冒険者ギルド到着・冒険者登録
辺境の街は、王都とは違う乾いた風が吹いていた。
イザボー・ヴァルンは、旅人の外套を羽織り、軍靴の音をできるだけ抑えながら冒険者ギルドへ向かった。
軍属であることは伏せるよう命じられている。
外套の下に軍服は着ているが、階級章は外してある。
ギルドの扉を開くと、ざわりと空気が揺れた。
「新人か?」「見ない顔だな」「旅の娘さんか?」
冒険者たちの視線が向けられるが、外套と簡素な装備のおかげで、ただの新人に見える。
イザボーは受付へ向かった。
受付嬢リュミナ・フェルは、柔らかい笑みで迎えた。
「ようこそ、冒険者ギルドへ。登録をご希望ですか?」
「はい。冒険者登録をお願いします。」
イザボーは丁寧に頭を下げた。
軍式の礼は使わない。
あくまで一般冒険者として振る舞う。
リュミナは登録用紙を差し出す。
「では、こちらにご記入ください。
お名前、種族、年齢、得意な技能などをお願いします。」
イザボーは筆を取り、淡々と書き込む。
名前:イザボー・ヴァルン
種族:只人
年齢:18
職能:戦士/魔術師/精霊使い/死霊術師
出身:王都近郊
リュミナは記入内容を見て、少し驚いた。
「……複数職能持ちの新人さん、ですか?
珍しいですね。学院出身の方でしょうか?」
イザボーは軽く頷く。
「短期ですが、賢者の学院で学びました。」
「なるほど……。では、白磁級からの登録になります。」
リュミナは白磁級の証を手渡す。
イザボーはそれを受け取り、胸元にしまう。
これで冒険者登録は終了。 随分とあっけないものだった。
だがそれでこそ冒険者ギルドなのかもしれない
冒険者ギルド自体、各職人ギルドの様なごく一般の「職業組合」ではなくて
死の迷宮帰りの現国王が不逞の輩を何とか管理しようとして鶴の一声で設置した国営組織
取り敢えず住所不定無職に仕事斡旋するのと身元の保障は担保する代わりに自助努力を促し治安維持に貢献させる組織であった。
破落戸の社会的信用度を底上げし戦力化させる事で治安維持と怪物討伐にあてがう魔法の一手と言えるだろう。今までは。
どんなに優れた制度や組織であっても時間と共にやがて陳腐化する事は必然である。
魔神王討伐がいまだ達成されていない現状。先に消耗しきるのは混沌の軍勢ではなく我々である。
来たる決戦の前に各種兵站や経済活動の大きな障害となりうる不快な小勢の討伐を促進しなければならない。
来たる混沌の軍勢との決戦を前に我々の後方は疲弊し戦局は日々、悪化しつつあった。
だが今はまだ、
ただの新人冒険者としてギルドに迎え入れられたばかりだった。
「峠のマンティコアはどんな塩梅だったんだ」
「それほどでもなかったかな」
「そういや都の方じゃ最近魔神だかが現れて稼ぎ時だって話――」
「下級の悪魔くらいなら何とかなるけどな」
イザボーは周囲の冒険者の雑談に耳を傾ける。
はたから見れば、登録したての新人冒険者がまごついているように見えるかもしれない。
『なるほど、ここのギルドの冒険者には手練れが在籍しているようだ』
『マンティコアの討伐は軍でも1個小隊を差し向ける位には手強い怪物だ』
イザボーは想定していた冒険者の実力を上方に修正する
そのとき、声がかかった。
獣人の給仕である。紙片を差し出された。
『奥に来てくれ。』
ギルド長ガルド・ストレインの名が刻まれていた。
礼を言って、先ほど手続したギルドの受付に戻る
リュミナは少し緊張した声で言った。
「イザボーさん……ギルド長が、お話を伺いたいそうです。」
イザボーは静かに頷いた。
「承知しました。」
ギルド長室へ向かう途中、
冒険者たちがひそひそと話す。
「新人がいきなりギルド長に呼ばれるなんて珍しいな」
「学院出身だからか?」
軍属であることは伏せられているため、
誰もイザボーの正体には気づかない。
ギルド長室の扉が閉まると、
空気が一変した。
イザボーは静かに外套を脱いだ。
軍服の紺色が露わになる。
階級章こそ外してあるが、軍人の装いであることは一目で分かる。
ガルド・ストレインは机から顔を上げ、
その姿をじっと見つめた。
「……なるほど。お前が王都から来た“出向者”か。」
イザボーは軍式の礼を取る。
「イザボー・ヴァルン、3等従騎士。出頭しました、ギルド長殿。」
ガルドは腕を組み、低い声で言った。
「書面では“王国軍の一部兵士を冒険者ギルドに出向させる”とだけあった。
理由は伏せられていた。
……お前は何のためにここへ来た?」
冷たい緊張感が室内を満たす。
ギルドは国営組織だが、軍とは別系統。
不可侵の暗黙の了解があった。
その境界を破って軍人が来たのだ。
イザボーは微動だにせず答える。
「王国軍参謀本部の命により、辺境ギルド支部へ出向いた次第です。
ギルド長殿、一つ確認させていただきたいのですが――」
わずかに間を置き、淡々と続ける。
「薬草採集、下水道清掃、ドブ攫い。
これらと並行して、前三つより危険な小鬼退治が
“新米冒険者の依頼の定番”として定着しているのでしょうか。」
ガルドは眉をひそめた。
「……まあ、そうだな。
ゴブリン退治は新人の通過儀礼みたいなもんだ。
弱い魔物だし、経験者なら問題ない。
新人が死ぬのは準備不足だ。自己責任だ。」
ガルドは舌打ちこそしなかったが、
軍人特有の堅苦しさにわずかに眉をひそめた。
軍服の少女をじっと見つめる。
「それで軍人がギルドに何の用だ? たかがゴブリン如きの為に来たわけではあるまい」
イザボーは静かに首を振る。
「ギルド長殿。 自分が参りました事由は――まさしくゴブリンのためであります。」
ガルドの表情がわずかに揺れる。
「王国軍が? ゴブリン如きにこだわっているというのかね?」
「はい。辺境の冒険者ギルド諸支部に、軍の一部派閥が働きかけて私のような下士官を派遣する程度には。」
「混沌の軍勢との戦闘で一喜一憂しているというのに、君の上役は随分と見当違いな方針を固めているようだね」
「お言葉ですが、ギルド長殿。
事は既に切迫しているのであります。」
「切迫……? ゴブリンがか?」
イザボーは鞄から一冊の黒い綴じ冊子を取り出す。
表紙には「極秘」と赤字で記されていた。
「これは軍が収集した統計資料です。
冒険者の依頼達成率、辺境村落の消失記録、
人口動態、巣穴発生率……」
淡々とページをめくりながら説明する。
「新人冒険者一党――仮に4~6名を想定しています――が1組発生するごとに、
同時期にゴブリン巣穴(20匹前後)が1つ発生しています。
これは過去10年間の辺境地域の統計と一致します。」
ガルドの目が見開かれる。
「……巣穴が、人間の増加に比例して……?」
「はい。ゴブリンは人類の4~5倍の繁殖速度を持ちます。
村落の消失報告の約八割はゴブリン巣穴の近隣で発生。
新人一党の壊滅率は三割。
生存者の一部は廃業し、一部は悪党化しています。」
イザボーは淡々と続ける。
「ギルドはゴブリンを“弱敵”と認識していますが、
統計的には災害性生物です。
このままでは辺境の治安と物流は崩壊します」
ガルドはしばらく沈黙した。
机の上の拳がわずかに震えている。
「……そんな話、聞いたことがない。
ギルドはそんな統計を取っていない……」
「存じております。
だからこそ、軍が動いたのです」
長い沈黙の後、ガルドは深く息を吐いた。
「……分かった。情報提供に感謝する。
3等従騎士殿――いや、魔法剣士娘さん」
ガルドは立ち上がり、イザボーに向き直った。
「我々冒険者ギルドは、あなたを歓迎する」
イザボーは静かに敬礼を返した。
冷たい緊張は、わずかに溶けていた。
あっこれ、キャラシです。
次次回からリプレイないし実況スレ見たくなるんじゃないかなぁ。 予定は未定
名前:【 イザボー 】
種族:【只人】性別:【 女 】年齢:【 18 】
経歴:【 騎士 / 平穏 / 好敵手 】(士官学校卒業後の若年士官)
身体的特徴:【茶髪のおかっぱ、赤いリボン】
◆設定========================================================
出身:王国騎士階級(末端の貴族)
経歴タグ:騎士/平穏/好敵手
王国軍所属の3等従騎士(少尉相当)。怪物退治にも臆さない強気な少女。
自分にも他人にも厳しく、感情をあまり表に出さないため同僚からは「鉄仮面」と呼ばれる。
ただし民や子供に対しては少女らしい優しさを見せる。
王国軍は国民軍としての体裁を保っているが、士官は依然として貴族階級が多い。
イザボーも実家のコネで士官候補となったが、本人はその地位に見合う努力を惜しまなかった。
士官学校と並行して「賢者の学院」に短期就学し、優秀な成績で卒業。
魔術師と精霊術士の学位を取得している。
今回の任務(冒険者ギルドへの出向)については、
王国軍が抱える課題(魔神王との戦争)や、
軍の治安維持範囲外の辺境の現状を理解しており、
「改善の一助になれば」と純粋に考えている。
上層部の政治的暗闘(軍事派閥の思惑)については特に気づいていない。
【性格・特徴まとめ】
・強気で冷静、軍人らしい規律を重んじる
・感情を表に出さないため「鉄仮面」と呼ばれる
・民や子供には優しい
・努力家であり、魔術と精霊術の学位を持つ
・怪物退治に臆さない胆力
・政治的思惑には疎く、純粋に任務達成を目指す
【物語上の立ち位置】
・軍事派閥が冒険者ギルドへ送り込んだ「政治的な楔」
・本人はその意図に気づいていない
・新人冒険者の壊滅率を下げるために派遣された
・軍式の戦術と魔法運用を新人に教える立場
・ギルド側からは「軍の介入」として警戒される可能性がある
==============================================================
◆冒険者レベル:【 1 】
職業レベル:【 戦士:1 】【 : 】【 : 】【 : 】
【 魔術師:1 】【 戦女神神官: 】
【 精霊使い:1 】【 死霊術師:1 】
等級:【 白磁級 】
冒険回数:【 0 】冒険達成数:【 0 】
経験点:【 0 / 3000 】
成長点:【 0 / 30 】
◆能力値 出目1,3,3,3,3,2,3/第一能力BP魂+1

【 体力点:2 】【 魂魄点:4 】【 技量点:3 】【 知力点:4 】
【 集中度:3 】【 持久度:4 】【 反射度:3 】
[体力集中度:5 ] [ 体力持久度:6 ] [体力反射度:5 ]
[魂魄集中度:7 ] [ 魂魄持久度:8 ] [魂魄反射度:7 ]
[技量集中度:6 ] [ 技量持久度:7 ] [技量反射度:6 ]
[知力集中度:7 ] [ 知力持久度:8 ] [知力反射度:7 ]
生命力:【 20 】生命力2倍:【 40 】
移動力:【 33 】呪文使用回数:【 3 】
パロメーターダイス 12・10・11
呪文抵抗基準値(魂魄反射+冒険者LV+技能補正):【 0 】
◆冒険者技能『技能段階:初歩/習熟/熟達/達人/伝説』
【技能名 】:初歩 / 習熟 / 熟達 / 達人 / 伝説 /効果
初【過重行動】:
初【投擲術】:
来【幸運】:
【○○○○○○】:
【○○○○○○】:
【○○○○○○】:
【呪文習熟:攻撃】:
【呪文増強威力】:
【○○○○○○】:
◆一般技能 : 初歩 / 習熟 / 熟達 / 効果
初【長距離移動】:
来【騎乗】:
【○○○○○○】:
【○○○○○○】:
【○○○○○○】:
【○○○○○○】:
【○○○○○○】:
【○○○○○○】:
【○○○○○○】:
【○○○○○○】:
◆呪文
呪文行使基本値(知力集中or魂魄集中+技能補正):【 0 or 0 】
呪文維持基本値(知力持久or魂魄持久+技能補正):【 0 or 0 】
呪文 真言:【 0 】死霊:【 0 】
LV 奇跡:【 0 】祖竜:【 0 】精霊:【 0 】
●習得呪文:攻撃呪文+2
魔術 2d6+7+1
《 力矢 》:/参照P サジタ・ケルタ・ラディウス! マジックアロー!
《 呪文名(読み) 》:/参照P
《 呪文名(読み) 》:/参照P
精霊術 2d6+7+1
《 雷矢(サンダーアロー) 》:まばゆき光彩を刃となして、地を引き裂かん! サンダー!
《 呪文名(読み) 》:/参照P
《 呪文名(読み) 》:/参照P
奇跡 2d6+7+1(仮)
《 呪文名(読み) 》:/参照P
《 呪文名(読み) 》:/参照P
《 呪文名(読み) 》:/参照P
死霊術 2d6+7+1
《 寒気(チル)》:/参照P 水
闇に生まれし精霊の、吐息の凍てつく刃に散れ! ブリザド!
《 呪文名(読み) 》:/参照P
《 呪文名(読み) 》:/参照P
●習得武技:
《 (読み) 》:/参照P
《 (読み) 》:/参照P
《 (読み) 》:/参照P
《 (読み) 》:/参照P
《 呪文名(読み) 》:/参照P
《 呪文名(読み) 》:/参照P
◆攻撃
命中基準値(技量集中):【 6 】
職業修正 近接:【 1 】弩弓:【 0 】投擲:【 0 】
技能修正 近接:【 0 】弩弓:【 0 】投擲:【 0 】
●武器:
【 突剣】20枚
用途/属性/射程:【 片手/刺/ 近接】
命中値修正:【 0 】命中値:2d6+6+1 戦士の手適用
基本ダメージ 1d6+1 /職業修正:【 1 】
合計ダメージ 1d6+1+1 /効果:刺突+2
【 道具名(読み) 】
用途/属性/射程:【 // 】
命中修正:【 0 】 命中値:
基本ダメージ /職業修正:【 0 】
合計ダメージ /効果: /参照P
【 道具名(読み) 】
用途/属性/射程:【 // 】
命中値修正:【 0 】 命中値:
基本ダメージ /職業修正:【 0 】
合計ダメージ /効果: /参照P
●効力値
0〜14:変化無し 15〜19:+1D6 20〜24:+2D6 25〜29:+3D6 30〜39:+4D6 40〜:+5D6
◆防御
回避基準値(技量反射+回避可能な職業LV+技能補正) :【 6+1 】
盾受け基準値(技量反射+盾受け可能な職業LV+技能補正):【 6+1 】
隠密基準値(技量集中+斥候or野伏LV+技能補正) :【 6 】
●鎧:
【 布鎧 】¥15
属性:【 衣鎧 】装甲値:【 1 】回避値補正:【 0 】
移動力修正:【-2 】隠密性:【 良/ 0 】
技能修正:【 0 】効果: /参照P
【 鎧下 】属性:【 布鎧 】¥30
装甲値:【 1 】回避値補正:【 0 】
移動力修正:【-2 】
●盾:
【 道具名(読み) 】
属性:【 】盾受け修正:【 0 】盾受け値:【 0 】隠密性:【 / 0 】
技能修正:【 0 】効果: /参照P
所持品移動力修正合計:【-6 】
移動力合計:【 27 】回避値合計:【 6+2 】隠密性合計:【 6 】
装甲値合計:【 1+1 】盾受け基準値合計:【 6+2 】装甲値+盾受け値合計:【 1+1 】
◆移動妨害【 体力反射:5 】戦士【 2 】修正【 0 】
基準値【 7 】
移動妨害への抵抗【 体力or技量集中:6 】戦士or武道家or斥候【 2 】
基準値【 8 】
◆所持金:銀貨:5枚
●所持品
精霊鞄:¥30 ○○: /参照P
○○: /参照P ○○: /参照P
○○: /参照P ○○: /参照P
○○: /参照P ○○: /参照P
○○: /参照P ○○: /参照P
○○: /参照P ○○: /参照P
○○: /参照P ○○: /参照P
○○: /参照P ○○: /参照P
○○: /参照P ○○: /参照P
●その他の所持品
冒険者ツール(鈎縄,楔*10,小槌,火口箱,背負い袋,水袋,携帯用食器,白墨,小刀,松明*6)
携帯食(一日セット)*7、衣類
冒険の軌跡