判断ミスで負けちまった…
いや、ライフ9を一気に削られるとは誰も思わないだろうけどさ…
1ターンキルしたの見たんだから頭に入れとくべきだろぉ…
「仕方ねぇか…そんなことよりクリミナルファイター狩りでもして修行かなぁ…」
『ったく…変なところで油断しやがって』
「ゼロでも、そのターンに勝てる手打つだろ」
『ゼットでもしねぇぞ、そんなミス』
「うへぇ…それはウルトラショックだぜ…」
『どういうことでございますか!』
雑談しながらファイティングステージの観客席に入ると、牙王と斬夜のファイトは終盤も終盤だった。
どうやら絶命陣の中身が分からないから取り敢えず受けてみたようだ。
「どうやら、魔法カードに反応するみたいだな」
『だろうな。未門牙王が盾を使わなかった時にアイツの表情が一瞬崩れた』
「こりゃ、如月斬夜の負けかなぁ」
『もしかしたら、それすらブラフの可能性もあるが…俺も未門牙王の勝ちだと思うぜ』
『ファイナルフェイズ!キャスト!『ガルガンチュア・パニッシy』』
『ドッガーーーーーーン!!!』
「『はい?』」
『突如天井を破壊して現れたのは何故か試合に来なかった轟鬼ゲンマだぁー!!!』
Why?何故今更?
『俺はこの試合に異議を唱える!!』
『いやいやいや!?勝手に棄権しといて何言い出すんですか!むちゃくちゃにもほどがありますよ!?』
『断じて否!俺は勝手に棄権などしていない!この祠堂孫六が』
『生徒会長の、祠堂孫六ですし!今回は前年優勝者ということで特別に僕とファイトして勝てたら参加を認めるですし!…、ただ、今日は僕デッキを持ってきていないですし…だから、代わりにABCカップの本戦と同じように生徒会バディファイト執行部の助っ人の月影獣太郎がファイトするですし!』
はい?
何も聞いてないですが?
「えーー…っと、ゼロ?取り敢えずバディスキルお願い」
『あ、ああ…仕方ねぇか』
祠堂孫六に近づいて話しかける。
「えっと…どういう状況?」
「見たまんまですし!轟鬼ゲンマがわがまま言い始めたんですし!」
「その轟鬼ゲンマの言い分としては?」
「む?そこの祠堂孫六に学園の地下に監禁されていた。だから参加したくとも参加できん状況であったため、このABCカップをやり直してほしい!」
「………監禁?」
「ああ」
「なるほどね…祠堂孫六に今度、キツめのお仕置きしておきますか。轟鬼ゲンマも参加しますか?」
「む?どういったものを行うかによるが…」
「一ヶ月、学園のすべての人間の言うことをすべて聞いて実行しなければならない…とか?」
「ふむ…プライドの高い奴なら相応の罰にはなるか…ならば、清風会で見張ると約束しよう」
さて、お仕置きはまたあとでやるとして…
「アイツに従うのは癪に障りますが…やりますか」
「ああ、古より時は有限と決まっている」
その前に、一応の確認をしておこう。
「ゼロ、戦うよな?」
『当たり前だ!』
「どっちで行く?」
『どっちだぁ?全部盛りに決まってんだろ!』
「ええ…全部盛り?アレ大変なんだぞ?」
『俺に限界はねぇ!お前にもだ!』
「…しょうがねぇなぁ、行くぞ」
『おう!』
フラッグエリアに降りて、デッキを構える。
「実りのあるファイトにしましょう、轟鬼ゲンマ」
「フン、良い顔だ。名は?」
「月影獣太郎、光も闇も全て使いこなす男だ」
「それは大きく出たな!なら俺も名乗らねばなるまい…清風会団長にして…太陽番長!轟鬼ゲンマ!」
「太陽番長…?未門牙王と同じ?」
「ほう…お前も未門牙王を知っているか」
「昨日、凡ミスで負けた。まさか1ターンでライフ9も削られるとは思ってなかったけど…」
「何?それほどの強者か…それはファイトが楽しみだ」
『その前に、俺たちを忘れてもらったら困るぜ?』
「もちろん、全力で相手しよう!」
『何が何やらわかりませんが…それでは双方ともルミナイズしちゃってください!』
「古の龍よ!目覚めて世界に嵐をもたらせ!兵戈槍攘!疾風怒濤!ルミナイズ、剛龍気炎!」
「俺たちの相手は二万年早いぜ!なぜなら、俺たちに限界はねぇからな!ルミナイズ!エボリューション・ゼロ」
『お二人のバディはそれぞれ、轟鬼ゲンマ選手が清風会伝統のデッキのバディである「武神竜王デュエルズィーガー」!対する月影獣太郎選手のバディはこれまで声だけでの出演のみ!「セブンの息子 ウルトラマンゼロ」!…ところでセブンとはどちら様でしょうか?』
『お前らも見たろ、獣太郎が牙王と始めにファイトした時に…』
________________________
『Zero Seven Leo』
『へぁ!』『ぜやぁ!』『いやぁ!』
________________________
『ああ!「ぜやぁ」って言ってた頭に1本だけトサカのあるウルトラマン!』
『それが俺の親父だ』
『なるほどなるほど…答えていただきありがとうございます!』
『別に気にしてねぇよ。そんなことより早く始めてくれ』
『これは失礼!それでは、バディファイト!』
「「オープン・ザ・フラッグ!」」
「エンシェントワールド」
「ヒーローワールド」
『今回も獣太郎選手はヒーローワールドだぁ!先攻は轟鬼ゲンマ選手!』
轟鬼ゲンマのターン1
「チャァジアンド、ドロオオオォォォォォォ!!!!!」手札6、ゲージ3
「うるさ…」
『轟鬼ゲンマ選手!幸いの竜フォーボルカをセンターにコール!ちっちゃくてかわいい!しかし、打撃力0のためムーブエンド!』
「さあ!お前の力を見せてみろ!」手札5
月影獣太郎のターン1
「ドロー、チャージアンドドロー!」手札7、ゲージ3
手札には『セブンの息子ウルトラマンゼロ』『М78星雲光の国』『出動!バディポリス』『正義のために答える男!』『ハイパーエナジー』『ストロングコロナゼロ』『エメリウム光線!』
「まずは…『出動!バディポリス』」ライフ11、ゲージ4
「そして、設置魔法!『М78星雲光の国』」ライフ9
「極めつけにバディコール!行けるか?ゼロ!」ゲージ2、ライフ10
『おう!』
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セブンの息子ウルトラマンゼロ
サイズ3
属性:ウルトラマン
攻撃力5000
防御力5000
打撃力3
コールコスト:ゲージ2払う
フリーサイズ、貫通
「ゼロ!ウルトラマンゼロ!セブンの息子だ!」
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「ゲージはあるだけいいからな…『ハイパーエナジー』」ゲージ6
「もういっちょ『正義のために答える男!』」ゲージ7
デッキトップは『ウルティメイトイージス』か。
ならデッキトップのままだな。
「さっそくだがゼロ、進化だ」
『ああ!』
「ストロングコロナゼロ!」ゲージ5、ライフ9
________________________
ウルトラマンゼロ―ストロングコロナ―
サイズ3
属性:ウルトラマン
攻撃力10000
防御力8000
打撃力3
コールコスト:ゲージ2、ライフ1払って、名前にウルトラマンゼロを含む場のカードに重ねる。
■ソウルにある名前にウルトラマンゼロを含むカードの効果を使える。
フリーサイズ、2回攻撃
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「フォーボルカへアタック」
『オラァ!』
『ビギィ…』
「…」ライフ6
「2回攻撃」
『もう1回だ!』
「…」ライフ3
「ターンエンド」
「1体のモンスターを強化していくデッキか…だが、それでは足りんな!」
「まあ、手札事故だったんで…ゲージがいるけど初動であんなにいらないですし…」
轟鬼ゲンマのターン2
「ドロー、チャァージアンドドロオオオォォォォォォォ!」ゲージ4、手札6
「キャスト『同床竜夢』」ライフ6、手札5
「キャスト『竜王伝』」ゲージ5、ライフ7、手札5
「キャスト『天竜開闢』」ライフ5、手札6
「キャスト『竜枯盛衰』」ライフ3、ゲージ9
「センターにバディコール、武神竜王デュエル…ジィィィィィガァァァァァーーーーー!!!」ライフ4、手札3、ゲージ6
来たなぁ…面倒の塊…
「火炎弾」手札2
「今かよ!?」ライフ8
マグマノヴァも手札にいたのか…
「ターンエンド!」
月影獣太郎のターン2
「ドロー、チャージアンドドロー」手札2、ゲージ6
手札には『ウルティメイトイージス』『ジーッとしててもドーにもならねぇ!』
「キャスト『ジーッとしててもドーにもならねぇ!』」ライフ6、ゲージ4
________________________
ジーッとしててもドーにもならねぇ!
属性:ウルトラマン、ドロー
コールコスト:ライフ2、ゲージ2払う
■カードを3枚引き、手札を1枚をドロップゾーンに置く。
まずは引いて
『ウルティメイトイージス』『ウルトラマンゼロビヨンド』『ノアの試練』『お前の技は見切った!』
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どれを捨てようか…『ノアの試練』は強制バトル兼攻撃先変更が効果だから残しておきたいし、『ウルトラマンゼロビヨンド』は出せば轟鬼ゲンマ相手なら勝ちみたいなとこあるし、『ウルティメイトイージス』はゼロをコールする時の消費ゲージを減らしてくれるし、盾にもなるから持っておきたい。
となると…
「『お前の技は見切った!』をドロップゾーンへ置く」
さてと…それじゃあまずは
「装備!『ウルティメイトイージス』!」ゲージ2
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ウルティメイトイージス
属性:ウルトラマン
攻撃力0
防御力8000
打撃力0
コールコスト:ゲージ2払う。
■ウルトラマンをコールする際に払うゲージを1減らす。
■相手の打撃力を2減らす
■このカードを破壊して、デッキ、ドロップゾーン、手札から『ウルトラマンゼロ―ウルティメイトゼロ―』をコールしてもよい。
________________________
『防御力のあるアイテムカード!?そんなもの見たことも聞いたこともないぞ!?』
「この防御力を突破しなければ、俺にダメージは入らない。簡単なことだろう?」
連携攻撃とかしたら簡単に突破されるしね。
「ライフ1、ゲージ2払い、ゼロを更に進化だ!」ライフ5、ゲージ0
『俺に限界はねぇ!』
『ニュージェネレーションカプセル!α!β!』
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ウルトラマンゼロビヨンド
属性:ウルトラマン
サイズ3
攻撃力12000
防御力10000
打撃力4
コールコスト:ライフ1、ゲージ3払い、場にある名前にウルトラマンゼロとあるカードの上に重ねる。
■ソウルにある名前にウルトラマンゼロとあるカードの効果を使える。
■起動〔バルキーコーラス〕手札を2枚ドロップゾーンへ送ることで相手の場のカードを1枚破壊してもよい。
フリーサイズ、ソウルガード
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『なななな、なんと!?さらに進化したぁ!?』
『俺はゼロ…ウルトラマンゼロビヨンドだ…!』
「ゼロでデュエルズィーガーをアタック!」
『ヘァ!』
「キャスト!『竜神無頼』」
『竜神無頼でデュエルズィーガーを強化!だが、まだ足りないぞぉ!?超えられるのか!?』
「無論だ。キャスト!『竜命励起』」ライフ5、手札0
『グアァァァ!!!』
『ヘヤァ!!』
『熱いバトルだぁ!!だがしかし!ゼロの方が破壊されてしまったぁ!』
『チッ…中々やるな、お前』
『グアァァァン!!』
『だがな…今度はそっちの番だ!』
「ゼロ、2回攻撃!」
『クワトロスラッガー!』
『グアァァァ…!』
「ヌゥ…」ライフ1
『ここでゼロもデュエルズィーガーを破壊したぁ!!お互いに1勝1敗!!』
もう一度破壊しておかないとな…
「キャスト『ノアの試練』」4
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ノアの試練
属性:ウルトラマン、ドロー
コールコスト:ライフ1払う。
■自身の場のモンスターかアイテムを選び、相手の場のモンスターとバトルさせる。バトルに勝てばデッキから2枚引く。
________________________
「俺が選ぶのはゼロ、そして相手はもちろん、デュエルズィーガーだ」
『もう一発かますぜ!ゼロ百裂パンチ!』
『グアァァァ…!』
『ゼロが2勝1敗の状態にぃ!!』
勝ったので2枚引いた。
『ウルトラマンゼロ―ウルティメイトゼロ―』『これが!俺達の!光だっ!!』
まあ、捨てて能力に使うか。
「更に、ゼロビヨンドのバルキーコーラス発動!」手札0
『バルキーコーラス!!』
轟鬼ゲンマの手札はない。
ということはスパルタンドを出すことは出来ない。
よって、ここで倒せば俺の勝ちだ!
『グアァァァ…!』
「…古より、真の強者はこのようなことでは折れん!」ライフ0
『GameEnd Winner Tukikage Juutarou』
『無敵の竜王を打ち破ったぁ!!これにより、ライフリンクにより、轟鬼ゲンマ選手のライフが0となってゲームエンド!勝者は、月影獣太郎選手!!!』
ふぅ…スパルタンド手札にいなくてよかったぁ…
「月影獣太郎」
「どうもです、轟鬼ゲンマ。」
「またいつかリベンジマッチの機会を設けてくれないか?」
「いいですよ。それよりも、祠堂孫六のお仕置きを早速始動しましょう。祠堂だけに」
「…」
「僕の名前で遊ぶなですしーー!!」
轟鬼ゲンマ復活ならず…
(作者の心のモンスターI)「どうだぁ?寒いだろう?」