通科の
「一年サポート科の秤屋 楓です…」
彼女の間智果という漢字に驚きました。
どんな意味が込められているのかが気になります。
「それで何をしているんだい?後輩君」
「あぁ…個性因子の再現を」
「すごいことなのかい?」
「ま、まぁ成功すれば。」
そこからマチカ先輩の質問に押しつぶされた。
「なるほどねぇ、じゃぁさ私のDNAってやつ使えば?」
「いいんですか!」
「DNAだからぁ…」
すると、マチカ先輩はハンカチを取り出してはしゃぶり始めたのですよ
「何やってるんですか先輩!?」
「ん…唾液」
「髪の毛でいいですからぁ…!」
というわけで髪の毛をゲットしたのでこれでデータが三つ、これでいいでしょう。
マチカ先輩は毛を抜いた部分をさすりながら
「私の個性は「数え間違い」っていう本気で数え間違えたときに数えてたものがその数え間違えてた値になるって個性。」
「すごいマイナーですね、けど本気で数え間違える…かぁ」
「じゃぁ私は授業あるから…頑張ってね後輩君」
「ありがとうございます!」
天然なのかよくわからない先輩と出会いました。
◇◇◇
というわけで実験開始です。
まずは僕と父とマチカ先輩の個性因子をそれぞれデータに読み込ませます。
個性因子を検査する装置はネットで調べてちゃちゃっと作りました。大昔あったらしいですね、なんか個性奪う人がいてーみたいな話の時代ですが。
現在治療とかでコンピューターに表示させる?みたいなことはできてるんで...そこをうまく繋げられないかなぁ
・・・因子を魔力ととらえましょう、別の考え方だと何かひらめきがあるはずです。
魔力はよく体内を循環しているので目をつむって瞑想しているとその感覚をとらえることができるとラノベで読みました。
個性因子でもできるかやってみましょう。
まずはプリンター(仮)に搭載した完全ノイズキャンセル機能を発動して周りの音から逃避することで心臓の鼓動を確認しやすくします。
といっても魔力とは違い個性因子は細胞みたいなもの...確認するのは至難の業ですね。
この方法では諦めますか。
ひとまず僕と父と先輩のみっつの因子を確認できました。
パット見、違いはない。
「ループ、データ化可能?」
〈もっとよいグラフィックボードを搭載してください〉
まさかのここで…
とりあえず今回の実験はここで中止、データはプリンター(仮)に保存でもしといて…髪の毛達は特殊液体で保管することによって腐敗を防ぎましょう。
ヒロアカもう一周しないとな…