あぁ!?脱いだら凄いんだぞこっちは!(うすほそ) 作:あげ竹輪
未だに3行くらいしか喋っていないフウカさんに涙。
「___夜、朝と共に摂取できていない状態でしたので、ちょうどいい機会ですので別のものに変えておきます」
「念の為ですが...心的外傷を負わないように気を付けてください」
継続を1度途切れさせると逆に不安定になるっぽいから今日は安静にしてろと。
1回元々の薬が抜けてから別なのに変えてみて効果を見るらしい。
そんな仕事行くだけでストレスとかないと思うけどな...あでも会いたくない人とかが来てたら難しいかも
一応先生に遅れる連絡はしたから返信きてないか見とかないと
あ、あった。
”了解!焦らないで落ち着いて来てね!ちなみに今日の当番の子は__”
うん、大丈夫そうな人だ。
「え?教えられない?」
『...ごめんなさい。こちらでなにか言うことは出来ない』
「うーん...それってほとんど何かあるって言ってるようなものじゃない?」
『....』
電話先の声の主はそれを言うと黙ってしまった。
『私から何かを教えることは出来ないわ。貴女が調べてそれを知ることを止めることはできないし、止める権利もないのだけど...』
でも、と続け
『その行動であの子に何か悪い事が起こるとするのならば、私は貴女と戦わなければいけない』
その事だけ、覚えて置いて頂戴。と言葉を区切った。
声色からして本気のもの。私は少し気持ちを引き締めて分かったよ、と言った。
「極力傷付けないように気を付けるよ。...ここまで来たら知っておかないとモヤモヤしたまんまだからねぇ...こっちで勝手に調べるのは許容してくれる、ってことでいい?」
『そこは仕方ないと思って割り切るわ。情報統制は指示されていないから。...ただ、私の口からは言いたくないだけ。』
「ふぅん....」
シャーレに着いたので一言断って電話を切る。
「なんだろうねぇ...」
恐らくは学園を辞めたことと繋がっているんだろうと推測は出来るけどまだ確証はない。
今はまだ仲を深めて奥まで探ることが出来るようになるまで待つしかない、か
そう思って中にいる2人に声をかけようとして...
「おはよぉー、先生、メイちゃ...ありゃ?」
当の本人は遅刻してくるらしい。
私が来てから1時間後くらいにバタバタと音が聞こえて「遅れました!!」
と勢いよく来て少し笑ってしまったのは内緒。
お昼頃、そういえばと先生に伝えてみる。
「柴関の屋台が今日こっちまで来るみたいでね〜?先生も一緒にどう?」
”えっ!?行きたい!!”
食事の場は色々と話が弾む場所、ここで何かを聞き出せるなら...と思いメイちゃんもどう?と聞いてみた。
「えっ...あ」
私が誘った瞬間動きがピタッ、と止まったかと思うと吃り始めてしまった
「あ、もしかしてラーメン苦手だった?それともおじさんとご飯は流石にハードル高い?」
”ちょっと発言が良くないね!?”
少しだけ悲しい...という顔をすると面白いくらいに顔を振って「いやいやいや!そういうことじゃ、なくて」と言っていた。
やっぱりこの子反応が面白い。ヒナちゃんが大事にするのもちょっと分かる気がする
「そういうんじゃなくて...えっと...その...」
少し言い淀んでいる様子が伺える。床と私と先生をメイちゃんの眼が往復しているのを見たあと、
「...ちょっと...今日は先約がいて....すみません...」
「えっ?そんなこと?」
過剰に申し訳無さそうにする彼女に疑問を持ったけど、それは記憶の片隅に置いて私は先生と外に出て柴関まで歩いていった。
本人に聞かなくても先生に聞けば分かるかな?なんて思って
「ねぇ先生?メイちゃんのことなんだけど__」
”大将お久しぶりです!今日の気分は塩もいいし味噌もいいし...どうしよう....やっぱり大将のオススメで!!”
「ねえ先生、メ___」
”半チャーハンも付けたいし餃子も...いやいやこのあとも仕事があるから...”
「ねえ、せん__」
”あっ、ホシノも半チャーハン頼む?気分いいから先生が奢るよ?”
「.....じゃあ、お願いしようかな〜」
先生は食べ終わった後近くにボランティアをしてる生徒がいるからそこに寄ってくる、と。
先に戻っておいてーと言われた。
言われるがままにシャーレまでひとりで戻ってきて渡されたカードキーを翳す。
何も反応がない。
「ありゃ、空いてる...?」
メイちゃん外に出るとき閉め忘れたのかな
武力るな、って言った気がします