今になってまさむね持たせればよかったと思います。
俺はくさなぎよりまさむねの方が好きだし(妖怪の話)
では本編どうぞ
「まずは自己紹介しとこうか。あたしはクリス。見ての通り盗賊だよ。で、これがダクネス。多分キミの欲しいスキルは持ってないと思うよ」
「俺はカズマって言います。クリスさん、よろしくお願いします!」
「この前スキル教えて貰ったらから知ってるだろうけ
ど、アオイです」
ギルド裏の広場。
俺達四人は、人気のない広場に立っていた。
「じゃあまずは«敵感知»と«潜伏»からやろっか。アオイくん、ちょっと向こう向いてて?」
「ん? ……こうか?」
俺は言われるがままにする。これってダクネスの仕事では?
ちょっとしたら後頭部に硬い何かが当てられた。恐らく小石だろう。
俺は振り向いて一つポツンと置いてある樽に向かって歩いた。
そしてスティールをした。手に握られていたのはクリスがいつも首に巻いているスカーフだった。
「……ねえ、なんでスティール使ったの?」
「そりゃあしばかれたからそれ相応の対価は欲しいからな。」
クリスにスカーフを返しながら言った。
「じゃあ次は、あたし一押しのスキル、窃盗をやってみよっか」
「じゃあ俺、アクアとめぐみんを見とくから」
流石に目の前でセクハラはされたくないからな。
アクアの周りの人だかりを横目に酒場の入り口を眺めていたらホクホクしたカズマと涙目のクリスが戻ってきた。
「あっ! ちょっとカズマ、やっと戻ってきたわね、って、その人どうしたの?」
そんな疑問にダクネスが答える。
「うむ。クリスは、カズマにぱんつ剥がれた上にあり金毟られて落ち込んでいるだけだ」
あらためて思うが酷い言いぐさだなこれ。
「おいあんた何口走ってんだ! 待て、間違ってないけど、ほんと待て」
その後、クリスが公の場どうこう、ダンジョン探索どうこう言ったあと掲示板に行った。
「……まあ元気だせよ、カズマさん」
「ところでカズマ、無事にスキルを覚えられたのですか?」
「ふふ、まあ見てなって。いくぜ、スティールッ!」
カズマさんがニヤリと笑った後、めぐみんに右手を突き出すと、その手には白い布、パンツが握られていた。
「……なんですか? ステータスが上がったから、変態にジョブチェンジしたんですか? ……あの、スースーするので返してください」
カズマさんは慌てた様子でめぐみんにパンツを返しながら、
「あ、あれ!? おかしーな、ランダムで何かを奪い取るスキルのはずなのに」
それを見たダクネスが突然立ち上がり、机をバンと叩いた。
「やはり。やはり私の目に狂いは無かった! 是非とも私を、このパーティーに入れて欲しい!」
「いらない」
「んんっ……!? く……っ!」
カズマさんの即答に、ダクネスが嬉しそうに頬を赤らめてブルッと身震いをした。
「ねえカズマ、この人誰? 昨日言ってた面接に来てた人?」
「ちょっと、この人クルセイダーではないですか。断る理由なんて無いのではないですか?」
ダクネスに興味を持ったアクアとめぐみんがカズマさんに聞く。
「知ってるかダクネス、めぐみん。アオイ達はな、本気で魔王を討伐しようと思ってんだぞ?」
「……! そ、そうだ。特にダクネス、女騎手のお前なんて、魔王に捕まったりしたら、もうとんでもない目に遭わされる役どころだ」
「ああ。昔から、魔王に捕まってエロい目に遭わされるのは女騎手だって相場が決まっているからな。それだけで行く価値がある」
「えっ!? ……あれ!?」
「えっ!? 私はなにか変なことを言ったか?」
カズマさんはそんな反応を示したダクネスを諦めて、めぐみんを説得しだした。
「めぐみんも。相手は魔王、この世の最強の存在に喧嘩売ろうってんだよ。だから無理に着いてくる必要は……」
カズマさんがそう言うと、めぐみんは椅子を立ち、ローブをバサッと翻しながら言った。
「我が名はめぐみん! 紅魔族随一の魔法使いにして爆裂魔法を操りし者! 我を差しおいて最強を名乗る魔王! そんな存在は我が最強魔法で吹き飛ばしてみせましょう!」
やっぱこうして見るとめぐみんって年相応に厨二病しているよな。
「ねえカズマ。私、なんだか腰が引けてきたんですけど。何かもっと楽して魔王討伐出来ないんですか?」
「お前はもっとやる気を出せ」
とその時、
『緊急クエスト! 緊急クエスト! 街の中にはいる冒険者の各員は至急、冒険者ギルドに集まってください! 繰り返します、街の中にはいる冒険者の各員は至急、冒険者ギルドに集まってください!』
「緊急クエスト? 街にモンスターでも攻めてきたのか?」
カズマさんが疑問を溢す。
「ん、多分キャベツの収穫だろう。もうそろそろ収穫の時期だしな」
「……は? キャベツってモンスターの名前か何かか?」
そんな事を聞いたカズマさんをめぐみんとダクネスが呆れたように言う。
「キャベツとは、緑色の丸いやつです。食べられる物です」
「噛むとシャキシャキする歯応えの、美味しい野菜の事だ」
二人が誰でも知っているようなことを説明する。
「そんな事知っとる! じゃあ何か? ギルドの連中は緊急クエストだの騒いで冒険者に農家の手伝いさせようってのか?」
「あー、カズマは知らないんでしょうけどね? この世界のキャベツは……」
アクアが申し訳なさそうに口を開いたが、ギルドの職員が、それを遮る様に説明を始めた。
「皆さん突然のお呼び出しすいません! 今年もキャベツの収穫の時期がやって参りました! 今年は一玉につき一万えりすです! ではみなさん、できるだけ多くのキャベツを捕まえてここに納めてください! なお、報酬の支払いは後日まとめてとなります!」
「この世界のキャベツは飛ぶわ。」
それを聞いたカズマさん窓の外を見て呆けている。
「俺、馬小屋に帰って寝てもいい?」
「カズマさん、一玉一万エリスですよ。一エリス一円らしいので一玉で一万円ですよ。一玉だけで単行本が十五冊くらい買えるんですよ?」
「よし行こう」
ちょろ
キャベツ狩りも無事に終わり、カズマさんがギルド内で出されたキャベツの野菜炒めを一口食べてこう言った。
「何故たかがキャベツの野菜炒めがこんなに美味いんだ。納得いかねえ」
「しかし、やるわねダクネス。あなた、さすがクルセイダーだわ! あの鉄壁の守りには流石のキャベツも攻めあぐねていたわ」
「いや、私など、ただ硬いだけの女だ。その点、めぐみんは凄まじかった。キャベツたちを追ってきたモンスターの群れを爆裂魔法で吹き飛ばしていたではないか」
「カズマの活躍も目覚ましかったです。魔力を使い果たした私を回収し、背負って帰ってくれました。……アオイは何をしていたんですか?」
「俺か? 近いところのキャベツはカズマさんが取り尽くしてたから離れたところで捕まえてた」
活躍ゼロの駄女神、もといアクアが、
「私の名において【華麗なるキャベツ泥棒】の称号を授けるわ」
「やかましいわ! そんな称号で呼んだら引っ叩くぞ! ああ、どうしてこうなった!」
カズマさんが頭を抱えてテーブルに突っ伏した。
「名はダクネス。クルセイダーをやっているが、戦力としては期待しないでくれ。何せ不器用で剣を振っても当たらん。だが、壁になるのは大得意だ。よろしく頼む」
「ふふん、ウチのパーティーも豪華な顔触れになってきたじゃない? アークプリーストの私。アークウィザードのめぐみん。クルセイダーのダクネス。五人中三人が上級職のパーティーなんてそうそうないわよ?」
表面上は結構いいパーティーなんだけどなー……
皆が皆何か一つに特化しすぎてるからなー、
「なんで俺がこんな問題児達を……」
「まあ、その、うん。仲間に入れて損は無いと思うから……」
得も無いだろうけど、
今回はアオイがあんまり活躍してなかったですね。
次回は活躍してくれると思うので(書くのお前だろ)
あと、アオイの原作知識は五巻までです。
俺がこの二次描き始めた時に五巻までしか持ってなかったからね。(今は十巻まで持ってるけど)
最近は「酷暑日」なんて言葉が出てくるくらいに暑くなってきましたが、体調に気をつけてください。
俺は最近近頃頭痛が痛いけど
ではまた。じゃ
皆はどの職業に就きたい?
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万能で最弱の器用貧乏! «冒険者»
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勇敢な守りの前衛部隊! «ナイト»
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回復と支援のサポーター! «プリースト»
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攻撃と守りの魔法使い! «ウィザード»
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盗みと隠密の黒い影! «盗賊»
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剣術の達人の戦闘要員! «剣士»
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そんな職業ねぇ! «狂戦士»
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だからそんな職業ねぇよ! «変態»
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面白い職業が思い浮かぶ