自分を偽り続けた者がスタンドを得たので運命に抗ってみる件 リメイク版   作:スイオウ

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7話目です。


空条城星 その2

 

 

 

 かつて、炎で全てを失った少女は世界を渡り、奇しくも炎の力を手に入れた。

 

 少女はその力を人々を守ることに使ったが、炎は少しずつ彼女を蝕み、やがて炎を御することができなくなった。

 

 少女の名はシズエ・イザワ。炎の上位精霊イフリートを宿し、爆炎の支配者と呼ばれた英雄だった。

 

 

 

 ーside城星ー

 

 

 イフリートから出てきたブラック・サバス。 奴は俺たちが戦闘体制に入ると再びイフリートの影に隠れた。

 

 まぁ隠れるよな。 そんなことを考えてるとイフリートは右手を掲げ、上空に無数の火炎弾を作り、それを俺達に向けて発射した。

 

 範囲が結構デカい! リムルはランガに乗ってるからいいけどエレン達が避けれない...!

 

 城星「させるか! ストーン・フリィィィ!!

 

 俺は幽波紋に新たに解放された権能、「ストーン・フリー」を発動する。

 

 右手の指先をを無数の糸の束に変えてエレン達を糸で縛り、そのまま火炎弾を避けながら糸を引っ張ってエレン達にも火炎弾を回避させる。

 

 火炎弾は全部外れて、地面に残り火が燃え上がる。

 

 リムル「うぉ!? それってストーン・フリーか!? さっきのチャリオッツといい手に入れたんだよ!?」

 

 城星「そう言ったのも後で話しますから! 今は集中!」

 

 ストーン・フリーを解除してイフリートに向き直る。

 

 エレン「!城星さん!後ろ!」 

 

 エレンが叫ぶと後ろからブラック・サバスが出てきた。 

 

 ブラック・サバス「チャンスをやろう! 向かうべき二つの道を!」

 

 俺は反射的に飛び下がるがブラック・サバスが俺の影から魂...いやゴールド・エクスペリエンスを引っ張り出そうとしてきた。

 

 そして口を開けて中から何かを俺の魂に突き刺そうとする。

 

 分かってる! お前のやる事はよく知ってるからな!

 

 スティッキィ・フィンガーズ「アリアリアリアリアリアリアリアリアリィ!!」中○悠○ボイス

 

 「スティッキィ・フィンガーズ」を発動して攻撃するが全て避けられ再び影の中に入り込まれる。

 

 クソッ! 避けられたか...!

 

 俺はリムルの方に向かう。 イフリートは容赦なく火炎弾を放つが、俺は軽快な動きで全て避ける。

 

 カバル「あっちい!!」エレン「死んじゃう!!」ギド「ムリムリムリでやんす!!」

 

 ...あっちは避けるの無理そうだな...。 まぁ、やばくなったら助けるけど。

 

 リムル「城星! さっきこっちからもチラッと見えたけど、あいつ...!」

 

 城星「えぇ、奴が口から出そうとしてきたあれは間違いなく...“スタンドの矢”だ!そして...奴がなんでシズさんの影に入っていたのかが分かったぞ!」

 

 俺とリムルは火炎弾を避けつつ、なるべく影から距離を取って、ランガが仲間になった時にリムルの大賢者と同期していたおかげで手に入れた「思念伝達」と更に「思考加速」使って脳内で話し始めた。

 

 リムル(分かったって何が?っていうかシズさんってスタンド使いだったのか?)

 

 城星(いや、スタンド使いといってもあくまでブラック・サバスがシズさんの影に潜んでたんです。おそらくシズさん以外の人間にスタンドの矢を刺せと命令のDISCを与えられていたんでしょう。それに影に潜んでいたから俺の大賢者がシズさんをスタンド使いだと勘違いしたんです。奴にとって影は一部みたいなものですからね)

 

 城星(それから分かったと言ってもあくまで予想としていくつか俺の考えを上げます。

まず一つ、奴はポルポと同じようにスタンドの使い手を増やそうとシズさんの影に潜んだんです。さっきギドさんが言っていたようにシズさんは最強の精霊使役者(エレメントタラー)。多分その有名な肩書きを利用しようと思ったんでしょう。有名なら大勢の人がシズさんに近づいてくる可能性がある。そこを狙おうとしたんだと思います。まぁシズさんは結局身を隠していたからほぼ意味がなかったんですけどね)

 

 城星(次に二つ目、これも重要です。奴はDISCを二つ持っていた。そしてイフリートの方じゃなくてスタンド自体から出ていた。一つはおそらくスタンドのDISC。そしてもう一つはブラック・サバスはフーファイターズみたいに少なからず自我を与えられているはずです。自我を持っていなかったら、さっきのあの精密な回避に説明が行きません。イフリートは無差別に暴れているから奴が仮に奴がスタンド使いだとしても奴が動かしているとはどうしても思えない。それからブラック・サバスはエレンさん達じゃなくて俺を狙ってきた。スタンド使いを増やしたいなら真っ先にシズさんと一緒に行動していたエレンさん達の方を狙うはずですし、エレンさん達も奴の姿を見ていたのに襲われなかったから多分奴は、一定以上の強者、または素質のある奴だけを矢の対象にしろと更に命令をされているはず!)

 

 城星(そして三つ目!これが一番最悪です。奴とイフリートの相性があまりにも良すぎる!火炎弾を避けても地面に飛び散った残り火のせいでそこから影ができる!そしてそこから奴が出てくる!このまま時間が過ぎていけばどんどん、奴の行動範囲が広がっていってしまう!更に自我を持っているからさっきから影に近づいても出てこない。奴は俺たちが疲弊する時まで出てこないつもりなんです!)

 

 

 リムル(いやなげぇよ!!ほぼ前半しかわかんなかったし、むずいし、長い!!)

 

 

 城星(......じゃあ簡潔に言いますと、このままブラック・サバスを放っておいたらヤバいって事です)

 

 リムル(それでいいだろ! なんでめっちゃオタクみたいに説明してきた!!)

 

 う〜しっかりと説明しようとしただけなのに〜(泣)

 

 リムル(じゃあ分かった。ブラック・サバスの方はお前に任せる。こっちもあいつらとなんとかしてイフリートを倒す。スタンドはスタンドでしか倒せないだろ?)

 

 城星(えぇ、まぁそうですけど)

 

 リムル「俺にはヤツに対抗する手段がない!とにかくそっちは頼んだぞ!」

 

 そういってリムルはイフリートの方へと向かった。

 

 城星「...はぁ。なんとかやってみるか」

 

 俺が足を止めるとブラック・サバスが影から出てきた。

 

 城星「おい。お前に自我を与えた奴...ホワイト・スネイクの使い手は何者だ?」

 

 俺が問いかけるがブラック・サバスは何も答えない。

 

 城星「...はぁ、やっぱムリか〜。自我を与えられてるっていっても言語能力はないってか?」

 

 俺がそう言った瞬間、ブラック・サバスが再び影の中に入る。 次にくる場所は...

 

 ブラック・サバスが右から出てくる。 

 

 城星「スティッキィ・フィンガーズ!」

 

 スティッキィ・フィンガーズで攻撃するがまた影に入り込まれる。

 

 今度は左! 次は北東! 次は南南西!

 

 攻撃をするが影に入り込んで回避される。

 

 クソッ! ギリギリでかわされる! さすが精密動作性と成長性以外はAのスタンドだ!

 

 奴の弱点は太陽の光。 だけど今はイフリートのせいで雲がかかって太陽がでない。

 

 それに奴はタフすぎる。 普通に物量で攻撃してもそこまでダメージは与えられないし当たったとしてもすぐに影に逃げ込まれるだけだ。

 

 唯一の希望はこのスティッキィ・フィンガーズ。 こいつなら奴にチャックなしのジッパーをつけてバラバラにできるはずだが...。

 

 そう考えているとまた後ろから出てきて影からゴールド・エクスペリエンスを掴まれた。

 

 ブラック・サバス「お前には向かうべき二つの道がある!一つは選ばれる者への道、さもなくば死への道!」

 

 再び矢で俺の魂を刺そうとしてくる。

 

 ヤバいヤバいヤバい! まだ今の俺には多分、レクイエムにはまだなれない。刺されたら普通に出血多量で死んでしまう!

 

 だったら! 自滅覚悟でやってやる! 

 

 城星「エコーズAct3!!俺ごと奴の腕を重くしろ!」

 

 エコーズ『OKマスター。レッツkillダホー!』

 

 

   ドォォォン

 

 

 エコーズが俺の足ごと重くする。

 

 ぐぅぅぅ!! 痛い! 痛い!! 「痛覚無効」とか持ってないからめっちゃ痛い!!

 

 でもこれで...!! 「幽波紋同時発動」を使ってエコーズを出したままスティッキィ・フィンガーズを出す。

 

 スティッキィ・フィンガーズ「アリィ!!

 

 攻撃をするがブラック・サバスは手を離してギリギリでまた影に入り込んでかわす。

 

 城星「あーもう! 全然当たらん!!」

 

 どうする? このままじゃ奴もキリがないと分かって今度はリムルの方を狙うはずだ。

 

 そうなったらヤバい。 どうしたら...。

 

 ......! 待って、この方法なら...! 俺はブラック・サバスが再び襲いかかってくる前に準備をした。

 

 

 ー少しブラック・サバス視点ー

 

 ブラック・サバスは次で刺そうと影から出てくると再び城星を襲い足を掴むが...。

 

 ブラック・サバス「!?」

 

 ブラック・サバスがつかんだ城星の足は“砂”だった。

 

 城星「残念。ハズレ♡」

 

 ブラック・サバスが見上げようとすると体は糸の網で縛られた。

 

 

 ※ここで城星視点に戻ります。

 

 城星「俺を捕まえたと思った? 残念、それは俺じゃなくて砂の彫刻さ。 愚者のスタンド、ザ・フールが作ったやつのね!」

 

 俺はあの後、スタープラチナで空中に飛ぶと同時に大賢者のサポートでほぼ誤差もなく地面の砂を使ってザ・フールで俺と同じ砂の像を作ったのだ。砂でも固まって形になれば影はできるからね!

 

 城星「流石にどうかと思ったけどかかってくれて安心したよ。一か八かの賭けだったけど上手くいってよかった!」

 

 ブラック・サバスは暴れるが、糸の網はほどけない。

 

 俺は更に上昇して、糸を引っ張り上げる

 

 城星「悪いけど、この矢は回収させてもらうよ」

 

 俺は口をスタープラチナで無理矢理開けさせて奥から矢を取り出す

 

 城星「...いや、やっぱり全然悪いとは思わないね。さっき見間違いと思いたかったけど改めて見るとやっぱりお前の矢には血がべっとり付いている」

 

 スタンドの矢は血の匂いが残っているほど赤く染まっていた。

 

 城星「何人刺した?十人?二十人?いや...聞いても無理か」

 

 俺は網をを放り上げて空中に奴を浮かび上がらせる。

 

 城星「そういえば向かうべき道が二つあるって言ってたけど...それってお前の決まり文句?だけどお前にはそんな選択どころかやっぱり道は一つしかないね。何故って?だってこれから...」

 

 

 ゴールド・エクスペリエンス「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!

 

 スティッキィ・フィンガーズ「アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリアリィ!!アリーヴェデルチ!!

 

 

 ゴールド・エクスペリエンスのラッシュを叩き込んで痛みをゆっくりと味合わせながらスティッキィ・フィンガーズでもラッシュを叩き込んでジッパーで体をバラバラにする。

 

 勢いよく吹き飛ばして落ちていったブラック・サバスの体は運良くちょうど雲がかかっていない場所に落ちていった。

 

 影の中に入ろうとするがジッパーでバラバラにされて動けないのでそのまま太陽の光で燃え尽きていった。

 

 城星「日光浴の旅だからな。 それも片道切符の」

 

 俺は降り立つとその場に向かってスタンドのDISCを回収する。

 

 城星「よし。DISCも矢も回収できた。これで...」

 

 と思った瞬間、

 

 ボロッボロロッ

 

 急に矢が焦げたように真っ黒になって崩れて落ちた。

 

 城星「......マジか」

 

 崩れ落ちた矢の欠片を大賢者で解析すると

 

 城星の大賢者《解。解析の結果、外部からのなんらかの影響により腐敗しています》

 

 ...どうやら黒幕はホワイト・スネイクの使い手だけじゃなさそうだな...

 

 そう考えながら俺が急いで戻ると

 

 城星「...!!」

 

 ちょうどリムルがイフリートの炎で囚われていた。

 

 カバル「ヤベェぞ城星の旦那!リムルの旦那が飲み込まれちまったぞ!!」

 

 ギド「そうでやんす、早く助けに行きやしょう!!」

 

 エレン「そうだよぅ!」

 

 城星「いや、大丈夫だ。だってほら...」

 

 俺がそう言うとリムルは炎を捕食した。

 

 城星「やっぱりすごいな」

 

 あ、リムルがイフリートを捕食した。

 

 城星の大賢者《...告。個体名リムル=テンペストが、炎の上位精霊イフリートを捕食しました。解析鑑定の補助を開始します》

 

 よし! なんとか上手くいった。

 

 シズ「…スライムさん、それに城星さん...ありがとう…」

 

 あ、炎が溶けて...、中で倒れたシズさんとリムルがいる。

 

 リムル「...あ、城星...ブラック・サバスは?」

 

 城星「なんとか......取り敢えず、一件落着かな。...今のところは。急いでシズさんを寝かせましょう」

 

 リムル「......ああ、分かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ......あれから1週間たつがシズさんは寝たきりだ。

 

 ...まぁそうだよね。“本来なら”...ね。

 

 私はなんとかギリギリで“準備”を終えてリムルさんとシズさんの元へ向かう。

 

 ........シズさんは朦朧としながらも、何があったかをリムルさんに語ってくれていた。私は外でただ聞いていた。

 

 召喚されイフリートを憑依させられたこと

 

 友達を殺めてしまったこと

 

 そして勇者...クロエことクロノアに会ったことを話してくれた。この真相は現時点で俺だけが知っている事だ。

 

 そして仮面でイフリートの力を抑えれて一緒に旅をしていたが、ある日いなくなってしまった事。

 

 何十年も待ったことや指導者になってヒナタやユウキを育ててヒナタが途中で去ったことやユウキがグランドマスターになったこと、それからイングラシアで今のクロエ達を育てていたことやレオンを探して欲しいということも全部言ってくれた。

 

 ...シズさんには悪いがブラック・サバスやホワイト・スネイクに関する情報はなかった。

 

 多分、本当に気づかない間に影に仕込まれていたのだろう。 私は沸々と怒りが湧いた。

 

 シズ「楽しかった、、、でも、もう、、、」

 

 シズ「ねぇ、カービィさん、名前はなんていうの?」

 

 リムル「え?俺はリムルって、、、」

 

 シズ「本当の名前」

 

 リムル「ああ、俺は悟、三上 悟」

 

 シズ「私は静江、井沢静江」

 

 シズ「悟さん、お願いがーーー」

 

 

 城星「ごめんなさい、シズさん食べてくれってのはナシ」

 

 

 リムル・シズ「!?」

 

 俺が入ってくると二人は驚いていた。

 

 リムル「城星!? いつから...」

 

 城星「すみません、最初から聞いてました。」

 

 シズ「城星さん...」

 

 城星「シズさん。私ならあなたを生きながらえさせることができます。どうしますか?」

 

 シズ「えっ...」

 

 リムル「おい、城星。それは...」

 

 シズ「...話を聞いていたのなら分かるでしょ? 私はもう...」

 

 城星「逃げるのか?生徒を置いて」

 

 シズ「...!」

 

 リムル「おい!じょうせ...」

 

 城星「悪い、リムル。少し黙ってくれ」

 

 リムル「...!(なんだよこの感じ...いつものあいつじゃ...)」

 

 シズ「...違う」

 

 城星「何が違うんだ? 生徒を置いて逃げるのなんて教師失格だろ?」

 

 シズ「...違う、私は」

 

 城星「いーや、何も違くない。あんたは逃げたいだけだ。この辛い現実から目を背けたいだけだ」

 

 シズ「違う!!私は...!!」

 

 リムル・シズ「...!!」

 

 後で聞くとこの時の私は真剣な顔をしていたが瞳から涙が流れていたと言う。

 

 城星「...すみません、酷いこと言っちゃって。でも違うと言えるなら“生きたい”ってことですよね?」

 

 シズ「...!...城星さん」

 

 ...それから私は話し始めた。生前に見た目だけで迫害されていたことや父がいなかったこと。親戚からも友達からも大人からもずっと馬鹿にされ人間として扱われていなかったこと。母を理不尽に世界に奪われたこと。大人になっても人として扱われるか怪しく、怖くてずっと本当の自分を偽るしか無かったこと。

 

 城星「...私の人生はずっと嘘ばっかりでした。でもシズさん、さっきあなたは違うと言い切った。本当は生きたいはずなんです。いくらこの世界が憎くても、もし私がシズさんの立場でも生きたいと思います。それにあなたが好きな人がこの世界にまだいてくれています。それから...それから...大切な人に...伝えたかったこと伝えられないままなんて...辛いから...」(ポロポロ)

 

 シズ「...!......私だって...私だって本当は...もっと生きたい!もっとあの子たちに会いたい!もっと二人の話を聞きたい!そして...あの人に...伝えたかったこと...ちゃんと...ちゃんと...!」

 

 シズさんは泣きながら声を振り絞った。

 

 城星「...それが聞けて安心しました」

 

 私は「幽波紋」を発動してブラック・サバスを出した。

 

 リムル「...!? おいそれってブラック・サバスか?」

 

 城星「えぇ、あの後DISCを解析して無事取り込めました」

 

 リムル「一体それでどうやって...」

 

 城星「まずはザ・フールでシズさんの体積と同じ砂の像を作ります」

 

 更にザ・フールを発動して大賢者のサポートを受けながら砂でシズさんと同じ砂の像を作り並べる。

 

 城星「それにゴールド・エクスペリエンスで生命を与えて、全く新しいシズさんの体を作ります」

 

 リムル「はぁ!? そんなことできるのかよ!?」

 

 城星「えぇ、今の私なら...俺ならできます!!」

 

 ゴールド・エクスペリエンスの力を最大限にあげて、砂の像に生命エネルギーを与える。

 

 骨...内臓...血液...人間の必要なすべての器官、部位を砂から新たに生まれさせる。

 

 リムル「本当に、やりやがった...」

 

 シズ「すごい...」

 

 城星「シズさん、あとは...あなたの覚悟だけです」

 

 シズ「...うん、信じるよ」

 

 シズさんは覚悟を決めて目を閉じた。

 

 ブラック・サバスは魂を影から掴める。 でも今のパワーアップしたブラック・サバスだったら...きっと!

 

 私は影からシズさんの魂を引きずり出してゆっくりと新しくできた体に魂を定着させる。

 

 リムル「...マジかよ」

 

 城星「いえ、まだ安心はできません。あとは...シズさんの気力次第です...」

 

 私はゴールド・エクスペリエンスで引き続き生命エネルギーをゆっくり与えながら様子を見守る。

 

 そしてしばらくして...

 

 城星の大賢者・リムルの大賢者《告。個体名シズエ・イザワの新たな体への魂の定着が完了しました》

 

 城星・リムル「よっしゃぁ!!!」

 

 私とリムルさんはつい叫んでしまった。

 

 シズさんがゆっくりと目を開ける。

 

 シズ「すごい...。なんか体がすごく軽いし、力も...」

 

 リムル「シズさん」

 

 シズ「悟さん...城星さん...」

 

 城星「...やっぱり...ヤケドがない方も綺麗ですね」

 

 シズ「...!...う、うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

 

 それからシズさんはまるで子供のように泣き出して私の胸に飛び込んできた。私とリムルさんはただ背中をゆっくり叩いたりさすりながらシズさんが泣き止むまで存分に泣かせてあげた。

 

 

 

 

 

 

 城星「...あの〜落ち着いてくれたのはいいんですが...」

 

 シズ「...何?」

 

 城星「...流石にこれはやりすぎでは...?」

 

 私の頭には結構な数のタンコブができていた。

 

 あの後、泣き止んだシズさんは新しい体に服を着せていなかったので裸だったことに気づくと顔を真っ赤にして剣の鞘でバンバン私とリムルさんの頭を叩いてきた。

 

 リムルさんには効かなかったが、私にはすごく効いて、すごく痛い。

 

 ちなみに今は新しく服を着ています。

 

 リムル「まぁまぁシズさんそんなに怒らないで」

 

 シズ「むぅ〜〜」(頬を膨らませる)

 

 城星「私が悪かったですから機嫌なおしてくださいよ〜」

 

 ...全然、顔を合わしてくれない。 終わった...命は救えたけど色んな意味で別なものが救えなかった...(真っ白に燃え尽きている)

 

 シズ(...なんか、胸がドキドキする...///...そっか...私、城星さんのこと...///)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、どうでしたでしょうか? ブラック・サバスの能力を勝手に変えてしまいましたがパワーアップのおかげということでどうかご了承ください。ぜひコメントをお願いします。
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