文章がめちゃくちゃだったり、矛盾点や誤字脱字があると思いますが、暖かい目でコメントにて指摘をして見守ってやってください。
「ハッ、ハッ……ハァッ、ハァッ……!」
晴れ渡る青空の下、一人の女子高生が必死の形相で駆け抜けていく。
「まさか月曜日から寝坊するなんて……いそげぇぇぇ!!」
彼女の名前は久我寧々花
ダークブラウンのウェーブがかったショートヘアをハーフシニヨンにまとめ、柔らかな茶色の瞳の少女
成績は常に優秀で、周囲から頼られることも多い。幼なじみである南雲ハジメのオタク趣味にも理解があり、共に時間を過ごすうちに、自身もアニメやゲームについてそれなりの知識を蓄えていた。
彼の話は寧々花にとって密かな楽しみのひとつでもあった。
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「よぉ、キモオタ! また、徹夜でゲームか? どうせエロゲでもしてたんだろ?」
「うわっ、キモ~。エロゲで徹夜とかマジキモイじゃん~」
品のない言葉と、ゲラゲラという笑い声が耳を突く。檜山大介、齋藤良樹、近藤礼一、中野信治。クラスの四人組が、南雲ハジメを囲んで嘲笑っていた。
だが、ハジメは彼らが罵るような「キモオタ」などではない。髪は清潔に切り揃えられ、決してコミュ障というわけでもない。世間一般のオタクに対する風当たりを差し引いても、ここまで執拗な敵意を向けられる筋合いはなかった。
それでも、彼に対する周囲の侮蔑がこれほどまでに強いのは、ひとえに「彼女」の存在が理由だった。
「南雲くん、おはよう! 今日もギリギリだね。もっと早く来ようよ」
「あ、ああ、おはよう白崎さん」
ハジメは周囲からの殺気に冷や汗を流しながら、ひきつった笑みで彼女に挨拶を返す。
白崎香織。彼女はクラス内にとどまらず、学校中で圧倒的な人気を誇っていた。
その理由は、彼女が持つ責任感の強さや面倒見の良さだ。誰に頼られても常に微笑みを絶やさない。その懐の深さが、多くの生徒を惹きつけている。
ハジメは徹夜続きで居眠りこそ多いものの、成績は常に平均をキープしている。授業態度に関しても、「趣味の合間に人生を」という独自の信念を掲げており、それを改善するつもりなど毛頭ない為、周囲からは不真面目に見えるのだろう。
そんなハジメに対し、香織と親しくしているという事実だけで、周囲の嫉妬や不快感は渦を巻いていた。
彼に突き刺すような視線が向けられていることは明白で、ハジメはこのままでは殺害予告でもされるのではないかと気が気ではない。そんな馬鹿なことを考えている彼の前に、新たに三人の男女が姿を現した。
「南雲君。おはよう。毎日大変ね」
「香織、また彼の世話を焼いているのか? 全く、本当に香織は優しいな」
「全くだぜ、そんなやる気ないヤツにゃあ何を言っても無駄と思うけどなぁ」
ハジメに唯一、挨拶だけでなく労いの言葉を掛けてきたのは、白崎香織の親友である八重樫雫だった。
香織と並び「学園の二大女神」と称され、絶大な人気を誇っている。
甘いキザな台詞を添えて香織に割って入ったのは、天之河光輝だった。
香織や雫とは幼なじみであり、さらりとした茶髪を揺らすその姿は、いかにも絵に描いたような好青年だ。正義感に溢れる彼は、その熱すぎる情熱ゆえに、一度信じると周囲が見えなくなるほどの強い思い込みを抱える一面も持っていた。
最後に、投げやりな口調で現れたのは坂上龍太郎。
光輝の親友である彼は、熊を思わせる体格の通り脳筋だ。
「おはよう、八重樫さん、天之河くん、坂上くん。はは、まぁ、自業自得とも言えるから仕方ないよ」
「それが分かっているなら直すべきじゃないか? いつまでも香織の優しさに甘えるのはどうかと思うよ。香織だって君に構ってばかりはいられないんだから」
光輝の目にも、ハジメが香織の厚意を無下にする不真面目な生徒としか映っていない。だからこその忠告だった。
「いや~、あはは……」
ハジメは甘えた覚えなど一切ないため声を大にして否定したいところだが、そんなことをすれば自分の身に何が起こるか火を見るより明らかなので、ハジメは引きつった笑いでその場をやり過ごす。
「? 光輝くん、なに言ってるの? 私は、私が南雲くんと話したいから話してるだけだよ?」
その無防備な発言に、周囲がざわっと騒がしくなる。男子生徒たちの視線は、先ほどまでとは比べ物にならないほど鋭さを増していた。
「え? ……ああ、ホント、香織は優しいよな」
光輝は、今の発言すらも香織の「気遣い」だと勝手に解釈し、納得しているようだ。
「……ごめんなさいね? 二人共悪気はないのだけど……」
ハジメの隣で、雫が困ったようにコソコソと謝罪をしてくる。ハジメは苦笑しながら、小さく肩を竦めて返すしかなかった。
「おっはよー! いやぁ、徹夜でゲームしてたら寝坊しちゃった」
一連の騒動が一段落した頃、ようやく寧々花が教室に辿り着いた。
「寧々花ちゃん、おはよう」
「おう、おはようさん」
「おはよう、寧々花。本当は道中で困っている人を助けていたのだろう。大変だったね」
香織たちが気さくに挨拶を返す。すると光輝は、彼女の遅刻理由を『道中で困っている人を助けていた』と、勝手に美談へと変換して労いの言葉を掛けてきた。
寧々花本人は、単に寝坊しただけなので見当違いの解釈に困惑した。だが、もはやいつものことだと割り切り、そのまま適当に流すことにした。
「おはよう、寧々花。もう少し早く来ないと遅刻してしまうわよ。慌ててきたんでしょう?髪が乱れているし、リボンも曲がっているわ。ほら、直してあげるからこっちへいらっしゃい」
雫はそう言うと、慣れた手つきで寧々花の乱れた身だしなみを整え始める。寧々花はされるがままに、大人しくその場に収まっていた。
雫のおかげで身だしなみが整った寧々花は、幼なじみのハジメに笑顔で声をかけた。
「おはよう、ハジメ。昨日のゲーム、あれ面白いね! あまりにも楽しすぎて、あの後一人でもやっちゃったよ! 」
ようやく沈静化しかけていたクラスの空気が、寧々花の無邪気な一言で再び再燃する。
寧々花はその人懐っこい距離感と誰に対しても分け隔てない態度、持ち前の明るさから「天使」と称され、学園の二大女神に匹敵する絶大な人気を誇っていた。
「……ねえ、ところでみんな、どうしてあんなに殺気立ってるんだろうね?」
しかし、当の本人は自分の影響力を自覚しておらず、周囲が殺気立つ理由を本気で不思議がっている。
理由などお察しの通りである為、ハジメは内心頭を抱えるしか無かった。
「おはよう、寧々花ちゃん。楽しんでくれてよかった、誘った甲斐があったよ。皆に関しては……まあ、月曜日だから機嫌が悪いんじゃないかな? そろそろチャイムが鳴るし、席に戻った方がいいと思うよ」
ハジメは、自分が勧めたゲームを心から楽しんでくれた幼なじみに嬉しさを覚えつつも、再び沸き起こるクラスの殺気に胃がキリキリと音を立てるのを感じながら、ハジメは冷や汗を隠すように、努めて穏やかに言葉を返した。
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午前の授業が滞りなく終わり、昼休みに入った。
寧々花は、珍しく教室に残っているハジメに声をかけようとしたが、一歩早く先客がいた。
「南雲くん。珍しいね、教室にいるの。お弁当? よかったら一緒にどうかな?」
白崎香織の誘い。ハジメは空になったゼリー飲料の容器をひらひらと見せびらかし、やんわりと抵抗を試みる。
「あ~、誘ってくれてありがとう、白崎さん。でも、もう食べ終わったから天之河君達と食べたらどうかな?」
しかし、抵抗を易々突破した香織は
「えっ! お昼それだけなの? だめだよ、ちゃんと食べないと! 私のお弁当、分けてあげるね!」
周囲の目は視線のみで人を殺せるくらいの鋭さになっていた。
(もう勘弁して下さい! 気づいて! 周りの空気に気づいて!)
ハジメは胃が爆発寸前のような感覚に襲われる中、救世主……否、悪魔が現れた。
「ハジメー。菫さんがお昼しっかり食べてるか心配だから見てあげてって言ってたから、一緒に食べよー」
後にハジメは『トータス以外で初めて死にかけたのは多分ここだろ』と語る。
「香織、寧々花。こっちで一緒に食べよう。南雲はまだ寝足りないみたいだしさ。せっかくの香織の美味しい手料理を寝ぼけたまま食べるなんて、俺が許さないよ?」
ハジメは内心で救世主に感謝したが、
「え? なんで光輝くんの許しがいるの?」
まさかの救世主、敢え無く撃沈。
素で聞き返す香織の言葉に、雫と寧々花は思わず「「ブフッ」」と吹き出した。
その時である。
教室の中が、眩い光に満たされた。光輝の足元を中心に、幾何学模様を描く光の円環――魔法陣が急速に拡大していく。皆が呆気にとられ、硬直している間に、それは教室全体を飲み込もうとしていた。
「皆! 教室から出て!」
教師である畑山愛子が咄嗟に叫んだが、その直後、教室は真っ白な光に包まれる。
眩い光が収まった後、そこには人の気配はなく、ただ散乱した教室だけが取り残されていた。
寧々花はハジメのハーレムに加入
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するに決まってる(メインヒロイン)
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するに決まってる(サブヒロイン)
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しないでくれ
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お前が決めろ