巨人族の巫女   作:AYA55

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本編であまり触れないでいる
魔装機神Fのフィリスの巨人族の巫女について
書きました



巨人族の巫女・前編

 

 

 

 

 

「フィリス!」

「だめ……ライオネルはみんなを連れて逃げて!!!

ここでみんな一緒じゃあ、今までのことが無駄になる……だから………」

 

「…………ちっ………!」

 

「これでよかったのよ……」

 

 

私はみんなを逃がすために……あえてここにとどまった

もうどうあがいても私の機体は動かないし、それが最善だと思ってすぐに死ぬと思って………

でもいい、みんな無事、そしてこれから頑張って平和にしてくれれば………

 

 

「………」

 

 

そして私たちが不穏分子と思ったのだろう、追いかけてきて、でもみんながいなくなると

対抗できなるなる……みんなごめんね……ティール………本当は好きだった………

サキトもありがとう……私のことも守って………

 

 

心残りは……サキト………もっと一緒に話して地上のこと聞きたかった、そしてサキトの心をほぐしたかったな

 

 

「やはり………テキセイがあるようだ……」

 

「えっ??て、適正???」

 

「魔力……平和……なるほど……」

 

 

突然現れた、謎の黒い巨人は私の前に独り言をつぶやくようにして立ちふさがる、

あれだけの破壊行為をして敵対行為をしたのに、なぜかここでは敵対する意思が見えない

魔力……確かに私は、魔装機神操者テュッティを助けるときに……冗談で言われたことあるけど……

でも、そんなことお構いなしに

 

 

「まずはミコとしての力……」

 

 

巫女???そういうと黒い巨人は私の機体に手をかざして

 

 

「な、なに………この感じ………だ、だめ!!来ないで!!!」

 

 

何かはわからない、だけど何か感じたことがない嫌な感じ……それだけはわかっていた………

でも怖い………死ぬことは覚悟してる、それよりも死よりも何か怖いものが入り込んできそうで

 

 

「あ、こ、怖い………頭の中がかき乱されてるみたいで、入ってこないで!!!!」

 

 

だけど、その黒い巨人は何かをするでもなく、私の機体に手をかざす

怖い何かは私の中に入ってきて……

 

 

「い、痛い!!!!私の身体、怖い怖いよ………何かが入ってきて!!!!」

 

 

その怖い何かは私の体を蝕み知らず私はそこから逃れようと身を固める

 

 

「恐れるな、今からのをただ身を流して聞いてみろ」

 

「えっ………」

 

 

ドクンと何か高鳴るものを感じ、私はなぜかそうしなければいけないような気がして

受け入れ、身を素直に受け入れた、すると私の知らない情報がいつの間にか

蓄積されていくように頭の中ですっきりしていき、満たされ

 

 

「うそ……これが本当の………あなたたちの……」

 

「そうだ、我々は何も君たち人間、ラ・ギアス人を滅ぼそうとは考えていない、共存したい」

 

 

共存………?そういえば昔のラ・ギアス人は気性が激しくない優しい人と聞いたけど

でもどうしてだなんて考えなかった……今の現状も見ていたからそれも疑問に思っていて

考古学に興味があったのはそれが原因で、でもこれ……だとすると……

 

 

「そうだ、だが、今のを見てみろ、とても野蛮だ。争い憎しみ合い、滅ぼす

そんなのを憂れいているのを感じた、そんなそなたと一緒にやってみたい、興味を持ったのだ」

 

 

確かに今の私にはこの世界はおかしいと思うし、争いなんてしてほしくない………でも

だからと言ってこんなこと……

 

 

「そなたが疑うのはもっともだ、いきなり、出てきてこうしたのだからな、だがそなたでなければ

そなたが一番わかりそうだと感じた。彼らは従わないだろう」

 

 

それはそうだと思う、アンティラス隊のみんなならきっと、こんな横暴許さない

最後まで闘うだろう

 

 

「それに、見ていてかわいそうだ、今のラ・ギアスは良い悪いの行いの分別がつかない

勝利するためならば手段を選ばない、それはそちらもわかっているだろう」

 

 

サキトのことだ……戦いに向かない彼まで駆り出されて、それによく機体の機構もわからないものに……

サキトは元来優しい性格で、闘いたくないのにたたかわされて……

 

 

「そんな彼らの本性を知らないだろう……今、大体何をされているかはわかりだしたはずだ」

 

 

私の知らない情報……でもなんとなくわかる、きっと、さっきの流れ込むような感覚

これは巨人族と言われる人たちとラ・ギアス人の本当のことの情報、

それに私は選ばれたそういうことなんだ

 

 

「察しが良いようだ……そうでなければ、とっくに壊れている、でもそなたは受け入れている」

 

 

私は昔のことにも興味があったし……それに、それに、嘘でもなんでも……こんな戦い終わらせたい

そのためなら

 

 

 

「そうだ、それに彼らの非道な行いを知っておく必要がある。私たちは今まで様々な彼らの行いを見てきて、

我慢できずわれらは帰ってきた、今からそなたが知らないことも教えよう」

 

 

な、なにこれ……そんな……

 

 

「そんな……信じられない………私がまだ少ししか知らない、レイブレードの……サキトが…………」

 

 

サキトがそんなことに巻き込まれてるなんて………利用されて、なんて愚かなの……サキトは………

その力を利用されて……しかも首謀者が支社長……姉さんはそれに心を痛めていた………

信じたくない、平和のためと思っていた開発がまさかこんなことだったなんて……信じられない

 

 

「(こ、こんなことが本当に起こっていたの……)」

 

 

嘘だと思いたかった、でも私も一部だけど姉さんにこの話を聞いている、とてもでまかせでできる話ではなかった……

それにあの人たち、そして姉さまのことを考えたら逆に納得できる………

 

 

姉さまが私にしか言わなかったのは仕事のこそれだけとじゃない、これが表に出るのが怖かったんだ……

私なら絶対言わないという信頼があったから………一番許せないのは、巨人族じゃない……

 

 

開発という名目で周りを巻き込む支社長……いいえ、あいつ、

 

 

「(許せない……許せない………)」

 

 

いつの間にか私の心は憎悪に代わっていた。

でもそれが自然であるように私には逆にすっきりしていた

 

 

眼が吊り上っていて、普段は見せない表情をしていると知らず

当然その表情を読み取っていた巨人族は……

 

 

「おろかだろう、正直私もがっかりだ……だが、これを見せる意味は分からないだろう?」

 

 

私にはわからない、こんな愚かしいことを、昔のことを私に教えて……

私に復讐心を受け付け、そして高ぶらせるため?

 

 

……巨人族の話では私の性格が相性が良くて、そして何より私が平和を愛しているから……?

 

 

「私は人間、ラ・ギアスを救いたいのだ」

 

「どういうこと………?」

 

「そなたも整理できたように、もともとラ・ギアスは文明がなかった、そのくせ戦闘、ちょうど今の奴らのように……ただ戦いを求めていた

私たちは巨人族は共生を求めていた。だから何とかその過程で様々な文明を与え、優しさを育ませた。

それがラ・ギアス人が古来は成熟していたという。本当の理由だ」

 

 

どうにも信じがたい、だけど頭に入ってきた、サキトのあの話を聞くと………

それにエリシアがあの話にはそむけて………姉さまもつらかった……そして何よりあいつ………

そのことを考えると逆にそれでつながって……何とかしたい、あの支社長を無茶苦茶にしてやりたい衝動に駆られていた……

 

 

でも私にはそんな力が……

 

 

「だからといって………こんなこと………私を捕まえたところで」

 

「未開の人間に戻ってしまっている、だから一度教育してやらないとだめだ、お前はその資格がある」

 

「し、資格???」

 

 

私の頭の中で何かささやく

 

 

「お前はもともと戦いを嫌がっているみたいだな、先ほどいろいろ探らせてもらった、絶望もしている、違うか?」

 

 

私は戦いは嫌だ、でも何もしないのも嫌だ………

でも今の話を聞く限りサキトは………サキト何も悪いことしてないのに

 

 

原因は分かった、でもその力が……

 

 

「お前がそういうのだから付け込まれたのだ………何もこれを知っていたのはそなたと近い人物だけとは限らない

皆知っていて利用していた」

 

 

急に何をあんなにみんな泣いて笑って………

 

 

「うそ!みんな心配していた!」

 

「実際に見てもらったほうがいいだろう……証拠に」

 

 

そういい、私は頭の中にティールとエリシアが仲良く映りそして、

私のことなどどうでもいいことが繰り返し流され、

そしてサキトのことにも使えないといわんばかりのことを陰口をたたいてるものを、見せられる

 

 

「そんな……こんなこと………」

 

「人間は実におろかになった、そんなやつを救いたい、お前にはその資格がある」

 

「資格………」

 

「おろかな人間を、優しく包む、巫女たる資格だ。取り戻したいのだろう、誰も争わないそんな素晴らしい世界に、

今お前にしているのは教化といい、すべての人間を包み争いをなくしてくれ、そして今そなたが求める力が手に入る」

 

「争いをなくしてくれる………そのための力」

 

 

私は争いをなくしたい、だからこそ身を投じることにした

そうすることがいいことだと思ったから。

 

 

でも現実は酷くけがれていて、私の信じているものなど何もなかった

なら力が欲しい………平和に……そして何よりも騙されているサキトも助けたい

私のことを体を張って守って助けてくれたサキトを………

 

 

「それに、今私たちを殺してもどうにもならない、なぜかわかるか?」

 

「………」

 

「巨人族の意思、それがお前たちの言う邪神だからだ、邪神が襲うのは

愚かな行為を繰り返す人間たちに対する警告の集合体だ。

だから、私たちを倒せば邪神がよみがえる、そしてまた繰り返される永遠に、しかし、その流れを断ち切る力がお前にはある」

 

 

私は……何をしたいのかわからなくなってきた……

私たちは、何のために、もしこれを受け入れれば……

 

 

「受け入れても、そなたが何かに代わるわけではない、私たちは何も殺そうとしているのではない、

共存が目的だ、それこそお前のしたいことではないのか」

 

 

私は出来ればそうしたい、でもみんな……みんなそれを信じだからあえて……でもこれからどうなるの

信じていたものが違っていた……でも私がもし……

 

 

「教化すれば、違うの……?もうみんな闘わなくて……幸せな日々が来てくれるの……?」

 

 

「そうだ、血で血を流さない、打算もない、すべてを慈しみすべてを愛し、そしてすべてに安らぎを与えるそんな世界が来るのだ」

 

 

最初の私なら到底信じられなかったと思う………でも目の前のものを見せつけられ……

そして、私などどうでもいいみたいなものを見せられれば結局一つでも多くの戦力という

都合だけで、好戦的で野蛮で……平和などどうでもよかったのかもしれない

 

 

いつの間にか、私の周りには何か湧きあがる者がある、以前の私なら怖がって声も出して逃げようとしていただろう、だけど

私はそんな気はなかった、そんなことくらいで済むなら………

 

 

「これは少し痛むがこれが一番隅々にいきわたる、すぐに終わる……」

 

 

私はすべてをゆだねた、どのもち私に選択なんて残ってなかった

このまま廃人になるか、それとも巨人族との共存、巫女になるか……私には選択肢がなかった。

それに教化してみんな元に戻ったらみんなとまた笑いたい……

 

 

私は教化の道を選んだ。そうすると、最初の時の怖さはすっかり失せて私は急に楽になって

 

 

「少し、痛いかもしれぬがこれからのためだ」

 

 

そういわれると突然

 

 

「ひっ………」

 

 

得体のしれないものがいつの間にか、私の中に入ってきて

 

 

「や、やめて……」

 

 

そういうや否や、私のところに入り込んで

 

 

「!!!あ……あああぁぁぁ!!!」

 

「すべては巫女としての知識、力それを隅々にいきわたらせるため、これが最も最良な方法だ、

そうすることで、守ることができる、戦いをなくすことができる」

 

 

私だって、怖い。いくら今後のためとはいえ……

だけどこうした頭をかき回されるような経験はなく、激しいいた………あれ………

 

 

「ど、どうして……ううん、気持ちいい……そういう感情じゃない、しみこんで……安らいでいく………」

 

「気持ちいいだろ、心地いいだろう、心が安らぐだろう」

 

 

凄く落ち着いてくる………今では落ち着いて、なんだろう力が入り込んでくる、知識も入り込んで……でもそれ以上に私には違う感情が芽生えていた

 

 

「巨人族は共存をしているのに、いまだに人間たちはいや、アンティラス隊は邪魔ってだけで争いを続ける」

 

 

巨人族は敵ではなく、共存すべき存在、それなのに、いきなり敵対行動をとるアンティラス隊に敵意をむき出しにする

それは幾度となく流される刷り込み・憎しみでその思想に染まっている。

それもすべては平和を願うフィリスと今の状況をおかしく思うフィリスの心を逆にとらえた証、そして……

 

 

「まるでこんな状況なのに、私たちのことなんか忘れて争っている。サキトもそれに巻き込まれた……」

 

 

一番の理由、平和を願うといいながらその実、戦いが好き、そのためにはどんな理由でも利用していく

その考えを染めていき、フィリスは変わりだしていく

 

 

「そうだ、お前が心配しているサキトは巻き込まれた。

こうして延々と言われるよりも……見てみるがいい」

 

「ど、どうやって………」

 

「浮かべるだけ、想うだけで今のお前なら私を通して映像が見えてくるはず」

 

 

そういわれるまま目をつむる。そこには私のことなんてなんもないくらいに、

笑い合っている姿が見えていた

 

 

「こ……これって………」

 

「自分たちは逃げられて助かったと喜んでいるのだ

これが人間の本性だ、だが教化すればこうした愚かなことを救えるのだ」

 

「ゆ、許せない………」

 

 

頭には合った……そうでなければ何かをしてくるはず、なのにしなかった………

だから逆に自然すぎて疑わなかった。そういうことだったんだ……

私が死んだと思ったのをいいことに………

 

 

 

もっともこれはフィリスの生体反応があったことを、喜んでいたわけだが、すべてを塗り替えられたフィリスには憎悪しかなかった

 

 

「さあ、受け入れよ、さらなる力」

 

「さらなる力」

 

 

受け入れることを開始する、いやもう疑う余地などない分、さらに力は増すばかり。

しみわたる力にすべてを受け入れて………私は教化されて、そして

 

 

「さぁ、フィリスよ、まずはその憎しみを解き放つため、あの者どもに自分の力を見せつけるのだ」

 

「はい、仰せのままに」

 

 

その姿は髪を降ろし、雰囲気は妖しさを纏う、巨人族の巫女へと成り果てていた

 

 

そしてその憎しみの赴くまま………ティールたちを誘い込んだ

 

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