個性図書館によるヒーローアカデミア   作:ヨガマスター

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9.最強とまさかの進学先

 峰田がなぜかヒーローになる決意を強くした日から半年ほどが経過し、中学生活最後の冬休みとなったある日。

 俺は図書館のなかでとある強敵と戦い、その決着が着こうとしていた。

 

「チッ、『大切断・横』!」

 

「ついに来たかそれ! 『Furioso』!」

 

 大量の瞳がついた気持ち悪い赤い大剣とデュランダルがぶつかり火花が散る。

 互いに単発高威力な必殺技を放ち、しかして打ち勝ったのは『Furioso』であった。

 

「ぐっ……!」

 

「っし、このまま……!」

 

『Furioso』は9種の武器を使った16連撃、そのまま残りの攻撃を叩き込んでいく。

 そしてついに最後の一撃と共に強敵赤い霧を撃破した。

 

「……! クソッ、隙を見せちまった……」

 

「っしゃぁぁぁぁ!!!」

 

 そう、戦っていたのは赤い霧である。

 なぜ赤い霧と戦っていたのかというと、実は俺の個性図書館にはLibrary of ruinaを追体験する機能があるのだが、そのなかで敵を倒すとその相手の本を俺が使えるようになるのだ。

 

 ここだけを聞くといい機能に聞こえるが、問題は接待をするのは俺1人だということだ。

 そう、司書補がいないのである。

 1人で都市の強敵共に勝てるわけねぇだろ! 

 いくら黒い沈黙の本が使えるとはいえ余裕だったのは都市疾病まででそれ以降苦戦しまくったわ!! 

 図書館内なら死んでも復活できる機能があるとはいえ痛いものは痛いんやぞ!!! 

 

 ……はぁ、とまぁこんな感じで苦戦しつつも赤い霧までたどり着いたのが大体5年前である。

 ……うん、赤い霧倒すのに5年かかったよね。

 やっぱ赤い霧は最強だわ。

 しかもこれでまだ全盛期じゃないっていうのが意味わからん。

 なんなのこの人赤い霧ですね知ってます。

 

「……まぁ、いろいろと苦戦しまくったけど勝てたしいいか……」

 

 よ〜し、せっかく赤い霧の本が手に入ったんだし早速使ってみよう! 

 

「……おぉ、これが赤い霧の身体か……」

 

 ……単純なフィジカルだとローランのほうが強いなこれ? 

 まぁ、パッシブスキルに技量があったりと赤い霧が凄いのは技術的な描写もあったしこんなもんなのかな? 

 よし、身体能力の確認はできたし次は容姿の確認だな。

 

「……ん? あれ、顔に傷がないな、なるほど、ゲブラーじゃなくてカーリーの方なのか」

 

 まぁ、俺としても赤い霧はカーリーの方で使いたいなって気持ちが若干あったしむしろ嬉しい誤算だな。

 

「さて、じゃあ次はこの姿で峰田似合いに行ってからかうとするか」

 

 そう呟いて俺は図書館から出た。

 

 *  *  *

 

「え〜と……確かここに峰田が居るはずだけど……」

 

 俺が峰田似合うべく向かったのは少し遠くにある海岸だ。

 なんでも本気でヒーローを目指すべく鍛錬を始め、その場所として適した場所がここだったらしい。

 

「なんつうか随分とゴミだらけな場所だな……」

 

 まぁ、そのゴミの山のおかげでデコボコになってるのが適してる理由らしいけど。

 ……ん? ところでこの場所なんか見覚えがあるような……? 

 ……まぁ、気のせいか。

 

 そんなことより峰田は〜っと……居た! 

 

「なぁ、そこのお前、そこで何してるんだ?」

 

「へ……? あ、オイラのことか?」

 

「ここに今いるのは私とあんただけだ、当たり前だろ」

 

 他人のふりをしつつ峰田へと話しかける。

 あたりにモギモギが散らばってるあたりちゃんと鍛錬をしていたらしい。

 ……これ個性の不正利用だな? 

 

「あ〜……え〜と……、片付けのボランティアデモしようかと思いまして……」

 

「ほぅ、じゃあそこら辺に散らばっている紫の物体は何かな?」

 

「すぅ……、えと……、あの……」

 

「……ぶっ、冗談だよ峰田、そんなオドオドすんな」

 

「は? ……あ、おま、本読かよ!」

 

「正解!」

 

 峰田の挙動不審な姿につい噴き出してしまったため、そのままネタバラシをした。

 すると峰田が安心半分ムカつき半分といった表情で俺の方へと近づいてきたので、そのままいつものノリで抱き上げる。

 

「ふふん、どうだこの姿、かっこいいだろ!」

 

「中身が本読だから減点」

 

「くっ、採点が厳しい!」

 

 そんな掛け合いをしつつ、もう冬休みだしと峰田に気になったことを質問することにした。

 

「この冬休みが終わったら一月ぐらいで雄英入試があるけど大丈夫そう?」

 

「勿論だぜ! そういう本読こそヒーロー科落ちるんじゃねぇぞ!」

 

「ん? ……、あれ? 言ってなかったっけ、俺ヒーロー科にはいかないよ?」

 

「……えぇ!?!?!?」

 

 あ〜……

 完全に言い忘れてたっぽいな……

 

「ど、どうして受けないんだよ!?」

 

「いや、だってもう俺ヒーロー資格持ってるし……、ぶっちゃけ時間取られるだけで意味ない……」

 

「あ……」

 

「だ、大丈夫、普通科には入るつもりだから!」

 

「ぐ……、これまでずっと一緒だったからつい高校でも同じだとばかり……」

 

「あはは……、なんかすまん」

 

 峰田には言ってないけど原作から離れないためという理由もあるんだよな……

 特に俺がヒーロー科受けた結果内通者の青山が入学失敗しましたとかになったら目も当てられん……

 少なくとも青山には入ってもらわないといけない以上ヒーロー科には行けないんだ……

 

「ま、まぁ、授業中は無理だけど休み時間とか放課後はできるだけお前に会いに行ってやるから許してくれ」

 

「……まぁ、仕方ないか……、しゃあねぇ、許してやるよ」

 

「あんがと」

 

 よし、峰田の許しを得られた! 

 友情にしては重い約束しちゃったような気がしないでもないけどそれは良しとしよう! 

 

「さて、話が終わったことだし鍛練の続きしようぜ、俺が見てやるよ」

 

「よし来た! 成長したおいらの力を見せてやるぜ!」

 

「……あ、ちなみに今の姿は俺の持つ姿の中で間違いなく最強だから」

 

「……へ?」

 

 峰田が人間水切り状態になるまで残り5秒!




Furiosoってダイス数は1個で単発高威力技なのに16連撃なんだよなぁ
描写のために最初にデュランダルを使ってるけど許してくれ

高評価してくれると作者が喜びます。
あと誤字あったら教えてくれ……

今後赤い霧の本を使うときどっちの姿にする?

  • カーリー
  • ゲブラー
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