最初は峰田、それ以降は主人公視点です。
観客席にて、オイラは緑谷たちと本読対上鳴の試合について話していた。
「上鳴君が電気を放つ前に倒してしまったしかも本読さんは上鳴君が技名を叫ぶまで微動だにしてなかったそれってつまり一瞬のうちに本読さんは上鳴君に近付いたということであのとき上鳴君と本読さんは5m近く離れていたわけだから……」
「人の幼馴染相手にブツブツすんのやめろ」
そう言いながら緑谷にチョップを入れる。
「痛っ!? ご、ごめん峰田君、つい癖で」
「けど確かに本読さんの攻撃はすごかったよね」
「あぁ、あれはまさしく瞬殺だった」
まぁ、確かに上鳴が可哀想になるぐらいは瞬殺だった。
本人曰く手加減してるらしいが……、ほんとか?
「峰田君、あの瞬間移動が本読さんの個性なの?」
「いや、ちがうぞ?」
「違うの!?」
「確か一緒にチアコスを着た時には個性は変身だって言ってたよ?」
「一瞬で赤髪の女性から黄色い髪の女の子に姿が変わって私びっくりしたもん!」
「変身……、ということはあれ自体はただの身体能力によるものなのか?」
「あぁ、素のフィジカルであれだぜ」
瞬間移動と見紛うほどのスピードか……
やっぱ本読は強ぇな。
「けどトーナメント形式な以上どこかで戦うのは確定してるんだよな……」
「ん? 峰田君、いまどこかでと言ったが確かさっきの試合の勝者が対戦相手になるんじゃなかったかい?」
「え……」
あ、マジじゃん……
* * *
あれから二回戦へと入り、轟の炎解放イベントや爆豪対飯田という原作ではなかったバトルがありつつ、ついに次が俺対峰田となった。
「見た目は赤い霧のままで……使う本はこれでいいかな」
そう呟きながら準備をしていると、控室の扉が開いた。
「本読、勝てそうか?」
「ん、心操か、そうだな……、峰田の成長度合いによるね」
「ん? 本読が勝てると断言できない相手なんていたのか?」
「俺のことなんだと思ってるの?」
いや、まぁ確かに本気でやるなら間違いなく勝つって断言するけどさ……
心操は俺の事を出たら勝つ『虚無』*1か何かと思っているのだろうか……
「まぁ、どんな試合になるかはやってみるまで分からんよ」
「そうか、じゃあ俺はここから応援してるよ」
「おう」
さ〜て……、そろそろ会場に移動するとしますか。
『次は第1試合一方的に勝負を決した者同士の戦いだ!』
『普通科本読幻想!』
『バーサス! ヒーロー科峰田実!』
その声と共に俺たちは入場し、向かい合う。
「本読、今回は勝つぜ?」
「あぁ、それが虚勢とならないことを祈っておくよ」
『スタート!』
「『グレープラッシュ』!」
「開幕からかよ」
こちらへと向かってくる無数のモギモギ、それに俺はとある技を発動した。
「『明け方』」
「なっ……!」
『燃やした〜!!! なんだあの炎の剣は!?』
『個性による生成物だろうな、峰田の個性はあくまで髪、あれで燃やすのは確かに合理的だな』
サルヴァドール……炎の長剣を持つ老人で火傷*2を主体とした技を持つ人物だ。
今使っているのがこの人物の本なのだが、まぁ……峰田へのメタとして使っている。
サルヴァドール自体はそこまで強くないので峰田は純粋な戦闘力がこの戦いでは求められる。
さ〜て……、峰田は今の俺に勝てるかな?
「おまっ、明らかにオイラ対策の武器じゃねぇか!?」
「ほら、雄英ヒーロー科だろ、プルスウルトラしようぜ」
「ぐっ……」
峰田はモギモギを投げる対象を俺からフィールド全体に変更した。
となると使ってくるのは……
「『スクランブル』!」
「だよな……っと、『茜さす剣』」
四方八方から飛んでくるモギモギ、それを一つ一つ燃やしていく。
数は多いけど……、まぁそれだけだな……!?
「行くぜ新技! 『モギモギネット』!」
「『黎明の閃光』!」
網状となった『モギモギワイヤー』、それを反射的に燃やしてしまう。
だがその判断は失敗だった。
「っ、視界が!?」
網を燃やしたことで網目が炎で隠れてしまい、それによって一時的に俺の視界が塞がる。
そして見えない網目の先から無数のモギモギが……?
「外れた?」
無数のモギモギ、そのすべてが俺の横を通り過ぎていく。
峰田も視界が塞がったせいで投げるのをミスった……?
いや、そんなわけない。
だったら何かの作戦……?
何が目的かが気になり思わず後ろに振り向く。
「やっぱり本読なら振り向くよな……!」
「うぉ!?」
その直後、いつの間にか近づいてきていた峰田に腕を捕まれそのまま投げられ……!
「モギモギの壁……!?」
そうか俺を通り過ぎていったモギモギ、あれはモギモギ積み重ねて壁にするためのものだったのか!
俺はその壁に叩きつけられ、そのままとんでもない勢いで弾かれる。
「ぐぉっ……」
「今のオイラじゃ触れてなきゃモギモギの対象選択はできない」
「だからどうやって近づくかだけが問題だったよ」
「けどこれで……」
「オイラの勝ちだ!」
弾かれた俺の身体がそのまま場外の壁に叩きつけられた。
「……あぁ、今回はお前の勝ちだよ、峰田」
『本読さん場外! 峰田君準決勝進出!』
いや〜、見事に負けたね。
今回は完全に峰田が上手だったわ。
……それにしても、モギモギに弾かれて初めてわかったけど明らかにぶつかる勢いよりも弾かれる勢いのほうが強かったよな……
本当モギモギって単純にくっつくだけの個性なのか……?
* * *
「いや〜、負けたね!」
控え室に入りながら俺はそう言った。
「まさか本読が負けるなんてことが起きるとはな」
「心操は負けることなく進出しなよ?」
「相手は確か……常闇だったか?」
「あぁ、あのダークシャドウとか言う個性をどうやって攻略すべきか……」
「ん〜……、ダークシャドウは強いけど常闇本人はあんまりだから本体狙いが正解かな」
「なるほど……、そうだな、本体狙いを試してみるよ」
そう言うと心操は控え室を出て会場へと向かっていった。
「俺も行くか……」
そうつぶやくと、俺は観客席に移動した。
「常闇対心操か……、本読が心操と仲いいらしいけどどんな奴なんだ?」
「ん? 知りたいの峰田?」
「うぉ!?」
「な、なんで本読さんが!?」
「ここはA組の観客席だぞ!?」
観客席に座っていた峰田に話しかけると緑谷や飯田からツッコまれてしまった。
「別に席空いてるしいいやろ、それにほかクラスの席に行っちゃだめとも言われてないしね」
「む、たしかにそうだ、なら問題ないな」
「言いくるめられちゃったよ……」
適当に言い訳したら飯田が納得してしまった。
それでいいのか委員長……
「それより本読、真相について教えてくれるのか?」
「うん、もうバレてる情報ばっかだからね、知られても問題はないかな」
「なら聞かせてくれ」
「おけ、まず心操の個性はな……」
そう心操に関する話をしながら、いつの間にか始まっていた心操対常闇の勝負を見る。
「すごいな……、ダークシャドウの攻撃を上手く避けている」
「俺がちょくちょく訓練手伝ってたからか回避力は高いんだよな」
「え、あれを心操にもやったのか?」
「あれ……?」
「いや、流石にあれはやってねぇよ、普通に組手しただけ」
「そ、そうだよな」
峰田の言うあれは多分図書館の機能を使った怪我上等のほぼ殺し合いの訓練のことだろう。
あれをやるには個性をバラさなきゃだから流石にやるわけないんだよなぁ。
「おっ、心操が常闇の懐に入った」
「常闇は本人はそこまで強くないからな……、あれはきついんじゃないか?」
「ほんとだ、ちょっとずつ場外に押されていってる」
心操が常闇に直接攻撃を続け、それによってダークシャドウへの命令が乱れたこともあり常闇は徐々に場外へと押され、ついにギリギリのところまで追い詰めた。
「あっ……」
「油断したなあれ……」
最後の一押しで場外に押し出せるというところでダークシャドウの背後からの攻撃を受けてしまい、逆に心操が場外に出てしまった。
「まぁ……、個性がほぼバレてた状態だったことを考えれば頑張ったほうかな」
「それじゃあ俺は励ましにでも行ってくるよ」
「おう、いってら」
峰田からその言葉を受け取り、俺は席を立った。
う〜ん……、惜しかったんだけどなぁ……
ミスってトーナモントの順番グッチャグチャになってますが気にしないでください。
なんで心操の戦闘シーンがないのかって?
峰田戦で考えると疲れたからだよ。
作者が欲しいもの三銃士を連れてきたよ。
高評価「うっす、よろしく」
感想「がんばります、よろしく」
誤字報告「欲しいけどないほうがいいという矛盾のなかで生きています」
読み返してる時にヒロアカとLibrary of ruinaの知識ないと何やってるかわかんなくねと思ったのでアンケートします
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要所でそれぞれ解説を入れるべきだよ
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ヒロアカ部分には入れるべきだよ
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図書館部分には入れるべきだよ
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今のままでいいよ