明仄の神喰人は黄昏の銃姫の剣となる   作:緋悠梨

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「迷い込んだ〜」で荒ぶったのでこっちでは大人しく。

来年はバレンタインネタやりたいですね。
リップチョコ作らせてシャルの唇に塗って、簡易「僕を食べて……?」とか? あ、ご飯3杯いけr((ry
……シャルロッ党の皆さんに叩き潰されそうなんで、予定は未定ということで。



5.シャル「初日から誰か殺っちゃった……!?」

ーーーsideシャルーーー

 

 

(どどどどうしよ、まさか織斑一夏以外にも男性適合者がいるなんて予想外もいいとこだよ!! なんで!? 今まで何の情報もなかったよね!? どうして突然現れんたんだろう……いや僕が言えた義理じゃないけども!! と、とにかく計画の考え直しと新しい適合者の情報とかと仲良くなる方法とその先と…………って何考えてるの僕ーッ!? どうしてそこまでいっちゃうのさ!? 僕今男の子なんだよ!! ……分かったまだパニックなんだねよし落ち着け僕、落ち着け……)

 

「すぅ……はぁ……」

 

(よし少し落ち着いた……というかこの状態でよくここまでたどり着いたな、って我ながらビックリだよ……ってだからそうじゃなくて!! あーもう、僕が先に着いてれば対策のしようもあったのにとか言いたいけど今更だよね、もうどうすれば……とにかく入り方だけでも男らしく……)

 

ん?

 

(……男らしい入り方って、なんだろう?)

 

マズい、また悩みの種が増えた。

 

(男らしい入り方男らしい入り方……け、蹴破る? いやいきなり問題過ぎるか……ゆっくり開けるのは絶対違うよね……じゃあ三つゆb……いやいやなんで!?はいもう一回深呼吸!)

 

「すぅ……はぁ……」

 

(よし……普通に開けて「よろしく!」でいいよね……す、少し勢いがあったほうがいいかな……うん、そのほうがいい)

 

「……よしっ」

 

ロックを開けて、ドアを一気に開く……が

 

(あ、力み過ぎ)

 

ガン!!

 

「……おう?」

 

(……え?)

 

何今の嫌な手応えに謎の声?

 

慌てて中を覗くと……

 

「わぁぁっっ!?!?だ、大丈夫!?」

 

予想通りというかなんというか、案の定人が倒れていて。

 

「え、僕初日から誰か殺っちゃった……!?」

 

い、いや今ので死んでたら強度(ドアの強度にあらず)に不安がある……かも。

 

(って、男の人……じゃあこの人がルームメイトの……?)

 

部屋の中にいたから多分そうだろう。……初っ端からルームメイトになんてことを……。

 

「……と、とりあえずベッドに寝かせとこう……っとその前に」

 

一旦廊下を覗いて……

 

「……誰もいないね」

 

それだけ確認して、サッとドアを閉める。ISの無断起動がバレたら国際問題になっちゃうから、注意しないと。

 

「……よし」

 

自分に喝をいれた後、専用IS『ラファール・リヴァイヴ・カスタム』を腕部だけ展開する。

 

……一応ついでにハイパーセンサーで生死を確認。

 

(……うん、生きてるね)

 

そのことに安堵しつつ、その人を持ち上げる。

 

「……壁側でいいのかな?」

 

荷物が置いてあるし、寝たような後がついているからそっちでいいだろう。起こさないようゆっくり横たえる。

 

「ふぅ……よし、オッケー」

 

ちゃんと寝かせたことを確認してISを待機形態に戻し、椅子を持ってきてベッドの脇に座る。

 

(……初日から予想外のことばっかりだなぁ……。大丈夫かな僕?)

 

色々ありすぎてついてけないよ……。

 

「……んあ?」

 

(あ、起きたかな……?)

 

「……天使だ」

 

「えっ……?」

 

 

ーーーーーー

 

 

作者<……ここまでが前回のアレです。それではこっからはカナタ君、どうぞ!!

 

カナタ「アレってなんだよ!?雑なフリもいいところだな……」

 

 

ーーーsideカナターーー

 

 

目が覚めたら美少女がいた。

 

「……天使だ。天使がいる」

 

「えっ、天使……?」

 

すぐに飛び起きてベッドの上に正座する。

 

……あれ、なんで俺寝てたんだっけ? まぁいいや。

 

それよりも、だ!!

 

目の前にいた美少女の手を掴み叫ぶ。

 

「俺と付き合ってくれ!!」

 

「どうしたのいきなり!?」

 

「一目惚れだ!! 文句あっか!?」

 

「文句しかないけど!?」

 

「よっしゃ全部論破してやるかかってこい!!」

 

「話を聞いて!! 落ち着いてよ!!」

 

「何を言う? 俺はちゃんと落ち着いてるぞ!!」

 

「そうは全然見えないよ!? お願いだから自分の言ったことを反芻してみて!!」

 

「何を言ったかだと!? それは勿論……ってはい?」

 

自分が今何と言ったか振り返る。

 

初対面の相手に「付き合ってくれ」だのなんだの……。

 

(……あ、流石にこれは不味い)

 

今度は急いでベッドの上にDOGEZAする。

 

DOGEZAーーーそれは、歴史再現上で極東の商人の必殺技とされる行為。 『相手側に成立された場合、いかなる陳情でも通さなければならない商人の必殺技』である。聖譜記述に実際に書いてあるらしく、その再現を確実絶対にこなすため日々極東の商人は練習を欠かさないとか。また、全世界の商人が使うが、極東の商人が使うDOGEZAは「本場の技。レベルが違う」らしい。

 

トリプルアクセルDOGEZA・左右DOGEZA・振り向きDOGEZA・歩きDOGEZA・立ちDOGEZA・めくりDOGEZAというものがあるらしく一部どうやるのか想像もつかないような様式も存在する。

 

……というのはただの冗談で、俺がしたのは普通の土下座だ。トリプルアクセル土下座とかどうやれと。

 

「……すまん、寝起きで頭が回ってなかった。許してくれ」

 

「そ、そこまで怒ってないから、顔上げて!?ね!?」

 

「……いやだが、俺の気持ちが」

 

「ホントに大丈夫だから、ね?」

 

……ちらっと目線をあげると、確かに怒ってないように見えたので、頭をあげる。少し足を崩してその相手に再び話しかける。

 

「ホントにすまんかった。この侘びはいつか精神的に、必ず。……色々と順番がおかしくなったが、俺は東雲カナタ。この部屋の住人だ。カナタでいい。君は?」

 

さて、美少女の名前が聞けるぞー……

 

「あ、やっぱ東雲カナタ君なんだね。僕はシャルル・デュノア。ルームメイトだよ。よろしく!」

 

そういって手を伸ばしてくる。心よく応じて握手を交わす。

 

(そうかそうか、こんな可愛い奴がルームメイトか……! せっかくだから仲良くし…………ん?)

 

ルームメイトだと?

 

 

ーーーーーー

 

千冬「フランスの『男の』代表候補生がルームメイトだからな……」

 

ーーーーーー

 

 

……………………………。

 

「シャルル。スタンダップ」

 

「なんで微妙に英語なの〜?」

 

苦笑しながら立ち上がるシャルル。そして見えた制服の『ズボン』。

 

 

 

 

…………ズボン。

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………ズボン。

 

 

 

 

 

 

 

「神は我をお見捨てになったのか……ッ!?」

 

「ホントにどうしたの突然!?」

 

天を仰ぎ咽び泣き始めた俺に軽く引くシャルル。

 

仕方ないだろ!! 可愛いと思い、勢いとは言え人生初のマジ告白をかました相手が実は男でした! とか受け入れられねぇ……!!

 

シ○ア<認めたくないものだな、若さ故の過ちというものを……。

 

「黙ってろロリコン大佐!!何が若さ故の過ちじゃい!?」

 

「そんなのどこにもいないよ!?」

 

「……え!? あ、うんまぁ、そうだよな……」

 

ダメだ、よし落ち着け……

 

「も、もしかして僕のせいで頭がおかしく……?」

 

「……しれっと俺を頭おかしい認定してるのはスルーするが、何故シャルルのせいだと?」

 

「あれ、覚えてない、かな? 僕が部屋に入る時、ドアを勢いよく開けすぎて、ドアの目の前にいたカナタに直撃しちゃってさ……」

 

……なるほど、それで俺は寝かされていたのか。まぁ、だが……。

 

「わざとじゃないんだからシャルルを責めるつもりはねぇよ。……それに安心しろ。元々俺は7:3でボケに回ることが多いからな」

 

「あ、素なんだね……」

 

「ああ、素だ」

 

「……じゃ、じゃあさっきの告白は……?」

 

「う……」

 

……本音としては誤魔化したいのだが、答えを待ってるシャルルの目が何故か本気に見えたので、誤魔化すのは断念。

 

「……可愛いと思ったのは事実だから、本気も混じってたな……」

 

うわ……微妙に頬が熱いぞ……これなんてプレイ? 男の娘に告ったのを本人に確認させられるとか!!

 

気まずさに目を逸らしていたが、チラッとシャルルの視線を向けると……

 

(……なんで少し頬染めて照れてるんですかねぇ!!!)

 

なんだよもう!! こいつ危ねぇ!! 俺はホモの気ははないが、シャルルを見てるとそっちに落ちてもいいんじゃないかって……って絶対に落ちてたまるか!! 腐女子にネタを提供することだけは絶対避けねば……ッ!!

 

「……っていうか、お前ホントに男なの……?」

 

「……ホントに男だよ……おかしいかな?」

 

「へ!?いや、おかしくはないですよ!?」

 

何故か敬語になってしまった。例え男でも、美少女と言える奴に不安そうな顔で聞かれて「おかしい」と言える奴はそうそういないだろう、多分。

 

「……いや、もういいや。俺こっち使っちまったから、シャルルは窓側のベッドでいいか?」

 

「あ、うん。むしろカナタがそっちで良かったの?」

 

「俺は狭いほうが好きなんでな」

 

「なるほど。じゃ、こっち使わせてもらうねっ」

 

「……おー」

 

クッソ今の笑顔は反則だろ……。

 

……これは俺の精神の安定を保つためにも、何か罰則を導入した方がいいかもしれない。例えばV○P版を参考にして『シャルルに萌えたら腹筋30、ムラっとしたら腹筋50』的な。つかそうしよう。

 

……よーしとりあえず30回やっとくか。

 

(つかこいつあれだろ、『性別:秀吉』認定していいやつじゃないの?)

 

それならもう明○みたいにヒロイン枠に組み込むのも……いや、やめとこう、うん。

 

「……よし、とりあえずこんな感じかな。ねぇカナタ、夕ごは……って何で複雑な顔で腹筋してるの?」

 

「……ちょっと空き時間に鍛えようと思ってな。顔は気にするな」

 

「そっか、頑張ってね♪」

 

「……おー」

 

(……はい、30追加ー)

 

また笑顔にやられた。

 

「っていうか、僕もやろうかな……?」

 

「別に趣味みたいなもんだから気にするな。それよりも何か言いかけてなかったか?」

 

「あ、うん。夕ご飯まだでしょ? だから一緒にいかない? って聞こうかと」

 

そう言われて腹筋を中断し時計を見る。……7時前。もうこんな時間だったのか。

 

「お〜、ちょうどいいな。そういや全部無料だっけ?」

 

「そうだったと思うよ」

 

「ホント、ニートには最高の環境だよな……。んじゃ行こうぜ」

 

コンコン……

 

『私だ、二人ともいるか?』

 

ベッドから立ち上がろうとしたところで部屋のドアがノックされ、織斑先生の声がした。

 

「……そういや、後で連絡があるみたいなこと言ってたっけな」

 

「そうなんだ。じゃあ僕開けてくるよ」

 

「頼んだ」

 

シャルルが開けにいって、すぐに織斑先生が入ってきた。

 

「二人とも、親睦は深めたか?」

 

「……えぇ、まぁ色々」

 

「あはは……」

 

ちょっと黒歴史として処分したい出来事が発生しただけです。

 

「微妙な返事だな……まぁいい。さて、連絡すべきことが2つある。一つ目、お前らは明朝まで基本的にこの部屋をでるな」

 

「「えっ!?」」

 

「驚くことか? お前らは貴重な男性適合者だということを忘れるな」

 

「「……あ」」

 

「二人揃って忘れるんじゃない……」

 

「……確かに目立ちますよね……」

 

シャルルの言うとおりか。

 

……でもさ、俺氏この世界来てまだ一週間ですよ? いくら男性適合者が貴重だと言われても、ゴッドイーターは男女関係ないんだから馴染まなくて当たり前じゃないですか。

 

シャルルがいる手前、ゴッドイーターだなんだとは言えないけど……って、

 

(あれ?じゃあなんでシャルルは自分が貴重な存在だと忘れてたんだ……?)

 

自惚れろ、ってことではないが、代表候補生とやらなら、自分の重要さは理解してるんじゃないか……?

 

(……なるほど。確かにちょっとばかし違和感があるな)

 

監視しろ、というのが少し分かった。だが今話す内容ではないな。それよりも……

 

「じゃあ俺達は夕飯と朝食はどうすればいいんすか?」

 

これこそ喫緊の問題だ。

 

タツミ<ゴッドイーターは食べるのが仕事だからな!!

 

「全力で同意っすタツミさん!!」

 

「誰だそれは」

 

「あ、いえ気にしないで下さい」

 

しまった、また声に出ていたか。

 

「それで夕食だが、それぐらいなんとかしてある。夕食と朝食だけは食堂からこの教室に配膳するよう手配してある。明日の昼からは一般生徒に混じって食堂で食べてもいいし、部屋で料理してもいい」

 

「なるほど……って料理!? カナタ、キッチンあったっけ?」

 

「……いや、俺も見てないな」

 

おお、シャルルが劇的な反応を……まぁ俺も小腹が減った時に作ったりするから、ある分にはありがたいけどさ。

 

しかしどこにあるんだ……?

 

「それならここだ」

 

俺達の疑問に答えるために織斑先生が入口の手前まで歩いて行き、右側奥にある扉を開ける。そういや、そっちはまだ調べてなかったな。

 

「……おお」

 

「凄い!!」

 

コンロや冷蔵庫等が揃っていた。まさにキッチン。確認してなかったが……なにこの至れり尽くせり。

 

「食材は自分での調達だが、ここにあるものは自由に使っていいからな」

 

「本当ですか!? やった、料理出来るんだ!!」

 

「さっきの反応から予想はついてだが、シャルル料理出来んのか?」

 

「一通りは出来るよ〜」

 

……なにこの女子力とでも言うべき物。こいつマジで脅威だな……。

 

「んじゃ今度難しいの教えてくれよ。……因みに織斑先生は料理とかされたりは……あ、いえ、なんでもないっす」

 

何気無く話を振ったらすごい睨まれた。地雷だったか。

 

「ふん……。二つ目の連絡事項だ。明日の朝は、8時20分までに職員室の前にこい。場所は分かるな」

 

「一応は」

 

「ならよし。時間を間違えるなよ」

 

「「分かりました」」

 

「それと東雲は少し外へ来い。話したいことがある」

 

「……? まぁいいっすけど」

 

廊下……じゃなくてベランダか。シャルルに聞かれてもいい話か?

 

「ドアを閉めろ」

 

「あ、はい」

 

やっぱよくなかったようだ。……だが、ガラス一枚隔ててるだけから聞こえていそうな……。

 

「安心しろ。生徒を危険から守るために防音、防弾ガラスを使っている。小声で話す程度なら全く聞こえない」

 

「……さいですか」

 

ホントに至れり尽くせりですね(小並感)。

 

「さて、お前に話すことは、お前の扱いについてだ」

 

「……扱い?」

 

「ああ。さっきも言ったが、お前は貴重な男性適合者だし、IS自体が相当特殊なもの。更にどこの国家にも所属していない。……この状態が如何に危険が分かるか?」

 

危険だと?身の危険という意味でいいのか?少ない知識を総動員してみ考えてみる。

 

「……とりあえず、各国から所属の勧誘、または力をもっての強制連行がある……みたいなとこですかね?」

 

「……おしいな。その先も考えてみろ」

 

「……その先……?」

 

捕らえられて代表候補生、だけじゃないのか?

 

……しばらく考えたが、分からないので、両手を上げて降参の意を示す。

 

「正解は『よくてモルモット、悪くて解剖』だ」

 

「……は?モルモット? 解剖?」

 

何故に俺がそんな目に遭わなきゃならないんだ!?

 

「男性適合者のデータを取るためなら何だってしてくるぞ。愚弟の時もそういった圧力があったからな。そのことを忘れるな」

 

「なんつーえげつない……肝に命じておくっす」

 

「それでいい。……で、だ。肝心の処遇についてだが、お前にはIS学園のテストパイロットになってもらうことにした」

 

「……その心は?」

 

「IS学園が管理しているという体裁を作り上げる。給料も少しだが出るぞ。……だが、その関係で、時々呼び出すかもしれないが、理解してくれ」

 

「勿論っすよ。モルモットにはされたくないっすからね」

 

……ま、普通の襲撃者は撃退出来る気がしなくもないが。無理は禁物としとこう。ただでさえ俺のISは特殊だから目立つらしいしな。

 

それよりも、気になる単語があった。

 

「つか給料まで出るんすか?」

 

「不満か?」

 

「まさか!! 謹んで頂戴致しますよ」

 

「最初からそうしておけばいいんだ」

 

ふへへ、これでラノベや円盤が買えるぜ。

 

「……ところで、シャルルは不可解な点はあったか?」

 

やっぱそれも聞いてくるか。

 

「……なんとも言いにくいっすけど、イマイチ男性適合者って自覚が薄い感じがしますがね。まぁ俺と同じく、急な環境変化について行けてない、って考えりゃ自然な気もするんで、怪しいとは言えないかもしれないっすけど」

 

「ふむ……そうか。ならまだいいな。今後も監視頼むぞ」

 

「了解っす」

 

それに頷くと、織斑先生はドアを開けて部屋に戻ったので、俺も続いて戻る。

 

「話は以上だ。邪魔したな」

 

「お疲れ様っす」

 

「ありがとうございました!!」

 

織斑先生が部屋を出ていった。……ふぅ。なんか少し緊張しちまうな。オーラのせいか?

 

「ねぇカナタ? 何の話をしてたの?」

 

「ん? あー……俺の処遇だな。俺は代表候補生じゃないのに専用機持ちだからややこしいらしくてな」

 

「へー……。……カナタも専用機持ってるの!?」

 

「おう。これだこれ」

 

そう言って腰にぶら下げた、フェンリルのマークがついたストラップ……『裂神』の待機形態のやつをシャルルに見せる。

 

「へ〜、ストラップの形になるやつもあるんだ。これは……狼?」

 

「そうそう。よく分かったな。シャルルのは?」

 

「僕のラファールはこれ」

 

「む、ちょっとでかいな?」

 

「首にかけてる分には気にならないけどね」

 

「そんなもんなのか」

 

「そんなものだよ」

 

まぁ待機形態も色々あるらしいからな。正直、『裂神』は左手に腕輪としてついてもおかしくなかったんじゃないかとか思ったりもしたが……流石に両手に腕輪あったら、邪魔すぎると思うんだよな……。この形で良かったと思うよぜ。

 

コンコン……

 

『夕食の配膳だよ〜』

 

「お、来たか」

 

配膳を受け取って食事をする。スパゲティか。

 

……ムツミちゃんの料理に負けず劣らず、美味かったとです。

 

またおばちゃんが皿を取りにきてくれたので、皿を預ける。そして部屋を出てったあとベッドに寝っころがる。

 

「いやー美味いな!!」

 

「本当だね〜。太らないよう気をつけなきゃ」

 

「そうならないよう鍛えりゃいいんだよ」

 

「カナタ……もしかして筋肉バカ?」

 

「違うからな!?鍛えといて損はないだろ!!」

 

なんともたわいないやり取りだが、何故かそれが気持ちいい。むしろ気持ちよすぎて眠気が……俺の体どうなってんだ。

 

「悪い、シャルル。なんか眠くなってきたから寝るわ」

 

「カナタも? 僕もなんか緊張して疲れたのかも。シャワー浴びたら寝るよ」

 

「……あー俺は朝にしよ。じゃ、先に……あ、シャルル?」

 

「どうしたの?」

 

自分のベッドから起き上がって風呂に向かっていたシャルルを呼び止める。

 

こういう時によく言うセリフ思い出したから、俺も先人に習うとしよう。

 

「明日からよろしくな」

 

「……うん、こちらこそ!! ……じゃ、お休み、カナタ♪」

 

満面の笑みで返してきたシャルル。

 

「……ああ、お休み」

 

そう言って脱衣所に消えるシャルルを見送ってからベッドに身を沈めた。

 

……さって、寝る前に腹筋もう30回やっときますか。

 




GE2RB発売まであと5日強!!
あーもう楽しみすぎて……!!

この間の後書きに反応して「アバカ交換とかやろ」とメッセージ下さった方、本当にありがとうございます!!

感想、指摘等ありましたらよろしくお願いします。
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