個性図書館によるヒーローアカデミア   作:ヨガマスター

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相澤先生のエミュこれであってるか……?


19.告白とまさかの申し出

 心臓がひどく高鳴る。

 俺はそれを自覚しつつ話を始めた。

 

「その頃の俺はよく両親の都合で幼稚園の先生をしている知り合いに預けられていたんだ」

「そしてその日は遠足でその先生に抱られながら街を歩いていた」

「そんな時だ、突如気持ちの悪い黄色いガマガエルのような見た目のヴィランが現れた」

「しかもそのヴィランは巨大かつ強大で街に大きな被害を与えていたんだ」

 

「……黄色い……ガマガエルのようなヴィラン……?」

 

 ……相澤先生は何かが引っかかっているような反応だな。

 まぁ、あの日のことを相澤先生が忘れるわけないけど……

 

「そんなとき、二人のヒーローが救助に来てくれた」

「俺を抱えた先生や園児たちはその二人の指示通り避難を始めたんだ」

「しかし、結局避難は間に合わず、俺達の上に瓦礫が降ってきてしまった」

 

「……なるほど、その時に個性が発動したのかな?」

 

 そう根津校長が質問を入れた。

 まぁ、ここまでだとそう思うかな? 

 

「いや、俺達が助かったのは救助しに来た二人のヒーローのうちの片方が個性で瓦礫を受け止めてくれたからだ」

「だけどそのせいでそのヒーローは自分に降ってきていた分の瓦礫に対処できずに潰されてしまった」

 

「……待て、待ってくれ、その話は……!?」

 

「どうしたんだい相澤君!?」

 

 相澤先生が慌てた様子で待つように言うが、俺は話を進める。

 

「そんなとき、俺はたまたまその潰されたヒーローの腕に触れた」

「その時、俺の個性が発動した、潰されたヒーローを本にしたんだ」

「そしてその時の本が……、これだ」

 

 そう言って、本を取り出し相澤先生に見せる。

 

「その本は……! だからっ! この話をしたのか!?」

 

「相澤先生はもうわかっていると思いますが」

「この本は……、白雲朧の本だ」

 

「っ……! ……じゃああのとき白雲の死体がなかったのは……!」

 

「あぁ、俺が本にしてしまったからだ」

 

「なんで……いまさら……! いや、わかってる……その時は0歳だ……だが……」

 

「……ひとつ、先ほどの図書館の説明で敢えて省いたところがある」

 

 この機能は図書館のなかでもいわば一番重要といえる機能。

 これがあるからこそ今ヒーローとして活動できているとも言えるもの。

 

「俺の個性、図書館で本にした人間は本から人間に戻すことができる」

 

「……それが……どうかしたのか……?」

 

「その際、当然生きている状態で戻せるんだ」

「そしてもしその人物が負傷していた場合、負傷状態をどうするかを選ぶことができる」

 

「……っ! まさか……!」

 

「白雲朧はまだ生きている」

 

「……っ! ……!!」

 

 言葉にならない声だった。

 いろいろな感情が混ざったようなうめき声。

 ただ、確かにそこには歓喜が混ざっているのは間違いないと感じた。

 

「ただし! 一つ問題がある」

 

「え……?」

 

「それはどういった問題なんだい?」

 

「もともと俺はヒーローになった時点で白雲は返すつもりだったんだ」

「相澤先生、あなたを見つけた時にでもね」

 

「ならどうして今に……」

 

「貴方はアンダーグラウンド系のヒーローだったから、会う機会がなかったんだ」

「そしてそんな理由で返せない状態が続きしばらくの時間が経った頃、俺はとある情報を入手した」

 

「とある情報かい……?」

 

「白雲朧の死亡は仕組まれたものだった、という情報だ」

 

「「……!?」」

 

 相澤先生と根津校長の顔が今度は驚愕のものへと変わる。

 まぁ、こんな情報の聞いたらそりゃそうなるか……

 

「この情報があったが故に俺は白雲を返すわけにはいかなくなった」

 

「もし生きてることをその仕込みをした犯人に知られれば今度こそ殺されてしまうかもしれないからだね……」

 

「それぐらい……! 俺が守ってみせます!」

 

「本当にそうか……?」

 

「なに!?」

 

 正直この話を相澤先生にするのは心苦しいが、言わないわけにもいかない。

 

「相澤先生……、あなたは先日の襲撃時に俺が乱入していなければどうなっていた?」

 

「っ、それはっ!」

 

「ほぼ間違いなく死んでいたでしょう?」

 

「ぐっ……」

 

「正直に言いましょう、俺はあなたの実力を疑っている」

「だからこの本をあなたに渡せずにいるんだ」

 

「……それは……っ……」

 

「待ってほしいのさ!」

「確かに相澤君は君の助けがなければ例のヴィランに殺されていたかもしれない」

「けれどそれは例のヴィランがオールマイトを倒すことを目的にできるほど強力な相手だったからなのさ」

「仕込みをした犯人が例のヴィランほど強くなければ相澤君でも問題なく倒せるはずなのさ!」

 

 そんな根津校長らしからぬ発言に少し動揺する。

 いや……さすがにそれは通らないだろう……

 あ〜……まぁ、根津校長が納得できるようにあれを伝えるか……

 

「『みんなは1人のために』」

 

「っ! それは……!?」

 

「これの意味がわかるなら今は黙っていてほしい」

「それに今の根津校長の話はプロヒーローとして言い訳にすらならないだろ?」

 

「……すまないね、相澤君……」

 

「いえ、いいんです……、これは俺の実力が至らないのが悪いんですから」

 

 ……あれ? 

 なんか俺が白雲を渡せないみたいになってない? 

 いや、違うからね? 

 

「……勘違いさせてしまったかもしれないから言っておくが、別に相澤先生に白雲を渡さないとは言っていない」

 

「え?」

 

「ただ俺は白雲を渡すためにとある条件を受け入れてほしいというだけなんだ」

 

「とある条件……?」

 

「あぁ、相澤先生……、俺と戦ってください」

 

「!?」

 

「そして俺に実力を見せてください、それができれば俺は喜んで白雲をあなたに返しましょう」

 

「わかった、やらせてくれ」

 

「相澤君!?」

 

「即答! いいね!」

 

 さすが相澤先生だ! 

 個性の関係上俺と相性最悪なのに一切の躊躇がない! 

 

「さて、それじゃあ相澤先生に準備期間をあげるよ」

 

「準備期間? そんなもの俺には「相澤君!」……なんです、根津校長」

 

「慌てすぎなのさ!」

「黒い沈黙は単純な戦闘能力ではエンデヴァーよりも上とすら言われているヒーロー」

「対策もなしに勝てる相手じゃないのさ!」

 

「それは……そうですが……」

 

「だったら準備期間をもらって対策を立てるべきなのさ!」

 

「……わかりました、そうします」

 

「よし、じゃあ改めて、準備期間は1週間だ」

 

「つまり戦うのは来週の金曜日だな?」

 

「あぁ」

 

 それだけの時間があればきっと十分だろう。

 俺としてもできれば白雲は相澤先生にさっさと渡したいんだ。

 しっかりと対策を考えてきてほしい。

 

「さて、それじゃあもう話はないですよね?」

 

「大丈夫なのさ!」

 

「なら俺は帰りますけどくれぐれもここで話したことは誰にも伝えないように」

 

「あぁ、もちろんだ」

 

 俺はそれを聞き届け、会議室から出た。

 相澤先生はどんな対策をしてくるか……

 楽しみにしていよう。




書いたはいいけど相澤先生対主人公とか何書けばいいかまったくわかんねぇ……

高評価で作者を応援してくれぇ……

読み返してる時にヒロアカとLibrary of ruinaの知識ないと何やってるかわかんなくねと思ったのでアンケートします

  • 要所でそれぞれ解説を入れるべきだよ
  • ヒロアカ部分には入れるべきだよ
  • 図書館部分には入れるべきだよ
  • 今のままでいいよ
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