個性図書館によるヒーローアカデミア   作:ヨガマスター

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今回は視点が主人公、峰田、心操でコロコロ変わります。
間違えて一回4時に投稿しちゃったぜ……


22.開会とまさかの第1種目

 その後数日が経ち、体育祭当日……

 

「もう少しで入場だな」

 

「あぁ、自信はどうだい心操?」

 

「全く……、だけどそう簡単に負ける気はないぜ」

 

「よし、その意気だ」

 

 普通科控室にて、そんな会話を心操とする。

 自信はあるような無いような微妙な感じだけどやる気は十分。

 これなら大丈夫そうだな。

 

「……ところでその服で入場するのか?」

 

「ん? 個性で生成したものだからルール違反ではないぞ?」

 

「いや、そうだけどよ」

 

 今の俺の服装は赤い霧の姿まんま、つまり革のコートやらを着ている。

 確かに一人だけ姿が違って目立つかもだが、せっかく個性で生成したものなら使ってもいいルールなんだから着たいでしょ、かっこいいし。

 

「っと、そろそろ入場時間だな、行こうぜ」

 

 そう心操に言われ、俺たちは体育祭会場へと向かった。

 

「続いて普通科CDE組!」

 

 そんな雑過ぎるマイクの声と同時に入場する。

 いくらなんでも格差が酷いな……

 そんなことを思いつつ整列する。

 

「選手宣誓!」

 

 ん……、ミッドナイトが司会なのか、原作でも確かそうだった……よな? 

 うろ覚えすぎてわからん……

 

「選手代表1-A爆豪勝己」

 

 あ、ここは覚えてる、確か爆豪は……

 

「せんせー、俺が一位になる」

 

 そう、そう言ってとんでもないブーイングを食らったんだよな。

 けどあれはただの傲慢というよりは……

 

「う〜ん……、あれはどちらかというと自分を追い込んでるって感じかな?」

 

「そうなのか?」

 

「あぁ、ヒーロー科にいる幼馴染曰く結構ストイックな性格らしい」

「まぁ、デフォで傲慢が混ざるとも言ってたけどな」

 

「あぁ……、デフォで傲慢なのは見ればわかるわ」

 

 まぁ、それが爆豪という人物の魅力なのかな? 

 そう思っているとミッドナイトが口を開く。

 

「さ〜て、それじゃあ早速始めましょ」

「第一種目はいわゆる予選よ」

「毎年ここで多くのものがティアドリンク!」

「さて運命の第1種目」

「今年は……、これ!」

 

 そうミッドナイトが宣言すると、画面に障害物競走と表示された。

 障害物競走か……

 どんな感じかな……? 

 

「計11クラス全員参加のレースよ」

「コースはこのスタジアムの外周約4キロ」

「わが校は自由が売り文句」

「コースを守れば何をしたってかまわないわ!」

「さぁさぁ! 位置につきまくりなさい!」

 

 う〜ん……、どんな感じに走るかな……

 あんまり目立つのは良くないと思うし……

 とりあえず認識阻害仮面被って普通に走るかな。

 それで1位になりそうならその時考えよう。

 

「スタート!」

 

 その宣言とともに俺は狭いスタート地点を抜けるべく壁を走って外に出た。

 

『さ〜て、実況してくぜ!』

『解説アーユーレディ? イレイザー』

 

『無理やり呼んだんだろうが』

 

『早速だがイレイザー、最初の見どころは?』

 

『今だよ』

 

 そんな相澤先生とマイクのコントを聞きながら俺はロボ地帯を通り抜けた。

 

 ……あれ……、なんか圧倒的に首位だぞ? 

 大丈夫かヒーロー科? 

 

「う〜ん……、もう綱渡り地帯に来ちゃったな……」

 

 まぁ、このまま突き進むけど。

 にしても認識阻害仮面強いな? 

 なんか全く1位独走してるのバレてないじゃん。

 あ、それとも相澤先生が俺が目立たないように配慮してくれてんのかな? 

 そうだったらありがたいんだけど。

 

『さあさあさあ! 未来のヒーローを担うゴールデンエッグどもは第一関門ロボ・インフェルノの大群を突破できるか〜!!!』

 

 あ〜、そういえばそんな名前だったな第一関門……

 う〜ん……今頃峰田と心操はどう対処してるかな? 

 

 *  *  *

 

「『スクランブル』!」

 

 そう言いつつオイラはモギモギを散らしながら高速で跳び進む。

 

「っ!?」

 

 とんでくる攻撃を咄嗟に回避する。

 あれは……入試の時のロボじゃねぇか!? 

 いちいち対処する時間はないし避けるのが正解だろうけどどうするのが正解だ? 

 

 そう思っていると轟がロボを氷で止めてしまった。

 そしてそれを見てオイラはある方法を思いついた。

 

「……そうか……、ロボにつけちまえばいいのか」

 

 オイラはモギモギを投げまくりロボットの側面に手当たり次第くっつける。

 そしてそれが終わったら……

 

「『跳峰田』!」

 

 ロボットのモギモギで空中を跳び回る! 

 これなら地上と違ってロボの妨害は気にならない! 

 

 しゃあ! 次行くぜ! 

 

 *  *  *

 

「ちっ、ロボ相手じゃ俺の個性は意味がねぇ……」

 

 そう洗脳で騎馬戦のように運んでもらった奴から降りながら呟く。

 

 どうやらここからは自力で行かなきゃならなそうだ。

 

「っ! あぶねぇな!」

 

 ロボのパンチをなんとか避けながら前に進む。

 本読に鍛えてもらって正解だった。

 それがなかったらここまで上手く避けれなかったな! 

 

 ……ところでその本読どこいったんだ? 

 あいつの実力なら後ろにはいないだろうし……

 

 まぁ、今は他人を気にする余裕はないか、先を急ごう。

 

 *  *  *

 

 ゴール判定ぎりぎり前で腕を組み壁により掛かる。

 ……うん、速すぎたねこれ。

 

 どうしよ、相澤先生とマイクのコントによるとまだ先頭が綱渡り地帯を抜けたあたりらしいし……

 

『さぁ、早くも最終関門! かくしてその実態は……!』

『一面地雷原!』

『地雷の位置はよく見りゃわかる仕様になってんぞ、目と足酷使しろ!』

『ちなみに地雷は競技用で威力は大したことねぇが、音と見た目は派手だから失禁必至だぜ〜!』

 

『人によるだろ』

 

 競技用の地雷ってなんやねん。

 そう思いつつコントを楽しむ。

 

 とりあえず一位が来るまで待つか〜! 

 

 *  *  *

 

 目の前に広がる地雷の山、普通のやつなら高速で渡ることなどできないだろう。

 

「だが! オイラは別だ!」

 

 オイラはモギモギで高速で跳び回りながら正確に次の的へモギモギを投げられるほどの反射神経と観察力がある! 

 地雷原を避けてモギモギで移動するぐらい余裕だぜ! 

 

「ま、さすがに速度は若干落ちるけどな」

 

 でも轟と爆豪に並ぶぐらいならできた。

 

「てめぇスケベ顔! 何俺と並んでんだァ!」

 

「スケベ顔!?」

 

 否定はしねぇけど面と向かってよく言うな!? 

 

 そんなことを思っていると後ろからとんでもない爆音が聞こえてきた。

 オイラは思わずその方向を見る。

 

「なっ、緑谷!?」

 

 そこには第一関門のロボの装甲を剥がしたらしき鉄板で飛行する緑谷の姿があった。

 

『A組緑谷! 爆風で猛追!』

『つうか抜いた〜!!!』

 

 っやべえ! 

 放心してる場合じゃなかった! 

 

「デク、俺の前を行くんじゃねぇ!」

 

 オイラも追わねぇと! 

 

『元先頭の3人、足の引っ張り合いをやめ、緑谷を追う!』

『共通の敵が現れれば人は争いをやめる!』

『争いはなくならないがな!』

 

『何言ってんだ、お前』

 

 あの緑谷の感じ、多分もうすぐ落ちて爆豪と轟に抜かれる。

 だけどそれは緑谷もわかってる。

 緑谷なら何か必ず考えがあるはずだ。

 

 だからオイラはあの二人から若干離れて先を進む! 

 多少のロスはしょうがない! 

 

 そうオイラは考え行動した。

 そしてそれは正解だった。

 

 緑谷は爆豪と轟を足場に地面に持っていた鉄板を叩きつけ、妨害と同時に再び爆風で前に行く。

 

「これじゃあ1位は無理そうだな……」

 

 けど離れたおかげで被害を受けていないオイラはあの二人よりも前に出れた。

 これなら2位は確実だ! 

 

 *  *  *

 

 ……なんつうかこの第一種目俺の個性の使い道がないな。

 地雷を避けて走るのにどう洗脳を使えって言うんだ。

 

「……まぁ、普通に今10位ぐらいみたいだし別にいいか」

 

 さっきも思ったが鍛えた成果が如実に出ている。

 ヒーロー科でもないのに素の身体能力でこの順位を取れているのは凄いんじゃないだろうか。

 

「にしてもさっきのすごかったな……」

 

 あの飛んでいく緑髪のヒーロー科を思い出す。

 地雷で空を飛ぶって何食ったら思いつくんだ? 

 

 その時カチッという感覚が足に伝わった

 

「あっ……」

 

 走ってる最中に考え事はやめたほうがいい。

 俺は爆風で吹き飛びながらそう思った。

 

 *  *  *

 

 ん……、誰か来たみたいだな。

 あれは……緑谷か。

 じゃあ緑谷がゴールしたら俺もゴールするか。

 

『イレイザーヘッド! お前のクラススゲェな!』

『どういう教育してんだ!』

 

『俺はなにもしてねぇよ』

『やつらが勝手に火付け合ってんだろ』

 

『雄英体育祭、1年ステージ!』

 

『無視か!』

 

『序盤の展開から、この結末を誰が予想できた!』

『今、一番にスタジアムへ帰ってきたその男……!』

『緑谷出久の存在を!』

 

 その声のすぐ後に俺もゴールする。

 ん? あれ、後ろにいるのって……

 

「うぉ!? 本読!?」

 

「峰田じゃん、3位おめでと」

 

「いつの間にオイラの前に居たんだ……?」

 

「う〜ん……、内緒」

 

 まぁ、最初から前にいたとはわざわざ言わなくていいだろう。

 ショック受けるかもしれないし。

 そう考えたところでほかの生徒がぞろぞろとゴールし、司会のミッドナイトが話し出した。

 

「第1種目もようやく終わりね」

「それじゃあ結果をご覧なさい!」

 

 そう言って結果が表示される。

 俺は2位で峰田が3位、心操が19位か……

 

 ……ってあれ? 

 43位青山……? 

 原作だと42位までじゃなかったっけ? 

 う〜ん……? 

 俺の覚え違いか? 

 

「予選通過は上位43名」

「残念ながら落ちちゃった人も安心なさい」

「まだ見せ場は用意されてるわ」

「そして次からいよいよ本戦よ」

「ここからは取材陣も白熱してくるよ」

「気張りなさい!」

 

 う〜ん……、やっぱり43位まであるのか……

 俺のうろ覚えの記憶も信頼できなくなってきたな……

 

「さ〜て、第2種目よ」

「私はもう知ってるけど、何かしら? 何かしら?」

「言ってるそばから……、これよ!」

 

 そうミッドナイトが宣言すると画面に文字が表示される。

 次の種目は……

 

「騎馬戦か……!」




1人通過人数が増えているのは根津校長の配慮、ヒーロー科以外が入るための枠を黒い沈黙で一つなくなるのが不憫なので増やした。
なおそれで救われたのはヒーロー科の模様。

高評価を我に!
あと感想も我に!

読み返してる時にヒロアカとLibrary of ruinaの知識ないと何やってるかわかんなくねと思ったのでアンケートします

  • 要所でそれぞれ解説を入れるべきだよ
  • ヒロアカ部分には入れるべきだよ
  • 図書館部分には入れるべきだよ
  • 今のままでいいよ
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