明仄の神喰人は黄昏の銃姫の剣となる   作:緋悠梨

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カナタ「悠闇さんや? 活動報告で2/9更新とか言ってなかったか?」

いいじゃん出来ちゃったんだからさ!!

カナタ「……まぁ俺は止めねぇけどな。知らんぞ受験どうなっても」

明日二次2個目だけどねー。

カナタ「本当に大丈夫かお前!?」

滑り止め用だからなんとかなるら。つかするっきゃない。


というわけでお待たせ致しました!!
2話で「4話で前置き終わらして5話から本編」とか抜かしてたけど、案の定収まりませんでした。



4.千冬「職員室前でうるさい!!」

 

ーーーsideカナターーー

 

 

「はい、というわけでIS学園前からお伝えしまーす(棒)」

 

……ごめん冗談。

 

というわけで、言われた通りIS学園前に到着しました。現在時刻は午後2時半でーす。なんだこのキャラ。

 

因みに出迎えはないと聞いている。マジかよ。

 

……ま、正門前に意味もなく立ち尽くしてたら間違いなく変質者だと思われるだろうし、

 

「さっさと入るとしますかね……」

 

それにラノベを大量に入れたカバンも重いしな。……え、持ってこなければ良かった? 趣味を捨てろと? それは無理だ。

 

どうやってここまで来たかはあとで説明させられる気がするから、今は置いといてくれ。

 

そして俺は、IS学園に足を踏み入れた。

 

 

ーーーーーー

 

 

とりあえず、IS学園の敷地内に入り、総合受付とやらに向かいながら思ったことがある。

 

「広すぎだろオイ」

 

無駄に敷地が広いのだ。いや無駄じゃないんだろうけど。俺は一般の学校というものを知らないが、それでもここは広過ぎると思う。

 

その内に、この中で迷子になる奴が出るんじゃないだろうか?

 

……というよりも

 

「……俺が迷ってるんですがねぇ……」

 

なんで地図がないんだよ! それさえあれば絶対辿り着けるのに!!(←方向感覚持ち合わせている。地図さえあれば迷わない)

 

それに、ここに来るまで人っ子一人見てないしな。道を聞くことも出来ない。マジでどうすっかな……ん?

 

「……1人目発見」

 

偶然にも外を歩いている女性がいた。とりあえず声をかけさせてもらおう

 

「あの〜すいません……聞きたいことがあるんですが……」

 

「はい、何か ……ってえぇ!?お、男がなんでここに!? ととととりあえず警備員と警察を……!!」

 

「……ってちょおぉぉぉっっっと待てぇぇぇぇぇいいぃぃぃっっっっ!!!!!」

 

しまった、よく考えたら織斑一夏以外男いないから、私服着た男が普通に声かけたら不審者だと思われるの当たり前じゃん!!

 

「ちょ、早まらずに俺の話を聞いて……」

 

「あ、警備室ですか!?お、男が敷地内に……!!」

 

「だから待てっつってんだろおぉぉぉ!!!! 俺転入生ですから!!」

 

これで分かってもらえなきゃ俺は犯罪者に……っ!!

 

「聞こえました!? こんな嘘までついて!!」

 

「少しは信じろや!!」

 

確かに女尊男卑とは聞いたがこんな扱い受けるのか!?泣きたくなるね!!そして帰りたい、切実に!!

 

(いやでも護衛あるしなぁ……)

 

引き受けたのやっぱ間違いだったかもしれない。

 

なんだっけ、困った時はどうしろって束さんに言われてたっけ…………

 

 

ーーーーーー

 

 

「困ったらちーちゃんを頼るといいよー!!」

 

「いや誰っすかちーちゃん。あだ名じゃ分からないんじゃ……」

 

「織斑千冬、だからちーちゃん!!大丈夫!私の親友だよ〜」

 

「……さいですか」

 

 

ーーーーーー

 

 

いや、何を持って大丈夫と言ったんだろうかあの人は? ……でも、不安しかないが、頼れるのはこれしかない……。

 

……ええい、ままよ!!

 

「『織斑千冬』という人に取り付いで下さい!!お願いします!!」

 

そう叫び、全力で頭を下げる。

 

「……ん?」

 

女性の声がピタリと止んだ。

 

恐る恐る顔をあげてみる。

 

(………………ぅぉぅ)

 

そこには、恐怖と感嘆と優越をごちゃ混ぜにしたような、何とも言えない微妙な表情をしてフリーズしている女性がいた。

 

「あ、あのぅ……」

 

「お、織斑先生の名前を出したからには、それなりの覚悟があるんでしょうね……!?」

 

「……はい?」

 

あれ、話が変な方向に流れてないか?

 

「分かりました……織斑先生に処分の判断をしてもらいましょう」

 

「いや、あの」

 

「……とりあえず、ついてきて下さい」

 

「……はぁ……」

 

ダメだこの人、話を一向に聞いてくれない。

 

というか、俺はそもそも織斑千冬という人をほとんど知らないんだ!! ……とか今更言えない空気だ。

 

(どうしたもんか……)

 

そう思いながら、女性に先導され、歩いて行く。

 

「だいたいっ、お、男が学園の敷地内にいるってことが異常なんですよ!?そそそそこ分かってますか!?」

 

「はい、すみません、はい」

 

「なんて常識のない……!!」

 

「マジですいません、はい」

 

……え、なに? もしかしてこの状態が目的地までずっと続くの? 遠慮願いたいところだが。

 

とか思ってたら建物の中に入ってすぐ部屋があって、

 

「そこで待ってて下さい!いいですね!?」

 

「……ハイ」

 

俺に言いつけたあとその部屋に入って行く女性。……少しは信用して下さい。俺のライフはもうゼロよ!!

 

(……仕方ない、待つか)

 

少女t……

 

「誰が少女だ誰が!それは悠梨だろ!!」

 

作者<メタ発言乙。

 

「てめぇのせいだろ!?!?」

 

作者<さぁ?

 

「ぶん殴ってやる!!」

 

作者<無理だよ。えーっと……少年待機t

 

「職員室前でうるさい!!」

 

「痛"ぁっ!?」

 

作者<げふっ!! …………

 

なに!? さっきとは違う女性の声がして目の前のドアが空いた途端なんか飛んできて頭に直撃したんだけど!?!?

 

めちゃくちゃ痛ぇ!! あ、でも作者沈めてくれたことは感謝するけどそれを抜きにしても痛ぇ!!

 

「あ、頭が割れる……っ!!」

 

「安心しろ。今のは痛いが怪我はさせないがモットーの攻撃だからな」

 

「何そのどっかの碧陽学園生徒会の超戦闘系ツインテール副会長みたいな攻撃!?」

 

「何の話をしているんだお前は。いいからさっさと顔をあげろ。もう一発食らいたいか?」

 

「全力で遠慮させていただきます!!」

 

速攻で顔をあげる。「チッ」とか舌打ちは俺は聞いてない。聞いてないったら聞いてない……!!

 

そこで初めて女性の姿を見る。

 

黒髪を首元で束ねていて、目は切れ長。黒いスーツを見に纏い、凄まじいまでのオーラを醸し出しているその姿は……

 

「やだイケメnげふぁ!!」

 

「気持ち悪い!! ……尋問ついでに処刑も行ってやる。とりあえずついて来い」

 

「……分かりました」

 

もう一発食らってしまった。この人に逆らったらいけない、うん。

 

そして連れて来られたのは会議室。俺を先に部屋にいれ、自分も入ると後ろでに扉を閉めた後、口を開いた。

 

「建前上厳しい態度で望まなければならなくてな。許してくれ。……さて、私が織斑千冬だ。校内では織斑先生と呼べ。この名前に聞き覚えはあるか?」

 

あれで建前かよ。どう考えてもオーバーキルなんすけど……と、思うだけで口には出さない。

 

「どうも、東雲カナタといいます。……束さんに聞いただけですね。それ以外は全く」

 

「……そうか。やはりお前は束が言っていた通り、異世界の人間なんだな」

 

「まぁ信じてもらえないのは当たりま……え?」

 

今この人、あっさり俺の発言を信じなかったか?

 

「東雲カナタ、『ブラッド』という特殊部隊の隊長を務めていた優秀なゴッドイーター。だろう?」

 

「……確かに合ってます。でもなんで俺が異世界の人間だと、簡単に信じたんですか?」

 

「自分で言うのもなんだが、この世界で私を知らないのは、赤ん坊か相当のバカくらいのものだからな。束から聞いていないのか?」

 

「『私の親友』としか……」

 

「……あいつは肝心なことを教えてないな…」

 

そう言って織斑さん……もとい、織斑先生は頭に手を当て、ため息をつくと

 

「私は『世界最強』として世界に知られているからな」

 

という言葉を吐き出した。

 

「……あーなるほど、通りで」

 

「? 何がだ?」

 

「さっき貴女から感じたオーラですよ。強いとは思いましたけど、世界最強と言われればなんとなく分かりますね」

 

まぁこの若い女性が世界最強ってことに全く驚きがないわけではないけど、納得の方が強かった。

 

「……オーラか。感じられるとはお前の大概だな」

 

「向こうじゃもっと酷い戦いくぐり抜けてるんで」

 

「どんな敵と戦っているんだ……」

 

「怒ると謎の石から命を削るオーラを出す狐とか……」

 

「分からないから説明しなくていい」

 

ですよねー。

 

「……話を戻すぞ。IS学園については前に渡した本に書いてあるからいいとして……問題は戦闘試験だな……」

 

「戦闘試験とは?」

 

「入試の一つで、教員と模擬戦を行うんだが……困ったことに、今手が空いている職員がいなくてな……」

 

「そんなに忙しいんですか?」

 

「ああ。世界初の男性操縦者……私の弟だが、そいつがいるというだけでもてんやわんやだというのに、襲撃はされる、転校生が同時に3人も来るでこっちは手一杯だ」

 

へー襲撃に転校生3人ねー……って待て。

 

「俺の他にも転校生がいるってマジっすか?」

 

「その喋り方が素か」

 

やべ、驚きすぎて地が出ちまった。

 

「……まぁ、一応敬語使えるんすけど……こっちの方が楽ですし」

 

「……いいだろう、そちらを使え」

 

「どうもっす。……ってそれより転校生っすよ!! どうしてそんなに!?」

 

「まぁ、間違いなく世界初の男性操縦者への接触が目的だろう。裏付けとは言わんが、一夏と同じ11HRにしろ、と国家から圧力が掛かっている」

 

「……そりゃまた面倒な。因みに俺も11HRだったり?」

 

「当たり前だ。護衛が側にいなくてどうする。……ゆくゆくは自分で自分の身を守れる程強くなって欲しいがな」

 

そりゃそうだ。じゃなきゃ俺がずっと見てなきゃなんないだろうが。どう考えても、お互いに不利益しかない。

 

「話を戻すぞ。転校生の話だが、実はそのうちの1人が男でな」

 

ふーん男ねぇ……

 

「またハーレムを邪魔する奴が現れゲフンゲフン」

 

「巫山戯たことを抜かしていると本当に粛清するぞ」

 

しまった、つい本音が。

 

「まぁ冗談(笑)は置いといて、……男が増えるとか、この世界じゃなかなか大問題じゃないんすか?それに俺の仕事が増える……?」

 

二次元に費やす時間を削られたくはないが……。

 

「確かに大問題だ。だが安心しろ、向こうはフランスの代表候補生だ」

 

え〜と、代表候補生代表候補生……

 

「なんでしたっけ、国家代表の予備軍?」

 

「……間違ってはないが……」

 

良かった。

 

「護衛はしなくていいが、どうもその男が怪しくてな」

 

「というと?」

 

「世界2人目の男性操縦者だ。話題性としては十分だろう? ……だが、事前情報が全くなかった。彗星の如く突然現れて、更には代表候補生だ。 怪しくない訳がない」

 

「なるほど……。んで俺にそれを話した、ってことは、その赤い彗星になんかしろ、ってことっすよね?」

 

「赤いかどうかは知らん。……察しが早くて助かる。要は監視を頼みたい。同じ部屋にしてあるから、不自然なところがあったら報告してくれ」

 

「まぁ女子と同じ部屋にするわけにはいかない、って判断っすか」

 

「……愚弟は女子と同室だがな。出来るだけの手は打って、何とか幼馴染と同室にしてあるが、初日からドアの破損届を出してきたり……私は何か間違ったんだろうか……」

 

「……さいですか」

 

あえて何も言うまい。心中お察し……しません。弟いないもん。

 

「とりあえず監視のほうも了解っす。……んで、俺の試験はどうなるっすか……?」

 

「……ゴッドイーターの実力を見てみたい気もするが、私も手が離せない。仕方ないが、延期としておく。……だが」

 

そこで織斑先生はもう一度表情を引き締める。

 

「教員として一度専用ISを見ておく義務があるからな。一度展開しろ」

 

「……まぁいいっすけど」

 

『裂神』の待機形態、腰にぶら下げているフェンリルのマークが入ったストラップが光を放ち、次の瞬間には右手にジュリウスの神機を握る。

 

「……展開速度は申し分ない。合格だ。しかし、本当にその剣だけなんだな……。どうしても違和感が拭えない」

 

「一応試験だったんすね……」

 

なんか騙された気分。そしてやっぱり俺のISは異端なんだと再認識する。

 

「まぁ俺は神機だけの方が戦い慣れてるんでありがたいんすけど」

 

「そうか。わざわざ完成している戦闘スタイルに口を出すなどということはしない。だが授業はちゃんと受けろよ?」

 

「わーってますよ、織斑先生」

 

「それでいい」

 

俺が神機を戻してる間に、フッと笑うと先生は立ち上がった。

 

「以後は教員の許可がなければISを展開するなよ。もししたら厳罰を与えるからな」

 

「うへぇ……気をつけるっす」

 

「それでいい。もう一度職員室前で待っていろ。部屋の鍵を渡す。それとお前の制服が部屋に届いているはずだ。改造が許されているから、したいならしておけ。残りも追って連絡する」

 

「そっちも了解っす」

 

それだけ言って部屋を出ようとする……が、直前で俺を振り返った。

 

「そういえば、ここまでどうやって来たんだ?」

 

ああ……最初に予防線張っといてよかった。

 

「なんか人参みたいなロケットに乗っけられて、気付いたらIS学園前についてましたよ。僕が下りてすぐ勝手にどっかへ飛んでっちゃいましたけど」

 

「……相変わらずあいつの作るものはぶっ飛んでいるな……」

 

今度は心中お察しします。

 

 

ーーーーーー

 

 

さって部屋の鍵を貰ったけど

 

「1135、1135……っと」

 

また迷うと思った? 残念、迷わなかった!!

 

「……お、ラッキー、角部屋じゃん」

 

これなら深夜アニメ見てても周りへの迷惑が少なくて済むな。まぁかけるつもりもないけど……時々叫びたくなる衝動を止められないからな……分かるだろ?

 

鍵をあけて部屋に入る。

 

「……おお」

 

なかなかどころじゃなく、かなり綺麗じゃないか。

 

シングルベッド、テレビ、衣装棚、机が各2つ。

 

「かなり充実してるな」

 

極東支部程の部屋の広さはないが、設備は上回っている。ホテルっぽいな。

 

まだ同居人は来ていないらしく、荷物はほとんどない……ん?

 

「ダンボール?」

 

……『制服』と書いてある。俺のかね?

 

とりあえずベッドは壁側の方をもらうとして、ダンボールをあけてみる。

 

「うわ、白ッ!!」

 

黒い襟元、肩から腕へと続く赤いライン、紅い袖口以外は全て白。目に痛い。

 

「……これ俺に似合うか……?」

 

正直似合わない気がする。

 

「……そういや、改造していいとか言ってたっけな」

 

馬子にも衣装。せっかくだから、少しは似合うよう改造させてもらおう。

 

 

ーーー2時間後ーーー

 

 

「おっしゃ出来たっ!! 我ながらいい出来!!」

 

冬服は腕輪の邪魔にならないよう七分袖にした。ズボンは無改造。夏服は半袖長ズボンのまんまにしてある。

 

「あー疲れたー……」

 

目を揉みながらベッドに倒れこむ。

 

「お、柔らかい」

 

こりゃいいや。油断すると寝落ちしそうだ。

 

「寝るのもいいけど……その前にラノベ出しちまうか」

 

本棚も脇にあったし、入れてしまおう。そう決めて立ち上がるが、

 

「……ん?」

 

何やら入り口の向こうに人の気配がする。

 

(……誰だ……?)

 

心当たりがあるとしたら織斑先生だが(つか寧ろ他にいない)、今日の印象だけだが、あの人がドア前で悩むとは思えない。

 

(……じゃあ…………暗殺?)

 

いや、狙われる程ビッグになった記憶はない。

 

(……覗き窓から見てみるか)

 

そう決めて、音を立てないよう最大限警戒しながら、ゆっくりとドアに近付く。

 

ドアの真正面に着くと、努めて息を殺して、覗き窓に首を伸ば……

 

ガン!!

 

「……おう?」

 

ドアが突然開いて、額に衝撃。

 

これは脳天直撃弾ですか? いいえ、ただのドアの直撃です。

 

(あ、やべ脳震と……)

 

「わぁぁっっ!?!? だ、大丈夫!?」

 

誰かの声が聞こえたが、答えられず気を失った。

 




というわけでヒロインの本格登場は次回です。

それにしても自分の主人公達は物語の初期に気絶する回数が多いですね。なんでだろ?

そしてGE2RB発売まで1ヶ月切りましたね〜!!
自分はGE2はPSPでやってたので、オンラインプレイをほぼしたことがないです(リアルでやってる知り合いも全然いません)。
なのでRBではマルチプレイとかアバター交換とか、たくさんやってみたいなーと思ってます!
うへへ、すでに楽しみだぜ……。

感想、指摘等ありましたらよろしくお願いします。
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