ラノベ転生 ―底辺社畜、昔好きだったラノベの世界に転生するも転生先は暗黒系鬱ラノベの世界だった件―   作:哀原正十

56 / 67
第49話 メンバー選抜第2回

 とはいえ僕に拒否権はないのだった。

 

 それが人類会議の恐ろしさ。いや、人類のために行動しているのだから仕方ないのだけどね。

 

 ちなみに原作では不死の魔人ゲイマルクは魔境覚醒に覚醒したキョウ君の手によって唯一光の魔力だけが特攻になるというご都合主義に等しい倒し方によって倒された魔人だ。キョウ君の光の魔法はとかく魔族に対して強力な特攻効果を持つのだ。その側面が最も強く出た一幕だったと言えるだろう。

 

 もちろんゲイマルクの配下も協力だ。A級魔人のビスマルク。同じくA級魔人のゲーリング。さらにA級魔人のハインリヒにさらにさらにA級魔人のゲッペルスにS級魔人のヒムラーまでいるぞ。いやA級魔人多いな、おい。

 

 とはいえそいつらは然程問題にはならないだろう。何せこちらにはかのエリナ・バートンがついている。彼女さえいれば生半可な魔人などボッコボコだ。伊達に神淵覚醒には至っていない。

 

 あ、でもものまねの魔人ジークフリートは勘弁してね。あと魔人ガルティアも。というか魔人ガルティアによく勝てたよな、僕

 

 いや、僕と言うか闇蔵アキラが強かったというか……そこら辺考えると面倒だから考えないようにしよう。うん。

 

 それより討伐作戦をどうするかだ。

 

「今回も5名の魔術士の同行を許可する。ただし神宮司ルナか神崎焔のどちらかはヴァルハラ学園に置いて行く事、か。難題だな」

 

 誰を連れて行くか。魔人ガルティアを討伐しに行った時と似たような選択を強いられる。本当に難題だ。それでも選ばなければならない。僕は迷った末、苦渋の選択をするのだった。

 

 

 

「え、私ですか? わぁ、アキラ君の役に立てるんですね! もちろんお供します!」

 

 一人目は会長だ。

 

 会長の強さはよく知っている。その理不尽な力は今回の作戦でも十分に活躍してくれることだろう。最近あまりいい所なしな気がしないでもないが。 

 

 続いてはこちら。

 

「俺にまた出番がやってくるとはな。ふっ、人生とは分からないものだ……」

 

 隠流サスケだ。

 

 前回の魔人ガルティア戦での作戦行動時、やっぱりこいつ入らないんじゃないかと一瞬思ったが、よく考えたら彼の魔法と会長のインフィニット・アークの相性は抜群だ。バレずにチャージしてバレずに攻撃できる。必勝! の構えが出来る。だから今回も連れて行くつもりだ。

 

「それでアキラ。今回も俺を連れて行くのはなんでなんだ」

 

「成長のため。もう一つは純粋に戦力と見込んで、だよ」

 

 3人目は光津キョウくん。最近成長目覚ましい彼は魔力覚醒に至ったこともあり既に生徒会でも上位の力を獲得するに至っている。その力は純粋に頼りになる。光の魔術士の力、思う存分振るってもらうつもりだ。

 

「それで僕も同じ理由ですか。ちょっと危機感足りなくないですか?」

 

「ケンとこの子が入れ替わってる以外前回と同じメンバーじゃない」

 

 4人目は黒桃煉。5人目は弾桜サクラ。剣術要因はこんなにゾロゾロといらないので今回は剣ヶ丘ケン先輩は外してある。だが、僕は確信していた。この陣営こそが僕の目標に達するための最善のメンバーだと。

 

「これから僕たちはエレナ・バートン率いるコキュートス学園までバギーで移動する! それからゲイマルク討伐作戦へと移行する、以上!」

 

「ノリで押し切ろうとしてますよキョウくん。いいんですか」

 

「まぁ、アキラだから。最終的には何とかなるだろうさ」

 

 おお、キョウくんの信頼が厚い。信頼されるというのは嬉しいな。それと同時に……重々しいな。プレッシャーがかかる。本当にこんなメンバーで良かったのか……?

 

 ……考えても仕方ない。おそらく戦力的には僕と会長、そしてエレナ・バートンだけで足りる。後は余剰だ。だからその余剰を有効活用した。それまでのこと。あとは。

 

「さぁ行こうか。コキュートス学園へと!」

 

 行ってから考える!

 

 今回も僕は自棄糞気味だ!

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。