ラノベ転生 ―底辺社畜、昔好きだったラノベの世界に転生するも転生先は暗黒系鬱ラノベの世界だった件―   作:哀原正十

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プロローグは文字数が短いので本日は2話投稿


第4章 ソドム学園交流編
第33話 対魔学園の交流会


 ヴァルハラ学園は対魔学園の一つである。

 

 この世界には対魔学園が数多く存在する。それは魔物の侵攻と常に戦わざるを得ないこの世界において若年層―強力な魔力を秘めた存在―を兵士へと鍛える対魔学園の存在はなくてはならないものだからだ。時には人類圏の傍に、時には魔物界の近くに、魔物と戦う役割を備えた武力拠点として存在している。対魔学園は人類の防壁として、そして頼れる矛として魔物の侵攻と戦う定めを負った拠点なのだ。特に魔物圏の近くにある学園は熾烈な戦いに晒される人類の守護者として人類から畏敬の念を集めている。

 

 そんな対魔学園ではあるが、対魔学園同士の交流がないかといえばそうではない。時折学園同士の交流会というものが開かれる。ヴァルハラ学園もその例に漏れず、この度交流会を開くこととなった。

 

 交流相手はソドム学園。人類圏に存在する比較的平和な対魔学園だ。この度魔物界の近くに居を構えるヴァルハラ学園での日々を実習することにより、有望な生徒を鍛え上げようという目論見だ。

 

 原作で言えば5巻に当たるイベントだ。2,3,4巻のエピソードは僕が色々やったおかげでなくなってしまったらしい。まぁそういうこともあるだろう。僕はもう気にしないことにした。しかし、ついにこの時がやってきた。ソドム学園との交流会と言えばあのキャラが登場したり、交流を純粋に楽しんだり、実習でピンチが訪れたり、色々エピソードはあるがやはり決め手はあのエピソードだろう。

 

 Aランク魔人襲来。それに伴う交流生と光津キョウの共闘。そして光津キョウの魔法の第3段階魔力覚醒への覚醒。そして魔人の打倒。これに尽きる。このエピソードは何としても成功させなければいけない。僕が出しゃばってはいけない。あくまでキョウくんと転校生が共闘してギリギリの戦いを繰り広げる中で覚醒させなければいけない。大丈夫。何もしなければ上手くいく、はずだ。でもいざという時のために物陰にスタンバっていつでも助けられる体制を整えておこうか。いや、しかし――。

 

 ええい。なるようになれだ。やれるだけのことはやってきた。原作と比べても強さが見劣りしている感じは全然しない。むしろ勝っている。Aランク最上位魔人コックローチとあれだけやりあえたのだ。後は光津キョウくん次第。キョウ君。頑張ってくれ!

 

 ……そんな訳で学園同士の交流会まであと3日。そしてその3日はあっという間に過ぎていく。ソドム学園から大量の交流生が訪れ、僕のクラスにも転校生が訪れて――。

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