自分を偽り続けた者がスタンドを得たので運命に抗ってみる件 リメイク版 作:スイオウ
空条城星(くうじょうじょうせい)
彼は24歳独身でこの世を去った。 生前の彼の行動は、まさしく「偽りの人生」だっただろう。
母親がこの世を去ってから、彼は人が変わってしまった。いつも笑って周りは何を考えているか分からない彼を避けるようになった。
母親がこの世を去らなければ彼はいつも通りに過ごしていた。だが運命はそれを許してはくれない。
しかしこうなったのにも理由があった。
彼は生前、夢があった。それは叶えたくても叶わなかった夢であった。
話は母がまだ生きている頃、まだ城星が中学の頃であった。
当時から容姿で生徒からいじめられていた城星はよく喧嘩をしていた。 そして喧嘩を終えて家へ向かって帰っている時、それは起きた。
路地裏の奥に倒れている女がいた。 腹部を撃たれたのか血が出ていた。 城星が何気なくその姿を見ていると...
外国人と思われる男達が城星に近づいてきた。次に彼らは流暢な日本語で話しかけてきた。
ギャングA「すまない、お嬢さん。ここら辺で女を見なかったか?」
ギャングB 「コートを羽織って帽子をかぶっているんだが...」
城星「ああ...あっちに行きましたよ。」と城星は女がいた場所とは全く関係のない方向を指した。
ギャングA「ありがとう。探せ!まだ近くにいるはずだ!!」
ギャングB・C「おう!」男達は走り去っていった。
恐怖はなかった。何故、自分が助けたのかも理解ができなかった。
だが「何も死ぬ事はない」、そう思っただけだった。
程なくしていじっめ子達が城星に媚を売るようになった。
裏で城星の容姿を馬鹿にしていた教師も、学校からいなくなった。
それから数年後、母が倒れた後も病院に何故か匿名で多額の医療費が振り込まれており何故かはわからなかったがおかげで城星は病院で母の最後を見送ることができた。
そしてそれから母を見送った次の日の夕方、城星は彼女に会った。
彼女はなんと男でしかも外国のギャングだった。
話をすると金を出してくれたのも彼で助けてくれたのはあの時の恩と、あれから城星の事が放って置けなかったらしい。
昔、彼も容姿のせいで同じ境遇の中、ある日城星の時と同じような事が起こった後に自身もギャングになったという。
それから街中を歩いてる間、他人の顔色ばかりを伺っている城星に対して彼はまるで母のように1人の人間として敬意を示した付き合いをしてくれた。
去り際に城星は聞いた。「どうやったらギャングになれますか?」と。
だが彼は何も言わずにその場を去った。無言だったが城星は何となく察していた。
無言なのはわざとだと。自分を巻き込まないようにわざと冷たく何も言わずに去ったのだと。
そしてその後ろ姿が城星には夕日だけでなく彼自身が眩しく輝いているように見えた。
奇妙な事だがこの町に関係のない存在で外国で悪事を働き法律を破るギャングが、容姿のせいで世界から迫害され、ひん曲がっていた城星の心を真っ直ぐにしてくれたのだ。
容姿に限らず誹謗中傷やそういった事件が絶えないこの町で空条城星は生きるための目的を見つけた。
Jリーグの選手に憧れるよりもギャングスターに憧れるようになったのだ!
だがしかし結局その夢は叶わず、彼は刺された。ギャングスターという夢を叶えようにも現実は甘くなかった。
そして彼は死ぬ間際にただ単に、心配してくれていた住人達の思いが嬉しくて未練などなく息を引き取ったかに思われたが...
「いやふざけんなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
彼の異世界による第一声はギャングスターとは程遠いものだった。
♦︎
は!?何で!?何でゴールド・エクスペリエンスがいるの!?俺、刺されて幻覚でも見てるのか!?
???《否。幻覚ではなく現実です。》
何!?誰!?
大賢者《解。ユニークスキル「大賢者」(エイチアルモノ)の効果です。能力が定着したため反応を速やかに行うことが可能となりました。》
ああ、エイチアルモノね。なーんだエイチアルモノかぁ...エイチ...アルモノ...? What? One more, please?
大賢者《解。ユニークスキル「大賢者」の(城星:ごめん!やっぱストップ!一旦、落ち着かせて!)...了。》
それから俺は辺りをうろつきながら考えた。ゴールド・エクスペリエンスも後ろをずっと浮かびながらついてきた。
そして考えながら周りを見ているとそこはどこか見覚えがあった。見覚えある草も見覚えある岩もあった。
そして少し落ち着いた後、“私”は大賢者?にここはどこか聞いてみた。
大賢者《解。現在の位置は“ジュラの森”にある「封印の洞窟」です。》
ジュラ...? 封印の...洞窟...!?
「はぁ!?じゃあ何!?ここ「転スラ」の世界ってこと!?」
頭がどうにかなりそうだった。まさか自分がよく見ていた小説やアニメの...それも「転スラ」の世界に来ただなんて...。
大賢者《乱。「転スラ」というワードを検索した結果、該当する情報が確認されませんでした。》
え...?あ...口走ってたか...。 ...いやちょっと待って...もしこの声が大賢者なら大賢者には「森羅万象」があるはず...。分からないことなんてないはずなのに...。
......! まさか!と思い、私は聞いてみる。
えーっと君は私のユニークスキル「大賢者」で間違いない?
大賢者《是。ユニークスキル「大賢者」の効果で、世界の言葉を利用して語りかけています。》
やっぱり...! じゃあ大賢者! 私の記憶の中を見て! そうしたらきっとわかるから!
大賢者《了。解析を開始します。》
そう大賢者が言った後、僕は座り込んで近くにいるゴールド・エクスペリエンスを見つめながら思い返していた。
何でスタンドを持っているのか? そして大賢者も。 記憶を辿っていくと「あ...。」と思い出して顔を伏せた。
そうだった...! 意識を失う前に、「もうチェリーでもいい」って言っちゃってた...! クッソ恥ずかしい...! 「大賢者」を手に入れたのがリムルさんと同じ理由だなんて...!
...まぁ、とにかく手に入れたものは仕方ない。気を取り直して私は再びゴールド・エクスペリエンスに目を向けた。
動けと意識すると考えた通りに動くし、近くの岩に触れるとカエルに変わった。 うん、動きに問題はなし。
もしスタンドを手に入れたのが私の言葉によるものならあの時、私は「ジョジョリオン」の事を思い浮かべていたからユニークスキルを手に入れたんだ。
それから後、他にも...と考えていると、
大賢者《...告。個体名ジョウセイ・クウジョウの記憶の解析が終了しました。解析の結果からして...》
大賢者の言葉が詰まる。 そりゃそうだよな...。 だから私は大賢者の代わりに代弁した。
「...そうだよ、大賢者。私はこの世界の存在じゃない。君の予想通り、君の存在もそしてこの世界も私の世界では架空の存在だったんだ。」
大賢者《......驚。想定外の状況ですが、個体名ジョウセイ・クウジョウの記憶に記憶の改竄などは確認されませんでした。》
よかった。信用してくれたみたいだ。まぁ大丈夫だよ、私の元の世界の一般常識や情報はこの世界の存在以外、ここの世界の現実世界とあんまり変わっていないから。
大賢者《...了。》
あと、それからこのゴールド・エクスペリエンスって消せる?
大賢者《了。ユニークスキル「幽波紋」(タチムカウモノ)を解除します。》
そう大賢者が言うとゴールド・エクスペリエンスは消えた。 ふう〜よかった。 その後、一通り私が持っているスキルとその権能を把握することにした。
「大賢者」の権能はやっぱりリムルさんと同じ性能だった。
他にもユニークスキルを持っていたけど今はあまり使えなさそうな権能だった。
でも何故かユニークスキル「幽波紋」の権能にほとんど“ロック”みたいなのがかかってた。
大賢者《解。ユニークスキル「幽波紋」の権能が封じられているのは個体名ジョウセイ・クウジョウがスタンドをまだ使う意思を確認されてないからです。》
なるほど。 確かにまだ私はスタンドの扱いすら慣れていない。 いくら大賢者があるとはいえ無差別にスタンドを使うと大変なことになる。 多分ゴールド・エクスペリエンスが傷を治せたのは直感的に危険だと判断して無意識のうちに発動していたんだろう。
とにかくまずは状況を整理だ。 ポジティブに行こう。 ここが転スラの世界ならまずは正確な暦が必要だ。 ...そうだ!
「大賢者。「魔力感知」のスキルは今すぐ手に入れれる?」
大賢者《了。エクストラスキル「魔力感知」を獲得しました。》
「OK、次にもう一度、「幽波紋」を発動してゴールド・エクスペリエンスを出して。ゴールド・エクスペリエンスの生命探知の能力なら「魔力感知」と併用すれば広範囲の魔素の探知が可能になると思うんだけど...。」
大賢者《了。膨大な情報量を管理するため「大賢者」と同期をさせることを推奨します。
「うん。お願い。」
大賢者《了。ユニークスキル「幽波紋」をエクストラスキル「魔力感知」と併用して使用しますか? yes/no》
「yes」
私がそう言うと魔力の流れが見えるようになり、更に周りが明るくはっきりと見えるようになった。
「よし。じゃあ、この洞窟内に暴風竜ヴェルドラの反応はある?」
大賢者《解。個体名ヴェルドラ・テンペストの残留した魔素の反応は確認されましたが、本体の反応は確認されませんでした。》
名前が“テンペスト”になってる...! じゃあ今はリムルさんがヴェルドラさんを捕食した後か...! あ〜ちきしょ〜見たかったなぁ〜。 転スラの中でも名シーンの一つだもん...!
まぁ、嘆いても仕方ないか。 気を取り直して、次はリムルさんと...!
いや...待てよ...。 私っていてもいいのか...? もしここがクロノアの...クロエにとって一番良いルートの世界だったら...予定外の私がいると何かが変わってしまうんじゃ...? 私は座り込んで考える。
私はそもそもこの世界のどの時間軸にもいなかった存在だ。 私のたわいもない行動一つでバタフライエフェクト(非常に小さな出来事が、最終的に予想もしていなかったような大きな出来事につながる)が起きてもおかしくない...!
そうなったらまたクロエはループする羽目になってしまう...! まずいぞ...! どうしたら...!?
(...おーい)
...ここでひっそりと暮らすか...? いやそう遠くない時期にここはガビル達、龍人族の住処になる...。 そうなったら見つかるのは時間の問題だ...。
(...聞こえてますかー?)
...そうだよ。 そもそもとして私なんかがいて良い世界じゃないんだ...。 あっちでもまともに生きられなかった私なんかが差別が更に激しいこの世界で生きれるわけなんか...。
(...えい!) (水をかける)
ぶふぁ!?
(あ!気づいたか? よかった〜。) (跳ねる)
「ごほっ!? ごほっ!?」
私は咳き込みながらも息を整えて、水をかけられた方を見る。
そこにいたのは...
「...え? 今の声って...」
見間違えるはずも聞き違えるはずもなかった。間違いなくその水をかけてきた存在は...
自分がよく知っていたこの世界の主人公リムル・テンペスト本人だった。
♦︎
ーリムルsideー
俺の名前はリムル・テンペスト。本名は三上悟だ。
通り魔に刺されて、死んで、そしてスライムに転生した。
そしてこの異世界で俺は暴風竜ヴェルドラと出会って、友達になって、名前も貰って、封印を解くためにヴェルドラを捕食した。
そして今、俺はこの洞窟を出るために出口を探していたんだけど...
リムルの大賢者《告。この先、約700m先に生体反応を確認しました。》
大賢者からそんな報告が入ってきた。
リムル(魔物の反応じゃないのか?)
リムルの大賢者《否。ヴェルドラの残留した魔素の反応が極端に感じられませんでした。しかもこの生体反応は人間です。》
人間!? こんなところに!? この世界の冒険者とかかな? よし! 行ってみよう!
俺は気になったので大賢者が反応を示した場所に向かって体を動かす。
そしてその場所に近づいてくると...
うわっ!? 本当にいた!
そこには確かに座り込んでる人間がいた。 しかも金髪の女の人...。
でもなんかこの人の服、現代味を感じる...。
このお姉さんって俺と同じ現代から来たのかな? とにかく念話で声をかけてみよう。
リムル(おーい)
...反応なし。 もう一度やってみよう。
リムル(聞こえてますかー?)
...再び反応なし。 そもそもこの子、念話が通じてるかどうか危ういぞ...。
リムルの大賢者《案。対象に体内の水をかけることを推奨します。》
え〜? 水かけたりしたら風邪ひかない? 他に案とかないのかよ?
...黙りやがった。 仕方ない。 名も知らぬ美女よ、すまん!
リムル(えい!) (水をかける)
ぶふぁ!?
よし! 成功! もう一度念話でコンタクトを...!
リムル(あ!気づいたか? よかった〜。)(跳ねる)
???「ごほっ!? ごほっ!?」
彼女は咳き込みながらも息を整えてこちらを見る。
???「...え? 今の声って...」
よし! 念話が通じたぞ!
♦︎
ー城星sideー
やばい! やばい! やばい! どうしよう!? どうしよう!? どうしよう!?
これからどうやってリムルさん達に会わないように考えてたら、そのリムルさんご本人に見つかっちゃった!
どうすれば!? どうすれば良いんだ!?
リムル(...なぁ? 今の念話聞こえてるよな...?)
まずい! 話しかけられた...! ...こうなったらアドリブでやるしか...! 大賢者! 念話お願い!
城星の大賢者《了。スキル「念話」を獲得しました。 個体名リムル・テンペストとの念話を開始します。》
城星(...はい、聞こえてます。 すみません、いきなり水をかけられたもので...(汗))
リムル(よかった! 通じたか! いやーこっちこそごめんな。 全然反応しなかったから他に方法がなくてな...)
城星(いえ、大丈夫です。 それよりもあなたは...? (知らないふりで誤魔化す!))
私は体を起こし正座してリムルさんと向き合う。
リムル(悪い、自己紹介が遅れたな。 俺はリムル・テンペスト。 本名三上悟です。)
城星(ああ、これはご丁寧にどうも...。(知ってるけどね!) 私は空条城星です。 よろしくお願いしま...え?三上...?)
リムル(ああ、実は俺...。)
それから私は逃げれるはずもないので仕方なく歩きながらリムルさんと話した。
話を聞いてるうちに「やっぱりこの世界は「転スラ」の世界なんだ...。」と実感が改めて湧く。
城星(そうでしたか...。 大変でしたね...。)
リムル(いや、そうでもないよ。この体思ったより便利だし、ヴェルドラだけじゃなく城星“さん”みたいな綺麗な人とも会えたしね!)
城星(...あー、リムルさん。 勘違いしてるとこ申し訳ありませんけど...)
リムル(ん〜?)
城星(...私、男ですよ。)
リムル(...は!? 嘘だろ!!?? めっちゃ美人じゃん!!)
そんなふうにたわいもない話で盛り上がっていると、
キシャァァァ!!!
城星・リムル「!?」
鳴き声と共に出てきたのはテンペスト・サーペントだった。
城星「うわ!? でかっ!?」
リムル(うわぁぁぁぁあ!!へびだぁぁ!!!!)
まぁそうだよな...初めて見たらビビるよね...。 私は展開を知っていたからあんまり驚かなかった。
...仕方ない。 あんまり原作を変えないようにしようと思ったけど...。
城星(...リムルさん。 ここは私に任せてください。)
リムル(え!? いや、でも...!?)
リムルさんが言い終わる前にテンペスト・サーペントが襲いかかってくる。
やるしかない...! 私は「思考加速」でテンペスト・サーペントの動きを見切り、横に回り込んでかわす。 更に...!
城星「ゴールド・エクスペリエンス!!」
ユニークスキル「幽波紋」でゴールド・エクスペリエンスを出す。 そして...!
ゴールド・エクスペリエンス「無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄ァ!」(小野○章ボイス)
2、30発くらいラッシュを打って、その度にテンペスト・サーペントに生命力を流し込み感覚を暴走させる。
そうするとテンペスト・サーペントが倒れた。 おそらく痛みのショックで気絶したのだろう。
城星「...ふう」
一息ついてゴールド・エクスペリエンスを消す。 初戦闘にしちゃ上出来かな?
こうやって時々、リムルさんの捕食対象を練習台にしよう。 テンペスト・サーペントよ、すまん。
城星(リムルさん、倒しましたよ。)
リムル(......ご、......ご、) (プルプル)
なんかリムルさんの様子がおかしい。 どうしたのだろうと声をかけようとすると...。
リムル(ゴールド・エクスペリエンスじゃねぇかぁぁぁ!!!???)
うわぁ!? 驚いたぁ! まぁでも分かる。 私も初めて見た時、一人称が戻るほど慌てたし。
リムル(すげぇ! ヤベェ! 本物だぁ! 漫画でしか見たことないけど、ほんとにすげぇ!!カッコいい!!) (すごく跳ねる)
城星(あ...あはは...(汗)。リ、リムルさん。少し落ち着いて...(汗)。)
リムル(落ち着けるわけねぇだろ! なぁ、もう一度! もう一度、見せてくれ! 頼む! この通り!!)
リムルさんがスライムボディで土下座をする。
城星(わ、分かりました! だから落ち着いて下さい!)
それから私はもう一度ゴールド・エクスペリエンスを出した。
その間、リムルさんは子供の様に周りを跳ねながら(すげぇ!)や(ヤベェ!)と言葉を発してはしゃいでいた。
時々、ポーズや生き物を生み出す所をせがまれてやってあげると更にはしゃいだ。
ドクター○トーンの○ロムかな?
リムル(ふぅ〜! 満足だ! ありがとうな! 城星!)
城星(ははは...(汗)、喜んでくれて何よりです。)
ゴールド・エクスペリエンスを消して、(行きましょう。)と私は声をかける。
リムルさんも私について行こうとしたが、ふと足...いや体を止めた。
城星(リムルさん?)
声をかけるが無言のままだ。 ...もしかして。
私がそう思うと、リムルさんは飛び上がって体を広げ、テンペスト・サーペントを包み込んだ。
やっぱり...! ユニークスキル「捕食者」を使ったか...!
テンペスト・サーペントはみるみるうちにリムルさんに捕食されていった。
これでリムルさんは「熱源感知」、「毒霧吐息」のスキル。それからテンペスト・サーペントの擬態が可能になったはずだ。
あ、捕食し終わったみたい。 初めて見た感じで対応しないと...。
城星(あ...あの、リムルさん...? 今のは...?)
リムル(ん? ああ、俺のユニークスキル「捕食者」(ほしょくしゃ)だよ。食った相手を解析、鑑定することでスキルや姿を獲得できるんだ。)
城星(ほわぁ〜すごいですね〜(知ってるけどね)。)
リムル(まぁ、でも城星が倒してくれたおかげだよ。 ありがとな!)
城星(いえ...。(照)そんな...(照)。)
なんか人に褒められるのって久々な感じで...少し嬉しかった。
それからまた私とリムルさんは洞窟を進み始めた。
リムル(なぁ、今のうちにお互いのスキルを把握しておかないか?)
リムルさんからそう提案された。
うーん、悩む。 情報を共有すると色々、ややこしいことになるはずだ。
そうしたら逃げ場がなくなるが...やむを得ない。
城星(分かりました。そうしましょう。)
それから私とリムルさんはお互いにスキルを開示した。
リムル(は!? 嘘だろ!? 俺と同じ「大賢者」!?)
うーん、予想通り。 ユニークスキルは唯一無二。 同じスキルがこの世界で2つとも存在するはずはないのだ。
リムル(なぁ、大賢者。なんでか分かるか?)
リムルの大賢者《解。不明です。》
まぁそうだよね、でもこのまま黙ってると怪しまれそうだし...。
城星(あのー、仮説かも知れないんですけどもしかして私とリムルさんって同じ日本でも違う次元から来たからじゃあないでしょうか?)
リムル(え? どうゆうことだ?)
城星(今、私の大賢者に聞いたらもし同じ世界から転生、転移したら私はリムルさんの後でこの世界に来たので、すでにリムルさんが持たれてるユニークスキル「大賢者」は手に入らないみたいなんですよ。でも、違う次元からだったら可能じゃないでしょうか?仮に私の世界をA、リムルさんの世界をBと例えて、そのそれぞれの次元から転移、転生したから私はAの大賢者をリムルさんはBの大賢者のスキルを手に入れることができた。そう考えられないでしょうか?)
リムル(おおう...? つまりどうゆうこと?)
城星(つまり、簡潔にまとめると私とリムルさんは別々の次元から来たから、同じでも違う扱いの大賢者を手に入れれたという事ですかね。)
リムル(なるほど... でも俺と城星が別の次元から来たっていう確証は?)
城星(...リムルさん、問題です。○山先生、今生きてるでしょうか?)
リムル(は? そりゃ生きてるだろ?)
城星(ハズレです。 どうやら次元だけでなく死んだ時の西暦も違ったみたいですね。)
私は立ち上がって再び歩き出す。
リムル(おい!? ちょっと待て!? ○山先生に何があった!? 城星! 教えてくれーーー!!)
どうでしたでしょうか? まだまだ手探りですが頑張りますのでよろしくお願いします。