ゾンビVSテロリストVS原作知識持ち転生者 作:カロ(ハーメルン)
閉ざされた図書室。
どんより重苦しい。
「ユウキ……あいつは、もう──」
──ドクン
「やめてください」
なんで。
なんでそんなことを。
あなたが。
──ドクン、ドクン
響きわたる鼓動。どんどん大きく。
「見捨てれば……いいじゃないですかッ」
仕方ないってわかってる。
けど。
──その胸ぐらをガッと。
どうしようもなく。
こみあがる感情。
「冬也くん、みだい゙に゙ッ!!」
「だったらッ!!!」
*
「僕が、いく」
ハッキリと告げられたソレ。
力強いのに。
どこか、ほうっておけない。
「ッ……じゃあ゙」「ユウキはダメだ」
涙をボロボロと。
「な゙ん」「だめだッ」
何も言わせない。
「……ッ……ッ」
押し殺した嗚咽のまま、ジッと睨む。
そんな二人を。
見ていられなくて。
「──あたしも、いく」
気づけば、フッと口に。
「……な」「いきますッ」
言わせない。
「メイッ」「あぁーあぁー!」
いわせない。
「(蓮……くん)」
あのコトバで。
あたしはきっと、救われたから。
「いっしょに、いきます」
そんな──泣きそうな顔をしないで。
*
希望を必死にみつめるその顔。
ずっと、ずっと。
「よ、よし……降りれそうですわね」
「まじでいくのか、これ」
湿ったにおいが漂う。
「それで……なんで、ですか」
あぁ。ほんとに。
なんで。
「……トウヤが」
わたしは。
彼をまだ──
「きっと、悲しむから」
──パァン
「ぇ」
くぐもった破裂音。
この、おとは。
冷えきった風がビュォォォと、カラダを貫いた。
「……ユウキ?」
声がいやに鋭く。
「いま、の」
──ダダァンッ
また……!
近いのに遠い。遠いのに、ちかい。
「優希さん……?」
ぐわんぐわん。
きもちわるい。
コレは。
まさか、そんな。
「なんッ……でも──」
──ドガァアアアアアン!!!!
とつぜん、激しい爆発音。
あたまがわれる。
砕けた窓ガラスごと、空へ吹き飛ぶドア。
キィィィン…と耳に。
なにもきこえない。
けど。
たぶん。
もう、アイツらが──
──だれもいない、図書室に。
結ばれたカーテンの下。
「蓮先輩」
グッと地に足をつけた私たちは。
「つれてこないと……絶対、許しませんから」
それぞれのキボウへ──歩み始めていた。
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【あとがき】
※見切り発車。需要があれば続きます。
ご覧いただきありがとうございました!嬉しい……!
良いな~と思ってくださった方は、よろしければ☆評価やお気に入りをお願いします……!
今話としても全体としても、本当に短めですが一度区切りをつけようかなと。
打ち切り最終回感がちょっとだけ滲んでますが、ここまでいかがだったでしょうか……?
あと読み進めやすくするために地の文削っていたのですが、良いのか悪いのか(初心者)
色々やってみたい作品があるので、いつ続きを書けるか分かりませんが、求めてくだされば多分割とすぐに……!
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