自分を偽り続けた者がスタンドを得たので運命に抗ってみる件 リメイク版   作:スイオウ

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4話です。


ゴブリン村と牙狼族

 

 

 

 あれから私とリムルさんは森の中を進み続ける。 

 

 途中で発生練習をしたり...

 

 城星「せーんろはつづくーよどーこまーでもー」

 

 リムル「のーをこえやまこーえたーにこーえてー」

 

 スキルのテストをしたり...

 

 城星「粘糸って洞窟でも見ましたけど結構伸びるんですね」

 

 リムル「そうだな。 っていうか昔も今もずっと思ってたけど隠者の紫(ハーミットパープル)ってあれ絶対射程距離Dじゃないだろ!?」

 

 城星「ですよね!? 洞窟でもリムルさんと一緒にターザンみたいに「アーアアー」って言いながら使いましたけど結構伸びてましたし...」

 

 そんなこんなでたわいもない話をしながら森を進み続ける。 リムルさんは粘糸でぶらんぶらんと進みながら。

 

 城星「...けっこー平和ですね」

 

 リムル「...だな、あの洞窟が結構異常だったんだろうな。あいつら全然死に対して恐怖とかなさそうだったし」

 

 

 ・・・・・・ザッ

 

 

 ん?

 

 城星「今何か...?」

 

 そう思い周りを見渡すと...

 

 

 グルルルルル・・・・・・

 

 

 わーお、牙狼族とご対面しちゃった。

 

 でもまぁでも大丈夫でしょ、多分リムルさんが...

 

 

 リムル「あ?

 

 

 「ピッ」

 

 

 城星「ウォッ」

 

 少し背中に寒気が走った。

 

 

 「・・・・・・キャイーーン!!」

 

 

 あぁ、行っちゃった。 可哀想に...

 

 リムル「...なんだったんだ?あの狼たち」

 

 城星「多分、リムルさんに怯えて逃げたんでしょうね。結構な威圧でしたし」

 

 リムル「え?あ!ごめん!城星、怖くなかったか?」

 

 城星「え?えぇ大丈夫でしたよ?」

 

 リムル「そっか...よかった〜」

 

 なんでそんなに慌てたんだろう?

 

 

 ガチャガチャ

 

 

 お、この音は...やっぱりゴブリンたちか。

 

 リムル(ざっと30匹くらいいるな......にしても貧弱だな。剣はボロボロ、鎧なんてほぼゴミじゃねーか)

 

 城星(言い過ぎですよ)

 

 

 「…グガッ、強キ者達ヨ、コノ先ニナニカ用事ガオアリデスカ?」

 

 

 お、喋った。 確かこれは意思が込められている音波を、魔力感知の応用で理解できる音に変化しているんだっけ。

 

 私は声をかけようとするが、

 

 

 リムル「初めまして、俺はスライムのリムルという」

 

 

 ビリビリビリビリィ・・・・・・・・・!!!!!

 

 

 っったァァァァァァ!!! こ!鼓膜!! 鼓膜がぁぁぁ!!!

 

 完全に油断してた...! そうだった...!ここってリムルさんが音量調整ミスったとこだった...!

 

 「グガッ!強キ者ヨ、アナタ様ノオ力ハ十分ニワカリマシタ!

  デスノデ、ドウカ声ヲ鎮メテクダサイ!」

 

 リムル(え、なんかだめだった?)

 

 城星(多分思念を込めすぎたんですよ、私も鼓膜が消し飛びました)

 

 リムル(え?嘘!?ご、ごめん!!大丈夫!?)

 

 城星(なんとか大丈夫です。そこらの石をゴールド・エクスペリエンスで鼓膜に変えて治しましたから)

 

 いや〜それにしてもゴールド・エクスペリエンス様様だな〜

 

 

 リムル「すまんな、まだ調整がうまくいかなくて」

 

 「オ、恐レ多イ!我々ニ謝罪ナド不要デス!」

 

 リムル「…で、俺たちに何か用?この先には特に用事はないけど」

 

 「左様デシタカ。コノ先ニ、我々ノ村ガアルノデス。強力ナ魔物ノ気配ガシタノデ、警戒ニ来タ次第デス」

 

  強力な魔物......あ...そういうこと。

 

 「俺の魔力感知には掛からなかったけど…」 

 

  そうリムルさんが聞き返す。...多分リムルさん気づいてないな...。

 

 「グガッ、グガガッ。御冗談ヲ」

  

 「我々ハ騙サレマセンゾ。ソチラノ御人ハ兎モ角、タダノスライムニソコマデノ妖気オーラハダセマセヌ」

 

 リムル(俺のことなのか......ん?妖気オーラ?俺そんなの出してないぞ?...城星、どういうことだ?)

 

 城星(今大賢者に聞いたんですけど魔力感知の視点とか、切り替えてみれば分かるんじゃないですかね?)

 

 私は口を押さえながら目線を逸らしてリムルさんに言う。 ちょっと今の顔は見せられない。

 

 リムル(...おいコラ城星、気付いてたなら言えよ)

 

 城星(いやいやまさか、私ごときがそこまでの妖気オーラを漂わせるお方にそんなこと...)

 

 リムル(テメェ表でろやコラ!!!)

 

 城星(もうここが表ですよ)

 

 リムル(っていうかなんでお前だけ...)

 

 城星(私の場合は「幽波紋(タチムカウモノ)」の魔素を吸収して出る生命オーラが出っぱなしでいるのは洞窟の時から知っていたので事前に押さえておいたんです)

 

 私のオーラって「幽波紋(タチムカウモノ)」の権能の一つの「魔素変換」で周囲の魔素を少しずつ体に溜めてその魔素を生命オーラに還元したりや生命オーラと合わせて妖気オーラにしても出せるみたいだし...転移した時から大賢者に聞いといて正解だった。

 

 リムル(裏切り者!!)

 

 リムルさんすごく恥ずかしそうだった。 

 

 また悪い癖が出ちゃったな...あれって例えるなら社会の窓全開で街中を歩き回る物だし...

 

 リムル「ふ、ふふ、わかるのか」

 

 「勿論デス。漂ウ風格マデハ隠セマセン」

 

 その問答をあとに、リムルさんは自分の妖気オーラを全て収めた。

  

 その後は緊張の解けたゴブリンの方々と談笑し、私達はゴブリン達の村まで案内されたのだった。どうやら泊めてくれるらしい。

 

 「あそこです」

 

 連れて行かれた村...というより集落は、案の定かなりボロボロだった。

 

 リムル(元からこんな感じ...というよりも、何かに襲われたのか?)

 

 城星(いや、わかりません。 ただ言えるのは彼らが次襲われたら全滅は確実ってことだけですね)

 

 村長「お待たせいたしました、ご客人達。大したもてなしもできませんので、申し訳ない。私はこの村の村長をしています」 

 

 連れて行かれた小屋の中で暫く待っていると、この村の村長であるのちにリグルドになる老ゴブリンが入ってきたのだった。

 

 …やっぱりかなりの御老体だった、動いて大丈夫なのかな?

 

 リムル「あぁいや、お気遣いなく」

 と、リムルさんが言う。

 

 出された茶(?)を飲んでみたが、どうやらただ雑草を煮ただけらしい。リムルさんよ、味覚がなくてよかったですな… 

 

 城星「それで、何か用があるから私達を招待したんですよね?」

 と聞いてみたら、

 

 バッ!

 

 

 城星・リムル「「!?」」

 

 

 村長と付き添い...のちのリグルが急に土下座してきた。分かってはいたけど二人してギョッとしちゃったよ。

 

 村長「貴方方の秘めたる力、息子から聞き及んでおります。我らの願い、何卒聞き届けては貰えませんでしょうか」

 

 ......えっ私も? なんで?私オーラ抑えてたのに...

 

 リムル「...内容によるな。言ってみろ」

 

 ...まぁ安請け合いはしませんよね。

 

 村長「ははっ。...一月ほど前、この地を守護する竜の神が突如消えてしまわれました。その為、縄張りを求める近隣の魔物たちがこの地を狙ってやってきたのです」

 

 竜…ヴェルドラさんのことか。

 

 展開は知ってはいるけど一応語ろう。

 

 なんでも、その中でも牙狼族と呼ばれる者たちに苦戦していて、ゴブリンの戦士がかなりの数なくなってしまったらしい。その時に、村一番の戦士であるリグルという戦士が亡くなってしまったんだとか。

 

 その戦士は死に物狂いで帰還し、牙狼族に関する情報を話した後に亡くなってしまったらしい。

 

 ......やっぱり、ゴブリンの方々には悪いけどなんとか時系列順にことが運んでる。

 

 私は原作にはあまり関わるつもりはなかったが協力するつもりでいる。 このまま何もしないでいると私の勝手な都合で死んだゴブリンの方々に申し訳ない。

 

 でもリムルさんが動くかどうか... まぁ答えは知ってるけど黙っとこ

 

 リムル「村長、一つ確認したい事がある」

 

 リムル「俺達がこの村を助けたとして、その見返りは何だ?

     お前たちは、俺達に何を差し出せる?」

 

 うーん、社会人。 まぁ実際そうだよね。

 

 「強き者達よ、我々の忠誠を捧げます!」

 

 .........損得だけで見れば、誰も助けないだろう。

 

 だが私達は、そんなものを行動の指針にしていない。  

 

 ワォーーーーンンン・・・・・・

 

 「牙狼族の遠吠えだ!」「近いぞ!」「いよいよ攻めに来るのか!?」「これやばいって!」「おしまいだ!」「俺達皆食われちゃうんだ!!」

 

 ゴブリン達の悲鳴が聞こえる。それを落ち着かせる村長の声も。

 

 そして、もう二つの声が。

 

 リムル「ビビる必要はない」

 

 城星「そうですね。これから倒す(仲間にする)方々をもてなさないといけないですもんね。」

 

 この森に於いて、恐らく最強の二体が弱者達ゴブリンの味方についた。

 

 そう言った私達の前に、ゴブリンが集まり、一斉に頭を垂れた。

 

 「我らに守護をお与えください、さすれば今日から我々はお二方の忠実なるしもべです!」

 

 村長がそう言った。

 

 リムル(......いいのか?城星)

 

 城星(何がです?)

 

 リムルさんが急に話しかけてきた。

 

 リムル(いや...今回の責任は、ヴェルドラを食った俺にあるんだ。一応体裁は整えたが、最初から助けるつもりだったし)

 

 リムル(だから、関係ないお前まで巻き込むつもりはなかったんだが...)

 

 そんな事を言ってきた。

 

 城星(いや......、何いってるんですか?もう言っちゃったのもありますけど友達が人助けするなら手伝うのは当たり前ですよ)

 

 リムル(……え?友達?)

 

 城星(え?違うんですか?)

 

 リムル(いや、違くはないけど...) 

 

 よかった、やっぱり勝手に友達認定は早かったかと一緒ビクッとした。

 

 リムル(いや…え?それだけなの?)

 

 城星(いや別に、それだけじゃないですよ)

 

 城星(成り行きというかなんていうかほっとけないんですよ。昔の自分を見てるようで)

 

 城星(それに、村のために最期まで戦った、リグルさんに敬意を払いたいんですよ。ちゃんと村守って、墓もしっかりと立ててやりたいですしね)

 

 リムル(......そっか)

 

 納得してくれたようだ。 まぁ理由はそれだけじゃなく自分の名付けのせいでさらに犠牲者を増やしてしまったという報いもあるけどね。

 

 ...よし、それじゃあ

 

 城星「ただ話してるだけじゃ何も進みませんもんね。とりあえず私は村の周囲の守りの確認してきます。村長さんの息子さんと、あとはまだ動ける方、ついてきてください。安全は保証します」

 

 リムル「わかった。じゃあ俺は、負傷者の確認に行ってくる。村長、案内してくれ」

 

 私達は二手に分かれて、打倒牙狼族に向けて進んでいった。

 

 

 

 さてと…、ざっと確認してみたけど、予想通りこの村…

 

 城星「守りがだいぶ薄すぎますね...。辺りは木がたくさん生えてるだけだし、柵とか作らなかったんですか?」

 

 「ココラ一帯ハ守護者様ノ影響デ、攻メテ来ル者ナドオリマセンデシタノデ......」

 

 城星「なるほどじゃあしょうがないですね。気を取り直してまずは、柵から作っていきましょう。使える木材とかありますか?」

 

 「グガッ、先程ノ家ノ近クニ保管シテイマスノデ、スグニ取ッテ参リマス!」

 

 やる気があって十分。 よし! 生前の職の経験のある鳶職と建築士の腕前を見せるとしますか! 

 

 材料が来る前に間にまずは柵の設計でも考えとこう。まずはとりあえず......いや、待てよ...? 

 

 ...! そうだこっちの方が効率的だ!

 

 城星「待ってください!やっぱり木材は最小限でいいですよ。」

 

 「グガッ?、イエシカシ...」

 

 城星「まずは大量に石を持ってきてください。あとはそれでなんとかできます」

 

 「ワ、ワカリマシタ...?」

 

 

 

 暫くして......

 

 

 

 リムル「おーい城星ー」

 

 城星「はい、どうしました?」

 

 リムル「いや、とりあえず怪我人を全員治したからさ、進捗がどんな感じかなと見に来たんだが………おぉ!いい感じにできてるじゃん。」

 

 城星「ゴールド・エクスペリエンスでゴブリンの皆さんに集めてもらった石に生命を宿して木にしたんですよ。石で輪を作る様に村の周りに並べて大木は私の意思で生やしてこの村を一周する形で柵を作りました。牙狼族に突破されそうになっても攻撃が跳ね返るんで結界の様な役割にもなります。今は最終調整中です。 あ、それはこの位置に設置して固定してください。」

 

 リムルさんと一緒にいたゴブリンたちも手伝ってくれる。 いや〜ありがたい。

 

 リムル「うわ〜結構それエグいな。ていうか柵のできが思ったよりいいやつだし...お前生前どこで働いてたんだよ」

 

 城星「まぁ色々ですよ。ただちゃんと紐で調整したいんですけどこの村の技術力だと、あまり強い紐は作れなくてですね。そこでリムルさんには...」

 

 リムル「おっけ、粘糸ね」

  

 私が全て言うまでもなく、全ての結ばれている箇所を粘糸で縛ってくれる。

  

 リムル「ここまでちぎれにくいと、ちょっとやり過ぎな気がするけどな」

 

 「リムル様、その糸は一体?」

 

 リムル「ん?あぁ、洞窟で蜘蛛から奪ったんだよ」

 

 「…奪った?」

 

 どうやらゴブリンたちははリムルさんが出した糸に驚いたらしい。

 

 まあ、他の魔物のスキルを使うスライムとか意味分かんないしね。

 

 リムル「………それで、お前は今何してるんだ?」

 

 私ですか?

 

 城星「村にあった武器の補修です。」

 

 リムル「......できるの?」

 

 城星「昔のサバイバルの経験で少しは」

 

 リムル「ちょくちょくお前についてわかんなくなってくるわ」

 

 ちょっと心外だな、

 

 城星「私よりリムルさんの方がよっぽど不思議生物ですよ。なんですか敵の力奪うスライムって」

 

 リムル「にゃんだとぅ!」

 

 城星「ああ、それからリムルさん」

 

 リムル「なんだ?」

 

 ゴニョゴニョ…

 

 リムル「人から出る案じゃねえな」

 

 ほっといてください。 原作通りにやらないといけないでしょ?

 

 さて、準備はこんなもんかな。

 

 

 

 

 

 夜、狼の群れが、月明かりに照らされる。

 

「いい月だ、今夜あのゴブリンの村を滅ぼし、ジュラの大森林への足がかりをつくる」

 

 オオォォォォンン……!!

 

 群れのリーダーと思わしき狼の言葉の後に、他の狼の遠吠えが森に響く

 

「行くぞ、奴らに邪竜の加護はすでに無い、蹂躙の始まりだ」

 

 その言葉を最後に、戦いの火蓋が切られた。

 

 

 

 

 「あ、来た。き、来たっすよ!」

 

 「餓狼族っす!!」

 

 見張りのゴブリン...のちのゴブタが声をかけた後、俺とリムルが牙狼族の導線上に割り込んで話をした。

 

 城星「はーい、牙狼族のみなさーん。そこで止まって下さーい」

 

 私は警察とかが灯火信号で使う赤く光る蛍光ライトを振りながら牙狼族に声をかける。

 

 リムル「お前、それどっから出したんだよ」

 

 城星「スキルで作りました。」

 

 アホか!! とリムルさんにツッコミを入れられる。 仕方ないじゃないですか。こっちは本気の命のやり取りなんて初めてなんですよ。 少しバカっぽくならないとどうにかなっちゃいそうなんです!

 

 「!オヤジ殿、あの者達です!」

 

 「あれが貴様の見たという、異様な妖気オーラをまとったスライムと人間か」

 

 「……ふん、くだらんな。ただの人間とスライムではないか」

 

  何か狼が話している。

 

 リムル「一度しか言わないからよく聞け。このまま引き返すなら何もしない、さっさと立ち去るがいい」

 

 と、リムルさんが言った。

 

 「ふん!戯言を」

 

 「オヤジ殿!」

 

 どうやら、リーダーの息子らしい額に星の模様がついた狼......あれ、あれってよく見たらのちのランガじゃん。そうだった、そうだった。その子がリーダーに声を掛ける。

 

 (ふむ…、人間の村によくある柵か。この人間が持ち込んだものだな、くだらん。あのスライムは所詮貧弱な人間の威を借っていたにすぎんのだ。その程度に慄くとは、わが息子もまだまだよの)

 

 「行け、お前たち!!」

 

 そう言うと、他の牙狼族たちが一斉に近づいてくる。

 

 よし、掛かったな。

 

 「ギャン!?」

 

 ズパン!

 

 「何ぃ!?馬鹿な、一体何が起こったと………!何だこれは!?」

 

 「あの糸は、さっき柵を補強した…」

 

 城星「粘糸ですねそっちは。この罠は硬糸」

 

 城星「それで最後に…」

 

 ヒュンッドスッ!!

 

 リムル「弓矢による攻撃だ」

 

 勢いよく駆け出したやつは硬糸で切り裂かれ、ゆっくりと進んでいるやつはさっき補強した弓矢で射抜く。

 

 仮にたどり着いたとしても、粘糸で補強された柵+ゴールド・エクスペリエンスの反射のダメージで引っ込むし結構頑丈だからなかなかで壊せるはずはない。ダメージの耐えてもそこに追撃。

 

 これだけで大概は片付けられる。

 

 城星「やっぱ作戦って重要ですね」

 

 リムル「城星、お前結構エグいことするな...」

 

 なぜかドン引かれたが、気にしない。

 

 なるべく原作通りにやらないと下手したらとんでもないことになるかもしれないのだから。

 

 

 

 

 (ありえん!我ら牙狼族がゴブリンやスライム、ましてや人間の考えた策なぞに翻弄されているなど!!)

 

 (……認めぬ)

 

 「オヤジ殿!?」

 

 よし、原作通りリーダー自ら出張ってきた。

 

 城星「硬糸には血がべっとりだし、多分あのボス個体ならちぎれると思います、残酷かもですが仲間を使ってこちらの作戦を暴きましたね」 

 

 リムル「冷静に分析してる場合かよ」

 

 「調子に乗るなよスライムが!!捻り潰してくれる!!」

 

 「リムル様!」

 

 リムル「だが、読みが甘かったな」

 

 ピィン……!

 

 「これは…!?」

 

 リムル「粘糸だよ、甘かったな」

 

 仕掛けていたのは、硬糸だけではなかった!

 

 スキル、水刃

 

 粘糸に動きを阻まれた群れのリーダーは、抵抗すらできずに水の刃によって首を落とされた。

 

 「オヤジ殿...!」

 

 リムル「聞け、牙狼族よ。お前らのボスは死んだ!!選ぶがいい、服従か死か!」

 

 リムルさんのその一言で、牙狼族は動きを止めた。

 

 よし! ここも予定通り...!

 

 あ、リムルさんが狼を食った。あ、狼に化けた。

 

 リムル「ククク、仕方がないな。今回だけは見逃してやろう」

 

 ベネ! なんとかここまでこれた! あとは...!

 

 ってうわぁぁぁぁ!超うるさい!!

 

 私、横にいるので叫ぶのやめてほしいんですけど。 あ、私が少し離れればいいか。

 

 んで、牙狼族は近付いてきますと。

 

 よーしこの調子なら...!

 

 城星「リムルさーーーん!! もういいですよーーー!!!」

 

 リムル「アォォォォォォン……え?」

 

 城星「ほら、狼達を見てください」

 

 「「我ら一同、貴方様方に従います!!!」」

 

 リムル「…………え?」

 

 こっちに助け舟を求めないでください。 これが運命です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうだったでしょうか? 城星の性格は歴代ジョジョ主人公の長所と短所がいい感じに混じった感じです。 あとモチーフになったプリコネのクロエの性格も組み込みます。
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