近所の天使さんに昇天させられそうです〜!!!   作: 転がる睡魔

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2.天使さん勝手に家上がらないで!?!?

瞼のシャッターを開ける。

睡魔に襲われているなら、2度寝か2度寝。

 

では、おやすみ世界またシャッターを閉じようとした。

 

「おはようございます〜」

 

「え、あおはようございます、?」

 

なっなんで天使が俺の家に勝手に上がってきてるんだ。

もう迎えがこの世とさらばなのか。

 

「大家さんから鍵借りてきたんですよ〜」

そう言って部屋の鍵を指でクルクルと回している。

 

「びっくりさせちゃいましたよねごめんなさい」

「あぁ、びっくりしたけれど大丈夫だよ」

 

「そう !渡したいものがあるんですよ〜」

 

天使さんはバタバタ音を鳴らしながら、自室へ向かっていった。

 

天使さん訪問イベントは嬉しいが、このゴミ屋敷化が進んでる部屋は見せたくなかったな。

 

「お待たせしました〜これよければどうぞ」

 

そう言って渡されたものは、カレーだ。

 

「前回お会いした時顔色が悪くてあんまり栄養摂れてないのかなって」

 

カップラーメン生活不健康の道へダイブしていたので、ありがたい。

 

「余計なお世話でしたらごめんなさい」

 

「いやいやすごくありがたい !!!」

 

そう言うとパッと花が咲いたような笑みを見せた。

 

「わ〜それはよかった〜 !!」

 

「自信作なのでお味のご感想お待ちしております〜」

 

そう言って彼女はこの部屋を後にした。

 

久しぶりの人の手作り。

人の温かみで涙が滝のように出ちゃいそうだ。

 

出来たてなのかまだ温かい。

わざわざ俺にあげるため朝から?自意識過剰か。

 

懐かしい味がした。

なんかどっかで食べたようなだが、思い出せない。

 

タッパーを綺麗に洗って返すか。

てか、俺天使さんの部屋知らないんだけど。

 

「大家さん〜あの最近引っ越してきた金髪の美人さんの部屋ってどこですか?」

 

「あーー上の階の1番左にあるよ」

 

「ありがとうございます〜」

ちょっと待ってと大家さんから声が掛けられた。

 

「はい、トマトあの子に渡しておいて」

 

分かりましたと言い今度こそ部屋へ向かった。

 

ピンポーン。

セミの音とインターホンの音が鳴り響いている。

 

「はーーいー」

天使さんのご登場だ。

 

「あ、これ大家さんから」

そう言ってビニール袋を手渡した。

 

「ありがとう〜お腹ってまだスペースありますか〜 ?」

 

「まだ全然余裕です〜」

 

「なら食べましょ一緒に」

 

突如開催されたトマトパーティ。

しかも、朝と立場逆転俺が家に訪問中だ。

 

「カレーどうでしたか〜 ?」

美味しかったことを伝えると満面な笑みになった。

 

俺の部屋と比べて天使さんの家綺麗だなー 。

モデルルームみたい。

 

天使さんは慣れた手つきでトマトをカットしている。

カレーも美味しかったし、料理上手なんだなー。

 

「トマト頂きましょ〜 !」

 

両手を合わせいただきます。

 

「最近知ったことなんですけど、お塩 !お塩かけると美味しいことに !!」

 

なのでつけてと塩が入った小皿を渡された。

 

「あま !うま !」

 

天使さんが誇らしげに鼻を鳴らした。

 

「美味しいですよね〜」

 

ほっぺが落ちちゃいます〜なんて言ってた。

 

「誠さんこれからもご飯作りましょうか〜 ?」

 

急すぎてむせた。

ゴホゴホと咳が出る。

 

「え、いいんですか ?」

 

「量が多くて消費に困ってるんで良ければなんですけど」

 

天使さんの手料理を食べれるなんて得しかない。

 

「じゃぁお願いしたいです」

 

「あと !食後のデザートほしくないですか〜 !?」

 

「ほしい !!!」

 

2人の意見が一致。

そして食べたいものまで大一致。

 

コンビニで、また天使さんが迷っている。

 

「期間限定アイスが2つも…でもでも一気に食べるのは……」

 

なら明日の楽しみに持ち込むのはと提案したところ採用された。

 

俺は、ソーダアイス天使さんは、期間限定の紅茶系のアイス。

 

「うぅ早く食べるからまたアイス頭痛が〜〜 !!」

その姿があまりにも可愛らしく笑みが零れる。

 

「あ、そうですお誘いしたいこともう1個あったんですよ〜」

 

「なんですかー ?」

 

コンビニの1枚のポスターを指さした。

でかでかと花火大会の文字。

 

「花火大会行きませんか〜 !?!?」

 

人混みが多くて苦手だが、天使さんと花火大会イベントなんて逃すなんて勿体ない。

 

答えは1つ。

 

「いいですよぜひ行きましょ」

 

「約束ですよ〜 !!」

 

指切りげんまんをした。

この歳でするとは思わなかった。

 

天使さんは可愛らしい人だ。

花火大会まで俺の体持ってくれよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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