最終種目への進出が決まった心操と俺は昼食を一緒に食べていた。
「最終種目には行けたが……、俺の力はどこまで通用するだろうか……」
「最終種目はタイマンって毎年決まってるもんな〜、チーム戦ならともかくタイマンだとマジで初見殺ししかできんもんね」
「やっぱり本読からしても厳しいか?」
「かなりね、1回戦突破は行けるとして次がほぼ無理」
「だよなぁ〜……」
俺との訓練で多少強くなったけどぶっちゃけ付け焼き刃にしかならんのよなぁ……
勝てるとすると発目か……瀬呂でギリわんちゃん?
「まぁ、がんばるしかな……ん?」
「どうしたんだ本読?」
俺が心操と話していて、その向こう側にいた峰田がたまたま見えた。
それに一緒にいるのは……、上鳴に雄英女子組……
ハッ!?
思い出した!
確か体育祭で峰田と上鳴が女子に嘘ついてチアコス着せたんだ!
……俺も混ざりに行こ!
そう思い席を立った。
「クラス委員だから知ってると思うけどよ」
「午後は全員あの服装で応援合戦しなきゃいけ「ないわけないだろ、アホか」……げっ、本読!?」
「え……、だれ?」
後ろから峰田を抱き上げると、そう耳郎に聞かれたので答える。
「こいつの幼馴染、本読だ」
「こいつ普段は真面目を装ってるけど根本的にはエロガキだから気をつけな」
「チアコス着るとか普通に嘘だから」
「そ、そうなんですの?」
「なっ、峰田おまっ、こんなイケメン女子と幼馴染ってマジかよ!?」
「……チアコス見たいがために嘘つくってマジか……」
う〜ん、冷たい視線が峰谷刺さってるね!
まぁ、普通にキモいし当たり前だけど。
「けどチアコスか……、私着たいかも!」
「葉隠!?」
「ん、そう? ならせっかくだし俺も着るよ」
「幼馴染の人!?」
幼馴染の人って……
いや、あってるけどさ?
「チアコスって持ってる?」
「ヤオモモなら作れるよ!」
「あ、けどヤオモモ本選行くんだもんね……」
「なら消耗させるようなことは駄目か〜」
「いえ、あのチアコス程度でしたらそれほど消耗はありませんが……」
「ほ、本当に着るのですか……?」
「着たい! せっかくだし!」
「面白そうだし」
「そ、そうですの……、なら……わかりましたわ!」
「今から全員分作りますわね!」
「……あれ? なんかみんな着ることになってる……?」
とまぁそんなこんなでA組女子と一緒に俺はチアコスを着ることになった。
* * *
『さぁ、昼休憩も終わっていよいよ最終種目発表!』
『と、その前に、予選落ちのみんなに朗報だ』
『あくまで体育祭、ちゃんと全員参加のレクリエーション種目も用意してんのさ!』
『本場アメリカからチアリーダーも呼んで一層盛り上げ……?』
『ん?』
『あら?』
『何やってんだ?』
『どうしたA組! どんなサービスだそりゃ?』
『……なんであの人も参加してんだ……』
いえ〜い、ティファレトのチアコスやぞ、拝め!
「ひょ〜……!」
「キモい声出てんぞ峰田」
「なんでこんなことに……」
面白いからじゃね?
耳郎の言葉にそう思いつつマイクの実況の続きを聞く。
『さあさあ、みんな楽しく競えよレクリエーション!』
『それが終われば最終種目進出5チーム、総勢16名からなるトーナメント形式!』
『一対一のガチバトルだ!』
ガチバトルかぁ……
心操ガン不利だな……
「それじゃ組み合わせ決めのくじ引きしちゃうよ」
「組が決まったらレクリエーションを挟んで開始になります」
「レクに関しては進出者16名は参加するもしないも個人の判断に任せるわ」
「息抜きしたい人も温存したい人もいるしね」
レクリエーションか……
めんどいしサボろ、合法的にサボれるとか最高だな!
「じゃ1位のチームから……」
そう言ってくじ引きを始める。
「抽選の結果組は……、こうになりました!」
え〜と俺は……上鳴か。
峰田は八百万で心操が障子……
なるほど……、心操は相手が初手ブッパできるタイプじゃないから有利、峰田もそこまで悪くない。
これなら二人とも勝てそうだな。
「さて……、始まるまで寝るか」
待ってても暇だし。
* * *
控室、俺は対障子について本読と話していた。
「障子は見た通り腕に体の部位を複製できる個性だ」
「腕を複製すれば防御しつつ攻撃できるし、攻防一体となったそれを心操が捌くのは無理に等しいね」
「となると初っ端で洗脳が最適解か……」
「だね、今後洗脳が効きにくくなるけどまぁそれはしょうがない」
「初戦敗退よりはマシだ」
「あぁ、そうだな」
よし、これで方針は決まったな。
俺の戦いは1回戦、この後すぐに始まる。
俺は本読に勝つことを宣言し、会場へと向かった。
『オーディエンスども!』
『待ちに待った最終種目がついに始まるぜ』
『第一回戦、無数の腕はまさにタコ、ヒーロー科緑障子目蔵!』
『バーサス、ごめんまだ目立つ活躍なし、普通科心操人使!』
そのうざいセリフと共に入場する。
『ルールは簡単、相手を場外に落とすか行動不能にする』
『あとは参ったとか言わせても勝ちのガチンコだ』
『怪我上等! こちとら天下の我らがリカバリーガールが待機してっから、道徳倫理は一旦捨て置け』
『だがまぁもちろん命に関わるようなのはくそだぜアウト!』
『ヒーローはヴィランを捕まえるために拳を振るうのだ』
「くその場合は止めるからね」
障子か……
騎馬戦の時も思ったがガタイがいいな。
でもまぁ、俺にガタイの良さは関係ない。
『レディー……スタート!』
「なぁ障子、始める前に握手しないか?」
「……何かのわ……」
洗脳にかかった、これで俺の勝ちだ!
それを確認した俺はとどめの命令をする。
「振り向いてそのまま場外まで行け」
俺がそう言うと障子は場外へと歩いて行った。
『え、えぇ!? あぁ〜、障子! 従順! 心操の個性か?』
『全っ然目立ってなかったけど、彼ひょっとしてやべぇやつなのか?』
やべぇやつは駄目だろ!?
そう思いつつ障子が場外へと歩くのを見つめる。
そしてついに障子の右足が場外の線を越え、地面についた。
「障子君場外! 心操君2回戦進出!」
その声を聞き、俺は障子へ近づきデコピンをする。
これで洗脳は解除されたはずだ。
「っ!?」
「悪いな、あっけない勝負になっちまった」
そう障子に伝え、俺は会場を出た。
……ちょっと悪役みたいだったか今の?
* * *
瀬呂のドンマイコールや緑谷の指粉砕押し出し勝利などがありつつ、ついに次はオイラの番となった。
『スケベ顔なのに案外優秀! ヒーロー科峰田実!』
『バーサス! 万能創造! 推薦入学であってその才能は折り紙付き! 八百万百!』
……オイラってそんなにスケベ顔か?
『第6試合、スタート!』
そんなことを思いつつ、開始の声と同時にモギモギを可能な限りばらまき跳ね回る。
八百万は取れる手段が多いせいかどうも行動が一瞬遅れる弱点がある。
跳び回りに成功した時点でオイラの素早さに八百万は対処がほぼできなくなった!
「っ! 速すぎまっ!?」
「悪いな八百万!」
跳ねる勢いのまま八百万に蹴りを入れる。
女の子相手だろうと手加減は無しだ!
軽いとはいえ人間ひとりがとんでもない勢いでぶつかったんだ。
当然八百万は盛大に吹き飛ばされる!
「っ、まだで……!?」
「八百万相手に考える暇は与えるわけねぇだろ!」
八百万は足から刃のようなものを創造し、それを地面に刺すことで勢いを止めようとしたが、オイラのモギモギワイヤーがそれにくっつき引っ張られ、刃が抜けてしまった。
そして結局八百万は場外へとそのまま出てしまった。
『八百万さん場外! 峰田君2回戦進出!』
「しゃぁぁぁ!」
「そんな……、何もできずに……」
うぐ……、喜んでたけど八百万のセリフを聞いて罪悪感が……
けどこれはガチンコの真剣勝負、これは仕方のないこと。
そう仕方のないことなんだ!
* * *
峰田の試合も終わり、ついに次は俺の試合だ。
控室に来てくれた心操に余裕見せつけつつ、俺は会場へと向かう。
『こいつだけなんで革コート着てるんだ! 普通科本読幻想!』
『バーサス! スパーキングキリングボーイ! ヒーロー科上鳴電気!』
イジる場所革コート以外なかったんか?
『スタート!』
「これ終わったらメシとかどうよ?」
「俺でよけりゃ慰めるよ?」
「う〜ん……、クラスでの峰田の様子とか聞きたいしいいよ、ついでに負けたことも励ましてあげる」
「なんで峰田!?」
「っとそうか、幼馴染だっけ?」
「じゃあ俺のかっこいい姿見せて峰田を嫉妬させてやるよ!」
「無差別放電、130万ボルト!」
「……『殴る』」
ほんとにそんな威力あんのかな?
そう思いつつ俺は攻撃される前に上鳴の顔面に拳をぶつけた。
「ぎびゅ!?」
「上鳴君場外! 本読さん2回戦進出!」
『瞬殺! あえてもう一度言おう! 瞬殺だ〜!』
『……まぁ、こうなるよな』
流石に電撃攻撃を食らったらどうなるかわからんからな。
ほぼ効かない可能性もあるけど受けないに越したことはないだろ。
そう思いつつ、会場を出る。
さ〜て……、次は誰とだったかな?
緑谷の相手が芦戸になっていたりするけど基本的には原作と同じ流れです。
マイクの煽り文句考えるの無理があるだろ!
高評価と感想乞食のバリエーションが思いつかない……!
読み返してる時にヒロアカとLibrary of ruinaの知識ないと何やってるかわかんなくねと思ったのでアンケートします
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要所でそれぞれ解説を入れるべきだよ
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ヒロアカ部分には入れるべきだよ
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図書館部分には入れるべきだよ
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今のままでいいよ