これではないと僕は泣いた -二度目の人生で、ゲームと一杯のラーメンを完成させるまで-   作:朝凪小夜

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第十四話 最初の一本

 僕たちは最初の一本に取りかかる。

 弾が雨のように降る遊びだ。画面の下に自分の機がいる。上から光の弾が降ってくる。それを避けながら撃ち返す。掌の機械で片鱗を試したあの遊びだ。前の生涯の記憶の底にあった遊びだ。とうとうそれを本物の機械で本物の形にする。僕は設計図を頭の中から紙へ下ろす。木戸がそれを覗き込む。二人の最初の一本が動きはじめる。

 なぜ弾の雨なのか。木戸が最初に聞いた。

 もっと作りやすいものもあるだろう、と。人が動いて跳ねるだけの遊びとか。的を撃つだけの遊びとか。なぜわざわざ空を弾で覆うような難しいものを最初に選ぶのか。僕は答える。ブロスの奇術がいちばん映えるからだ。僕たちには弾を滑らかに大量に動かす技がある。その技がいちばん活きるのが弾の雨だ。ほかの会社が数個の弾でお茶を濁すところを僕たちは空いっぱいの弾で埋める。同じ機械でそれができるのは僕たちだけだ。最初の一本は僕たちにしか作れないものであるべきだ。誰にでも作れるものでは埋もれる。僕たちの隠れた技を見せつける一本を最初に出す。木戸は納得して頷いた。なるほど、看板にするわけだ、と。

 最初にぶつかるのは弾の数だ。

 この遊びの命は弾の量にある。ぱらぱらと降るだけでは面白くない。空を覆うほど降ってこそ痺れる。避ける隙間を縫って生き延びてこそ痺れる。けれどこの時代の機械は貧しい。弾を一つ動かすだけで喘鳴を出す。ましてや空を覆うほどの弾など到底さばけない。多くのゲームは数個の弾でお茶を濁す。数個ではあの痺れは出ない。ここで僕たちの奇術が要る。

 僕は地肌の小技を総動員する。

 弾を一つずつ律儀に消して描いていては間に合わない。だから消すと描くを同じ一手で片づける。同じ模様を重ねれば消えるあの一手だ。前の弾を塗り潰さずに次の弾を置く。手間が半分になる。桁を裏返して数を数えずに片づける小技も使う。使えるものは何でも使う。前の生涯と大学で潜った地肌の知恵を根こそぎ注ぐ。

 一つの弾は小さな模様だ。

 その小さな模様を画面のどこかに置く。次の瞬間には少し下へずらして置き直す。ずらすには前の場所から消してから次の場所に描く。この消して描くを弾の数だけ繰り返す。弾が百あれば百回だ。律儀にやれば機械が音を上げる。だから僕は消す手間を丸ごと省く。同じ模様を重ねれば消えるのだから前の場所にもう一度同じ模様を置くだけでいい。置けば消える。消えた先へ新しく置く。一つの弾を動かすのに描く手間しか要らない。消す手間が消える。百の弾なら百ぶんの消す手間がまるごと浮く。浮いた手間で弾をもっと増やせる。もっと速く動かせる。窮乏の機械から絞り出せるだけの弾を絞り出す。

 木戸がその一つ一つに骨を通す。

 その裏返しはこの部品が許す。その重ね方はこの仕組みで速くなる。ここはこう組めば機械がもう一段軽くなる。僕の勘に木戸の理屈が寄り添う。二人で代わる代わる画面を睨んで手を入れる。削る。締める。また削る。機械の喘ぎが少しずつ収まっていく。さばける弾の数が増えていく。

 やがて空が光の弾で埋まる。

 画面いっぱいに弾が降る。それでもちらつかない。かくつかない。水のように滑らかに降り注ぐ。ほかのどの機械でも見たことのない光景だ。同じ貧しい機械なのにブロスの機械でだけこの雨が降る。僕は息を呑む。頭の中にだけあった光景が初めて目の前に立ち上がった。光の雨だ。前の生涯の記憶の底にあったあの雨が今この画面に降っている。木戸も画面に見入っている。すげえな、と木戸が呟く。すげえだろう、と僕は返す。

 木戸は技術者としてその凄さがわかる。

 この機械でこれだけの弾がちらつかず動くはずがない。仕組みの上では無理なはずだ。それが現に動いている。木戸は画面と首っ引きで仕組みを追う。どうやってと呟く。消す手間を丸ごと省いているのはわかる。だがそれだけではこの数はさばけない。木戸は僕の地肌の小技を一つ一つ解いていく。解いては唸る。おまえこんな手をいくつ隠し持ってるんだ、と。企業秘密だ、と僕は笑う。木戸も笑う。僕たちの二人だけの秘密がこの雨を降らせている。誰にも真似できない秘密が。

 僕は掌の上で瞬いていたあの一滴を思い出す。

 組み立て式の小さな機械の貧しい表示で点が一つ二つ降るだけだった。あれがこの一滴の祖先だった。あの一滴を絶やさなければいつか雨になると僕は信じた。今その雨が本当に降っている。掌の一滴から画面を覆う雨へ。何年もかけて僕は一滴を雨まで育てた。独りではなく木戸と二人で育てた。前の生涯で僕はこの雨を当たり前に作っていた。当たり前に作って当たり前に失った。今それを一から取り戻した。取り戻した雨は前より重い。失って苦労して取り戻したぶんだけ重い。

 けれど雨が降るだけでは遊びにならない。

 肝心なのはその雨をどう降らせるかだ。ここで僕の設計の本領が要る。単純な決まりを一つ置く。弾は自分の機を狙って降る。それだけだ。それだけなのに機を動かせば弾の降り方が変わる。避ければ避けるほど弾が集まる。誘って避けて誘って避ける。単純な決まりの上に底のない駆け引きが生まれる。原っぱの遊びと同じ形だ。紙の上で語を締めた形だ。街の箱で読み取った形だ。単純な基底から圧倒的な派生が生まれる。

 弾が自分の機を狙って降るというだけの決まりが、遊ぶ者を踊らせる。

 機を右へ動かせば弾が右へ集まる。左へ動かせば左へ集まる。だから遊ぶ者は弾を誘導できる。わざと右へ誘って左へ抜ける。抜けた先にまた誘って抜ける。上手い者ほど弾を自在に操って涼しい顔で舞う。下手な者は追い詰められて自ら弾の中へ飛び込む。同じ決まり同じ弾なのに遊ぶ者の腕で景色がまるで違う。決まりは一つしかないのに遊び方は無数にある。これが僕の狙いだ。作り手が全部を決めるのではない。作り手は決まりだけを置く。あとは遊ぶ者が自分で景色を作る。単純な骨の上で遊ぶ者一人一人が違う踊りを踊る。それこそ人を夢中にさせる仕組みの芯だ。

 僕はその派生を数字の一点で締める。

 弾の降る速さ。降る間合い。狙いの正確さ。機の動く速さ。当たりの大きさ。どれも数字だ。その数字を一つ変えるだけで手応えがまるで変わる。速すぎれば理不尽になる。遅すぎれば退屈になる。当たりが大きすぎれば掠っただけで死ぬ。小さすぎれば緊張が消える。僕はその数字を一つずつ探る。何度も走らせては変える。走らせては変える。ちょうど痺れる一点を探す。指と画面がぴたりと合う一点を。木戸が横で遊びながら手応えを言う。今のは硬い。今のは緩い。今のはいい。二人で痺れる一点を挟み撃ちにする。

 この数字合わせは終わりがない。

 一つ締めると別の場所が緩む。そこを締めるとまた別が硬くなる。全部がちょうどよく噛み合う一点はごく狭い。その狭い一点を二人で何日もかけて探る。僕は作り手の勘で数字を動かす。木戸は遊び手の素直な感想を返す。作り手は作りすぎて自分では硬さがわからなくなる。だから木戸の素直な指が要る。今のは急に難しくなった。今のは中だるみだ。今のは気持ちいい。木戸の言葉を頼りに僕は数字を微かに動かす。ほんの少しだ。ほんの少しで手応えが変わる。この繊細さがたまらない。数字一つに遊びの命が宿っている。僕はその命を指の先で撫でるように調える。

 やがて僕はもっと先を狙いたくなる。

 ただ弾を降らせるだけでなく弾に模様を描かせたい。渦を巻かせたい。花を咲かせたい。単純な種から複雑な弾幕を大量に生み出したい。しかも貧しい機械の狭い器で。それをやるには膨大な弾の道筋を小さな種から高速に開かねばならない。あるいは描きたい模様から逆にその種を高速に割り出さねばならない。僕はそこに手をつける。つけて壁にぶつかる。

 速く逆をたどる計算だ。

 模様から種へ。結果から道筋へ。僕の小技では届かない。力ずくで近いところまでは行ける。けれど正しく速くはたどれない。深い理屈が要る。情報をどこまで縮められるかという骨の理屈が。僕は作る手でそこを叩く。叩いても硬い。輪郭は見えるのに中が組めない。何度も試して何度も詰まる。木戸も機械の側から手伝ってくれる。けれどこれは機械の体の話ではない。もっと奥の数の理屈の話だ。木戸の手も届かない。

 僕はしばらくその壁を叩き続ける。

 力ずくでいくらか近づく。近づくほど機械が喘ぐ。器が足りない。速さが足りない。美しい渦を描かせようとすれば機械が潰れる。潰れないように弾を減らせば渦が貧しくなる。あちらを立てればこちらが立たない。深い理屈があればこの板挟みを一息に抜けられるはずだ。膨大な弾を小さな種に畳んでしまえば器は足りる。種から瞬時に開けば速さも足りる。畳んで開く。その一往復を高速に正しくやる理屈。それさえあれば。僕は輪郭だけを撫でる。撫でるほど自分に掘る手がないことを思い知る。

 今はここまでだ。今回は渦も花も諦める。ただの雨で十分だ。ただの雨でも僕たちの奇術なら誰よりも美しく降らせられる。複雑な弾幕はいつかの宿題にする。無理に今こじ開ければ第一作が仕上がらない。僕は先を急がない。急いで果てた前の生涯を繰り返さない。できることで最初の一本を締める。

 開発は苦しい。

 金がない。二人きりで人を雇う余裕などない。何もかも二人でやる。設計も組み立ても試しも直しも。昼も夜もない。気づけば窓の外が白んでいる。畳に倒れ込んで数時間眠りまた机に戻る。体は重い。目は霞む。安い酒と安い煙草と冷めためしで日々が過ぎる。粗末な暮らしだ。

 二人の会社に決まった給料はない。

 売れるものがまだ何もないのだから当然だ。蓄えを少しずつ切り崩して食い繋ぐ。木戸も僕も痩せていく。それでも机の前を離れない。バグが出れば夜通し追う。原因の見えないバグほど厄介だ。機械がなぜか固まる。なぜ固まるかがわからない。二人で手分けして地肌の奥を這い回る。這い回った末に小さな見落としを見つける。桁を一つ間違えていた。ただそれだけで機械は暴走していた。見つけて直せば嘘のように動く。その瞬間の疲れの吹き飛び方がたまらない。学生のころ木戸と冷たい廊下で札束を組み直した夜を思い出す。あのころと同じだ。二人で一つのものを直している。

 それでも僕は満たされている。

 前の生涯でも僕は徹夜で作った。独りで画面に向かって。誰も見ていなかった。誰も待っていなかった。今は横に木戸がいる。同じ画面を睨んでいる。今のいいな、と笑い合う相手がいる。詰まれば二人で唸る。抜ければ二人で沸く。同じ苦しみを分け合い同じ悦びを分け合う。苦しいのに楽しい。貧しいのに豊かだ。前の生涯に決定的に欠けていたものがここにある。作る苦しみを分け合う相手が。

 時々僕は手を止めて木戸の横顔を見る。

 画面を睨んで眉を寄せている顔だ。純粋に機械が好きな男の顔だ。この男がいなければ僕はまた独りで作っていた。独りで作って独りで抱えて独りで果てていた。前の生涯のように。木戸がいるから僕は独りではない。木戸の相槌一つで僕の孤独はほどける。作り手の孤独は深い。誰にも見えないものを見て誰にも聞こえない音を聞いて形にする。その孤独を分かる相手はめったにいない。木戸は分かる。同じ孤独を知っている。だから二人でいると孤独が半分になる。半分になった孤独はもう孤独ではない。ただの静かな集中になる。

 一本が少しずつ形になっていく。

 雨が降る。機が避ける。撃ち返す。敵が崩れる。面が進むほど雨が激しくなる。終わりに近づくほど痺れが増す。あと少しで死ぬという瀬戸際が続く。遊ぶ者の指が汗ばむ。心臓が鳴る。街の箱で僕が味わったあの痺れがこの一本にも宿っている。宿っていてなお街の箱にはない滑らかさがある。ブロスだけの滑らかさが。僕たちはそれを何度も遊んでは直す。遊んでは直す。自分たちで作ったものに自分たちが夢中になる。

 面を重ねるごとに雨は姿を変える。

 初めの面は優しい。まばらな雨だ。誰でも潜り抜けられる。次の面で雨が濃くなる。次でさらに濃くなる。奥へ進むほど空が光で埋まっていく。遊ぶ者は自分の腕が上がっていくのを感じる。最初は潜れなかった雨を今は涼しく抜ける。抜けた先にもっと濃い雨が待つ。上達と難しさが追いかけっこをする。その追いかけっこが人を離さない。もう一面。あと一面だけ。そう思わせ続ける。街の箱で僕を離さなかったあの引力を今度は僕が仕込む。仕込んだ引力が確かに効いている。試しに遊ぶ木戸がもう一回もう一回と繰り返す。効いているな、と僕は胸の中で頷く。

 そしてある夜一本が完成する。

 もう直すところがない。数字は締まりきった。雨は美しく降る。痺れは甘く鮮やかだ。僕と木戸は画面の前で顔を見合わせる。できた、と木戸が言う。できた、と僕も言う。それきり二人とも黙る。長い沈黙だ。感慨が言葉にならない。二人きりの粗末な工房で二人だけの手でとうとう一本を作りきった。前の生涯の記憶の底にあった遊びが今ここに本物の形で存在している。

 二人でしばらく完成した画面を遊ぶ。

 もう直すためではない。ただ遊ぶために遊ぶ。作り手が自分の作ったものに夢中になる。それができれば一本は本物だ。木戸が交代しろとせがむ。次は俺だ。二人で代わる代わる遊ぶ。笑いながら死に悔しがりながら死ぬ。粗末な工房に二人の笑い声が響く。金はない。名もない。それでも今この瞬間、僕たちは世界で一番面白いものを持っている気がする。まだ誰も知らない面白さだ。二人だけが知っている面白さだ。その秘密の宝を抱えて僕たちは笑い合う。

 僕はそれに名をつける。

 光の雨が降る遊びだ。ならば名は決まっている。光雨。こうう、と読ませる。空から降る光の雨。避けても避けても降り注ぐ美しい雨。僕はその二文字を紙に書く。木戸がそれを覗いて頷く。いい名だ、と言う。光雨。ブロスの最初の一本の名だ。僕は前の生涯の記憶の底にあったその名を今この世界に取り出す。まだ誰も知らない名を。いつか多くの者が口にする名を。

 光雨という名を僕は舌の上で転がす。

 こうう。柔らかく澄んだ響きだ。降り注ぐ光。避けても避けても美しい。恐ろしくて美しい。遊ぶ者を殺しにくる雨がこんなにも美しい。その矛盾がこの遊びの心だ。美しいものに追い詰められる緊張。死の予感の中の陶酔。僕はその心を二文字に込める。光雨。前の生涯でこの名の遊びがどれほど愛されたかを僕は知っている。愛された名をこの世界にもう一度呼び戻す。まだ誰も知らないこの世界の光雨として。同じ名でも中身は少し違うだろう。それでいい。この世界の光雨はこの世界の光雨だ。僕と木戸が二人で降らせた雨だ。

 僕は完成した光雨をしばらく眺める。

 小さな一本だ。二人きりで作った貧しい一本だ。渦も花も諦めた不完全な一本だ。それでも僕にはそれが眩しい。二度目の生涯で僕がとうとう世に出す最初の一本だ。生家で「これではない」と点火してから。西の都で骨を鍛えてから。長い長い助走の果てにようやく生まれた最初の一本だ。この一本を世に問う。玩具と笑われる火をこの一本に載せて表通りへ出す。

 けれど作っただけでは終わらない。

 これをどうやって人の手に届けるか。雑誌に載せるか。磁気の帯に写して店に置くか。問屋に持ち込むか。二人きりの名もない会社の一本を誰が扱ってくれるのか。世に出す道はまだ何も見えていない。作る苦しみの次に売る苦しみが待っている。僕たちは光雨を抱えて途方に暮れる。抱えた一本は確かに良い。良いのに届ける術がない。

 作ることと届けることは別の才だ。

 僕は作る才で戻ってきた。木戸は機械の才を持っている。けれど二人とも売る才は持っていない。世に物を出すには問屋を知り店を知り宣伝を知らねばならない。人と人を繋ぐ才が要る。頭を下げて回る度胸が要る。僕たちにはそれがない。良いものを作れば勝手に売れると思うほど僕は甘くない。前の生涯で僕はどれほどの良いものが世に埋もれたかを知っている。作っただけでは誰にも届かない。届ける手立てがなければ良さは無いのと同じだ。ブロスにはまた一つ足りないものがある。作る手と機械の手はある。売る手がない。

 窓の外が白んでいく。

 完成した光雨の画面がまだ点いている。光の雨が誰に見られるでもなく静かに降り続けている。僕はその雨を見つめる。この雨をいつか大勢の人に降らせたい。見知らぬ誰かの部屋でこの雨を降らせたい。その誰かを夜も忘れて夢中にさせたい。まだ道は見えない。それでも一本はできた。ここからだ。ここから僕たちはこの一本を世に問う。

 売る手がなくても僕は悲観しない。

 足りないものはいつか埋まる。ブロスには空席がある。空いた席は招くための席だ。良いものさえ持っていればいつか売る手も物語の手も現れる。今僕たちは確かに良い一本を持っている。誰も知らないが妙に気持ちよく動く一本を。この一本が僕たちの名刺になる。この雨を見た誰かがきっと足を止める。足を止めた誰かの中に売る手を持つ者がいるかもしれない。物語の手を持つ者がいるかもしれない。良いものは人を呼ぶ。前の生涯で僕に欠けていたのは良いものではなく人だった。今度は良いものを軸に人を集める。

 僕は火傷した指で光雨の画面にそっと触れる。次の頁が僕たちを待っている。

 

 

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