ヒーローな君のことが大大大大大好きな100人以上の彼女 作:トラ-Tora
出久「…ふぅ…昨日は大変だった…」
人生において重大な選択の答えを出した、昨日の出来事を思い出しながら学校の最寄駅から出る…他にも昨日の晩にあった出来事も思い出す。
引子『複数の女の子と付き合った…!?』
晩御飯の時間なのに、お母さんは手を止めて口をあんぐりとして食事が止まってしまった事を…
出久「う〜ん、黙っててもいつか分かると思うし、それ以前にお母さんの思いを裏切る事になると思ったから話したけど…お母さん、かなり考え込んじゃって食事全然進まなかった程だからな…あ、先生にも反省文と一緒に報告しないと…!でも複数の女の子と付き合う結果になったって、先生の立場なら尚更怒られそう…でも先生に言わない方が_」
唐音「なにブツブツ言ってんの?」
出久「おわぁッ!?…あ、皆んな!」
羽香里「おはようございます、緑谷くん!」
心愛「出久くんおはよう♪」
楓「緑谷くん、おはよう!」
唐音「お…お、はよう…緑谷//」
後ろから聞こえて来た声に振り返ると、昨日僕の答えを受け止めてくれた女の子4人が立っていた。
出久「皆んな、おはよう!皆んなもこのぐらいの時間だったんだね」
羽香里「そうですねぇ、偶然かもしれませんねぇ!(数十分前から改札辺りで待っていて良かった!!)」
心愛「そうだね♪(智乃ちゃんが起こしてくれて良かった〜)」
楓「こんな事もあるんだね(理沙、呼び起こしに来てくれてありがとう!)」
唐音「そ、そうよ!偶然ってだけで…別にあんたと登校したくて駅前で待ってた訳じゃないんだからね!!」
羽香里/心愛/楓「「「院田さん/唐音ちゃん!?」」」
院田さん、恋愛小説とかで勉強した言葉で言う所の、ツンデレなのかな…?
出久「待っててくれてありがとう、院田さん!」
唐音「うわぇッ!?//べ、別に_」
羽香里「実は私も待っていたんですよ〜」
唐音「偶然って言ってたの何処の誰だったっけェッ!?」
羽香里「遠回しに正直な事言ったあなただけ褒められるの納得いかないですゥッ!!」
花園さんと院田さんが言い合いを始めてしまった…この2人、結構言い合いが起こるよな、昨日の休み時間でもよく起こってたし。
心愛「私は妹に起こされてほんとに偶然だったよ〜」
楓「私も家に理沙が起こしに来てくれて〜」
と、保登さんと本条さんはそう言いながら言い合いしてる2人を置いて…僕に近付いて手を、手を握って来て…!?//
出久「え、えと//_」
羽香里/唐音「「あァァァ〜ッ!!」」
心愛「えっへへ、早い者勝ちだよ♪」
楓「2人は同じクラスなんだから、登校の時間ぐらいは2人占めさせてよぉ」
羽香里「う…それを言われてしまうと_」
唐音「て、なる訳ないでしょ!昨日の帰りも握ってたじゃない!」
言い合いしていた筈の2人は僕達に近付いてくると、体の間に入り込む様に腕にだ、抱き付いて来た!!?//
羽香里「2日間も独占されてたまるもんですか!!」
唐音「今度は私達の番よ!!」
楓「そんな取り決めしてないも〜ん」
心愛「早い者勝ちって言ったも〜ん」
出久「…み、皆んな…ちょっと、周りの目と言いますか、僕が純粋に恥ずかしいと言いますか…//」
周りの人から見たら道の真ん中でイチャイチャ、という恋愛小説であった感じに…運良く通行人はいないけど…//
出久「い、一旦離れてくれたら、嬉しいなぁ…と//」
羽香里「…わかりました。緑谷くんがそこまで言うのなら_」
あ、もしかして…悲しませてしまったんじゃ_
羽香里「下の名前でお願いしてくれたら離れます!」
出久「どうしてそうなるの!?」
心愛「じゃあ!私も名前で呼んで♪」
楓「私も呼んでくれたら離れるよぉ」
唐音「ッ、わっ私も…よ、呼んでくれれば離れなくもないんだからね!!」
こ、これは…名前呼びと言うハードルを飛び越えないと、握られて抱き付かれて動こうに動けないのもどうにかならない感じか…
羽香里「いつまでも苗字呼びも他人行儀ですし、この機会で心の距離感も「羽香里さん…//」…ッ!!」
出久「唐音さん…//」
唐音「…ふ、ふん…//」
出久「心愛さん…//」
心愛「はぁ〜い♪」
出久「楓さん…//」
楓「やった♪」
名前を恥ずかしがりながらも呼ぶと、4人はちゃんと手や腕を離してくれた…肩が触れ合いそうな距離だけど…
羽香里「ありがとうございます…出久くん!//」
楓「私も出久くんって呼ばないと♪」
心愛「私元々名前で呼んでたけどどうしよっかなぁ…」
唐音「わっ私、も、ッ…!!」
出久「…唐音さん?無理して呼ばなくても「出久ッ!!」はっはい!?」
唐音「べべっ別にあんたの事じゃないわよ!!」
唐音さんツンデレ過ぎない?今まで気付かなかった僕も大概だと思うけど…
出久「…唐音さんのペースで、僕の事呼んでくれたら嬉しいな//」
唐音「ッ…そ、そうね…気が向いたら呼んであげなくも、ないんだからね…//」
羽香里「それじゃあ早速、出久くん//」
楓「私も!出久くん!」
心愛「それなら私はいつも通りでいっか、出久くん♪」
唐音「………い、出久…//」
心愛さん以外からも名前で呼ばれると、嬉しい反面照れる…//
お互いに呼んで呼ばれ合いを繰り返し(彼女達が呼んだら呼び返して欲しいとのお願いで)、お花の蜜の学生達も周りに徐々に増えて来て、恥ずかしいと言う事で後でまた呼んで欲しいと言われた所で学校に着いた…//
???「待てェェェ〜ッ!!」
???「うわァァァ〜ッ!!」
下駄箱で靴から上履きに履き替えていると、廊下に響き渡る2つの声が聞こえた_
男子学生「マジですみません!!許してくださァいッ!!」
と思ったら、顔を真っ青にして走る男子学生と、それを追い掛け風を掻っ切る女性が通り過ぎていった…
羽香里「あの先生は…!?」
唐音「教頭!!」
出久「教頭…へ!?教頭先生!?」
心愛「すごく足早かったね〜」
楓「それよりなんであの男の子を追い掛けてたんだろう?」
そんな風な会話をしている間に、男子学生が教頭先生に捕まった…
羽香里「教頭先生は校則に厳しい方で、目の前で廊下を走ったりすると_」
唐音「何処までも追い掛けられえて、捕まったら最後…」
2人の説明を聞きながら最後どうなるのかを見ていると…
教頭「反省しなさァいッ!!」
男子学生「やだッ、いやだァッ…あァァァ〜ッ!!」
教頭先生の異様に長い舌が鞭の様にうねっていると思っていたら、男子学生の口に真っ直ぐ伸びていって_
唐音「ディープキスをされるという…」
出久(僕、昨日何回か走っちゃったよね…今度からは絶対、絶対に気を付けよう…)
羽香里「元陸上選手で、未だかつてあのキスから逃れられた者はいないという_」
唐音「その二つ名は『オールマイトに次ぐ速さを持ったババア』…」
出久(絶対に走らない様にしよう…!!)
_ちなみに、この世界ではオリンピックなどはまだ存在している。ただし、個性によって有利不利が生じる可能性が大いに存在するため、参加出来る者の選定などの影響で、人気が雄英体育祭に持って行かれている。代わりに、雄英入学者のみの体育祭と資格と条件で誰でも参加出来る大会で、区分はされている_
心愛「ねぇ、見えないんだけど?」
楓「あの男の子どうなっちゃったの?」
そんな言葉が後ろから聞こえて来て振り向いてみると、心愛さんの友達と楓さんの親友が後ろから目を塞いでいた。
???「これはまだ心愛ちゃんには早いわ〜」
???「楓には健全…まぁもう遅いだろうけど、あれは見なくてもいいの」
出久「あ、ありがとう、ございます?…えっと…」
羽香里「そういえば、一昨日のクローバー探しでお2人と一緒にいた…?」
千夜「お話するのは初めてよね?私は宇治松千夜、心愛ちゃんのお友達よ」
理沙「私は白峯理沙、事の顛末は見届けてたからあんた達の関係は知ってる」
出久「そっそうだったんですか!?//」
理沙「まぁ、あんたの覚悟は聞いたから、今更どうこう言うつもりはないよ」
千夜「今は陰ながら見守る事にしてるわ」
出久「そ、そうだったんですね…//」
だから昨日心愛さんと楓さんと付き合った事を話そうとして、2人に聞いても僕が来ると丁度いなくなる、ってなってたのか…今は2人にあれを見せまいと出て来てくれた感じだから会えたけど。
羽香里「そろそろ離してあげては?」
唐音「もう教頭も男子もいなくなったわよ」
千夜「あら?そうね」
心愛さんと楓さんは宇治松さんと白峯さんに文句を言うけど、2人に簡単に抑えられてしまっている…さすが友達と親友…
羽香里「あの、出久くん…1つ聞きたい事があるのですが、よろしいですか?」
出久「ん?羽香里さん、どうしたの?」
唐音さんも加わって5人が話をしている間に、羽香里さんがこっそりと何か聞いて来た。
羽香里「…キ、キスの経験とか、ありますか?」
出久「キッ!?//」
思いもよらない…いや、さっきの教頭先生の件があったからだと思う(正直あれで思いたくはないんだけど…)。というか…さっきまで話してた3人がこっちに聞き耳を立ててる気がする…//
出久「…そんな経験、無いです//一昨日の、か…間接、キス、とかも…全くもって…//」
羽香里/唐音((ということは!先にキスをした人が…ファーストキスの相手!!))
心愛(キスかぁ…本とか読んでると憧れはあるな〜♪)
楓(キス…したことないからどんな感じなんだろう?)
千夜「あらあら♪」
理沙「2人はバチッて2人はのんびり…見応えはありそうね」
羽香里さんと唐音さんがピリついて、心愛さんと楓さんは何だか楽しそうに、宇治松さんと白峯さんは…なんかニコニコしてたり、ニヤニヤしてる気がする…
そろそろ4人の個性出したいですね…あとファーストキス問題はどうしましょうかねぇ?