ヒーローな君のことが大大大大大好きな100人以上の彼女 作:トラ-Tora
出久「…あ、あの〜…」
???「どうかしましたか?」
出久「…この体勢、僕が怪我人に見えないかなぁ、と_」
???「そんなこと考えずにしっかり歩かせなさいよ…!」
出久「はい…」
僕は2人に肩を貸して、つまり女の子2人の手が肩に乗り、挟まれた状態で歩いている…慣れない、絶対慣れない…!
???「あぁッ、3人だとバランスが…」
出久「えッ!?_」
???「ちょ、ちょっとくっ付き過ぎよ!私までバランス崩すじゃない!」
出久「ちょッ!?_」
???「そっちの方が…!」
???「あんたの方でしょ…!」
出久「待っ_」
2人が寄り掛かって来たと思ったら、僕が入る余地無く2人で口論したと思ったら、
???「んん…!」
???「んん…//」
出久(はわわわわわ…!?//)
2人共同時に頭を僕の胸元に押し付けて来た…本当に待ってこれどうすれば良いの!?
出久「2、3、5、7、11_」
???「何処ぞの神父か」
思わず素数を数えて落ち着こうと、自分でも良く分からない行動に走ってしまった…
_ちなみにこの物語の作者は、なんちゃって◯ョ◯ョラーの為、落ち着く時に14の言葉を思い浮かべるタイプである_
???「ん?何か別に要らない言葉が聞こえた様な…」
出久「え、なっ何か聞こえた…?」
???「まぁまぁそんな事より、早く教室に行きたいのですがぁ…」
出久「ひゃ、ひゃい!//」
ピンク髪の女の子がほ、頬を胸にスリスリして来たので、僕達は再び歩き始めた…時に、そういえばと思い出した事があった。
出久「じっ自己紹介がまだだったよね。僕は1年4組の緑谷出久、2人の名前は?」
???「私は1年4組の花園羽香理です。同じクラスだったんですね
??? 私は1年4組の院田唐音よ…ふん!同じクラスなのね 」
出久「待って待って!?えっと…花園、さんと院田、さん…で合ってるかな?,」
僕が2人に聞いた名前が合ってるか確認していると、2人はすれ違う女子生徒2人の会話を聞いていた…
女子A「ねぇ聞いた?この学校に伝わる恋のおまじない」
羽香理/唐音「「ん!?」」
出久(この学校も縁結びの噂があるんだ…)
女子A「中庭にピンクのクローバーが生えてて、その中の四葉のクローバーを渡しながら告白すると、必ず付き合えるんだって!」
女子B「何それ小学生みたい!」
女子A「いやっ!それがマジのマジで百発百中なんだって!!」
出久(四葉のクローバー、幸運ってイメージだけど、ピンク色だと恋愛運が上がる感じなのかな…あれ?)
聞こえて来ていた話を自分の中で纏めていると、僕の隣にいた2人の姿が無かった。何処に行ったんだろうとふと後ろを向いて見ると、
羽香理/唐音「「私ちょっと用事がッ!!」」
出久「あれっ足は!?」
廊下を全力で走って行ってしまった。足は怪我して無かった様で良かったけど…あっでも、
出久「この後クラスで校則説明が!?呼びに行かないと!!」
僕は2人が走って行った方へ、廊下を走って向かって_
_この時、例の先生は別の生徒に指導(意味深)していた為いませんでした_
階段を下りようと廊下を曲がろうとした時、
出久「あ!?」
???「わ!?」
赤みがかった金髪で、花園さんと違って半分になっている花形の髪飾りを着けた女の子と、ぶつかってしまいそうになってしまった…
出久「ごっごめんなさい!大丈夫ですか?」
???「うん、大丈夫だよ_」
その時、その女の子と目が合うと…
ビビーン!!!
さっき感じた衝撃が、また走った…もしかして、この子も僕の、運命の人…
???「ねぇ!」
出久「は、はい!」
???「あなたも1年生?」
出久「は、はい。そうですけど…」
???「教室の場所、知ってる?」
出久「…教室?知ってますけど…道に迷いました?」
プリント配られた時に一緒に、見取り図も貰った筈だと思いながら聞いてみると、
???「地図見て歩いてたんだけど、全然教室に着かなくて。千夜ちゃんとも逸れちゃったし…」
出久「友達と逸れちゃったんですか…じゃあ、一緒に探しますか?」
???「えっいいの!?」
出久「いいですよ」
時間を確認した限り、まだ校則説明までは時間が有るし、友達を探してから2人を呼びに行くでも大丈夫だと思う。
???「ありがとう!私、1年3組の保登心愛!」
出久「僕は1年4組の緑谷出久です」
心愛「出久くんだね!千夜ちゃんと教室に向かってたから、先ずは教室に連れてって!」
出久「分かりました」
さっきと違って、体に触れられたりとかして無いから、緊張せずに歩けそう…
出久「1年のクラスがあるのは_」
僕が先に歩いて1年生のクラスが並ぶ階まで行こうと、階段を上ろうとした時、
???「…っ、あ!?_」
出久「ッ、危ない!!」
横で階段を下りようとした時、足を踏み外して転びそうになった、黒髪の女の子の手を掴んで支えながら、引っ張って体勢を戻した。
???「あ、ありが_」
ビビーン!!!
???「…とう?」
今日でまさかの3回目の衝撃が走ってしまった…この子も、運命の人…
???「…えっと//」
出久「あっごめん!!…//」
掴んでいた手を離して、お互いに顔を赤くしてしまった…
心愛「2人共顔赤いよ?大丈夫?」
???「へっ?う、うん!大丈夫!助けてくれてありがとう!」
出久「け、怪我とか無くて良かったよ…//」
???「楓〜?どうしたの?」
楓「ううん、大丈夫!」
階段の下から、黒髪の女の子を呼ぶ声が聞こえると、楓と呼ばれた女の子は階段を降りながら、
楓「じゃあね!」
心愛「じゃあね♪」
出久「じゃ、じゃあ…//」
手を振って挨拶する女の子に、保登さんは元気一杯で、僕はさっきの事もあって恥ずかしさが残りつつ、挨拶を返す…
心愛「同じ1年生かな?同じクラスだったらいいねぇ♪」
出久「そ、そうですね。じゃあ、教室に行きましょうか」
心愛「うん!」
僕達は今度こそ教室に向かおうと、階段を上っていく…今日はもうあの衝撃が来ない事を願いながら、正直もうお腹一杯な感じだから…
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???「階段から落ちそうになったの?怪我とかは無い?」
楓「大丈夫だよ理沙、助けて貰ったから」
親友の理沙と入学した校舎を歩き回りながら、さっきあった事を話した。
理沙「よかったね。楓、痛いの嫌だもんね」
楓「うん…それに…//」
助けてくれた男の子の事を思い出すと、何故か顔が熱くなっちゃうのを感じる…
理沙「…もしかして、その男の子の事が気になるの?」
楓「うぇ?まぁ、そうなのかな…こんな気持ち、初めてだから…//」
毎年引く風邪の時みたいな、体が熱い感じ…でも、不思議と苦しいとかじゃ無い…
理沙「え?これ、マジな感じ…!?」
楓「マジな感じ、て_」
理沙「楓!それ絶対、一目惚れだよ!」
楓「ひ、一目惚れ…!?//」
物語に良くありそうな単語、それが今の私に当てはまるって思うと…そんな登場人物になれたみたいで、ちょっと嬉しくなるけど…なんだかむず痒い気もする…
楓「…そう、なのかな//」
理沙「絶対そうだよ!ハァ、私の親友がとうとう色恋に目覚めるのか…なら楓、すぐに行動しなくちゃ!」
楓「行動って?」
理沙「この学校、ピンク色のクローバーに纏わる恋の噂があって…」
楓「そうなの?どんな感じ?」
理沙「それがね_」
私は理沙から恋の噂話を聞きながら、ピンク色のクローバーがある花壇へ向かおうとしたけど、そろそろ教室に行かないといけない時間になっちゃったから、また後で行く事になった…さっきの男の子と同じクラスだったらいいなぁ…//
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出久「此処です」
心愛「やっと着いた〜!」
1年生の教室が1組から8組まで並ぶ階まで来ると、保登さんはとても嬉しそうにはしゃいだ。
心愛「千夜ちゃんいるかなぁ〜?」
出久「同じクラスですか?」
心愛「うん!私と同じ3組!」
出久「じゃあ、3組の教室に_」
???「あ、心愛ちゃん!」
心愛「あぁ!千夜ちゃん見つけた!」
教室からちょうど出て来た女の子が、保登さんを見ると呼び掛けて、保登さんは呼び掛けに応じる様に近付いて行った。
心愛「出久くん、連れて来てくれてありがとう!」
出久「今度は迷わない様にね」
心愛「ちゃんと覚えたから大丈夫だよ♪お姉ちゃんに任せなさーい!」
保登さんは制服の袖を捲りながら腕を曲げて、もう片方の手を添える様なポーズを取りながらそう言った…
出久「お、お姉ちゃん…?」
心愛「出久くんも何か困った事があったら、何時でも来てね?心愛お姉ちゃんが助けてあげる!」
出久「え、えっと…」
心愛「またね!千夜ちゃ〜ん!」
保登さんの言っている事にちょっと付いていけて無いと思った時には、既に友達の所へ行ってしまった…友達に会えて良かった…
出久「って、そうだ!花園さんと院田さん!教室まで来たしプリントとか置いて探しに_」
時間が思ったより掛かってしまったから、早く2人を呼びに行こうと先ず自分が通う教室にプリント等の荷物を置いてから行こうと、教室の扉を開けると…その2人が教室の椅子に座ってた。
出久「良かった…間に合ったみたいで」
ただ、2人は何処かソワソワしている感じで、何だか落ち着きが無かった…
_この時2人は_
羽香理(校則説明が終わった瞬間に、唐音さんより早く行かなくては…!)
唐音(最悪、窓から飛び降りてショートカットを…!)
_お互いにバチバチと火花を散らしながら、ピンク色の四葉のクローバーを手に入れる為に考えていた_
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千夜「驚いちゃったわ、隣で一緒に歩いてた筈なのにいなくなってたから」
心愛「ごめんね、千夜ちゃん…」
教室で隣の席になって、椅子に座りながらさっきの事で謝る…
千夜「でも、見つけれて良かったわ。さっきの男の子にお礼しないと」
心愛「お礼かぁ…何が良いのかな?」
千夜「私は甘兎庵に招待しようかしら?」
心愛「じゃあ私はラビットハウスに…う〜ん、でも…」
千夜「どうかしたの?」
私は腕を組んでう〜んと唸りながら、色々考えてみる…
心愛「ただ招待するだけじゃ無くて、他にも何かしたいなぁって」
千夜「したいってどんな風に?」
心愛「う〜ん、一緒にお出掛けしたり、一緒にご飯食べたり…あ!一緒に映画館も良いかも♪」
千夜「何だか大胆ね。もしかして、その男の子が気になるの?」
心愛「気になるって?」
千夜「そうね…男の子の事が好きで、付き合いたいなぁ、って感じかしら」
心愛「…好きで…付き合う…って、ウェェェェェッ!!?//」
もしかして、私ずっと出久くんと付き合うために、色々考えちゃってたの!?だ、だって…出久くんすっごく優しくてカッコよくて、もっと一緒にいたいと思っちゃったんだもん!
心愛「もしかして、私、出久くんの事が…//」
千夜「好きなんじゃないかしら」
心愛「どどどどうしよ〜!」
千夜「落ち着いて、心愛ちゃんなら大丈夫よ。だって、その男の子の事を思って色々してあげたいって思ったんでしょ?」
心愛「う、うん…」
千夜「なら、その男の子の事を思いながら、何かをしてあげて、思いを伝えればきっと結ばれるわよ」
心愛「う、うん…ん?」
千夜「そうね、ピンク色の四葉のクローバーを探して、渡しながら告白すれば_」
心愛「もう告白の計画の話になっちゃってるよ!?」
千夜「心愛ちゃんは、告白したく無いの…?」
千夜ちゃんが少ししょんぼりとした感じになっちゃった…
心愛「…こ、告白…したい、なぁ//」
千夜「そうよね♪じゃあ校則説明終わったらすぐ行くわよ!」
心愛「こ、心の準備がぁ〜…//」
千夜ちゃんの思うがままに話が進んで、どんどん私の告白計画が組まれてしまった…でも、千夜ちゃんがこんなに期待してくれるなら…お姉ちゃんとして頑張らないと!
追加キャラクター
「ご注文はうさぎですか?」より
保登 心愛(運命の人)
宇治松 千夜
「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」より
本条 楓(運命の人)
白峯 理沙