自分を偽り続けた者がスタンドを得たので運命に抗ってみる件 リメイク版   作:スイオウ

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5話目です


名付けと留守番と対面

 

 

 

 さて...原作通りに牙狼族の襲撃が片付いて配下にすることに成功し、夜が明けて今は広場で皆を集めたところだ。

 

 リムル「そういえば村長、名前は?」

 

 お、名付けに入りそうだな...。 でも大丈夫かな? 私の時のことがあるから名付けをしてくれるかどうか...。

 

 村長「いえ、魔物は基本、名を持ちません。名を呼ばずとも意思疎通が可能ですので」

 

 城星「でもそれだと私たちがだいぶ不便ですね」

 

 リムル「それもそうだな...よし、お前たち全員に名前をつけようと思うが、いいか?」

 

 とリムルさんが皆に声をかけると予想通りザワザワしだした。

 

 村長「よ、よろしいのですか?」

 

 リムル「おう、じゃあ一列に並んでくれ」

 

 うーんまいったな。 このパターン私の方にも回ってきそうだ。

 

 原作で紹介された名前ぐらいしか知らないぞ、私。

 

 それからリムルさんによる名付けが開始した。

 

 リムル「そうだな...息子の名前はなんだっけ」

 

 村長「はっ。リグルと言います」

 

 リムル「それじゃあ、父親の村長の名前はリグル・ドだ」

 

 それからリムルさんは立て続けに名付けをしていった。

 

 だがしばらくして「少し交代してくれ」と念話が入ったので「自分ネーミングセンスがないんで、せめて念話でサポートお願いします」と頼んで残りのゴブリンたちの名付けが終わった。

 

 そして次は牙狼族に名付けをすることになった。

 

 リムル「お前は、牙狼族のボスの息子か...うーん...」

 

 リムル「! 嵐の牙でランガ。お前の名前はランガだ!」

 

 そう名付けた途端に、リムルさんの体が溶け始めた。

 

 うーん、リムルさんには悪いけどここで低位活動状態(スリープモード)に入ってもらわないといけなかったからなぁ...。

 

 それから慌てる皆を落ち着けて、それぞれの役割を振ってリムルさんを休ませた。皆、私の発言に真面目に従ってくれてた。本当は全員リムルさんが名付けをしたのに...みんないい人。

 

 

 

 リムル(.........ん、んん)

 

 あれから三日後、無事リムルさんが目覚めた。

 

 リムル(ん...うわっ!...なんだ城星か。もしかして、ずっと面倒見てもらってたのか?悪いな)

 

 城星「いえ、別に気にしないでください。っていうかうわっ!ってなんですかうわっ!って」

 

 リムル(いやだって目の前に美人がいたら誰だって驚くだろ...)

 

 またそれですか、私は美人じゃありませーん。 れっきとした男でーす。

 

 ハルナ「城星様、おはようございます!...あ!リムル様もお目覚めになられた様ですね!」

 

 城星「あぁ、ハルナさん。おはようございまーす。あ、そだ。早速で悪いんですけど、リグルドさんを呼んできてくれませんか?」

 

 ハルナ「はい!分かりました。すぐお呼びしますね!」

 

 パタタ・・・

 

 ......。

 

 リムル「......ねぇ、城星」

 

 城星「ん?」

 

 リムル「誰!?今の美女!!!」

 

 城星「え?ハルナさんですよ? さっき名前、私が言ってたじゃないですか」

 

 リムル「いや、ハル...えっ、ハルナ、えぇ...?」

 

 まぁ動揺しますよね。 その気持ちわかります。

 

 リムル「ってゆーかだいぶ余裕そうだな、俺が寝てる間に一体何があったんだよ」

 

 私が答える前にドタドタと騒がしい足音がしてきた。

 

 城星「まぁ、まずはリグルドさんと話しましょ。 会えばもう何も言えなくなりますけど」

 

 リムル「はぁ? それってどうゆう...」

 

 リグルド「城星様、おはようございます!!...おお、リムル様!お目覚めになられましたか!!!」

 

 リムル「ん?おお、りぐ、る、どぉお!!?」

 

 うん、そうなりますよね。

 

 リグルド「さあさあ、お二人とも、宴の準備ができています。こちらへ」

 

 リムル「ど、どうも...」

 

 リムル(...おい、城星)

 

 どうしました?

 

 城星(なんだよこれ!? もはや別人じゃねぇか!!!! 本当に何も言えなくなったよ!!!)

 

 ですよね〜 まぁ自分は知ってましたけど、実際に見ると凄かったですもん。

 

 ドドドドドド・・・・・・!!!

 

 お、この凄まじい足音は...

 

 ランガ「ご回復、心よりお慶び仕ります、我が主!!」

 

 リムル「えっと、ランガ...?」

 

 ランガ「はい!」

 

 城星「おお、ランガさん。 おはようございます」

 

 ランガ「城星様も、おはようございます!!」

 

 リムル(...ドユコト?)

 

 城星(牙狼族は全にして個、個にして全みたいでランガさんに名付けをしたから種族全体が進化したみたいなんですよね)

 

 リムル「えっと...しんか?したのか?」

 

 ランガ「はい!我等はもう牙狼族ではありません!いうなれば嵐牙狼族(テンペストウルフ)になったのです!」

 

 城星「雄のゴブリンはホブゴブリン、雌のゴブリンはゴブリナに進化したみたいです」

 

 リムル「いや、ええ...???」

 

 まぁ、頑張って慣れましょう。

 

 

 

 

 ーリムルsideー

 

 

 それから宴を終えて、翌日。

 

 俺は皆を集めて、ルールを決めた。

 

 リムル「一つ、仲間内で争わない。

 

     二つ、進化して強くなったからと言って、他種族を見下さない。

 

     三つ、人間を襲わない。」

 

 リムル「以上だ、最低この三つは守ってもらいたい」

 

 みんな質問をしたりしてきたが、城星がわかりやすく説明したことですぐ納得してくれた。

 

 それからリグルドをゴブリンロードに任命した。 

 

 これでなんとかひと段落ついた。 ...とそう思っていた時期が俺にもありました。

 

 家が上手く建てれなかったのだ。

 

 リムル「建て直してこれなのか?」

 

 リグルド「お恥ずかしい限りです...」

 

 城星「まぁ、仕方ありませんよ、そもそも技術者がいないからこんなものだろってリムルさんも分かってたじゃないですか」

 

 城星がフォローする。

 

 城星「うーん、私も家を建てた経験はあるんですけど日が浅かったのでそこまで自信がありません。やっぱりしっかりとした専門家が必要です。」

 

 リグルド「あっ」(ポン)

 

 城星がそう言うとリグルドが何か思い出したらしい。

 

 リグルド「今まで何度か取引に応じた者がございます。器用なので家の作り方も存じておるやも!」

 

 リムル「ほう...?」

 

 城星「その取引相手って?」

 

 リグルド「ドワーフ族です」

 

 ドワーフ!

 

 リムル「ドワーフって言うと、あれか?確か、鍛冶の達人ってイメージの...」

 

 城星(いいですね、なんか異世界って感じがしてきました) 

 

 確かに。

 

 リグルド「ご存知でしたか」

 

 どうやら、ドワーフの王国が近くにあるらしく、大河沿いに北上し二ヶ月程の距離にあるらしい.......近く...?

 

 テンペストウルフの足なら、もっと速く着くかも、とのこと。

 

 と、言うわけで。早速そのドワーフの王国に行くことに決めた!

 

 メンバーは俺、案内役にホブゴブリンのゴブタ、リグル、その他数名の護衛と、全員が乗れる数の嵐牙狼族テンペストウルフだ。

 

 城星も一応誘ってみたが...、

 

 城星「行ってみたい気持ちはかなりありますけど、すみません。流石に主戦力が全員、村を離れるのはまずいですよ。それにまとめ役が絶対いると思いますし、家に関してはなんとか自分の方でやれるだけやっておきたいんです。」(2割が本音で8割は原作に関わりたくないのとガゼル王がめんどくさいから関わりたくない)

 

 とのこと。そっか、来ないのか...

 

 まあ、来ないものは仕方がない。善は急げだ、早速俺達は村を出たのだった。

 

 

 

 それからしばらくして...日が沈んできたので、俺達は川の畔で休憩をしている。

 

 そこで、丁度よくリグルが休んでいたので、話を聞いてみることにした。

 

 リムル「リグル」

 

 リグル「はい、なんでしょうリムル様」

 

 リムル「お前のお兄さんって、誰に名付けしてもらったんだ?」

 

 リグル「確か、魔人ゲルミュッド様です」

 

 リムル「ゲル...なんて?」

 

 リグル「ゲルミュッドです」

 

 どうやら、昔あの村に立ち寄った魔王軍の幹部が名付けの親らしい。リグルの兄は才能がすごかったらしく、いずれ部下に欲しいと言われたこともあったらしい。

 

 魔王軍かあ...、やっぱ異世界だな。勇者、ドラゴンと来て、ついに魔王か...人間の国とか攻めたりするんだろうか?

 

 後は、ゴブタにドワーフの王国、ドワルゴンについて聞いたりした。どうやら中立国らしく、中には入ればゴブリンであろうと自由に動けるらしい。

 

 そしてなんと、エルフもいるらしい!

 

 いやー異世界様々だなー!城星もくればよかったのになー!

 

 と俺が思っているとリグルが急に質問してきた。

 

 リグル「リムル様。お一つ質問よろしいでしょうか?」

 

 リムル「ん? どうした?」

 

 リグル「城星様が以前、柵を作られる際に見えたのですが背後からお出しになられたあの幻影は一体...?」

 

 リムル「ああ、あれな。 あれは幽波紋(スタンド)って言ってな...」

 

 とリグルに説明をすると次の瞬間、リグルが信じられないことを言った。

 

 リグル「実は先ほどの話の時のことなのですが、ゲルミュッド様が村を去られる際に後ろにうっすらと城星様のと似た様な幻影が見えたのです。当時は兄以外、他のものたちには見えなかったらしいのですが...いまおもうともしやあれも城星様と同じスタンド?というのだったのではないかと思いまして...」

 

 リムル「なんだって!!??」

 

 まさかそのゲルミュッドってやつもスタンド使い!? なんかとんでもないこと聞いちまった...。 急いでドワーフに協力を頼んで城星に伝えないと!

 

 

 

 それから俺はドワルゴンに無事到着した。途中で紆余曲折ありながらも、カイジンというドワーフを紹介してもらった。

 

 手伝って貰えないか交渉したが悩みがあったらしい。2週間以内にロングソードを20本という無茶振りをベスターという大臣にされた様だ。

 

 そこで俺は「大賢者」の提案でロングソードを20本、俺の中の魔鉱石よりも質が高い魔鉱鋼で複製してあげた。

 

 それから無事納品も終わり、打ち上げに誘われた。

 

 エルフ達「「いらっしゃいませー!」」

 

 うっひょー!!

 

 そこはエルフのお姉ちゃん達の楽園だった! 俺はスライムという愛くるしいボディということもあり、抱きつかれたり撫でられたりと、かなり役得な経験をできた。

 

 いやー城星のやつ勿体無いなー! あいつの美形なら可愛さとカッコよさでここのお姉ちゃん達に俺よりチヤホヤされただろうなー!

 

 ...何言ってんだ俺。

 

 それからカイジンと談笑したり美人のエルフに飲み物を注いでもらって楽しんでた。

 

 そうしたら横から黒髪のお姉さんが声をかけてきた。

 

 どうやら水晶玉で占いをやってくれるらしい。

 

 何を占ってもらおうかな...

 

 エルフのお姉さん「スライムさんの運命の人、とかどう?」

 

 膝に座らせてもらってたお姉さんが声を掛けてきた。

 

 ......運命の人か、確かに気になるな...。運命の人...人?果たして人なのか?スライムじゃなくて?

 

 エルフのお姉さん「あ、見えてきたよ〜」

 

 そんな声が聞こえて来たので、水晶玉の方をみてみると、黒髪の女の人と、五人の子供の姿が見えてきた。

 

 ...何処かで見たことがあるな...たしか、前世の夢の中で...。

 

 あれ?俺に似てる!?前世の夢で見た俺(?)にそっくりだ!

 

 カイジン「おい、その人、爆炎の支配者、シズエ・イザワじゃないか?」

 

 と、横で酒を飲んでいたカイジンが話しかけてきた。

 

 リムル「有名なのか?」

  

 カイジン「自由組合ギルドの英雄だよ。見た目は人間の若い娘さんだが、何十年も活躍してたんだ。今はもう引退して、何処かで若手を育ててるんじゃなかったか」  

 

 英雄か...。

 

 シズエ・イザワ...いざわしずえ?絶対日本人だよな...。

 

 何処かで会えるだろうか...

 

 

 .........ん?何か映像が...。

 

 エルフのお姉さん「あれ?何も映らなくなっちゃった」

 

 え?いやいや、写ってるよ。

 

 リムル「見えないのか?」

 

 エルフのお姉さん「え?何も見えないけど…何が見えてるの?」

 

 

 えーっと、どれどれ.........はぁ? なんで城星が写ってるんだ? それに城星がいる場所って...病院か?

 

 ...城星は静かに泣いていた。 そばに母親らしき人がいた。 多分、あいつの生前の時の姿...いや記憶だろう。

 

 何故流れていたのは分からなかったが俺はもういいよと占いをやめてもらった。 スライムだから泣けなかったが、何故か俺の心は雲がかかった様に暗くなった。 ...このことは黙っておこう。

 

 

 それから店でたまたまベスターと揉め、最終的にこの国の王、英雄王ガゼル・ドワルゴンの元で裁判にかけられたがなんとか無事に危機を乗り越えて、カイジンとドルド、ミルド、ガルムを仲間にすることに成功した。

 

 

 

 

 

  ー城星sideー

 

 

 あれから2ヶ月とちょっとしてリムルさんたちがカイジンさん達を連れて帰ってきた。

 

 いやー...本当に大変だった。 

 

 家の修復とか生活基盤を整えたり、周辺のゴブリン村からゴブリンの使者が来て大勢のゴブリン達が来ることになったから受け入れはするけど、リムルさんが帰ってくるまで名付けは待ってほしい。と交渉したりと...。

 

 まぁでもそれはいいんだけど、メンバーが足りなくて...ゴブタさんは? と聞くと、

 

 リムル・リグルたち「「............あっ」」

 

 全員やっぱり忘れていた、可哀想に。

 

 その後、ゴブタさんが追って帰ってくるまでしばし待ち、そこから村に歩いていった。歩きながら、カイジンさん達を紹介されたので初めて知るフリをした。

 

 リムル「城星、紹介するよ。こちら、職人のカイジン、ドルド、ミルド、ガルムだ」

 

 城星「おお、皆さんがリムルさんが連れてきたドワーフの...! 初めまして、ジョウセイ・クウジョウと言います」

 

 カイジン「カイジンだ、いや〜話には聞いていたがこんなべっぴんさんがいるとは、リムルの旦那も隅に置けねーな」

 

 城星「...すみません。私、男です。」

 

 カイジン「......はぁ!? 嘘だろおい!? こんな綺麗な顔立ちしてんのにか!?」

 

 リムル「ぶふふっ...(笑)じょ、城星、あんまり困らすなよ(笑)」

 

 城星「もー!リムルさん!」(プンスカ)

 

 そしてカイジンさんが私がリムルさん達が戻ってくる前に建てた家を見ると...。

 

 カイジン「なぁ、嬢ちゃ...いや城星の旦那。 これは旦那が建てたのですかい?」

 

 城星「え? はい、そうですが...」

 

 と言うとカイジンさんが背中をバンバンと叩いてきた。

 

 カイジン「スゲェじゃねぇか! ミルドが作るのと同じくらい立派な家だぜ。基礎もしっかりしてるし...何より外装も内装もいい! あとは材料の問題だな。 材料さえあればあんたが作る家はもっと輝くはずだぜ。」

 

 そんな感じですごい褒められた。ついでにミルドさんにも後ですごく褒められた。 

  

 それから私はリムルさんに伝えないといけない事を耳打ちで伝える。

 

 城星「リムルさん、実は...ゴニョゴニョゴニョ」

 

 リムル「なんだ...うん...で?......はぁ!?」

 

 私は、村に移住したい旨を伝えにきたゴブリンの数をリムルさんを教えた。その数五百人。流石にリムルさんも気を失いかけたようだ。

 

 城星「名前はこっちの方でなるべく決めたんですけど、全員ではないのであとで手伝ってください。あとの問題は住居なんですけど...」

 

 リムル「あ、ああ、ありがとう。…そうだな、どうせならあの洞窟の近くにでも引っ越すか」

 

 という話になり、村に帰ってすぐ、引っ越す旨を伝えた。

 

 皆了承してくれたので、移動自体はスムーズに終わったのだが...

 

 後でリムルさんからとんでもない話を聞いた。

 

 城星「え!? じゃあそのリグルさんのお兄さんに名前をつけたゲルミュッドってやつがスタンド使いかも知れないってことですか!?」

 

 リムル「あぁ、まだ確証はないけど一応そいつ魔王軍の幹部だし、気をつけないとな」

 

 リムルさんがそう言ってくれた。 でも今の“俺”にはゲルミュッドの存在なんかどうでもよかった。

 

 いや、スタンドを持ってる時点で十分やばいのだが、一番の問題点はどうやってスタンドを手に入れたかだ。

 

 スタンドを得る方法はいくつかある。あの“スタンドの矢”で刺されるか、この世界にあるかどうかは分からないが7部の時に出た「悪魔の手のひら」の様な場所から生還するか、「成人の遺体」を手に入れるかだ。 

 

 それから“もう一つ”方法はあるにはあるのだがそれは絶対にあり得ないので俺はどうやってゲルミュッドがスタンドを得たのか考え続け結果無事、頭を痛めた。

 

 

 それから新たに500人のゴブリン達の名付けを終えて、

 

 カイジンさんには言わずもがな鍛治職人。ドルドさんは装飾職人。ガルムさんは皮職人。ミルドさんは建築職人と専門がそれぞれ違うので、それぞれにゴブリンの弟子達を付けることにしたよう。

 

 そして最初に建てられた家は、私とリムルさんのものだった。 私が建てた家をリフォームしてくれたらしい。リムルさんも「ちょっと豪華すぎないか?」と言っていたが、皆さんの好きにやらせましょ。と言う形で収まった。

 

 それからさらにしばらく暇になったのでリムルさんはスキルの練習に行った。 だけど私は全然暇がない。 村で手伝いをしながらずっと考えてた。

 

 やっぱり、一番の問題点はゲルミュッドのことだ。 本当になんでスタンドを奴は持っていたのか? 

 

 リムルさんに話を聞いた後、リグルさんにも改めて話を聞いてみた。 名付けをする前からうっすら見えていたと言うことは、リグルにもスタンドの素質があるのかと思ったのだが、大賢者に聞いてみると見えるだけで素質はないらしく、それに私のスタンドは一定以上のの強さを持った者、名を持った魔物にしか見えないと言われた。

 

 もしゲルミュッドのスタンドも私のと同じ仕様ならば当時のリグルさんには見えるはずないのだが...謎は深まるばかりだった。

 

 

 そして休憩がてら頭を落ち着かせようと今は散歩をしている。 

 

 でもまだスッキリしない。 ゲルミュッドのこともそうだが何か大切なことを忘れているような...?

 

 そんな時、どこから悲鳴や叫び声が聞こえてくる。

 

 私は胸騒ぎがして声が聞こえた方向に急いで足を運ぶ。

 

 声がした場所に近づいてくるとそこで一つの団体のうちの一人が剣に炎を纏わせ、その剣で魔物と戦っている姿が目に入ってきた。

 

 私は慌てて身を隠す。 ヤバッ! あれって井沢静江さんとエレンさん達じゃん!

 

 しまった、ゲルミュッドの件に気を取られすぎてこの時の事をすっかり忘れていた。

 

 私は身を隠しながら様子を見守る。 おお、やっぱり静江さんお強い。 流石としか言いようがない。

 

 なんとか倒せたみたい...。 そう思ったのも束の間、生き残りの魔物が静江さんに襲いかかった。

 

 静江さんは迎撃しようとするが、何やら苦しそうにその場に倒れ込んでしまった。

 

 ヤバい...! イフリートの影響が今来たか...! 助けようと思ったが、

 

 城星の大賢者《告。雷撃が来ます。離れてください。》

 

 大賢者がそう言ってきたので足を止めると魔物に黒い雷が命中した!

 

 そっか...! リムルさんは、スキルの試し打ちするって言ってたな...!

 

 そうだった、そうだった。 で、それを魔物に放ったんだっけ。

 

 とにかくリムルさんがいるならもう...!! と思ったのも束の間、もう一体の魔物の姿が見えたので、私は慌てて向かう。

 

 どうなってんの...!? 確かあれで最後だったのに...!?

 

 とにかく考える前に体が動いてしまったのでしかなく幽波紋(タチムカウモノ)を発動し、マジシャンズレッドをだす。

 

 リムル(この人が運命の人...)

 

 静江「!スライムさん!うしろ!!・・・・・・!?」

 

 リムル「え?」

 

 魔物が襲い掛かろうとした瞬間、なんとかギリギリでマジシャンズレッドの射程距離内に入った。

 

 城星「レッドバインド!!」

 

 私は叫びながら炎を縄の様に扱い魔物を縛った。 

 

 静江「...鳥!?」

 

 リムル「城星!」

 

 城星「油断...! 大敵...! ですよぉ!!」

 

 私は魔物をレッドバインドで引き寄せ、体制を崩す。 その隙を逃さずマジシャンズレッドを解除してすぐにゴールド・エクスペリエンスをだす。

 

 静江「今度は人が急に...!」

 

 リムル(おぉ! これはまさか...!?)

 

 

 ゴールド・エクスペリエンス「無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄 無駄ァ!」(小野○章ボイス)

 

 

 腹にラッシュを打ち込みながら生命力を流す。 そうするとすぐに動かなくなった...。

 

 城星「...ふぅ」 

 

 私は一息ついてゴールド・エクスペリエンスを解除する。 なんかそこまで打ち込まなくてもすぐに気絶したな...。 慣れたからパワーが上がってるのかな...?

 

 城星「リムルさん、大丈夫ですか? もー、油断しすぎですよ。」

 

 リムル「な、し、してねーよ!相手の隙をうかがってただけだ!」

 

 城星「伺う人は敵相手に背を向けないんですよ!後ろ向きで伺うのはほぼ馬鹿がやることですからね!」

 

 リムル「にゃにおう!?」

 

 静江「...ふふっ。スライムさんと仲がいいのね」

 

 城星「ハッ!...す、すみません。お見苦しい所を...それよりも皆さんはどうしてここに?」

 

 ...あれ?反応が...、

 

 エレン・カバル・ギド「「「はぁぁ〜〜」」」

 

 リムル「うわっどうした? 怪我でもしたのか?」

 

 カバル「いや、精神的疲労って言うか...」

 

 どうやら予想通り、長い間あの魔物に襲われていたらしい。自業自得とはいえ流石に哀れに思ったのかリムルさんがウチの街に案内することになった。

 

 ......と言うわけで街に案内する間に自己紹介を。

 

 私の自己紹介の時は、人間が魔物の味方かと変な者を見る目で見られた...後、男だと言ったら更に引かれた...解せぬ。

 

 リムル「僕は悪いスライムじゃないよ?」

 

 リムルさんが渾身のギャグを放ったところ、静江さんにだけ受けた。

 

 城星「リムルさん、あの人って...」

 

 私が声をかける前に静江さんにリムルさんと共に呼ばれた。

 

 静江「ねぇ、スライムさん、人間さん、国は何処?」

 

 さっき受けたのも同郷の者から聞いたらしく、本人が知っているわけじゃなかったらしい。(知ってる)

 

 リムル「......一応俺と、そこの城星も同じ、日本出身だ」

 

 静江「やっぱり当たってた。私と同じだ、会えて嬉しいよ!」

 

 仮面を外した顔は、火傷の跡が気にならないくらい綺麗な笑顔だった。

 

 

 だけど村に向かってる間、私はずっと疑問に思ってた。 あの時、本来であれば魔物はリムルさんが放った黒雷で最後だったはずなのにもう一匹いた。 何かがおかしい、ゲルミュッドの件もだがこの世界はもうすでに何か変化が起きているのか...?

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか? ドワルゴンの回は誠に勝手ながら割愛させてもらいました。 すみません、なるべくこの小説は城星視点で描きたいので変化があまりない場面は割愛させてもらいます。 どうしても割愛して欲しくない場合はコメントで教えてください。
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